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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-
-第七章十節 遊ばれるグレイスと気になる左腕とシロの反抗期?…-
しおりを挟む朝から色々と騒がしく!…
マサツグが既に疲れた様子でゆっくりベッドから起きて見せると、
その様子に周りが心配を…
何ならグレイスに至っては申し訳なさそうなそんな反応を露わにする!…
と言うのもやはりまだマサツグの左腕の事を気にしている様子で、
視線も自ずと其方に!…が、そんな視線を気にしない者も当然居り!…
まだ何か物足りない様に感じては一人悩み出したりしており、
と思ったら突如ハッとして次には!…
その足りないアイテムをポーチから引っ張り出したり!…
とにかく目の前の事に没頭して見せ!…
そしてさもそれを当然の様にグレイスへ手渡して更にコーデを固めて行くと、
マサツグもその様子に対して更にツッコミを!…
__うぅ~ん…うぅ~ん……ッ!!…ガサゴソッ…ズルゥ!!…スッ…
「…ッ!…おいオリハ?…さっきから黙ってたけど?…
何か女王様が見覚えのある格好になって行ってるんだが?…」
「ッ!…え?…あぁいや!…これは何と無く…
でもまぁこのままポニーテールにしたら某・バニ上様になるかな?…
…いやこの場合は実装されて居ないバニ下様と言った方が…」
と言うのもマサツグが待った!を掛けた理由もグレイスがバニーの格好をした事で、
ふとあるキャラのコスプレの様に見えてしまい!…
と、オリハもそのコーデに対してもはや確信犯なのか!…
マサツグの待った!に対して何やら動揺!…
そして若干認める様にその某・キャラを連想した事を白状すると、
それでもオリハはその手を止めようとしない!…
寧ろ完成させようと更にアイテムを追加する!…
となるとそんなオリハの行動にさすがのマサツグも不敬!と思うと、
更にツッコミの言葉を口に!…
「おい馬鹿止めろ!!!…てか!!…女王様で遊んでんじゃねぇ!!!…
俺は!!…服を着せろとしか言ってねぇからな!?…」
「ッ!?…えぇ~、何でも良いって言うからやってるのに!!!…
…まぁ…バニーの服は黒で網タイツのスタンダードだけど!!!…
女王様のこのきめ細やかな白い肌を強調しようとするなら仕方の無い事で!!!…
それにちゃんと白のフワフワファーストールも用意したのに!!…」
「だぁかぁらやめろつってんだろうが!!!!…」
それこそ先程の問答を引っ張り出す様に!…
自分が言ったのはあくまでも服を着せるだけである事を誇張すると、
それを聞いたオリハはやはり責任転嫁!…
マサツグが言ったのに!と膨れて見せる!…
その際白いファーのストールを手に持ってそれをブンブンと振り回し抗議をすると、
そのオリハとマサツグのやり取りに喧嘩をしているのか?と…
グレイスはオロオロとして見せ!…因みにここで話は少し脱線をして行くだが、
その時のグレイスの格好!…顔立ちに降ろした髪型にプロポーション!と…
本当にそこをモデルにしたかの様に何から何までそっくりである様に伺える一方、
唯一違う点があるとするならその性格に在り!…
グレイスの性格は二つ名の様に慈母神の様に優しく!…
その影響からか表情も優しい物となっており!…
とまぁそこまで似ているのでとにかくその格好をさせればもうコスプレ!と…
マサツグがとにかくそこから先はヤバい!と言った様子で注意をすると、
オリハは膨れながらもそのファーを仕舞う!…ある意味での危ない橋を回避する!…
さてそうしてまたもや疲れた…と言った様子でシロの着替え等も済ませて行くと、
漸く今度は自身の身支度を整える事に!…
