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2章 王立学園編
モブストーカー、校内迷子と推しの襲来
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うーん……これは所謂……迷子ってやつよね。
ほんの数分前に「迷子にならないようについてきてくださいね」と私のクラスを受け持つ先生に言われたばかりなのに何故か迷子になっているスカーレット・ブルームフィールドです。ごきげんよう。
フレディ様と一緒に学園に登校し、今日は学園内の案内がメインの授業だったのに教室を出て校舎内の案内の時は普通にクラスメイトと歩いていたはずなのに、専用棟へ向かう時に途中にあった薔薇園の薔薇をちょっと見ていた隙に迷子になってしまった。
ゲームの世界で何度も見た薔薇園。
そこはフレディ様とヒロインがはじめて想いを交わす場所であり、フレディ様ハピエンルートでヒロインに妻になって欲しいとプロポーズする場所でもある。
迷ってしまったのは仕方ない、諦めて私は薔薇園を堪能する事にした。
ゲームで見るより遥かに素晴らしく咲き誇る薔薇園に私は思わず見惚れてしまったんだ。
だって、ゲームをプレイする私はヒロインだったんだもの。フレディ様ルートだって何度も攻略したわ。
プロポーズの時の棘を外した青い薔薇をヒロインの髪に飾るフレディ様の美麗スチルは何度見ても感動したわー。
言いたい事はわかるよ。
もちろん私の推しはそりゃフレディ様を攻略する回数の比じゃないぐらい攻略しまくったさー。
フリードリヒ様とヒロインの出会いも学園の……あれ?そういえば
「お嬢さんどうしたのですか?もしかして迷子ですか?」
そうそう、確かこんな感じに……って、え?
振り向くとそこには。
嘘でしょ????どうして彼が?
「あぁ、貴方でしたか。またお会いしましたね」
ニコニコと笑う
推しがいた!!!!!!!!
驚きのあまり口をハクハクとさせていると、そんな私を見た彼が
「済みません驚かせてしまいましたか?えっと……私は怪しいものではないのですが、あぁまだ名乗ってませんでしたね。私はフリードリヒ・アンブロジオですお見知りおきを」
そう言うと、私の手を取り手の甲へキスをした。
知ってます。
知りすぎる程知ってます。
あなたが私の最推しで死んでまでも愛しているフリードリヒ様だと言う事は!!
ヤバイ数日前にも遭遇したばかりなのにまた推しに接触してしまった。
か、壁女子の私にはこんな高い頻度での接触イベントは無理オブ無理。
あうあうとどうしていいかわからずにいると。
「よければお嬢さんのお名前を教えていただけますか?」
麗しいご尊顔が柔らかく微笑む。綺麗な銀髪が美しかあぁぁぁぁ。
「わ、私はす、スカーレット・ブルームフィールドと申します……」
今にも消え入りそうな声で私はそう答える。
どどどどどうしよう。
会話ってどうやってするんだったっけ?混乱しすぎてわかんないよぉ。
「ブルームフィールド公爵令嬢?あぁ、君がアスターの妹君か。確かにアスターが自慢するのもわかる程可愛いな」
ひぇぇぇぇどうしよう。推しに存在を確認されてしまった。
なに?なにが起きてるの?
どうしてモブの私がヒロインちゃんより先に推しに認識されてるの?
ほんの数分前に「迷子にならないようについてきてくださいね」と私のクラスを受け持つ先生に言われたばかりなのに何故か迷子になっているスカーレット・ブルームフィールドです。ごきげんよう。
フレディ様と一緒に学園に登校し、今日は学園内の案内がメインの授業だったのに教室を出て校舎内の案内の時は普通にクラスメイトと歩いていたはずなのに、専用棟へ向かう時に途中にあった薔薇園の薔薇をちょっと見ていた隙に迷子になってしまった。
ゲームの世界で何度も見た薔薇園。
そこはフレディ様とヒロインがはじめて想いを交わす場所であり、フレディ様ハピエンルートでヒロインに妻になって欲しいとプロポーズする場所でもある。
迷ってしまったのは仕方ない、諦めて私は薔薇園を堪能する事にした。
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だって、ゲームをプレイする私はヒロインだったんだもの。フレディ様ルートだって何度も攻略したわ。
プロポーズの時の棘を外した青い薔薇をヒロインの髪に飾るフレディ様の美麗スチルは何度見ても感動したわー。
言いたい事はわかるよ。
もちろん私の推しはそりゃフレディ様を攻略する回数の比じゃないぐらい攻略しまくったさー。
フリードリヒ様とヒロインの出会いも学園の……あれ?そういえば
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そうそう、確かこんな感じに……って、え?
振り向くとそこには。
嘘でしょ????どうして彼が?
「あぁ、貴方でしたか。またお会いしましたね」
ニコニコと笑う
推しがいた!!!!!!!!
驚きのあまり口をハクハクとさせていると、そんな私を見た彼が
「済みません驚かせてしまいましたか?えっと……私は怪しいものではないのですが、あぁまだ名乗ってませんでしたね。私はフリードリヒ・アンブロジオですお見知りおきを」
そう言うと、私の手を取り手の甲へキスをした。
知ってます。
知りすぎる程知ってます。
あなたが私の最推しで死んでまでも愛しているフリードリヒ様だと言う事は!!
ヤバイ数日前にも遭遇したばかりなのにまた推しに接触してしまった。
か、壁女子の私にはこんな高い頻度での接触イベントは無理オブ無理。
あうあうとどうしていいかわからずにいると。
「よければお嬢さんのお名前を教えていただけますか?」
麗しいご尊顔が柔らかく微笑む。綺麗な銀髪が美しかあぁぁぁぁ。
「わ、私はす、スカーレット・ブルームフィールドと申します……」
今にも消え入りそうな声で私はそう答える。
どどどどどうしよう。
会話ってどうやってするんだったっけ?混乱しすぎてわかんないよぉ。
「ブルームフィールド公爵令嬢?あぁ、君がアスターの妹君か。確かにアスターが自慢するのもわかる程可愛いな」
ひぇぇぇぇどうしよう。推しに存在を確認されてしまった。
なに?なにが起きてるの?
どうしてモブの私がヒロインちゃんより先に推しに認識されてるの?
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