どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第五章-ウィンタースノー連邦-スノーピース~ドワーフファミリア編-

-第五章七十七節 ムッツリ従魔と運命の数分!と強打者マサツグ-

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「マリアンヌ!…無事で良かった!……

さぁ、私の元に戻っておいで!…

そしてまた私の事を慰めておくれ!!…」


__パアァ!!…


「……バルディアナ!…」


バルディアナはシルビィーナに自分の元へと戻って来るよう呼び掛ける!…

それはまるでシルビィーナだけには本当の自身を見せる様な!…

とにかく途端にか弱い女性の姿を露わにすると、そんなバルディアナの様子に

マサツグ達は戸惑う!…と言うのもさっきからギャップに付いて行けず!…

宛らその様子は独り身女性の心の拠り所が無い様で…

と、その一方でシルビィーナは徐に人型へと変わって行き!…

バルディアナの名前を口にすると、バルディアナもシルビィーナが人型に

変わった事で仰天!…目を丸くしながらその目の前の光景を確認する!…

その際特段何か気味悪がる様な反応を見せる事は無い様で、と言うより

逆に喜んでいる様子に見え!…


「ッ!!!…マ、マリアンヌ!…人の姿に化ける事が出来たのか!?…

今までそんな素振りを見せた事!…」


「バルディアナ!……退きなさい!!…」


「ッ!!!……」


とにかくシルビィーナが人型に化けた事で驚いている様子で!…

今まで見た事無い!とばかりにバルディアナが漏らしに漏らして居ると、

シルビィーナはバルディアナに対して退くよう!…毅然とした態度を

露わにする!…その際マサツグ達の前に立ち守る様に両腕を広げて

見せると、そんなシルビィーナの態度にバルディアナは困惑!…

当然何を言って居る?とばかりに固まって見せ!…

やはり目を丸くしながらひたすらにシルビィーナの事を凝視し続けて

居ると、次には漸く言葉を漏らす!…


「…ッ!?………ど、如何言う事?…何を言っておる?…

と、とにかく私の元に戻って!!…」


「いいえ!…戻りません!…

確かに私は貴方の元で色々としてきましたが、

私はもう貴方のペットではありません!!」


バルディアナの口から出て来たのは疑問の言葉!…そして理解に苦しむ様子で!…

が、それでも諦めて居ない様子で言葉を口に!…再度シルビィーナに戻って来る

よう声を掛けるが、シルビィーナは断固として拒否!…もうバルディアナのモノで

無い事を宣言する!…この時やはり一歩も退く姿勢を見せる事無くクールに

言葉を!…するとそんなシルビィーナの発言に再度バルディアナは酷く動揺し!…


「ッ!!!……」


「…それに今の私のご主人様は……」


受け入れ難い言葉なのか思わず後退り!…そしてさも少女漫画の様に

何かフラフラッと、口元に手を当てながら心ここに在らずの表情を露わに!…

その後次にはフッと俯きそのまま沈黙!…シルビィーナもそんな様子を

目にしても表情を変える事無く言葉を続けて行くと、ここで堂々と

今のご主人様の事について報告をする!…


__スッ……


「ッ!…え?…」


「こちらに居ります我が主人!!…マサツグ様です!!!……」


「ッ!?…な!?…」


「え?…えぇぇぇ!?……ちょ、ちょっと待て!?…

確かにそれはそうだがそれ今言う!?…ねぇそれ今言う~~~!?」


この時この人が自身の運命の人!とばかりに頬を染めると、

シルビィーナは半身だけ避けるよう体を回転させ!…

と、そこでマサツグの姿を露わにして行き!…

その際手を差し出す様にマサツグの事をその手で差して行くと、

バルディアナに今の御主人様を!…とにかくマサツグの事を

紹介する!…それも自信満々に堂々と紹介をして見せると、

その紹介を聞いたバルディアナだけでなくマサツグも勿論の如く

戸惑い!…何なら何故今このタイミングで!?とばかりに

驚愕し続け!…紹介をされたマサツグ自身もちょっと待て!と、