その際今回の騒動で消耗したアイテム等を確認するよう…
アイテムポーチを開いてはその残数を確認!…
そこで溜めて来たエリクサーが減っている事に!…
改めて気付きショックを受ける様なそんな反応を露わにすると、
思わずその事も口に!…とにかく嘆く言葉を漏らして行く…
「…はあぁ~…大分使っちまったなぁ~…エリクサー…
とは言え色々と危なかったし…仕方が無いとは言え……使っちまったなぁ~…」
__はあぁ~……ッ!…テテテテテ!!…
マサツグにとってエリクサーとはへそくり!…
そのへそくりが無くなっている事でとにかくショックを受け!…
と、その時の表情もさすがにFXで全部を溶かした顔とまでは行かなくとも…
今まさに落ち込んでいます!と言わんばかりのモノを浮かべて…
更には溜息も吐いてガックリと折れるそんな姿を露わにすると、
そんなマサツグに様子に気が付いたのか?…
シロとハティが揃ってピクッとその溜息に反応をする!…
となると次にはその溜息を吐いているマサツグの方へと駆け寄って行くと、
今度は…
「「ご主人様ぁ~?(先生?)…」」
「ッ!…え?…ッ!?…」
__ンバッ!!…コオオオォォォ!!…ガバァ!!!…
徐にシロとハティが揃ってマサツグの呼んで行き、
マサツグも呼ばれた事でピクッと反応をして…
スッと呼ばれた方を振り向いて行くとそこには!…
既に何かこちらに向かい飛んで来そうな状態で腰を落とす!…
そんな二人の様子を目にしてマサツグも更に戸惑った反応を露わにすると、
次にはシロとハティはマサツグの事など御構い無し!…
二人揃ってマサツグの事を押し倒しに掛かる!…
幸いそのマサツグの背後はベッドなのだが、
それでも突如シロとハティに飛び付かれた事でマサツグは戸惑い!…
「ッ!?…え?…えぇ!?…」
__バフゥン!!!…ポイン!…ポイン…
「な!…何?…何事!?…」
結果マサツグは抵抗する事出来ずに押し倒され!…
若干弾む様にしてシロ達を抱えたままベッドの上へ倒れて行くと、
一方でシロとハティはマサツグの事を確と掴んで放さない!…
それは突如甘えて来た様なそんな反応を露わにする!…
となると余計に何が何だか分からないマサツグは戸惑いっぱなしに!…
二人に慌てた様子で声を掛ける始末になり!…
しかし二人は何も言わずにギュッとマサツグの胸に顔を埋め!…
そこから何やら唸る様な!…
何の説明も無いままそんな様子を露わにすると、次には!…
__…ギュッ!!…ッ!…ンン~~!!……ボヤァ!…
「ッ!?…ううぇえぇ!?…ちょ!?…怖い怖い!!!…
シロちゃんハティちゃん!?…せめて何か説明をしてからやってぇ!?…
さすがのおいちゃんも急にこんな事されたらビックリするからぁ!!…」
押し倒されたままでマサツグが固まって居ると、突如二人が緑色に発光!…
となるとそんな二人の様子にマサツグも慌て!…
その意図が分からない事を口に更に二人へ説明を求めて行くと、
二人はただマサツグを掴んで光り続ける!…
宛ら蛍の様な優しい発光を全身で放つ!…
勿論マサツグとしてもその光りが何なのかは分かって居るのだが、
それでも何も説明が無いままにやられると戸惑うモノで!…
と、時間にして約五分間位だろう?…徐々に二人の光が落ち着き!…
シロ達が恐る恐るチラッと確認をする様にそのマサツグの顔を見上げ出すと、
次にはこんな事を口に!…
「……もう痛くないですか?…」
「ッ!…え?…」
「先生、辛そうな顔をしてたのです…
だからお母様に噛まれていた時の傷が痛いのかなって…」
と言うのもシロとハティは二人揃って誤解をしていた様子で有り、
マサツグのへそくり減少の悲しい顔を痛みに耐える顔と間違え!…
それは如何にもやはりまだ左腕の事が心配の様で!…
