どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章七十六節 嫉妬はいつでも!…と逃げの口実と鋼鉄の馬車-

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さて朝っぱらからマサツグとリーナがそんな風に暴れて居ると、そこへ遅れて

起きて来たシロとフィロが…恐らくマサツグが居ない事で目を覚まし!…

そしてそんなマサツグを探しに眠い目を擦りつつふと物音の聞こえる方へと

歩いて来たであろう様子を見せて来ると、シルビィーナも気が付いた様子で

声を掛ける!…その際マサツグとリーナが暴れている事にシルビィーナは

一切我関せず!…シロとフィロも挨拶をされた事で眠そうにしながらも

返事をすると、マサツグについて質問をする!…


「んん~…ご主人様は何所ですか~?…」


「妻を置いて何所に行ったのじゃ~?…マサツグや~い?…」


「ッ!…あっ!…シロ様、フィロ様…おはよう御座います…」


「ッ!……おはようなのです…」


「おはようなのじゃ…

…マサツグは何所に?…」


「あちらで色々と取り込み中です…」


この時シルビィーナは一旦マサツグから離れて廊下を歩いている二人の元へと

近付き、シロとフィロに対して会釈を…すると二人もまだ眠いと言った具合に

目を擦りながら返事をし!…と、ここで次にはフィロが目をショボショボと

させながらマサツグの居場所について質問を!…眠くてもマサツグに会いたい

のか何やら辺りを見回す様なそんな素振りを軽く見せると、シルビィーナは

マサツグとリーナが居る方を指差す!…その際何か意味深な様子で言葉を口に

して行くと、次にはシロとフィロの様子に変化が!…


「んん~……ッ!!!……

ッ~~~~~~!!!!……」×2


「……ッ?…ッ!…」


シロとフィロは素直にシルビィーナが指差す方に視線を!…すると一番最初は

目を細め、さも遠くの光景に焦点を合わせる様なそんな様子を見せるのだが…

次にはハッと何かに気が付いた様子で目を見開き!…そしてそこから何やら

怒りに燃える様なとにかく睨み付けるそんな素振りを見せ始めると、

その二人の様子にシルビィーナもふと疑問を…思わず振り返ってその様子を

確認し、そこでマサツグがリーナを押し倒している!…

そんな誤解を招きそうな様子を目にして居ると、その一方ではマサツグと

リーナが口論?を続ける!…


「ぜぇ!…ぜぇ!…リ、リーナ!!…教えるのは良いけどよぉ!!…

毎回毎回詰め寄ってくるんじゃねぇ!!!…後、何故抱きついて来る!?」


「ぜぇ!…ぜぇ!…お、お前が抵抗するから!!…同意を得るまで!!…

ぜぇ!…拘束してやろうと考えたのだが!!…ッはぁ~…

…もはやこれまでか!!……す、好きにするが良い!!…」


「ッ!?…そう言う話じゃなかったよねぇ!?…てか何もしねぇよ!!!」


取っ組み合いの末マサツグが勝利した様子でリーナを下敷きに!…

この時マサツグは息を切らしながら文句を口に!…と、同時に疑問も

投げ掛ける様に言葉を言い!…するとさすがのリーナも息絶え絶えの様子で

素直に返事、拘束しようとして居た旨を口に!…そして今逆にマサツグに

押し倒されて居る事に満更でも無い様子を露わにすると、徐にクッ殺ムーブを

見せて行く!…その際フッと若干笑みが零れている様なそんな表情を

見せて行くと、マサツグに対して頬を染め!…と、そんなリーナの様子に

対してマサツグもツッコミ!…可笑しい!と言った戸惑いの言葉を

口にして居ると、その一方では静かに忍び寄る嫉妬の炎が!…


__……スッ…スッ…スッ…スッ…


「ぜぇ!…と、とにかく!!…教えて欲しけりゃ教えてやるから!!!…

一々実力行使に出て来るな!!!…はあぁ~しんどいわ!!!…」


「……何だ?…何もしてこないのか?…

…可笑しい……お母様にはこうすればイチコロと聞いて居たのだが?…

…遠慮はいらないのだぞ?…私は一向に……」


「ッ!?…こっちが構うわ!!!…

ってか、あの王妃様も実の娘に何を教えてるんだ!?…

…はあぁ~…とにかく!!…シロとフィロがここに居なくて良かった!…

またこんな状況を見たら変な誤解を!!…」


シロとフィロはその光景を見て数秒固まり、そして俯くなり庭へ…

と、そんな事など露知らず!…マサツグは依然としてリーナを押し倒したまま

文句の言葉を続けて居ると、リーナはふと不思議そうに…と言うのもこの状況は

