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閑話2 不定期開催〜ふれあいエマ喫茶へようこそ〜

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エマ喫茶では時々、不定期ではあるが、ふれあいエマ喫茶という催しを行っている。
 
地域住民や遠くからはるばるやって来る客に、日頃の感謝を込めて無料で人間ドリンクサーバーとふれあえる催しだ。
 
ふれあいエマ喫茶では、エマ喫茶で働く人間ドリンクサーバーに加え、夜に働くbarエマの人間ドリンクサーバーも参加することになっている。
 
そのため、エマ喫茶を引退した人間ドリンクサーバーに会えたりもするので、客は結構楽しみにしていたりするのだ。
 
barエマの人間ドリンクサーバーは膀胱タンクの緩みが酷いため、ふれあいエマ喫茶ではウエイターをして貰い、驚いたことに、何と店主のエマが世話係をするらしい。
 
そのためふれあいエマ喫茶の日は喫茶店内では人が入りいらず、店外でも露店を開いたりと賑やかだ。
 
予告としてチラシを店内や、道行く人々に配り、今日がその日なのである。
 
営業時間前にも関わらず、外にはたくさんの客がワイワイと待ち遠しそうに笑っている。
 
エマは気を利かせ、早めに店を開くことにした。
 
「いらっしゃいませ、ようこそいらっしゃいました。本日はドリンクや食事など、全て無料での提供となっておりますので、皆さんどうぞ楽しんでいってくださいませ」
 
いつも通りの怪しげな笑みを浮かべ、エマが開店の挨拶をした。
 
店内にはエマ喫茶で働く従業員の皆が待機しており、普段では見られない人間ドリンクサーバー全員集合という豪華な品揃えとなっている。
 
露店では可愛らしい年少組が接客をし、店内では静かなムードで年長組が客の相手をする。世話係はいつも以上に忙しそうに走り回っているが、何処か楽しそうな表情だ。
 
エマ喫茶開店以来、何度か開催していたが、今日は一番賑わっているような気がした。エマはキョロキョロと辺りを見渡し、うんうんと一人頷いている。
 
すると、ウエイターの格好をしたクロが現れ、エマの前を通り過ぎた。
 
今日はbarエマの人間ドリンクサーバーたちは皆、緩んだ膀胱タンクからの漏れを防ぐために貞操帯を装着している。
 
雰囲気を出すために、着込んだウエイターの衣装はペニスと尻部分のズボンには隙間が開いており、中から貞操帯が顔を覗かせている状態だ。
 
卑猥さを回避しつつ、大人のムード駄々洩れにするため、エマが凝った衣装を作ったらしい。
 
ちなみに乳首部分はシースルーになっている、ということだ。何という親切心。
 
そしてエマ喫茶の人間ドリンクサーバーの皆は、実は今日は誰も専用のボックスには入っていない。
 
率直に言えばボックスがあちこちにあると邪魔であるということ。なので、ふれあいエマ喫茶では皆、自分の足で歩き笑顔で接客するということになったのだ。
 
まあ、ふれあいエマ喫茶という催しは、そこまで激しい提供はせず、皆も楽しんで客と触れ合えることも目的の一つでもある。
 
皆が一つになって楽しめる行事を、エマは考えたのだろう。
 
「何と、甘美で美しい光景でしょうか。ふふふっ、私も今日は世話係として、皆さまと一緒に楽しむとしましょう」
 
エマは世話係の格好をして、クスリと笑った。
 
すると近くにいたウエイターが、忙しそうに注文を告げた。
 
「ノエルさん、コーヒーお願いします!!」
 
今日は世話係が付いていないため、近くにいる世話係が対応する。エマは手を振り、返事をした。
 
「私がお世話します、さ、ノエル、行きますよ」
「はい!!」
 
エマはクスッと笑いながらノエルの手を引いて客の方へ向かった。ノエルは露店で接客をしていたが、呼ばれたためにエマと共に店内へと入っていった。
 
ノエルがペコリと挨拶をし、エマが対応する。
 
「いらっしゃいませ、お一人様ですか?」
「おお、エマさん、今日は君が世話係か!!」
「ふふふっ、そうなのですよ。たまにはこういうのも、楽しいものですね」
「それはそれは。ではコーヒーをお願いしようか」
「かしこまりました」
 
