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2章 王立学園編
モブストーカー、校内迷子と推しの襲来 2
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突然の推しの襲来にどうしていいかわからなくなった私はフリードリヒ様を前にして挙動不審もいい所だった。
推しに会えた嬉しさと、推しには個人的には接触したくないという壁女子特有の気持ちがごちゃまぜになってしまっておもいきりパニックだった。
そんな私を見てフリードリヒ様は。
「君のお兄さんにはよく会うけれど、妹君にはアスはどうしても会わせてくれなかった意味がよくわかったよ」
クスクスと笑うフリードリヒ様に私は瞬時に顔色を青くしてしまう。
お兄様とフリードリヒ様の話をした事なんかないのに、お兄様は私とフリードリヒ様を会わせたくなかった?
まさか?妹がフリードリヒ様のストーカーだと気が付いていたのかしら?それともこんなモブ顔の妹恥ずかしくて紹介出来ないって事なのかしら?どっちかと言うと後者よね。
た、確かに私はモブ顔だしゲームのキャラに比べると明らかに見劣りする顔だけど……見るに堪えない程私は酷い顔だったんだ。
酷いお兄様。いくら私が存在感の薄いモブ顔ブスでも紹介くらいしてくれても。
そんな事を考えていたらいつの間にか瞳に涙が浮かんでしまった。
「どうしたのですか?私が何か気づかないうちに失礼な事を言ってしまったのでしょうか?」
私が瞳をウルウルさせてしまったのに気が付いたフリードリヒ様が慌てだした。
「い、いえ。大丈夫です。すみません……お兄様が紹介出来ない程不細工な顔をお見せしてしまって申し訳ありません、二度と私のような物が視界に入らないようにさせていただきますのでお許しください」
そう言うと私はフリードリヒ様の前から立ち去ろうとする私の手をフリードリヒ様が掴む。
「ま、待ってください!違います。アスは貴方が可愛いから大事な妹だから誰にも見せたくなかったんです。今日あなたを見て納得しました。あなたは美しい私が知る誰よりも。だからご自分の事をそのように思ったりしないでください」
そう言うとフリードリヒ様は私が逃げないように私の目線へ跪くと私の頬に流れる涙を拭った。
ぶわわわわわわと瞬時に真っ赤になるのがわかった。羞恥でどうにかなりそう。
「泣かないで、誤解させた私が悪かったのです。ブルームフィールド公爵令嬢、よければ私と友になっていただけませんか?アスと同様仲良くなっていただけると嬉しいです」
私の両手を握るとフリードリヒ様はとんでもない事を言ってきた!
こ、これは
ヒロインちゃんとの出会いイベントじゃないかぁぁぁぁぁ!!!!!
言葉は少し違うけれど内容はほぼ同じ
ちょ、本当にどうなってるの?混乱して何も言えない私に
「だ、ダメでしょうか?」
今度は今にも泣きそうな顔をするフリードリヒ様が目の前に迫ってくる。
ひぃぃぃぃぃ。推しが近いぃぃぃぃ。
「えぇっと。私で宜しければ宜しくお願い……致します?」
何故か疑問形になる私の言葉尻にクスクスと笑うフリードリヒ様。
「ありがとう。私の事はフリードとお呼びください」
ニコニコと笑顔で私の手を握るフリードリヒ様に混乱しかない。
「あう……わかりました。フ、フリード様。あの、私の事はスカーレットでもスーでもお好きにお呼びください」
自分のキャパ以上の事がこの数分で起きすぎて頭がショートしそうだ。
「そうですね。じゃぁレティとお呼びしても?」
「あ、はい。フリード様のお好きなように」
「ありがとうございます。my little princess 」
そう言うと改めて私の手の甲にキスをした。
も、もう本当にどうなってるのぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
推しに会えた嬉しさと、推しには個人的には接触したくないという壁女子特有の気持ちがごちゃまぜになってしまっておもいきりパニックだった。
そんな私を見てフリードリヒ様は。
「君のお兄さんにはよく会うけれど、妹君にはアスはどうしても会わせてくれなかった意味がよくわかったよ」
クスクスと笑うフリードリヒ様に私は瞬時に顔色を青くしてしまう。
お兄様とフリードリヒ様の話をした事なんかないのに、お兄様は私とフリードリヒ様を会わせたくなかった?
まさか?妹がフリードリヒ様のストーカーだと気が付いていたのかしら?それともこんなモブ顔の妹恥ずかしくて紹介出来ないって事なのかしら?どっちかと言うと後者よね。
た、確かに私はモブ顔だしゲームのキャラに比べると明らかに見劣りする顔だけど……見るに堪えない程私は酷い顔だったんだ。
酷いお兄様。いくら私が存在感の薄いモブ顔ブスでも紹介くらいしてくれても。
そんな事を考えていたらいつの間にか瞳に涙が浮かんでしまった。
「どうしたのですか?私が何か気づかないうちに失礼な事を言ってしまったのでしょうか?」
私が瞳をウルウルさせてしまったのに気が付いたフリードリヒ様が慌てだした。
「い、いえ。大丈夫です。すみません……お兄様が紹介出来ない程不細工な顔をお見せしてしまって申し訳ありません、二度と私のような物が視界に入らないようにさせていただきますのでお許しください」
そう言うと私はフリードリヒ様の前から立ち去ろうとする私の手をフリードリヒ様が掴む。
「ま、待ってください!違います。アスは貴方が可愛いから大事な妹だから誰にも見せたくなかったんです。今日あなたを見て納得しました。あなたは美しい私が知る誰よりも。だからご自分の事をそのように思ったりしないでください」
そう言うとフリードリヒ様は私が逃げないように私の目線へ跪くと私の頬に流れる涙を拭った。
ぶわわわわわわと瞬時に真っ赤になるのがわかった。羞恥でどうにかなりそう。
「泣かないで、誤解させた私が悪かったのです。ブルームフィールド公爵令嬢、よければ私と友になっていただけませんか?アスと同様仲良くなっていただけると嬉しいです」
私の両手を握るとフリードリヒ様はとんでもない事を言ってきた!
こ、これは
ヒロインちゃんとの出会いイベントじゃないかぁぁぁぁぁ!!!!!
言葉は少し違うけれど内容はほぼ同じ
ちょ、本当にどうなってるの?混乱して何も言えない私に
「だ、ダメでしょうか?」
今度は今にも泣きそうな顔をするフリードリヒ様が目の前に迫ってくる。
ひぃぃぃぃぃ。推しが近いぃぃぃぃ。
「えぇっと。私で宜しければ宜しくお願い……致します?」
何故か疑問形になる私の言葉尻にクスクスと笑うフリードリヒ様。
「ありがとう。私の事はフリードとお呼びください」
ニコニコと笑顔で私の手を握るフリードリヒ様に混乱しかない。
「あう……わかりました。フ、フリード様。あの、私の事はスカーレットでもスーでもお好きにお呼びください」
自分のキャパ以上の事がこの数分で起きすぎて頭がショートしそうだ。
「そうですね。じゃぁレティとお呼びしても?」
「あ、はい。フリード様のお好きなように」
「ありがとうございます。my little princess 」
そう言うと改めて私の手の甲にキスをした。
も、もう本当にどうなってるのぉぉぉぉぉぉ!!!!!!
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