乙女ゲームの世界に転生したら、モブだったので神様に貰ったチートな力を駆使して前世の最推しをストーキングしますっ!

支倉りおと

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2章 王立学園編

モブストーカー、学園での日常がはじまる

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 歓迎パーティーが終わって数日。

 あの日の騒ぎから悪目立ちするのではないかと思っていたら……。

 さすがモブ顔の私、なーんにもなく平和そのもの。一応次の日にクラスで自己紹介した時に私がブルームフィールド公爵令嬢だとわかったのが大きいのかもしれない。

 さすが王弟公爵様の娘という肩書は伊達じゃないって事なんだろうなぁ。

 その代り私のバックに控える人物が大きすぎて私に声を掛けてくるのはフレディ様やクラウディア様とエドガー様だけというある意味少し一線を引かれている気がして寂しいけれど、めんどくさい事は避けたいからそれはそれでいいかな。

 あ、でも翌日は少しジロジロと見られている視線を感じる事もあったけれどそれもその日だけで、それからはもう普通に生活が出来ている。

 やっぱりモブはこうでなくちゃね。

 大体モブが王太子の婚約者とかありえないし、ジュリアン様が早く私に対する謎の執着心を捨ててくれる事を願うのみだわ。

 

 さて、順調に学園生活が始まった私。

 今日から待ちに待った魔法学の授業が始まる。

 3年生までは魔法学は共通教科だけど、貴族科と文官科は3年生以降は選択教科に変わる。

 魔法学科である私は魔法学科の本科へ進むのであと3年すれば魔法漬けの生活になれる。

 私は魔法の研究がしたいから魔法師団への入団を希望している。

 今のままでは二年後にジュリアン様が卒業したと同時に結婚という地獄のコースが待っているけれどその地獄を回避するためにも私はこの二年で絶対に魔法師団への入団を決めなくてはいけない。

 そして、ジュリアン様に最愛の人を探して後押ししてあげるのが目標だ。


 まぁそれはさておき。

 今から魔法学の授業だ楽しみで仕方がない。

「スカーレット様ご機嫌ですわね」

 私の顔を覗き込みニコニコと笑顔を見せてくれるのは私のマブダチもといクラウディア様。

「ええ、待ちに待った魔法学の授業なので楽しみで仕方がないのです」

 ワクワクしすぎて私はいつの間にか満面の笑みになっていたらしい。

「スーは昔から魔法が得意だったもんな。よくわけのわからない魔法を使っては楽しませてくれたよな」

 懐かしそうに当時の事を思い出してクスリと笑うフレディ様。

「確かにスカーレット様は騎士団の訓練でもよく魔法を連打して城壁を壊してましたね」

 フフっと思い出してはちょっと困った顔をするエドガー様。

「た、確かに城壁が壊れたのはちょっと、今でも反省しています」

 調子に乗って火球を連打してしまったら威力が強すぎて城壁貫通してしまったのよね。

 魔法ですぐに元に戻したけれど、エドガー様ってばよく覚えていたなぁ。

 そうしているうちに私達は魔法学の勉強を行う部屋へたどり着いた。

 さて、どんな先生が私達に魔法を教えてくれるのだろうか。

 
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