言葉を漏らしてシルビィーナにツッコんで行くのだが!…

それでもシルビィーナは止まろうとしない!…

今度は如何落とされたか?を説明し始める!…


「……こ、この方は私をテイムする際!…

…そ、それはそれはとても気持ちの良い手練で私の体を撫で回したのです!♥」


「ッ!?!?…」


「ッ!?…ちょ!!!……」


「私の体に抱きつき!…その手で私の体を乱暴に撫で回したのです♥…

頭!…胸!…腰!…お尻!……至る所をそれはもう!…隅々まで!♥…」


「ッ!!!!…」


__ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!……


シルビィーナは説明する際その時の事を思い出す様に突如モジモジとし始め!…

頬を染めながらに告白!…と言うのもその告白に途轍もない難が有り!…

さも何か卑猥な事をされた様に!…自身もそれが気持ち良かった事を口にすると、

バルディアナは勿論!…やった本人であるマサツグをも動揺させる!…

が、そんなマサツグの事等お構いなし!…更に細かく説明するよう自身の体を

軽く撫で!…その際も甘く蕩ける様な表情を露わに!…さも淫靡な雰囲気を

ワザとか!?と言いたくなる位に醸し出すと、それを見たバルディアナは

プルプル!と…静かに途轍もない勢いで怒って見せる!…そしてマサツグも

語弊がある事を口にすると、慌ててシルビィーナを止めに入り!…


「ちょ、ちょっと待て!!!…

それだと俺がまるでド変態みたいじゃあねぇか!!!…

色々と語弊を招く様な言い方をするんじゃあない!!!…」


「ッ!…しかしよく考えても見て下さいませ、我が君!…

…幾ら狼の姿でとは言えやった事は事実!…

それに狼の姿を今の人型の姿に置き換えたとするなら?…

…私も乱暴にされているにも拘らず、とても興奮し♥…

あまりの気持ちよさに!!♥…」


マサツグがシルビィーナの腕を掴むと強引に引き寄せ、そして文句と注意の

言葉を口に!…が、シルビィーナはそんなマサツグに対してもドキッとした様子!…

さも官能的にポッと頬を染め!…嫌いではない様子で言い訳の様な言葉を口に

すると、更に生々しく話をする!…その際モツが気を利かせてかシロの耳を

ペフとシャットアウト!…シロも何が何だか分かって居ない様子で首を傾げ!…

と、その一方でフィロは羨ましそうな分かる!と言った様な表情を!…

とにかく話が可笑しな方向へと進んで行き!…アヤもリーナも何か居た堪れない様な

想像したのか何か照れる感じでそっぽを向くと、それ以上話を聞きたくない!と

ばかりに…バルディアナの怒りは更に奮闘の一途を辿る!…


「ッ!!!!!………」


__ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!……


「止めんか~~~~~!!!!」


「ムグッ!!…」


「ぜぇ!…ぜぇ!…

お前は何でそうも状況をややこしくする!!!…

お前は天然か!!!…」


もはや我慢ならない様子で俯きカタカタ!…このままだと某・超サ○ヤ人に

目覚めそうな勢いで!…と、マサツグもその状況が見えて居るのか

シルビィーナの口に手を!…強制的に黙らせる様にして口を塞ぎ!…

もう一度注意の言葉を口にすると、シルビィーナは漸く聞き入れた様子で

反応!…やはり何かポッと頬を染めながらマサツグを受け入れる!…

が、当然時既にお寿司の様子でバルディアナはカンカン!…

次に言葉を口にすると、それはトンデモナイ勢いで殺気を含み!…


「キサマァ!!…よくも!…よくも!!…

私を馬鹿にしただけでなく、私のペットまで!!!……ッ!!!……

許さない!!!!」


「……はあぁ~……

どうしてこうなった!!…」


とにかくバルディアナは物凄い勢いでマサツグに殺意を燃やし続け!…

恨み言も口に!…そして何が何でも殺す!と言った具合に凶悪な表情を

浮かべて見せ!…許さない!の言葉を最後に!…再度砲撃の合図を

取って見せると、その眼下のマサツグの姿を睨み続ける!…

となるともはや如何頑張ってもこの状況を脱する事の出来ない雰囲気に