二人としてもそんなマサツグを気遣い治癒の力を少し使った事を口に…
シロが左腕をチラッと見て痛くないか?と質問をすると、
マサツグもそんな問いに対して戸惑う!…
更にハティが先程の事について説明をする!…
その際シロと同じく心配をする表情を見せると、
その説明と二人の表情からマサツグも漸く理解をし!…
「ッ!…あっ!…あぁ~!!!…なるほど!!…はあぁ~…
てっきり俺はまだ勝手に死んだ事を怒られているのかと…」
「「それも怒っています!…」」
「ッ!?…で、ですよね…すいません…」
漸く二人の行動に納得が行った事でマサツグも安堵、
何度も理解した様子で言葉を漏らし!…
となると続けてなるほど!と言って安堵の溜息を吐いて見せると、
自身で思った事を口に!…
それはさも当てつけなのか?と言った具合に邪推をして居り…
その際まだ怒られているモノだと思って居た事を口にすると、
シロとハティは勿論!とばかりにムッとした表情でマサツグに文句を言う!…
と、文句を言われたマサツグも途端にシュンとして反省をする!…
さてそうしてマサツグが幼女二人に押し倒され怒られ!…
何とも情けない姿を晒して居ると、
ハティは途端にそれよりも!と言った様子で言葉を口に!…
「でもそれ以上に今は先生の左腕の方が心配なのです!!…
痛いですか!?…痛くないですか!?…」
__ズイッ!…ズイズイッ!!…ッ!?……
それこそ倒れるマサツグに迫って行くよう!…
ズイッ!と顔を近付けハティが心配の言葉を漏らして行くと、
シロもそれに合わせて同じく顔をズイッ!と近付け!…
すると二人揃ってマサツグに向かい圧を放つ様に!…
ジッとマサツグの目を見詰め如何にも心配?…
と言うよりも怒った感じを露わにすると、
マサツグもそんな二人の視線に思わず戸惑う!…
何なら目をパチパチとさせながらキョドッてしまう!…
さてそんな二人の視線に戸惑いながらも!…
二人がちゃんと自身の事を心配してくれている事を理解すると、
次には微笑んでシロとハティの事を抱き締め!…
__…フッ…ギュッ!…ッ!…
「…あぁ、ありがと!…
もう本当に大丈夫だから!…二人のお陰でもう痛くないよ!」
「「ッ!……えへへ♪…」」
突如スッとマサツグに抱き締められた事で二人も反応!…
その際若干驚いた表情を浮かべて見せ…
ジッとマサツグに何?と言ったモノ言いたげな視線を向けて行くと、
マサツグは笑顔で言葉を続ける!…お礼を言ってもう大丈夫!と返事をする!…
この時更にそれも二人のお陰である事を付け添えて二人の頭を撫でて行くと、
二人も甘える様にして尻尾を振って笑って見せ!…
と、雰囲気は和やかなムードへとなって行き!…マサツグも二人を抱えたまま!…
ここまで来るに当たって色々と有った事をふと思い出す様な!…
何かしみじみとする気持ちになって居ると、
甘えて来る二人を甘やかす様にずっと頭を撫で続ける!…
と、同時にふとある言葉を思い出す!…
{……おかあさん!…}
__ッ!!!……ガバァ!!…
「きゃあぁ!!…ご、ご主人様?…」
「ど、如何したのですか?…先生?…」
この時思い出した言葉と言うのは!…
シロが初めてグレイスの事をお母さん!と呼んだ場面で、
何ならその時のシロの表情もハッキリと思い出し!…
と、マサツグもそれを思い出した事で何故かハッ!と慌てて見せ!…
次にはシロとハティを抱えて飛び起きてしまい!…
二人も突如マサツグが飛び起きた事で当然驚いた表情を露わにすると、
目を真ん丸にマサツグを凝視!…
そして如何した!?とばかりに戸惑いの言葉を掛けて行く!…
するとマサツグもその問い掛けの言葉を聞いて何か!…
ハッ!と我に返る様なそんな感覚を覚えて行くと、
今度は冷静さを取り戻した様子で二人に返事を!…