軽く会話をし、エマがノエルのペニスの下にカップを添えた。ブルッとノエルが震え、膀胱タンクから静かにコーヒーが流れて来る。
 
チョオオオオオオー…
 
「…あふっ……、んっ…」
 
今日はボックスに入っていないため、自力でドリンクの調節をしなければならない。足を踏ん張ってコーヒーを注ぎ、尿道括約筋を使って流れを止めるのだ。
 
腹筋が震え、ノエルはグッと力を込めて流出を止めた。
 
しばらくブルブルと排尿感という衝動に耐え、どうにか我慢することができた。安心した様にノエルはふうと息を吐き、ニコリと客に笑顔を見せた。
 
エマはカップを客に私、隣のノエルの頭を撫でてやる。
 
「それではごゆっくりお過ごしください」
「ああ、ありがとう。楽しませてもらうよ」
 
会釈をして、エマはノエルの手を引き去っていった。客はその微笑ましい光景を見ながらコーヒーを啜り始めている。
 
露店では、カレンが蜂蜜の試食を行っている。
 
「いらっしゃいませ、蜂蜜はいかがですか?」
「お、では一ついただくとしようかね」
「はいっ、少しお待ちくださいっ。すみません、カップ持っててくださいっ」
「了解ッス!!」
「ふーっ、…んんんっ!!」
 
ギュムウッ
 
カレンは近くにいた世話係に言い、小さな紙カップを持たせた。そして自身の胸の乳首を摘まみ、強めにギュウッと絞った。
 
トロオ…
 
蜂蜜がカレンの乳首からトロリと垂れ、紙カップに入った。小さなスプーンを添え、カレンが嬉しそうに客に渡した。
 
「どうぞ!!僕の蜂蜜は結構人気なんです!!」
「おお、そうかそうか。では…、おっ、本当に美味い!!帰りに一つ購入していこう!!」
「えへっ、ありがとうございます!!」
「いやあ~、実に美味い」
 
自ら絞って客に提供する機会などほとんどない。今日はふれあいエマ喫茶ということで、客に接客しながら蜂蜜を渡すことができる。カレンは頬を綻ばせて喜んでいた。
 
それを見て、遠くでエマがふふっと笑っているようだ。
 
エマは露店を見回りながら、今度はホットミルクを担当してるハトメに視線を向けた。丁度世話係に玉袋を揉んで貰っている最中らしい。
 
客の目の前で実演するように、ガニ股になったハトメがブルブルと太股を震わせながらホットミルクをカップに注いでいる。
 
世話係はいつもよりも弱めにハトメの玉袋を揉み、少量のホットミルクを小さな紙カップに入れている。
 
トプトプトプ…
 
「お、…おんっ……んはっ…」
 
気持ちよさそうに顔を上げ、ハッとしたように現実に戻ると、慌てた様子で客にカップを渡した。どうしても玉袋を刺激されると表情が蕩けてしまい、一瞬だけ意識が朦朧としてしまうようだ。
 
そばに控えている世話係が時々様子を見て、何かと気にかけている。
 
今日は人間ドリンクサーバーの皆は専用のボックスに入っていない分、提供する量は少なめにして気絶しないように注意しているので多分大丈夫だろう。
 
エマは店内に戻り、中を見て回るようだ。
 
のんびりと歩きながら、近くのテーブルにいる客に話しかけられる度にに立ち止まり、いつもより長めに喋ると次のテーブルへと歩いていく。
 
何度かそうしていると、目の前でスープサーバーのヒスイが熱々のスープを提供しようとしていた。世話係は皆忙しそうで来れないらしい。
 
今日のスープは中華スープだ。料理長が丹精込めた激熱のスープを必死に入れていたのを思い出し、エマは静かに近づいていく。
 
「お手伝いしますね」
「エマさん!!助かった、僕一人ではこの激熱スープを零さずに提供できるか少し不安だったんだ!!もしよければこのカップを持っていてくれ!!」
「はい、いいですよ。さ、どうぞ」
「ようし、…ん、んっ、んぐううおおおっ!!」
 