故意だとばかりに言葉を漏らし…何なら王妃様の入れ知恵である事を口にすると、

マサツグに遠慮をするな!と更に続ける!…

と、この時リーナはそのまま続けて居たら何をされるのか分かって居ない様子で

受け入れ態勢!…となるとマサツグも更にツッコミの言葉を!…その際王妃様に

ついても何を吹き込んだ!?と言葉を口に!…とにかく事態は収束した!と

ばかりに漏らして居ると、次には何やら悪寒が!…


        何ですか?…」
「変な誤解って
        何じゃ?……」


「ッ!?!?!?…………」


シロとフィロは今だリーナを押し倒しているマサツグの背後に!…

それはさも浮気現場を見つけた妻の様で、その際冷たく囁く様に言葉を口に!…

するとそんな二人の言葉にマサツグはビタッと固まってしまい!…やはりこちらも

現場を押さえられた様なそんな焦りを覚える反応を見せて居ると、この四人の

間では居た堪れない!…奇妙な空気が流れ出す!…そして数分間の沈黙の後、

冷や汗を掻きながらマサツグが恐る恐る言葉を!…


「………シロさん?…フィロさん?…い、いつからぁ~?……」


「シロ様とフィロ様はつい先程起きて来られまして…

我が君とリーナ様が組んず解れつをしている間に今此方へ…

…因みにマサツグ様とリーナ様の会話は聞こえていないかと存じます…」


「…何でそんな冷静に説明してくれるかなシルビィーナさん!?」


「ご主人様?…如何言う事ですか?……これ?……」


「…説明をして欲しいのじゃが?……」


{ッ!?…ッ~~~!!!…

あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!……

どうしてこうなる!!!……}


とにかくいつの間にか背後を取られて居た事にマサツグは戦々恐々!…

いつ起きて来たのか?と声を掛けて行くのだが、二人からの返事は無く…

代わりにシルビィーナが何故こうなったのか?について説明をし出すと、

マサツグがその説明にツッコミを入れ!…と、同時に分かって居たのなら

何故その事を説明しなかったのか!?と…思わず文句も言いたくなって

しまうのだが…そんな発言さえ許されない程に二人からは圧を!…これは

如何言う事か?とシロが口に!…それに続いてフィロも説明が欲しい事を

口にすると、更にマサツグを追い詰める!…そうして二人を背にマサツグが

自身のこの状態について冷や汗を掻きながらに嘆いて居ると、次にはまた

可笑しな事に突発的な出来事が!…


__ジャッ…ジャッ…ジャッ…ジャッ…


「さぁ…説明を……」


{……クッ!!…何てプレッシャーだ!!!…

たった幼女二人を背に大の大人が動けないとは!!!…}


それこそシロとフィロが冷たい視線をマサツグに!…逃がさない!とばかりに

圧を掛けつつ!…と、同時にマサツグへ説明を求め!…一歩!…また一歩と

死のカウントダウンを刻む様に徐々に徐々にと近付いて行くと、マサツグも

そんな二人の圧に負けそうになる!…その際本当にシロとフィロの圧にマサツグが

蛇睨みを受けた様に固まって居ると、次には天の救済かそれとも災いの種が

降って来たのか…突如町の玄関口の方から激しい爆撃音が響き出し!…

その音に

全員が違う意味でビクッと反応をして見せると、次には悲鳴が輪唱する!…


__…ドグゴオオォォォォォォンンン!!!……キャアアアアァァァァァ!!!…


「ッ!?…ば、爆撃!?…」


「ッ!?…な、何じゃ!?…」


当然突然の爆撃音に一同騒然!…それこそ浮気現場は有耶無耶に!…

とにかくその爆撃音の聞こえた方に視線を向け!…そこでさも狼煙が

立ち昇るかのよう黒煙が上がっている様子を目にすると、一同は勿論

異変である事を自覚する!…その際玄関口の方からは今だ悲鳴などの

声が聞こえて居り、さすがのフィロも困惑した様子で狼狽え!…

と、その一方でこれを好機!とばかりにマサツグが動きを見せ始め!…

直ぐに立ち上がり様子を見に行くぞ!とシロ達に声を掛けて行くと、

違う意味で窮地を逃れて見せる!…


「……ッ!!!…

…とにかく様子を見に行くぞ!!…ほらリーナも早く立て!!…」


「ッ!…あ、あぁすまない!!…」


「……よし!!…急ぐぞ!!!」


リーナに手を貸しつつ助け起こし!…異変の正体を確かめに向かうと、マサツグは

町の玄関口へと駆けて行き!…と、そんなマサツグの様子にシロとフィロは更に

戸惑い!…とにかく先に行ってしまったマサツグを追い駆ける様に!…

