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恋は盲目
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「ローザ。今迄注意だけで済ませていたが、今度ばかりは許さないぞ。嫉妬で怒り狂い、ミーシャを池に落とすとは、言語道断。恥を知れ」
私と会うなり、王子は怒りの形相で、魔法を掛けて来た。
「ウォーター」
その瞬間、頭から大量の水が降って来て、私は全身ずぶ濡れになった。
嘘でしょう…しかも、今は冬なのよ、寒いのだけれど。
ブルッと、身震いをする。
「いやだぁ、ローゼ様可哀想」
全然可哀想に聞こえないのだけれど、それに良く見たら、ミーシャのスカートの裾が少しだけ濡れていた。
「どうだ。これで少しはミーシャの苦しみが、理解出来ただろう。これからは、行動に気をつけるのだな」
「今度からわぁ、気を付けてくださいねぇ」
「ミーシャ、外は寒い。風邪をひく前に、スカートを乾かそう。さぁ、教室に戻るぞ」
「は~い、ロイさまぁ」
あり得ない、婚約者に頭から水をかけるなんて…髪の毛から水滴が落ちて来るのよ?
これが仕返し?スカートの裾どころの話しでは無いでしょう。
まるで、服を着たままプールに入った様に、濡れているのよ。
こんな姿の婚約者を見て、行動に気を付けろだって?
寒さの余り、ガタガタと震え出した私に満足したのか、王子はそのまま立ち去ろうとした。
目の前には、大きな噴水がある。
私は王子の腕にベッタリと張り付いて去って行く、ピンク頭の女の腕を掴んで、噴水の前まで連れて来た。
「キャッ。ロイさまぁ、助けてぇ」
助けてとか言いながら、軽い足取りで付いて来てるじゃない。
「ローザ、何をする気だ」
私は思い切り力を込めて、彼女を噴水に落としてやろうとしたのだけれど、ミーシャは自分から噴水に飛び込んだ…
「フライ」
そして魔法を使って、落ちずに浮いていた。
ミーシャに引っ張られた私は、勢い余って噴水に両手を付いてしまった。
冷たい、凍り付きそう。
「貴様!何時もそうやってミーシャを苛めていたのだな!不届き物が」
「ロイさまぁ。あたしぃ、怖かったぁ」
「可哀想なミーシャ。心配する事はない、俺の傍から離れるな」
「はあ~い。ロイさまぁ、大好きぃ」
ウッザッ!!!本当に何なの?
そして、この身体軟弱過ぎでしょう、ミーシャは自分で投げ飛ばされに来たのよ。
見てて分かったでしょう、貴方の目は節穴なの?
それとも、恋は盲目って事?
「お…かしいですわね…私が池に落としたと、殿下から聞いたのですが…咄嗟に魔法を使える方が…靴も足元も濡れずに…スカートの裾にだけ水が付くなんて…器用です事」
寒過ぎて、舌を噛みそうになりながらも、何とか反撃をしてやったわ。
ここは、学園の生徒が沢山居る、大庭園のど真ん中だ。
一部始終を見ていた生徒達が、ざわめき出した。
さっき声高らかに、私が彼女を池に付き落としたと、王子は言った。
そして、確かにスカートの裾は濡れている、ちょっとだけ。
だから私に仕返しをしても、正当な行為として認められるだろうと思ったに違いない。
なのに、実際私が噴水に落とそうとしたけれど、逆に落とされてしまった。
それでもこの王子は、ミーシャが被害者だと信じて疑ってすらいない。
馬鹿なの?
私と会うなり、王子は怒りの形相で、魔法を掛けて来た。
「ウォーター」
その瞬間、頭から大量の水が降って来て、私は全身ずぶ濡れになった。
嘘でしょう…しかも、今は冬なのよ、寒いのだけれど。
ブルッと、身震いをする。
「いやだぁ、ローゼ様可哀想」
全然可哀想に聞こえないのだけれど、それに良く見たら、ミーシャのスカートの裾が少しだけ濡れていた。
「どうだ。これで少しはミーシャの苦しみが、理解出来ただろう。これからは、行動に気をつけるのだな」
「今度からわぁ、気を付けてくださいねぇ」
「ミーシャ、外は寒い。風邪をひく前に、スカートを乾かそう。さぁ、教室に戻るぞ」
「は~い、ロイさまぁ」
あり得ない、婚約者に頭から水をかけるなんて…髪の毛から水滴が落ちて来るのよ?
これが仕返し?スカートの裾どころの話しでは無いでしょう。
まるで、服を着たままプールに入った様に、濡れているのよ。
こんな姿の婚約者を見て、行動に気を付けろだって?
寒さの余り、ガタガタと震え出した私に満足したのか、王子はそのまま立ち去ろうとした。
目の前には、大きな噴水がある。
私は王子の腕にベッタリと張り付いて去って行く、ピンク頭の女の腕を掴んで、噴水の前まで連れて来た。
「キャッ。ロイさまぁ、助けてぇ」
助けてとか言いながら、軽い足取りで付いて来てるじゃない。
「ローザ、何をする気だ」
私は思い切り力を込めて、彼女を噴水に落としてやろうとしたのだけれど、ミーシャは自分から噴水に飛び込んだ…
「フライ」
そして魔法を使って、落ちずに浮いていた。
ミーシャに引っ張られた私は、勢い余って噴水に両手を付いてしまった。
冷たい、凍り付きそう。
「貴様!何時もそうやってミーシャを苛めていたのだな!不届き物が」
「ロイさまぁ。あたしぃ、怖かったぁ」
「可哀想なミーシャ。心配する事はない、俺の傍から離れるな」
「はあ~い。ロイさまぁ、大好きぃ」
ウッザッ!!!本当に何なの?
そして、この身体軟弱過ぎでしょう、ミーシャは自分で投げ飛ばされに来たのよ。
見てて分かったでしょう、貴方の目は節穴なの?
それとも、恋は盲目って事?
「お…かしいですわね…私が池に落としたと、殿下から聞いたのですが…咄嗟に魔法を使える方が…靴も足元も濡れずに…スカートの裾にだけ水が付くなんて…器用です事」
寒過ぎて、舌を噛みそうになりながらも、何とか反撃をしてやったわ。
ここは、学園の生徒が沢山居る、大庭園のど真ん中だ。
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さっき声高らかに、私が彼女を池に付き落としたと、王子は言った。
そして、確かにスカートの裾は濡れている、ちょっとだけ。
だから私に仕返しをしても、正当な行為として認められるだろうと思ったに違いない。
なのに、実際私が噴水に落とそうとしたけれど、逆に落とされてしまった。
それでもこの王子は、ミーシャが被害者だと信じて疑ってすらいない。
馬鹿なの?
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