マサツグも溜息!…タイトル回収とばかりに言葉を!…

と、そんな事を言っている間にもバルディアナは着々とマサツグに

狙いを定め!…その際シルビィーナの事も葬る気で居るのか?…

最後の言葉を口にする!…


「さぁ!…鋼鉄の馬車よ!!!…あの愚かな反逆者共を吹き飛ばせ!!!…

…もはやあの狼も要らん!!!!…我が元に返ってこないのなら!!…

いっそここで始末してくれる!!!!」


__ガッ!……ウィ~~~~~……


「ッ!?…ま、不味い!!」


「ッ!!…ちょ、ちょっと!!…アレは何!?…

私の矢でも精霊魔法でも防げそうにない雰囲気なんだけど!?…」


「…私も今持っている武器はこの木剣だ!!…

思う様に全力で攻撃など出来んぞ!?…」


「…俺達も武器も何も持って来てないし!……本当に万事休すか!?…」


バルディアナの指示する戦車は再度微妙に砲塔の照準を合わせ!…

狙いをやはりマサツグ達に!…と、この時余程シルビィーナを取られた事が

悔しいのか?…バルディアナが涙目になりながらやはりマサツグの事を

睨んで居ると、その一方ではモツ達が不味い!と…各々未知との遭遇に

てんやわんやの様子を露わに!…この時アヤも対抗出来るかに不安を覚え!…

リーナも満足に力を振るえる状況で無い事を口にすると、さすがのマサツグも

諦め気味に!…戦車も最後の照準の微調整を終えて行く!…


__………~~~~~ンン!!!……


「…ッ!!…如何したら良いのですか!?…」


「…クッ!!…さすがの私でもあの鋼鉄の馬車とやらまでは……」


「ッ~~~!!…一か八か!…オリハ、憑依するぞ!!!」


__ヒュン!……ゴゥ!!!!…


砲塔は依然としてマサツグ達に突き付けられたまま!…

その様子にシロも慌てた様子で言葉を!…と、この時モツは最悪の事態に

備えて動ける様に身構え!…リーナもまだ諦め切れない様子で言葉を口に!…

ギュッと木剣の柄が折れそうになる位に握っていると、フィロが掛けに

出始める!…と言うのもそれはここに来るまでの道中の飛行船でやって見せた

憑依で有り、ワンチャンこれなら何とか出来るのではないのか!?と…

とにかく咄嗟に憑依するとオリハはあのフィロネウスと間違われる姿に!…

するとオリハも察した様子で身構え!…マサツグ達の前に出るよう動き出すと、

フィロもオリハに指示を出す!…


{オリハ!!!…一気に駆け抜けるのじゃ!!!…

この力なら止めれるやもしれん!!…}


__ッ!…コクリッ!…バッ!!!…


「オオオオオオオオオ!!!!…」


「無駄じゃ!!!…もう砲はお前達を捕らえ!!…後は放つのみ!!!…

更に言うとこの鋼鉄の戦車は如何なる攻撃も弾き!!…

一方的に蹂躙する事が出来る兵器!!!…もはや誰にも止められぬ!!!!」


フィロが急ぎ距離を詰めるようオリハに指示!…するとオリハも頷いて

全速力で戦車に肉薄を仕掛け!…その際この時だけに全力を注ぐ様に声を上げ!…

何とか最初の一撃だけでも難を逃れようとするのだが!…バルディアナは

そんな様子に無駄!と…やはり目に涙を溜めながら興奮した具合で叫んで見せる!…

何ならご丁寧にその戦車が高性能である事まで話し出すと、

終いには高笑いをしそうな勢いでニヤッと笑い!…その一方でオリハも構わず

戦車に突貫!…が、微妙にオリハの間合いには入っておらず!…

ギリギリ届かない事に焦りを感じて見せて居ると、遂にその時がやって来る!…


{クッ!……距離が地味にある!…このままじゃ!…}


「さらばだ、愚か者共!!!…

私に楯突いた事をあの世で後悔するが良い!!!」


{クソッ!!……ここまでなのか!?…

確かに死んでもリスポーンは出来るけど!!…

ただやられるだけなんてカッコ悪いじゃねえか!!!…}


当然後はぶっ放すだけの状態の戦車にオリハが焦りを覚える一方!…

バルディアナも腕を振り下ろさん!と…それこそ突っ込んで来る

オリハの事など御構い無し!…最初から諸共吹き飛ばすつもりで

嬉々としたよう腕を振り下ろそうとして行くと、最後には馬鹿にするよう