慌てて工房の玄関口に向かって行くと、そこでモツ達と合流する!…マサツグの姿を

見つけて行く!…その際モツ達も異変に気が付いた様子で焦っており!…

互いに状況を求める様に会話を!…


__ダッダッダッダッダッ!……


「…ッ!!…モツ!!」


「ッ!…ヤブ!!…今の音聞いたか!?…」


「かなり大きな爆発音だったわよ!?…

町の玄関の方からかしら…」


「多分な!!…とにかく様子を見に行くぞ!!…」


「あぁ!(えぇ!)」


会話と言ってもほんの数十秒!…とにかく合流すると先程の爆発音を確認し合い!…

そして現状を確認しに行く様に声を掛け!…そのマサツグの言葉にモツとアヤも

手っ取り早く返事をすると、互いに急いで工房の玄関口へ向かって行く!…

そして玄関まで辿り着くと勢いそのまま外へ飛び出して行こうとするのだが、

ドレッグが慌てて呼び止めに入り!…が、マサツグ達は話を聞かず!…

急いでいる!の言葉を口に、ドレッグに謝りながら再び外へと飛び出して行く!…


「ッ!…ちょっと待てお前さん達!!…」


「悪いジッチャン!!…話は後で!!…

ッ!…あぁ~!…後!!…

マサキとくまさんが来たら工房で待っているよう説得しといてくれぇ~!!!」


「ッ!?…あぁおい!?…」


__ガチャ!……バタン!!


「……はあぁ~…行ってしもうたか…

…まぁ、さっきの音が気になるのは分かるが…

殿であろうか?…

…ワシの目には様に見えたが……」


この時マサツグは飛び出す前にドレッグに伝言?…いや説得を任せ!…

そのままモツ達と共に外へと飛び出して行ってしまい!…

その際ドレッグは呆れた様子で疑問を口に…と言うのも爆撃音が有ったと

言う事は少なからず争う事が有る!と…それに当たって武器を持って

行った様にはとても見えず!…丸腰で行ったのでは無いのか?と考えて

しまうと、やはりマサツグ達に不安を覚える!…そして同時にある物が

完成した事について話せず仕舞いで、ドレッグは更にモヤモヤを!…

と、その一方でマサツグ達は町へと飛び出し!…そこで阿鼻叫喚の

町の様子を目にして行くと、更に何か焦りを覚える!…


__きゃああああぁぁぁぁぁぁ!!!!…うわあああぁぁぁぁぁぁ!!!!…


「ッ!!…案の定外は大混乱だな!!…

まぁ、あんなド派手な爆発が起きりゃ当たり前だが!!…」


「それ以上にあの爆発音は何だったんだ!?…

それも町の玄関口!!…普通に考えれば有り得ない話だが!!…」


「とにかく急ぎましょ!?……この感覚!!…

…物凄く嫌な予感がする!!……」


至る所で叫び声が!…それは何処をどう聞いても恐怖に駆られている様に聞こえ、

町の人達は玄関口から離れる様に逃げ惑い!…が、マサツグ達はそれに抗うよう

逆走して行き!…とにかくあちらこちらからは混乱の様子が伺え、そしてそれを

見てマサツグ達も当然の反応!と言った具合に先を急ぐよう足を動かし続けて

居ると、アヤも嫌な予感がする!と…さも不吉な言葉を口にする!…

すると珍しくアヤが嫌な予感がすると言うモノだから、マサツグ達も中でも

嫌な予感が芽生え!…暫くしてマサツグ達はドワーフファミリアの広場に到着!…

するとそこには既に一悶着が有った様子で、見覚えのある兵士達が地面を舐めて

倒れて居た!…


__タッタッタッタッタッタッタッ!!!……ッ!!…


「こ、こいつ等は!!…」


「デグレアント兵!?…如何してここに!?…」


「……まさか侵攻して来たのか!?…だとしても理由が!?…」


「…とにかく警戒を強めろ!!…

いつ何時敵が襲って来るか分からなくなったのだからな!!…」


__ッ!!…応(えぇ)(はいです)(うむ)!!…


その倒れていた兵士達と言うのも忘れはしない!…何ならつい最近戦っていた連中で

デグレアント兵達!と…となると当然デグレアント兵達がこの場で倒れて居る事に

疑問を持ち!…その際モツがハッとした様子でその理由を口に!…と言うかそれしか

考えられない様子で話しを進め!…と、同時にその理由についても分からない!と…

さも侵攻する理由が無い事を口にして行き!…その場で長考する様なそんな様子を

見せて居ると、次にはリーナが注意喚起を!…全員に警戒をするよう声を掛ける!…

その際敵が何処から出て来るか分からない事を付け添えると、全員がハッとした

様子で返事!…辺りに対して警戒を強め!…マサツグ達が一丸となってパーティを

組むよう動き出すと、ふとここである疑問が…