ジョボボボボーッ
 
顔を真っ赤にしたヒスイが、スクワットポーズで激熱の中華スープをカップに注ぐ。通常よりも少ない量を入れ、ヒスイがビクビクッと痙攣して流出を止めた。
 
「…ん、はあっ、うぐうっ!!…はぐ…っ」
「ふふふっ…、お客様、お待たせしました。とても熱いので気を付けてくださいね」
 
スクワットポーズのまま動けないヒスイに変わり、エマがニコリと笑いながら客に激熱中華スープの入ったカップを渡した。客は嬉しそうに受け取りテーブルに置いた。少し冷めるのを待つつもりのようだ。
 
ようやくヒスイの体が落ち着き、少し息を乱しながらエマに礼を言った。
 
「エマさん、すまなかった!!どうしても激熱スープを出してしばらくは、僕はあまり動けないようだ!!だが今日は自分で提供できるから嬉しい!!」
「そうですか。それは良かった。また世話係が必要であればいつでも呼んでください」
「ああ、ありがとう!!」
 
ヒスイは膀胱タンクに激熱スープを補給するため、一度厨房に戻るようだ。赤くなったペニスを冷やしタオルを当てながら走って奥へと入っていった。
 
そう言えば、とエマは店内にいるウエイターの姿を探した。今日はふれあいエマ喫茶で初めて、引退したバンクスがウエイターをしているはずだが。
 
「ああ、あそこでしたか。…ふふふっ、ルカとペアですか。なかなか良いコンビですね」
 
向こうではウエイターとなったバンクスがルカとペアになり、客に水を提供していた。
 
「いらっしゃいませ、水はいかがですか?今日は暑いので、水分補給にどうぞ」
 
バンクスが店内に入って来た客に、ルカの水を進めている。最近ようやく人間ウォーターサーバーとして自立し始めたルカに付き添い、年上のバンクスがそっとサポートしているのだ。
 
ルカも安心したように笑い、客と話をしている。
 
「あら、それではお願いしようかしら。まあっ、可愛らしいわねえ」
「えっと、えっと、ありがとうございますっ、少しお待ちくださいっ」
「俺がコップを持っているから、ルカはゆっくり出しなさい」
「うんっ」
 
年配の女性客に、ルカは照れたように笑い、バンクスの助けを借りてキュッと腹に力をいれた。
 
チョロロロロー…
 
「あ、んんーっ」
「もう少し…、よし、もういいぞ」
「あううっ、…んっ…」
「よく出来たな、偉いぞ」
「えへへっ」
 
バンクスは入れたての水を女性客に私、ルカと一緒に軽く挨拶をして、次の客に水を提供していく。大変微笑ましい光景である。
 
エマはニコッと笑い、別の方向を見た。
 
今度はシエンとパウロの組み合わせらしい。パウロは消毒液担当であり、シエンはまだ訓練の最中なので今回は世話係としてふれあいエマ喫茶で働かせている。
 
入口のそばでパウロが姿勢よく台の上で直立している。シエンは少し困った様な表情でパウロに喋りかけながら、布団たたきのような形の鞭を持って何やら素振りをしているようだ。
 
「あの…、本当に思い切り叩くんですか…?」
「ああ、そうしなければ消毒液が綺麗に噴射されないんだ。力の限り、激しく叩かなければならない。シエン、頼んだよ」
「は、はいっ…、その…、こう、ですか…?」
 
ブンッ
 
シエンが鞭を空中で振り、パウロに確認をしている。するとパウロが首を振り、シエンに注意する。
 
「いや、駄目だ。もっと勢いをつけてくれないと。ほら、練習してみよう。振ってみて」
「…っ…、はいっ」
 
ブンッ!!
 
風を切るように、シエンが素早く鞭を振るった。それを見たパウロが首を縦に振り、シエンに笑顔で言う。
 
「そうそう、それくらい力強く頼む。それじゃあ…、早速お客がまが来たようだ。いいかい?勢いよく、思い切り叩いてくれ」
「わかりました…っ」
 
二人が待機していると、客がパウロのペニスの下で両手の平を差し出した。消毒液を待っている。
 
シエンはパウロに視線を向け頷き、勢いよく鞭をパウロの尻に向けて振り上げた。
 
パシイイイイインッ
 
「ふぐううっ!!」
 
プシャアアアアッ
 
パウロのペニスから消毒液が綺麗に噴射された。シエンは嬉しそうにパウロを見た。
 
「…っ、ああ、よくできたっ…、この調子で頼む」
「はいっ」
 
遠くからその様子を見ていたエマは、二人の絆が深まったようでクスッと怪しげに笑っている。
 
「ええ、ええ、仲良くしていただいて、喜ばしい限りです」
 
そう呟きながら外へと歩いていく。
 
再び露店の様子を見るため、エマはチラリと視線を向けた。
 
視線の先にいるのはレスト。最近、後遺症でアクメ発作が起こり、今日のふれあいエマ喫茶に出れないと思って少し沈み気味のレストであったが、エマの好意で今日はウエイターを任されているらしい。
 