言葉を口に!…が、この時諦め掛けていたマサツグがやはり諦め切れない

様子で思考を巡らせ!…そしてこのままカッコ悪く終わるのか?と…

その事に対して嫌だ!とばかりに自身の可能性に賭けに出ると、

そこである奇跡を巻き起こす!…


「死ねぇぇぇぇぇぇ!!!!……」


{もし、俺のが本物なら!!…

この状況を打開する為の不幸の乱数調整なら!!……

……ここで発動しやがれ!!!「超幸運」!!!!…}


__……おぉ~いぃ!!!…お前さん達ぃ~~!!!……ッ!!…ババッ!!…


今まさにバルディアナが声を上げながら手を振り下ろそうとしている瞬間に!…

マサツグは必死にそのスキルに文句を言う様に願いを!…と言うのも頼めるのは

やはりいつもの自棄で有り!…そしてその自棄の象徴である[超幸運]に対して

発動するよう心の中で言葉を投げ掛け続けていると、それはまさに発動したよう!…

突如マサツグ達の背後より姿を!…いや、声が聞こえて来る!…そしてその声と

言うのは聞き覚えのある声であり、マサツグもハッと気が付いた様子で振り返ると、

そこでマサツグが望んで居た物が手元に届く!…


「ッ!!…うぅ~けぇ~とぉ~れぇ~~!!!!」


__グオングオングオングオン!!!…


この時背後からやって来たのはドレッグの駆けて来る姿であり、その手には

何やら包帯がグルグル巻きのゴツイ剣の様な物が!…そしてドレッグの目から

見ても窮地である事が把握出来た様子であり、ドレッグは急いでマサツグに

届けるよう!…自身の体を軸にその手に持っていた剣をブン回し!…

勢いを付いた所でマサツグ目掛けてその剣を投擲して見せて行くと、

無事に受け渡しを完了させる!…


「…ッ!?…な、何だアレは!?…」


「ッ!!!…刹那!!!…」


__グオングオングオングオン!!!…パシィ!!!…


その際要領としてはハンマー投げの様にその剣を投擲!…するとこれには

物凄い勢いで飛んで来る剣に思わずバルディアナも怯んだ様子で!…

と、手を振り下ろすのに躊躇ってしまい!…マサツグも察した様子で

刹那を発動!…その背後から飛んで来る大剣を見事に柄で受け取り!…

自身の頭の上で掲げるよう片手で握って見せると、その包帯がファサッと…

解けて中から見事な大剣が露わになると、これまた一同が驚愕する!…


__シュルシュルシュルシュル…パサァ…ッ!?!?…


そこに在ったのは今まで幾度となくマサツグ…いや、マサツグ達の危機を

救って来た大剣の生まれ変わった姿が有った!…それこそ直す前は刃が欠けて

刀身には大きな傷が在ったのだが、生まれ変わったその大剣からは

当然の事ながらそう言った刃が欠けている様子は全く見られず!…

何もかもが勿論の事ながらリニューアル!…更なる頑丈さを表しているのか

刀身は黒く!…何処かラメが振られた様にきめ細やかに光を反射すると、

更には柄にも握り慣れた感じのグリップが!…新しくなった鍔も付けられ、

無骨ながらも新しい!…何かマサツグも握った瞬間にハッとする!…

そんなマサツグの等身と変わらないデカい鉄板の剣が出て来ると、

モツもハッとした様子で言葉を零す!…


「ッ!!!…あの大剣は!!…」


__ジャコンッ!!!…バッ!!!…


「ッ!!!…ゼェ!!…ゼェ!!…ッ~~~!!…

いっけえぇマサツグゥ~~~~!!!!

今のお前さんなら恐るるに足りん!!!…突っ込めぇ~~~~!!!!」


当然あの大剣が生まれ変わった姿にモツも驚愕!…ただ掲げている様子を凝視!…

と、その一方でマサツグもずっと掲げて居るだけではない様子で!…

突如構えて刹那の効果が切れる前に動き出し!…一直線にその今にも砲撃して

来そうな戦車に向かい突貫すると、その背後からはドレッグが!…

マサツグに恐れる必要は無い事を口にすると、息を切らしながらもエールを送る!…

そしてその飛び出して行ったマサツグもその言葉を受けて更に力を込めて行くと、

一言言葉を漏らし!…


「…ナイスだぜ!!…ジッチャン!!!…最高の出来だ!!!」


「ッ!?…ッ~~~!!!…今更何を持って来ても無駄じゃ!!!!