「…ッ!……そう言えばオリハは?…

ここに来るまでに見掛けて居ないのだが?…」


「ッ!…え?…い、いや俺は見て居ないけどぉ?……」


__チラッ…ッ!…プルプル!…


「いや、今朝から見ていないな…」


「…私も……」


「クッ!…もし本当にデグレアントが責めて来たと言うのなら!…

オリハは一体何処に!!…」


ここで思った疑問と言うのもリーナがふと気が付いた事であり!…

この場にはほぼメンバーが揃っている中、オリハだけが居ない!と…

となると当然その所在について気になり始め!…マサツグ達に尋ねるよう

オリハを見掛けたか?と不思議そうに声を掛けて行くと、

そのリーナの問い掛けに全員が戸惑い!…各々が見て居ないと首を振る!…

何ならこの事態に対して一番に飛び出して行きそうな人物なのだが、

居ない事に何かふと不安を感じ!…と、その一方で次には爆発音が!…

心配をしている中、突如聞こえた爆撃音に各々が更に警戒を強める様な

そんな反応を見せて居ると、更にはある光景を目にする!…


__……ボガァァァンン!!!……


「ッ!!…また爆発!?……

もしやデグレアント兵達がまた何かを破壊!……」


「……ッ!…いや、明らかに人影が宙を舞っているぞ?…」


「ッ!……絶対にオリハだ……」


突然の爆撃音に勿論警戒!…その際リーナはまたデグレアントの仕業か!と

驚き戸惑った反応を見せるのだが…が、次にはモツがその爆発音の聞こえた方に

視線を向けると続けて疑問の言葉を…何でも人が宙を舞っている?と…

さも不可思議な光景を見たとばかりにモツが反応に困った様なそんな様子を

見せて居ると、それにマサツグがピクッと反応!…その爆発の正体とオリハの

居場所について確信を持つ!…と言うのもその光景は一度見た事が有る!と

言った様子で、アダマンタイマイの背中の上でのオリハの暴れ様を思い出し!…

と、アレはオリハだ…と呆れながらに口にして居ると、その爆発音は近付いて

来ている様な?…


__ボガァァン!!!…ボガァァァン!!!!…ボガァァァァンンン!!!!!…


「ッ!…近づいてくるぞ!…」


「分かってるよ!…全員警戒!!…」


__応(えぇ)(はいです)(うむ)!!……ザッ!!…


その爆発音は此方へ近付くに連れて更に大きく!…そして余計な不穏さも

醸し出し!…と、その様子にリーナも否応なしに警戒を強め!…

近付いて来て居る事を口に!…マサツグもツッコミを入れるようリーナの

言葉に対して返事をすると、次には全員に注意を呼び掛ける!…

するとそのマサツグの呼び掛けに対して一同は返事、そして身構える体勢へ!…

そしてその一方では遂に爆発音の正体も姿を現し!…と、同時に聞き覚えの

ある声も聞かせて行くと、そのマサツグ達の心配が杞憂である事を教えて行く!…


__ボガァァァァァァンンン!!!!!!…


「うおりゃぁぁぁぁああああああああ!!!!」


{ッ!…あっ…やっぱオリハだ…}


「……どっせい!!……チッ!!…

クソッタレめ!!!…まぁ~た団体様で来やがって!!…

張り合いの無い有象無象は相手にするだけでも

面倒だから鬱陶しい事この上ないのに!!!……はあぁ~…」


教えると言っても言葉で伝えるのではなくその在り様を見せる事で伝えて行くよう、

爆発音と共にオリハが姿を現し!…その際これでもか!と言う位に暴れて来た様子で

吠えて居り!…そのオリハの在り様にマサツグも呆れた様なそんな反応を見せて行く

と、次には警戒を解除…更には自身の考えが当たっていた事に言葉を零す…

と言っても口に出して言うのではなく心の中でポロッと吐露…その一方でオリハは

若干怒り気味で!…と言うのも張り合いが無い事につまんない!と…ただ鬱陶しい

だけであった事を更に漏らすと、徐に溜息を吐いて行く…そして広場に戻って来て

マサツグ達が居る事に気が付いて行くと、今度は気の抜ける言葉を!…


「……ッ!…あれ?…兄さん達…今来たの?…」


「…今来たの?…じゃ、ねぇよ!!…なぁに早速暴れてるんだ!!!…

…はあぁ~、で?…今状況はどうなってるんだ?…」


先程までの勢いは何処へやら?…マサツグ達を見つけるなりオリハは

いつものテンションに…と、そのオリハの変わり様にマサツグも更に呆れて見せ!…

とにかくツッコミの言葉を口にしつつ…その飛んで来たオリハに

今如何言う状況なのか?と説明を求めて行って見せると、オリハは

そのまま見て来た事を口にする!…何でも今回の騒動の元凶は