「…ッ!?…え?…あ、あぁ…あれ?…ゴ、ゴメン!…何でもない…」
「「…ふぇ?」」
それこそ何でも無い様に振舞って見せ!…
しかし自分でもつい先程の反応に何か違和感の様なモノを覚えてしまうと、
途端に自分でも悩む様な素振りを!…
となるとそんなマサツグの様子にシロとハティも戸惑ってしまう!…
この時やはり何か様子が可笑しい事に気が付いて行くと、
二人は揃って首を傾げて戸惑う言葉を口に…
するとマサツグもそんな二人の言葉を聞いてハッ!となる!…
「ッ!…と、とにかく皆が待っているだろうから行くとするか!…
あんまり待たせて居ると怒られそうだからな?…」
「「ッ!……はいです?…」」
この時マサツグは何故か自身の感情を悟らせては行けない様な!…
そんな気持ちになると、とにかく慌てた様子で話を逸らし!…
と、この時その話を逸らす理由にモツ達が待って居る!と仲間を出しに!…
これ以上待たせると怒られる!と…
二人をスッと床に降ろし自分も急ぐ様にベッドから起き上がって行くと、
次にはシロとハティに向けて手を差し出す!…手を繋ごうとして見せる!…
するとシロとハティもそんなマサツグの様子に勿論戸惑って見せるのだが、
スッと差し出された手をギュッと握ると返事をし!…
となると特にそれ以上詮索される事無く大部屋を後に!…
何ならグレイスとオリハも付いて来る様に一同は謁見の間へと向かって行くと、
その道中…
__タッ…タッ…タッ…タッ…
{………。}
「……ご主人様?…」
「ッ!…ど、如何したんだシロ?…」
それは平常心を保つ様にマサツグが無の表情で歩いて居ると、
やはり何か違和感が残っているのかチラチラと…
シロとハティがマサツグに視線を送っており!…
遂にはもう無視が出来なくなったのかシロがマサツグの事を呼び出し、
となると突如呼ばれた事でマサツグも戸惑い!…
動揺を隠せてないままにシロに如何した?と返事をすると、
シロはマサツグに様子が可笑しい!と…
先程から気になって居る事を指摘して行く!…
「うぅ~ん…さっきから暗いお顔をしてるのです…
…やっぱりまだ左腕が痛いですか?…」
「ッ!…あ、あぁ~!…いや、大丈夫だよ!…
まぁ痛いと言うよりは疼くと言うか?…
とにかくそんな気にする程でもないから!…
別にもう気にしなくても!…」
やはり親の反応と言うモノに機敏なのか?…
シロは先程からマサツグが何か隠そうとしている事に気が付いて行くと、
その表情から可笑しい!と…その際やはり腕が痛むのか?と心配をして行き!…
ハティも気が付いて居た様子でスッとマサツグの顔を見上げて行くと、
訝しむ顔を!…ジッとマサツグに向けて見せる!…
するとマサツグも悟られたくない部分と違う言葉が出て来た事でホッとすると、
何度目となるか分からない大丈夫!と言う言葉を口に…
何ならこの時ついでに本音も漏らして見せる!…
痛いと言うより何かムズムズと疼く様な感覚を覚えている事を話して行くと、
それを聞いてハティが違った様に聞いて心配を!…
マサツグの腕を気遣い始める!…
「ッ!!…で、でも!!…」
「だ~いじょ~ぶだって!!…日常生活に問題無いし!…
少しの間はジッとしているつもりだからそんなに心配しなくていい!…
だからそんなに神経質にならなくても!…」
と言うのもちゃんと完治していない!と言われた様に感じた様子で…
ハッと心配の表情を浮かべて見せると、次には足を止めてマサツグに言葉を!…
だがマサツグも改めて問題無い!とハティに返事を!…
それこそ支障が無い!とばかりに笑って見せ!…
何なら万全を期してもう少しここに滞在をする事を口にすると、
そこまで心配しなくても!と更に笑い飛ばして見せる!…
しかしそれが良くなかったのか次にはシロから衝撃の言葉を口にされる!…