もう喋る事も出来ない骸になれぇ!!!!……発射アアアァァァァ!!!」


__…グッ!!…ズドゴォォォォォンン!!!!…


握って初めて分かるのかマサツグは満足した様子で思わず笑みを!…

しかしその戦車に対して視線を外す事は決してなく!…真っ直ぐ見据えては

今にも斬り掛かる体勢に露わに!…その一方でバルディアナも今更無駄!と…

とにかくハッとした具合に戦車へ向かって指示を出すよう遂にその腕を

振り下ろして行くと、戦車に砲撃を命令する!…すると当然戦車は

マサツグ達に向けて何の躊躇いも無く砲撃!…その場で激しい物音を響かせ!…

が、マサツグは構わず突貫して行き!…


{ッ!?……アイツ本当に撃ちやがったな!?…

けど、この距離と刹那の使用時間を見れば!……行ける!!!!}


__…グググッ!…バシュン!!!……


「な!……」


「オリハ止まれ!!!!」


「ッ!!!…え?…」


この時本当に砲撃して来た事にも驚きながら、それでも冷静に状況判断を

するとイケる!と漏らし…足に力を入れると更に加速!…その一瞬の出来事に

さすがのバルディアナもまさか!と言った具合に驚いた様子を見せて居ると、

その一方ではマサツグがあっと言う間にオリハの元へと追い着き、オリハに

止まるよう声を掛け出す!…すると突如マサツグに間近で声を掛けられた事に

オリハも思わず驚いてしまい!…本当に足を止めると次には!…


__トンッ!!…グオオォ!!!…


「ッ!?…うわッ!!…」


「後は任せろ!!!」


「ッ?!…ちょ!?…兄さん!?…」


マサツグは戸惑うオリハの肩に手を伸ばすとそのまま引っ張る様にして

後ろへ投げ!…更に自身が前に出るよう飛び出し!…その際後の事を

任せる様に言い聞かせると、オリハも突如投げられた事に戸惑いを隠せない!…

何なら文句有り気に兄さん!?と…投げられた拍子にバランスを

崩した様子でフラ付いて居ると、既にマサツグはその飛んで来る

砲弾と睨めっこ!…真っ向勝負を仕掛けていた!…そして!…


{ッ!!……フ、フン!!…

幾ら早く動けようとも肝心の弾をどうにも出来ねば!…}


__ズザアアァァ!!!…グンッ!!!…


「ッ!!!…まさか!!!

