悲哀人形日記 

龍賀ツルギ

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第一章 稲垣家の人々 

縄人形ツカサの回想 「一」

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♢ツカサ
今日から縄奴隷としての出来事を記します。
僕には毎日の出来事を日記に記すのが唯一の楽しみ。
和希様と二人の出来事。
もし僕が死んでもこの日記は残る。
和希様と僕の奴隷人形としての哀しい記録。

僕のこれからの休む場所は屋敷の土間で暮らす様に命じられました。
この場所で身に着けて良いのは白いハイソックスと作業用の靴だけ。
そして首輪と手枷と足枷。
手枷と足枷は鎖で繋がれています。
首輪は土間の杭に繋がれておトイレは簡易トイレが寝床のすぐ横にあります。
寝床はただ薄い夜具と貧相な毛布。
食事はトレイに床置きされたものを土間に正座をして食します。
もう奉公人としての作業は有りません。
ただ他の使用人たちの性の慰み者にされるのが僕のお仕事でした。
太蔵様は美しい少年がお好みなので、僕などはお相手になされません。
僕には一つだけわかったことが。
もう僕は人間じゃ有りません。ただの性の慰みものの人形なのです。

康弘がやって参りました。
康弘は僕の手枷を外しました。
そして康弘はいつもの様に慣れた手つきで麻縄を扱き、束ねられた縄を解いていきます。
縄の長さは約7メートル、
太さは6ミリ。
土間には束ねられた縄がいくつも用意されていました。
縄はSM緊縛用の縄であり、僕を緊縛した後は必ず縄のメンテナンスもしているのです。
自分を縛った縄の手入れも僕の仕事。
縄の手入れをさぼると縄の毛羽たちなどで僕自身の肌に良くない影響を与えるから、しっかりと汗を拭き取り、植物油を塗り込んで倉庫に揃えて陰干しにします。
ニ十本も有る縄を使用する度に順番にしっかりとケアをしています。
妙なものでこの縄たちは常に僕の身体の汗を吸っており、僕もいつも自分の身体に触れている縄に愛着すらもってしまっていました。

僕はハイソックス裸で康弘に背を向けて手首を背中で合わせます。
お縄を頂戴いたしますの姿。

康弘「あらあら!ツカサは本当に素直になったわね。
来た当初は結構逆らっていたのにw
やっぱり彦丸に痛めつけさせたのが効果があったのかしらw
それともしょっちゅう逆さ吊りのお仕置きしてたのが良かったの?
答えなさい。ツカサ?」

ツカサ「はい。彦丸様に躾けて頂き骨身に染みました…
それと毎日の逆さ吊りのお仕置きは僕の生意気な性根を叩き直して頂きました。
康弘様や彦丸様のおかげです。
感謝…しています…『涙』」

康弘「おやおや。ツカサお前泣いてるじゃないか?
私たちに不満でもあるのかしら?」 

ツカサ「とんでもありません…この涙は縛って頂く事への嬉し涙なんです
『涙』」

康弘「ホホホホホホ!
嬉しい事を言うわね。この縄人形は
じゃあお望みどおりに縛ってやるわホホホホホホ!」

康弘は僕を名前以外に縄人形と呼ぶ事があるんです。
縄人形ツカサ。
それが僕が稲垣家に奉公している最大の理由でした。

シュルシュルシュルシュル!
ギュッギュッギュッギュッ!

康弘が結び目を作った縄をぼくの首に掛けてまず菱縄文様の縄を僕の身体に施しました。
股間の淫棒と陰囊の根本も縄で巻かれている。お尻の穴の部分にも瘤が作ってあり、瘤は肛門の入口に挿し込まれた。
あああ~、今日は肛門にアナルローターを挿し込まれてしまいました。
股縄を掛けられる時はいつもそうなんです。
次に別の縄で二つ折りにした縄で僕の手首に縄をかけてきっちりと縛りあげ胸、二の腕、背中と縄を巧みに回して縛りあげる。後ろ手高手小手緊縛に僕を縛りあげます。
康弘は緊縛にはこだわりが強く、僕を縛った縄はきちんと隙間がなく綺麗に揃っています。
大鏡の前に引いて行かれると自分の縛られた姿が写しだされました。
僕は小柄で貧相な身体だから身体に喰い込んだ縄が痛々しく見えます。
そして童顔だからまるで中学2年生くらいの少年が縛られているみたいです。
白いハイソックスを履いているので、なおさら幼く見えるんです。
そして僕の股間の淫棒は、浅ましく勃起していました。
首輪に麻縄緊縛されて足枷。
さらに康弘はピンクのエッグ型アナルローターも用意すると、エッグを僕の肛門内にエッグを挿し込んで股縄の瘤で栓をして、これでローターは縄を解かれないと外れません。
太腿にベルトを巻かれてベルトにローターのスイッチを装着させられてしまいました。
あっはぁはぁ!
喘ぎ声が出てしまいます。
まだ縛られただけなのに。
僕は縄人形としての調教を受けて、緊縛されるだけで濡れる様な身体にされてしまったんです。

それじゃあ始めるわよw
縄人形ツカサ。

ブイーン!

ローター音が激しく響く。
僕の肛門内で強振動のエッグが淫らな音を響かせて僕の身体の中のマゾ性感を刺激します。
僕は康弘や彦丸たちによって完全なマゾに調教されてしまっていたんです。
縄人形になってしまった僕にとってはマゾでの悦びを感じる事は僕にとっては救いになっていました。
僕は縄化粧された裸で首輪の鎖を彦丸に引かれて、屋敷の庭を歩かされていきます。
房枝や真央とすれ違い房枝にはすれ違った時に笑いながら尻をはたかれ、メイド服の真央には彦丸にうずくまって真央の靴を舐める様に命じられて、僕は後ろ手高手小手緊縛された不自由な身体でしゃがみ込み、真央の靴をペロペロと泣きながら舐めました。
そして彦丸は僕の首輪の鎖を庭の外灯に結び付けて外灯から離れられなくされてしまいました。
そのまま笑いながら彦丸はどこかに行ってしまい、僕は緊縛姿を外灯の灯りに照らされた晒し者にされてしまったのです。

誰もいない中街灯に繋がれて僕はすすり泣いていました。

あああ~和希様は今頃どんな辛い目に会われているのか❓

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