バルディアナに有るらしく、名前もうろ覚えである具合に話し出し!…


「…簡単に説明するとあのバルディアナ…だっけか?…

が、激おこぷんぷん丸で顔を真っ赤っかにしながら…

兄さん達を探してるって感じかな?…多分私達に対しての復讐!…

…なぁんか向こうで物凄い勢いで怒られたっぽいよ?…

でもそれで強さが変わったのか?って言われたらぜぇんぜん!!…

相変わらずだから余裕!!……ただ街中だから戦い難いってのが本音かな?…

だから一旦ここまで退いて来た!!…」


「……はあぁ~……成程把握…それは面倒だなぁ?…」


オリハが言うには肝心のバルディアナはかなりお怒りの様子であるらしく、

マサツグ達を探していた!と…その際周りの様子を見て分かるよう

戦力も投入して来て居る事を続けて口に!…しかしオリハから言わせれば

余裕である!と、と言うのも強さも前のままと話して見せ!…

何なら張り合いが無い事も豪語する余裕っぷりを露わにするが!…

さすがに市街地戦である事にオリハも考えた様子で…とにかく一旦退いて

来た事を口に!…と、今までの事をマサツグにそう言って説明をして行くと、

マサツグも面倒臭そうに理解!…またアイツかと言った具合に頭を抱える!…

さてそうしてこの事態を引き起こしたのも自分達のせい?と考えて

しまいそうになっている一方で、そこへ黒い巨大な影が!…


__スゥ…ババッ!…シュタ!!…ッ!?…


〈…我が君!!…〉


「ッ!…その声は!!…って、シルビィーナか!?…いつの間に!…

…ってかその姿でも喋れるんだな?…」


〈はい!…今は狼の姿で失礼します!!…

…オリハ様がここに居ると言う事は既に大方の話はご存知ですね?…〉


「ッ!…あ、あぁ!…もしかして何かあったのか!?…」


突如闇の中から現れるようマサツグ達の前に飛来!…すると当然マサツグ達も

驚くのだが!…しかしそこで見たモノは見覚えのある銀毛の大狼の姿であって、

その狼はマサツグの事を我が君!と…

となるとマサツグもその正体に気が付いた様子で声を掛け!…その際今だ

驚いている様子で思わず普通の疑問を投げ掛けると、シルビィーナは律義に

返事をする!…しかしそれ所ではない様子で話しを切り替えて行くと、

オリハの事を話し!…と、この話にマサツグ達もピクッと反応!…

気になった様子で何が有ったのか?について質問をすると、シルビィーナは

偵察をして来た様子で話しをする!…


〈はい!!…

オリハ様が盛大にバルディアナの前で大立ち回りを披露した為!…

ここにマサツグ様達が居ると確信し!…広場に向かい前進!!…

もう直ぐここに大量の兵と共に到着の予定かと!…〉


「ッ!?…この馬鹿!!…トレインマンやってんじゃねぇか!…

…でもまぁある意味では好都合か?…ここなら多少暴れても…」


狼の姿でマサツグにバルディアナの動向について報告を!…その際オリハが

やらかした様に説明を口に!…何でもオリハはバルディアナの目の前で無双を

演じて見せたらしく、バルディアナはそのせいで更に躍起になっている!と…

何ならその進路をこの広場に定めている様子であるらしく、時間にして間も

無くとも話し!…となるとその報告を聞いてマサツグが顔に手を当て脱力し

そうになってしまい、次にはオリハに対して苦言の言葉を漏らして行くが!…

ふとよくよく考え直した具合に好機!と言う…と言うのもこれ以上の犠牲を

出さない?方向で考えるとこれがベストの考えで有り、迎え撃つしか無い!と…

が、そんな話も当然真っ直ぐに進んで行かず!…シルビィーナがふとある事に

気が付いた様子で質問をする!…


〈……ッ!…そう言えば先程から…

マサツグ様達は何やら様に見えるのですが?…

何処かに隠してお持ちになって?…

これより大量の敵が攻めて来ますのでそろそろ武器を構えた方が

良いのではないか?と…〉


「ッ!………え?」


__パンッ!…パンパンッ!…パンッ!……サァーーーー……


シルビィーナの質問と言うのも武器の有無について!…その際シルビィーナは

首を傾げながら疑問の言葉を口に…するとマサツグもそれを聞いて[ヘ?…]と

ばかりに真似をするよう首を傾げ…この時揃いも揃って不思議そうな表情を

浮かべつつ!…自身の武器の有無について確認をし始めると、次には青褪め

固まり始める!…と言うのもシルビィーナの言う通りにオリハ以外持って

来ておらず!…その確かめる手は腰を叩いたり空を掴んだり!…


「モ…モツさん?…武器持ってきた?…」


「え?……あっ!…」