「ッ!!…むぅ~~~!!!…
ご主人様はそう言って直ぐに無理をするから信用が無いのです!!!…
シロは騙されませんからね!?」
「ッ!?…え?…」
__ピシャアアアアアアァァァァァァン!!!…
それはマサツグの返事を聞いてシロが怒って膨れた表情を露わにすると、
次にはマサツグを嘘吐き!とばかりに叱咤し!…
何ならそのせいからか信用が無い事も続けて口に!…
シロは騙されない!とブン膨れ!…
マサツグもそんなシロからの言葉で途端にショックを受ける表情を露わにすると、
まるで落雷を受けた様な衝撃も受ける!…
その衝撃からか更にフリーズした様に固まってしまう!…
するとそんなマサツグの様子を後ろから見て居た!…
オリハとグレイスとフィロはと言うと、各々思った事がある様子で反応を!…
「ッ!…あぁ~…アレは効果抜群だわぁ…
間違いなく一撃即死ものの一撃!…」
「…あのぉ~?…マサツグ様はそんなに普段からご無理を?…
…確かに私の命を繋ぎ止める為に…腕を差し出していましたが?…」
その固まるマサツグを見てオリハは死んだ!と…
何ならあれはマサツグ特攻!とばかりに言葉を漏らし!…
と、ここでグレイスもそのシロの言葉から…
気になった様子でオリハやフィロに質問をし始め!…
シロがそこまで言う程のモノなのか?と…
確かに自分の命が救われた際の事を続けて話すと、
フィロがその質問に答え始める!…
その際マサツグは相当なモノである事を笑って話す!…
「…マサツグの無茶は筋金入りじゃ?…
バルデウスの馬鹿とやり合うた時も!…わっちと一戦交えた時も!…
谷を超えるのも自分の力で!…大群に囲まれ様とも一歩も退かない!…
…何をするにもまるで自己犠牲を厭わない恐れ知らず!…
それこそアダマンタイトより硬い意志を持って奇策に出る!…
…まぁそんな無茶をするマサツグにわっちは惚れてしまった訳じゃが♥…」
それは最初の駆け出しの時からずっと見て来たからこそ分かる!とばかりに、
マサツグを筋金入りと話し!…
それはどんな状況・相手でも変わらない!と言って話を続け!…
それこそ無鉄砲!と言っている様にも聞こえるのだが、
本人は誉めているつもりで言葉を!…
トンデモナイポテンシャルを秘めている事を更に話すと、
一人モジモジとして見せる!…
と言うのも最後にそんなマサツグだからこそ惚れた事をグレイスに話すと、
グレイスもそんなフィロの反応を見て戸惑う様子を!…
「は、はぁ……でも確かに…何かあの方からは惹かれるモノが…
普通のモノとは違う異質な…近くに居るとすごく心が落ち着く…
これは一体何なのでしょうか?…私もふとした際にあの方が気になって…ッ!…」
__ジィ~~~!!!…ッ!?…
突如フィロの惚れた!と言った話にグレイスは戸惑う!…
しかしグレイス自身も分からなくもない様子で何か気になる物が感じられる!と…
仕舞いには何か誤解を招きそうな変な言い方をしてしまうと、
次には異変に気が付く!…
と言うのもフィロがグレイスをジッと凝視している姿を見つけて行く!…
それはムスッとした表情でひたすらにグレイスの顔を凝視すると、
目で物申す様に訴え掛け!…
と、そんな視線を突如向けられた事でグレイスも更に戸惑う!…
一体何事!?と言った様子でそのフィロの視線を戸惑いながらも見詰め返す!…
そんな反応を見せて居ると、フィロはムスッくれたまま言葉を!…
誤算!とばかりに零し始める!…
「…よもやここでもまた女子を落とすとは!…
それもよりによって人妻を!!…ッ~~!!!…
マサツグめぇ!!!…わっちや白いのだけでなく!!!…
何人堕とせば気が済むのじゃ!!!」
「ッ!?…え、えぇ~っとそのぉ~…」
__ジロリ!!!…ッ!?…
それはグレイスがマサツグに惚れてしまった!と言った様子で話しをすると、