あの構えは!?…」


「いや!…兄さんならワンチャン!…」


「ッ!?…な…何じゃあの構えは?…死を前に気でも……」


この時バルディアナは真っ直ぐ突っ込んで来るマサツグに動揺を隠せず、

それでも強がる様に言葉を漏らし!…と言っても表に出す事無く心の中で

漏らして行き!…しかしその一方ではマサツグが徐に滑り込む様にして

大剣を構え!…さも野球のバッティングフォーム宜しく飛んで来る砲撃に

対して身構えて見せると、その様子に一同も漏れなく困惑!…

まさか!?と言った言葉を零して行く!…その際モツは普通に驚いた反応を

見せる一方で、体勢を立て直したオリハからは期待の言葉を!…

何ならバルディアナはそんな構えに対して見た事無い!と…

とにかく気でも狂ったのか?とばかりに言葉を漏らして見せて居ると、

次にはマサツグが四番打者と化して行く!…


「いっっっっっけぇぇぇぇぇぇぇぇ!!!!!」


__グオン、ガギイィン!!!……グワガキイィィンンン!!!!……シュン!!…


「ッ!!!!!!………ッ!?……ッ!?!?…

ば!…ば!…ばば!…馬鹿なぁぁぁ!!!!!……」


自身で掛け声を叫ぶとマサツグは両腕に力を!…そして腰を捻る様にして

回転を加え!…そこからはフォームの通りに全力フルスイング!…

見事に砲弾を芯で捉え!…相手に向かって撃ち返す様にその場で快音を

響かせて行くと、砲弾をそのままホームラン!!…

町の外へとかっ飛ばして見せる!…その際バルディアナの顔の直ぐ隣

スレスレを通り向ける様にかっ飛ばして見せると、その目の前の光景に

バルディアナも恐怖で青褪め!…とにかく有り得ない!とばかりに

狼狽えまくり!…言葉もままならない様子でそのまま空中静止をして

居ると、マサツグはスッと構えを解除!…その視線を手にしている

大剣へと向けて行く!…


__……ジャコンッ!!…チラッ?…


「……うん、さすがアダマンタイト製だ!!…何とも無いぜ!!……」


「……はあぁ~…

兄さんならやりかねんと思っていたけど…まさか本当にやるとは…」


マサツグは満足げに大剣を見詰めながらどこかで聞き覚えのある台詞を口に!…

そしてまた戦車に対して視線を向け出し!…と、その一方ではオリハが本当に

やって見せた事に対して呆れて見せ!…少なからずとも可能性は有った!と…

ただ本当にやって見せた事に対して若干戸惑った様な事を口にすると、モツも

それに賛同するよう!…先程の台詞込みで呆れながらにツッコミを入れる!…


「しかも何処かで聞いた事のあるセリフ付きでな?……

…それより、ナイスタイミング!!…ドレッグさん!…」


「ハッ!!……ッ!…さ、さすがドレッグ殿謹製の武具!!!…

あの様な兵器まで凌駕する武具を作るとは!!…」


「いやいやいやいやいやぁ~!…ワシはただその大剣を修理しただけ!…

真に賞賛するはそれを持って事を成した使い手の方じゃ!!…

…まぁ、ワシが作り直したと言うのもあるが…最高の素材を使ったからな?…

オマケに元は師匠が鍛えた剣じゃし…

もはや壊れる事はもう無いかもしれんがのぅ?…

あっはっはっはっはっはっは!!!…」


モツがツッコミを入れながらも気を取り直して行くと、次にはドレッグに

ナイスタイミング!と…本当に感謝をする様に言葉を口に!…

するとアヤやリーナ達も先程の光景で放心…から復帰し!…我に返った様子で

目をパチパチとさせてハッとして行くと、ドレッグの事を称賛する!…

まさかあの様な砲弾まで弾き返す事の出来る武具を作るとは!…

と、しかしドレッグはその言葉に謙遜!…ただ自分がやった事をだけを口にし!…

その際マサツグが規格外なだけである事をいい意味で誇張して話して行くと、

更に話しを続けて見せる!…と言うのも元々が良かったから!と…

アダマンタイトや元の剣が最高峰であった事を話し!…

ともかくアレはもう折れる事は無い筈!と…ドレッグ自身開村の出来の様子で

満足げに笑って見せて居ると、一方でバルディアナもハッ!と…


「………ッ!!!…ッ~~~!!!…

おのれ……おのれおのれオノレオノレオノレエェェ!!!!!…

この化け物め!!!…さっさとくたばってしまえば良いモノおぉ!!!!…」


「……で、如何するつもりだ?」


「ッ!?…クッ!!……」


もはや怨嗟で如何にかなってしまいそうな雰囲気を出していると、とにかく

恨み言のオンパレード!…何故さっさとくたばらないのか!?と吠えて見せ!…

その際マサツグの事を化け物扱いして行き!…マサツグもマサツグでその言葉に

対してまだやるのか?とばかりに返事をすると、この時チラッと眼光鋭く!…

バルディアナの事を睨んで見せる!…するとバルディアナもこれには怯んだ

様子でビクッと反応して見せると、思わず後ろに引き下がり!…と、そんな

様子を見せて居るバルディアナに対してマサツグは更に牽制を口に!…


「ここでドンパチする!ってんなら容赦はしない!…

少なくとも俺はコイツが戻って来た時点でお前等に負ける気は全然ない!!…

…ここで大人しく帰るってんなら今だけは見逃してやるが?…」


「ッ!?!?…ッ~~~!!!…おのれ、小憎らしい!!!!…

ふーッ!!!…ふーッ!!!…ふーッ!!!…ふーッ!!!…