「…俺も置いて来ちゃった!……」


「ッ!…置いて来ちゃったじゃねえよ!!!…

…俺も人の事言えないけど!…」


一向に手応えが無い事にドンドン青褪め!…終いにはモツに持って居ないか?と

尋ねる始末になって行くと、モツも気が付いた様子でハッとして見せ!…モツも

武器を不携帯である事にここで気付き!…しまった!とばかりに戸惑った表情を

見せて居ると、マサツグはやっちゃった!とばかりにお道化て見せる!…

と言ってもその表情はしっかりと青褪め戸惑って居り、そんなマサツグの様子に

モツもツッコミ!…が、人の事は言えない!とモツも反省!…その一方で何やら

聞き慣れない音も聞こえ出し!…その音に何事?と言った様子で視線を向けると、

そこでトンデモナイ物を目にする!…


__キュルキュルキュルキュル…


「…ッ!…ん?…何だこの音は?……ッ!?…ちょ!!!…」


__ドゴォォォォォンン!!!……


「「で!?…せ、戦車ぁ~~~~!?!?!?」」×2


「おいちょっと待て!!!…

俺達を倒すだけに戦車なんか持って来るとか本気すぎるだろ!!?…

…てかこのゲームの世界観が壊れちゃうだろが!!!」


まるでパワーショベルの履帯の音の様なモノが聞こえて来ると、マサツグ達は

自然と視線をそちらに!…するとそこにはこのゲームに似つかわしくない

モノが侵攻して来ており!…と言うのもその物と言うのは某・ドイツ軍の

タイガーな戦車が!…そしてその戦車の上にはバルディアナが堂々と椅子に

座っており!…マサツグとモツもそんな戦車の登場に驚きと動揺を隠し切れない

様子で思わず叫んで見せて居ると、アヤやリーナ!…戦車を知らない者達が

アレは!?とばかりに戸惑って見せる!…そうして一同が困惑している様子を

露わにする一方で、恐らく戦車を持って来たであろうバルディアナは

顔を真っ赤にしながら言葉を!…


「……見つけた!!……見つけたぞ!!!…この虫けら共!!!…

よくもわたくしの顔に泥を塗ってくれたな虫けら共!!!…

私があの後城に帰還したら王からは非難のお言葉を貰い!!…

フィロノマールからは私をコケにし、馬鹿にした笑いが聞こえて来た!!!…

この私の惨めさが!!…悔しさが!!…お前達には分かるまい!!!…」


「……いや、分かりたいとも思わんが?…」


この時バルディアナは怒り心頭!…マサツグ達を見つけるや否や徐に椅子から

立ち上がり!…そして怒涛の文句を口にし出し!…その際惨めな目にも

遭って来た事をボロボロと漏らすと、その全てがマサツグ達のせいである!と…

とにかく責任転嫁をして見せる!…しかしマサツグはそれを聞いても当然全く

反省をする色を見せる事無く、寧ろ煽る様な一言を口に!…

と言うのも自業自得!と突き返し!…自分達が全く悪くない事を言い返すと、

更にバルディアナはキレて見せる!…


「ッ!!!…お黙り!!!……だが、もう良い!!…

この鋼鉄の馬車で貴様など肉の塊として葬り去ってくれる!!!」


「ッ!?…やっべ!!!…ついいつものノリで返しちゃった!!…」


もはやマサツグ達を葬り去る事に全力を投入するよう叫んで見せ!…

そしてふとあの洞窟の時の様に宙に浮き!…これまたあの時同様

マサツグ達を見下ろし始め!…そのまま戦車でマサツグ達を葬り去る事を

宣言すると、マサツグもしまった!とばかりに慌てて見せる!…

さて状況としては絶体絶命!…さすがのマサツグ達でも素手で戦車に

喧嘩は売れず!…その間にも戦車は砲塔を動かしマサツグ達に照準!…

後はバルディアナの号令次第!と…準備が出来た様に構えて見せると、

次にはシルビィーナがマサツグ達の前に!…さも盾になるよう飛び出して

見せる!…


〈バルディアナ!!!〉


「ッ!!!…お主は!!…

マリアンヌ!!…マリアンヌではないか!!!…」


「マ、マリアンヌ!?……シルビィーナ…

お前そんなけったいな名前を付けられていたのか?…」


「……兄さん?…人の事言えなぁい……」


「ッ!?…グッ!!……」


シルビィーナがマサツグ達の前に出てくると咄嗟にバルディアナの名前を呼ぶ!…

するとバルディアナもシルビィーナに呼ばれた事で手を止め!…そこに自身の

ペットであるシルビィーナが居る事に気が付く、次には怒りも何処へやら…途端に

再会出来た事に感激し出す!…そしてシルビィーナの事をマリアンヌ呼んで見せる

と、その呼び名にマサツグが驚愕!…さも何処のベルばらだよ!?と言った具合に