また敵が増えた!とばかりに文句を零し!…
それは勝手に悔しがる様に地団太を踏み!…
マサツグに対して理不尽に怒るそんな言葉を口にすると、
グレイスもそんな風に言われた事で更に困惑!…
その返事の言葉に戸惑ってしまう!…
その際本人としては一応そんな意図はなかったつもりで言ったのだが、
フィロはそうは感じなかった様子で尻尾の毛を逆立て!…
と、次には再度グレイスに視線を向け!…
この時睨む様なそんな視線を向けて行くと、グレイスも思わずビクッとする!…
しかし構わずフィロは文句を続けて行く!…
「やいデッカイ白いの!!…
マサツグがお主を[はーれむ]とやらを作って加えたとしても!!…
正妻の座はわっちなんじゃからな!?…絶対に譲りはせん!!!…
奪おうものなら戦争が待って居ると思っておれ!?…」
「ッ!?…え、えぇ~?…」
もはや勝手に敵認定してはデッカイ白いの!と、
グレイスを指差して子供の様に癇癪を起し!…
その際もうハーレムが築かれる事を考えてか言葉を口に!…
だがそこでも正妻は自分!と…
断固としてそこは譲れない事を堂々宣言をして行くと、
徹底抗戦する意思を露わに!…何なら国を巻き込む姿勢も露わにする!…
となるとそんな事を言われたグレイスも更に…
いやこれ以上戸惑い様な無い程に戸惑って見せると、
苦笑いをしながら言葉を漏らし!…
と、その様子にオリハは我関せずを貫く!…
いや、逆にそのハーレムの内容に…
いやそれを巡っての修羅場が気になる様子で耳だけをピコピコと動かす!…
そんな反応を見せて居ると、次にはすれ違う者達にギョッ!と…
何か戸惑われる反応を見せられてしまう!…
「ッ!…これは英雄殿!!…おはよ……ッ!?…」
「ッ!…お客様!…良い朝に……ッ!?…」
__カッチ~~ン!!!…コッ…コッ…コッ…コッ…
と言うのも最初はマサツグを見つけるなり近衛や従者達が会釈をする!…
それはまるでこの国の危機を救ってくれた事に感謝をする様に!…
深々と頭を下げてマサツグに一礼!…
更にはシロやハティに対しても一礼して見せ!…
その後ろから続いて来るグレイス達にも会釈をすると、
次には頭を上げて行く!…しかしそこで目にした光景と言うのは、
未だショックを受け続けているマサツグの情けない表情で有り!…
その表情を目にすると思わず驚いた様な戸惑う様な!…
とにかくその表情で固まるマサツグに訳が分からず!…
一方でそんなマサツグはシロとハティに手を曳かれて謁見の間を目指して行くと、
その様子はさも二人に介護されている様な?…
とにかく何か疑問を感じさせる!…
そしてその様子から思わず色々な事が考えが浮かんで来ると、今度は…
「……こ、近衛殿?…あれは?…」
「わ、私達にも分からない……ッ!!…
もしや先日のあの狼藉者達が何かしらの呪いを!?…」
この時従者の一人がそのマサツグの奇妙な状態に疑問視!…
そして近くに居た近衛の者にそのまま疑問を口にし!…
するとその近衛の者もやはり気になる様子で言葉を返す始末!…
何ならその原因に昨日の襲撃事件を引っ張り出し!…
マサツグが何かグレイスと同じく余計な事をされたのではないのか?と…
心配になると、何故か本人には聞こえない様にボソボソ!…
小声で話しをし合ってしまう!…
その際勿論別にマサツグの事を嫌っているとかそう言うのでは無いのだが、
妙に何か悟られたくない様な?…
一方でその肝心のマサツグは心ここに在らず状態!…
とにかくショックの様子を全く隠せず!…
孫に手を曳かれるジジィの様になっていると、その心の中では?…
{…え?…シロ?…今何て言った?……信用が無い?…
俺ってそんなに信用が無い事したっけ?…てかもしかしてこれって!…