こうなればぁ!!!…全軍!!!…とつげ……」


〈…待て、バルディアナ…〉


このままさっさと帰れ!と…さも面倒臭い!と言った具合に零して見せると、

更にバルディアナは激昂!…あからさまに歯を食い縛って悔しがる!…そして

そのマサツグの言葉に対して挑発と受け取ったのか、次には突撃命令を!…

が、それを良しとしない様子で突如声が…それはまた何処からともなく聞こえ

出し!…バルディアナもその声に聞き覚えが有る様子でピタッと止まると、

次には若干の焦りの色を!…


「ッ!…ッこの声は!!……」


__ボウンッ!!……


「ここでお前が勝手に戦死するのは良いのじゃが…

我が王に迷惑を掛けるのは止めて貰おうか?……」


突如聞こえて来た声はマサツグ達の耳にも…となると辺りを見回し!…

が、それらしい人影は何処にもなく!…バルディアナも面倒な者に

見つかった!とばかりにその表情を曇らせ止まって居ると、次には

先程の声の主か?…徐にランプの魔人が如く姿を現す!…

それは煙を突如空中に出現させると、見るからに魔法使い!と言った

格好をして居り!…そして声の感じからして恐らく老人!…

ローブを深く着込んだその老人はバルディアナの前に!…

そしてこの戦いを止めるよう言葉を口にすると、更にバルディアナは

機嫌が悪そうな表情を!…本人を目の前にしても露わにする!…


「ッ!!……やはりお前か!…[]!!……」


「ッ!!……また一人増えた!?」


「チッ!!!…やっぱデグレアントは面倒だな!!!……ッ?…」


分かって居た様子で会いたくなかった!とばかりに言葉を口に!…

その際老人の名前かポロッと漏らし!…と、その一方で恐らく

デグレアントの関係者!と…また何か幹部クラスの人間が来た事に

マサツグ達が警戒を示すと、その老人はピクッと反応!…

その眼下に居るマサツグ達に視線を向ける!…この時その老人の顔は

ハッキリと見えないで居るのだが、何故か敵意を向けられて居る様には

その時感じず!…と、そんな雰囲気にマサツグも困惑!…

これは一体?とばかりに思わず戸惑った様な反応を見せて居ると、

その老人はマサツグ達に会釈…徐に自己紹介をし始めるのであった!…

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異世界「エデンズガーデン」。 広大な大地、広く深い海、突き抜ける空。草木が茂り、様々な生き物が跋扈する剣と魔法の世界。 ダンジョンに巣食う魔物と冒険者たちが日夜戦うこの世界で、ある冒険者チームから1人の男が追放された。 彼の名はレッド=カーマイン。 最強で最弱の男が織り成す冒険活劇が今始まる。 ※この作品は「小説になろう、カクヨム」にも掲載しています。

収奪の探索者(エクスプローラー)~魔物から奪ったスキルは優秀でした~

エルリア
ファンタジー
HOTランキング1位ありがとうございます! 2000年代初頭。 突如として出現したダンジョンと魔物によって人類は未曾有の危機へと陥った。 しかし、新たに獲得したスキルによって人類はその危機を乗り越え、なんならダンジョンや魔物を新たな素材、エネルギー資源として使うようになる。 人類とダンジョンが共存して数十年。 元ブラック企業勤務の主人公が一発逆転を賭け夢のタワマン生活を目指して挑んだ探索者研修。 なんとか手に入れたものの最初は外れスキルだと思われていた収奪スキルが実はものすごく優秀だと気付いたその瞬間から、彼の華々しくも生々しい日常が始まった。 これは魔物のスキルを駆使して夢と欲望を満たしつつ、そのついでに前人未到のダンジョンを攻略するある男の物語である。

スキル『倍加』でイージーモードな異世界生活

怠惰怠man
ファンタジー
異世界転移した花田梅。 スキル「倍加」により自分のステータスを倍にしていき、超スピードで最強に成り上がる。 何者にも縛られず、自由気ままに好きなことをして生きていくイージーモードな異世界生活。

ダンジョンに行くことができるようになったが、職業が強すぎた

ひまなひと
ファンタジー
主人公がダンジョンに潜り、ステータスを強化し、強くなることを目指す物語である。 今の所、170話近くあります。 (修正していないものは1600です)

異世界帰りの元勇者、日本に突然ダンジョンが出現したので「俺、バイト辞めますっ!」

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
俺、結城ミサオは異世界帰りの元勇者。 異世界では強大な力を持った魔王を倒しもてはやされていたのに、こっちの世界に戻ったら平凡なコンビニバイト。 せっかく強くなったっていうのにこれじゃ宝の持ち腐れだ。 そう思っていたら突然目の前にダンジョンが現れた。 これは天啓か。 俺は一も二もなくダンジョンへと向かっていくのだった。

実家にガチャが来たそしてダンジョンが出来た ~スキルを沢山獲得してこの世界で最強になるようです~

仮実谷 望
ファンタジー
とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。

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