ツッコミを入れ!…シルビィーナにそう呼ばれて居た事に対して同情すると、身内

からツッコミが…と言うのもオリハがマサツグに対して同レベル!と…その言葉を

受けてマサツグが違う意味でダメージを負った様なそんな反応を見せて居ると、

バルディアナは続けてシルビィーナに戻って来るよう!…もう一度呼び掛けて

見せるのであった…

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異世界「エデンズガーデン」。 広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。 ダンジョンに巣食う魔物と冒険者たちが日夜戦うこの世界で、ある冒険者チームから1人の男が追放された。 彼の名はレッド=カーマイン。 最強で最弱の男が織り成す冒険活劇が今始まる。 ※この作品は「小説になろう、カクヨム」にも掲載しています。

異世界にアバターで転移?させられましたが私は異世界を満喫します

そう
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ナノハは気がつくとファーナシスタというゲームのアバターで森の中にいた。 そこからナノハの自由気ままな冒険が始まる。

異世界帰りのハーレム王

ぬんまる兄貴
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俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。 で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか? 異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕! 異世界帰りのハーレム王 朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!

実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~

仮実谷 望
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とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。

ダンジョントランスポーター ~ 現代に現れたダンジョンに潜ったらレベル999の天使に憑依されて運び屋になってしまった

海道一人
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二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。 ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。 そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。 主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。 ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。 それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。 ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。

私のスキルが、クエストってどういうこと?

地蔵
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スキルが全ての世界。 十歳になると、成人の儀を受けて、神から『スキル』を授かる。 スキルによって、今後の人生が決まる。 当然、素晴らしい『当たりスキル』もあれば『外れスキル』と呼ばれるものもある。 聞いた事の無いスキル『クエスト』を授かったリゼは、親からも見捨てられて一人で生きていく事に……。 少し人間不信気味の女の子が、スキルに振り回されながら生きて行く物語。 一話辺りは約三千文字前後にしております。 更新は、毎週日曜日の十六時予定です。 『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しております。

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