反抗期!?…如何しよう!?…俺反抗期の子供の面倒なんて見た事無いよ!?…
くまさんや親父は俺達反抗期って言う反抗期が無かったって言ってたけど…
それって言い換えれば親父達にも対処の仕方が分からないって事だよな!?…
うおおぉぉ!!!…如何すれば良いんだ!?…誰か教えて偉い人!!!…}
__タッ…タッ…タッ…タッ…
「………。」
表は見事にショックを受けたままで未だ固まり続けており、
上半身は1mmも動かない!…
下半身だけが歩き続けるパントマイムの様な状態になっており、
心の中は困惑地獄!…シロに嫌われた!?と一人勝手に誤解をし出す!…
それこそシロとしてはマサツグを心配してあの言葉を言ったのだが、
マサツグは完全に違う受け取り方をして居り!…
何ならその受け取り方も何故か妙に穿って居り!…
それはシロに反抗期が来たのか!?と…
色々と今後の事について如何接したら!?とこれまた一人勝手に…
悩み曇る様を露わにすると、周りの目などもう気にしない!…
それよりもシロの言葉だけを気にし続けて見せる!…
さてそうして謁見の間に辿り着くまでの間…
マサツグがずぅっとショックを受けた様子で固まって居ると、
その連れ違う者達に毎回ギョッ!とされてしまい!…
ある者はチラチラとその状態を横目で確認!…
またある者は通り過ぎてから振り返って奇異な目で見る等!…
とにかく普通ではない様に見られ続け!…
徐々にシロ達もその視線に気が付いた様子で何か疑問を持ち始めて行くのだが、
考えている間にも謁見の間に到着!…扉を開けて中に入る!…
__ガチャン!!!…ギイイィィィィ!!!…
「ッ!…やっと一番の功労者がご到着か!…
ったく!…遅いぞ?…って、え?…」
「ッ!…な、何?…あの表情?…何であんなショックを?…」
謁見の間の扉を開けて中に入ると、そこには既にモツ達やマサキ達の姿が!…
それぞれマサツグ達が着くまでの間、軽い談笑をして居た様子で笑って居り!…
何なら扉が開く音に一同反応!…漸く来たか!とばかりに若干呆れ…
それでも笑ってマサツグ達の事を迎え入れようとして行くと、
そこで未だにショックで固まり続けるマサツグの様子を見つける!…
何ならその後続達の様子が可笑しい事にも気が付いて行く!…
「…ッ!?…て、てか?…何であの女王様ぁ?…
あんなごっつい格好をしてんねや?…アレはバニーガール?…」
「…それに何かフィロちゃんが女王様の事を睨んで居る様な?…
…何かあったんかなぁ?…」
__ざわざわ!…ドヨドヨ!…ざわざわ!…ドヨドヨ!…
と言うのもグレイスは何故かバニーガール?の様な恰好をして居り、
フィロはそんなグレイスの事を未だ敵視する様にジッと見ており!…
オリハはオリハで何故か我関せずを貫き!…
この状態に謁見の間に控えていた近衛兵達も困惑!…
グレイスの格好は勿論の事!…
この状況は一体何事?とばかりに見て居ると、
グレイスは周りの目など気にせずそのまま真っ直ぐ歩いて玉座に!…
そしてスッと腰掛けては気を取り直すそんな様子を見せるのであった!…
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復讐を果たすための契約者を探していた。
クロは瀕死のソラと契約し、
彼の魂を二十年前――十五歳の過去へと送り返す。
唯一のスキル《アイテムボックス》。
そして契約により初めて“成長”する力を与えられたソラは、
弱き自分を変えるため、再びダンジョンと向き合う。
だがその裏で、
クロは封印した九人の祝福者たちを狩り尽くすための、
復讐の道を静かに歩み始めていた。
これは――
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