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私に絡む人
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「リビエラ嬢!ウェルズ卿!久しぶりだな」
伯爵令嬢の名を、公爵令息より先に呼ぶのって、ちょっと不敬な気がするわ。
相手が国王陛下だから、良いのかしら?
「お久しぶりでございます、国王陛下。この度は、王太子殿下王太子妃殿下のご成婚、おめでとうございます」
「おめでとうございます」
ハデス様のお祝いの言葉の後に、私もカーテシーをしてお祝いを述べた。
陛下の隣には、新たな王太子殿下サリオン様と、王太子妃であるセーラ様が並ばれている。
本来なら前王太子殿下と前王妃殿下の喪が明けるまで、お祝い事は行われない。
だけど陛下の公務に関する負担が大きく、王妃様が不在の分をセーラ様にお願いしたいという理由があったらしい。
「ウェルズ卿、リビエラ嬢。後で少し時間をもらえるか」
「はい。ですがお忙しいのでは」
「主役はこの二人だ。挨拶さえ済めば、私は用済みだからな。後で侍従を呼びにやる」
「かしこまりました」
何のお話かは分からないけど、シリウス殿下たちのことや、ウェルズ公爵家のことかしらね。
私に併せてのご挨拶だったので、公爵であるウェルズ公爵家はすでにお祝いの挨拶を終えている。
公爵夫妻がコチラを睨んでいるわね。
弟さんはまだお若かったからお顔を見たことはなかったけど、夫人によく似た金髪のあの方が弟さんかしら。
「あらぁ、リビエラ伯爵家のジュエル様じゃない。シリウス殿下にフラれて傷心で国を出ていたと聞いたけど、戻ってらしたのね」
ウェルズ公爵家に気を取られていると、後ろから声をかけられた。
「ごきげんよう、モブナノ侯爵令嬢様。お元気そうで何よりですわ」
キツい吊り目の青い瞳に、腰まである金髪を綺麗に巻いたご令嬢が数人のご令嬢を引き連れて立っていた。
エレノア・モブナノ侯爵令嬢。
私と同い年。つまりは、シリウス殿下の婚約者を決めるパーティーに参加したうちのお一人。
当然のことながら、シリウス殿下の婚約者になった私を嫌っていた。
「現在の婚約者の前で以前の婚約者の話をするなんて、随分と配慮のない令嬢だね?」
ハデス様が私の肩を抱きながら、チクリと嫌味を言う。
「それに、彼女は君のことを馬鹿にしているのかな?国王陛下に直接声をかけられ、マクラーレン王国の国王夫妻やエレメンタル帝国の皇帝陛下に気に入られている君を?」
マクラーレン王国やエレメンタル帝国の陛下たちに気に入られているというのは、ちょっと違うと思うけど、きっとハデス様は牽制されているのよね。
しかしモブナノ様は、お祝いの席でどうして問題を起こそうとするのかしらね。
伯爵令嬢の名を、公爵令息より先に呼ぶのって、ちょっと不敬な気がするわ。
相手が国王陛下だから、良いのかしら?
「お久しぶりでございます、国王陛下。この度は、王太子殿下王太子妃殿下のご成婚、おめでとうございます」
「おめでとうございます」
ハデス様のお祝いの言葉の後に、私もカーテシーをしてお祝いを述べた。
陛下の隣には、新たな王太子殿下サリオン様と、王太子妃であるセーラ様が並ばれている。
本来なら前王太子殿下と前王妃殿下の喪が明けるまで、お祝い事は行われない。
だけど陛下の公務に関する負担が大きく、王妃様が不在の分をセーラ様にお願いしたいという理由があったらしい。
「ウェルズ卿、リビエラ嬢。後で少し時間をもらえるか」
「はい。ですがお忙しいのでは」
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「かしこまりました」
何のお話かは分からないけど、シリウス殿下たちのことや、ウェルズ公爵家のことかしらね。
私に併せてのご挨拶だったので、公爵であるウェルズ公爵家はすでにお祝いの挨拶を終えている。
公爵夫妻がコチラを睨んでいるわね。
弟さんはまだお若かったからお顔を見たことはなかったけど、夫人によく似た金髪のあの方が弟さんかしら。
「あらぁ、リビエラ伯爵家のジュエル様じゃない。シリウス殿下にフラれて傷心で国を出ていたと聞いたけど、戻ってらしたのね」
ウェルズ公爵家に気を取られていると、後ろから声をかけられた。
「ごきげんよう、モブナノ侯爵令嬢様。お元気そうで何よりですわ」
キツい吊り目の青い瞳に、腰まである金髪を綺麗に巻いたご令嬢が数人のご令嬢を引き連れて立っていた。
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私と同い年。つまりは、シリウス殿下の婚約者を決めるパーティーに参加したうちのお一人。
当然のことながら、シリウス殿下の婚約者になった私を嫌っていた。
「現在の婚約者の前で以前の婚約者の話をするなんて、随分と配慮のない令嬢だね?」
ハデス様が私の肩を抱きながら、チクリと嫌味を言う。
「それに、彼女は君のことを馬鹿にしているのかな?国王陛下に直接声をかけられ、マクラーレン王国の国王夫妻やエレメンタル帝国の皇帝陛下に気に入られている君を?」
マクラーレン王国やエレメンタル帝国の陛下たちに気に入られているというのは、ちょっと違うと思うけど、きっとハデス様は牽制されているのよね。
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