レストは嬉しそうに客の注文を取っているようで、エマはうんうんと頷きながら近づいていく。
 
すると、レストがキャロルに向かってドレッシングの注文を伝えていた。キャロルは近くにいた世話係を連れ、急ぎ足で客の前にやってくる。
 
「ありがとうございますっ、こちらのサラダにかけますか?」
「ああ、そうしてくれ」
 
男性客がサラダの入った皿を差し出し、世話係がキャロルのペニスの下に皿を持ってくる。そしてウエイターをしているレストはそれをじっと見ていた。
 
キャロルが足を踏ん張り、ドレッシングを出す。ちなみに、今日のドレッシングはレモンソースだ。
 
「う゛うううん…っ、ふうーっ!!」
 
ドロロロ…、ドロッ、ドロッ…
 
サラダにドレッシングがかけられ、キャロルはブルブルと腰を震わせながら、流出を止めるために必死に尿道括約筋を絞めている。
 
それを見ていたレストが頬を赤くしてビクビクッと下半身を震わせた。
 
もしかすると、見ていただけで彼のペニスは、軽く絶頂してしまったのかもしれない。目を閉じてプルプルと小刻みに震えながら息を吐いている。
 
もうしばらくレストはリハビリが必要なようだ。エマはクスッと笑い、静かにその場を去った。
 
エマは厨房に行き、カエンの様子を見ることにした。
 
するとそこには何故かウエイターをしているはずのクロがいて、隣にはカエンの姿がある。もしかすると世話係が忙しくて来れないのかもしれない。
 
気を利かせたクロが、少しだけ手伝っているようだ。
 
「カエン、200cc頼む!!」
「はい、ただいまっ!!…ふうううんんううううううううっ!!」
「…っ」
 
ブシャーーーッ!!
 
料理長の指示が入り、カエンが潮を噴き出した。するとクロがビーカーをサッとカエンのペニスにあて、200ccになりそうになるとストップをかける。
 
「カエン、ストップだ」
「ふぐううっ!!」
 
クロはすぐさま料理長にそれを渡し、水分補給用のドリンクを持ってきてカエンに飲ませる。
 
「んぐっんぐっんぐっ」
「…水分補給は大切だ。しっかり飲んで…」
「カエン!!300cc追加ーっ!!」
「…了解だ」
 
クロがカエンの代わりに返事をし、カエンは急いで下腹部に力を入れた。サッとクロがビーカーを用意し、スタンバイする。
 
「ふんぐうーーーっ!!ふんーーーっ!!」
 
ブショアーーーーーーッ!!
 
勢いよく潮がビーカーに注がれ、クロが慌ててカエンに言う。
 
「カ、カエン、もう300ccになるっ、ストップだっ」
「ぐぬううううううっ!!んはあっ、んおっ、ぐうううう…っ」
 
急に潮吹きをストップしたカエンが、腰を振りながら尿意に耐えている。クロは急いで料理長にビーカーを渡し、再びカエンにドリンクを持ってくる。
 
その様子を観察しながらエマが困ったように笑う。
 
「これではクロはしばらくカエンの手伝いで、ウエイターには戻れませんね。仕方ありませんが、まあ、いいでしょう…」
 
エマは静かに厨房から出ると、再び店内の様子を見ることにした。
 
カウンターに戻り、店内から店外まで、グルリと一周見渡す。人間ドリンクサーバーも客も、とても楽しそうに賑わっている。皆が生き生きとして輝いていた。
 
「一度きりの人生、楽しまなければ、ね。ふふふっ…」
 
怪しげに笑い、エマはカウンターから見える景色を、じっくりと眺めていたのだった。
 
不定期開催、ふれあいエマ喫茶。本日はご来店、誠にありがとうございました。
 
明日からはまた、お客さまに楽しんでいただくため、より一層の笑顔とサービスで、通常通り営業させていただきますので、どうぞよろしくお願いいたします。
 
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