どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第七章-ウィンタースノー連邦-霊峰ウルフハウリング・後編~デグレアント帝国・前編-

-第七章十一節 改まるグレイスと[命の氷]とぶっ壊れの宝具-

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グレイスが玉座に着いた所で空気は変わり!…

今までとは違う何か緊張感が有りながらも和やかな雰囲気を醸し出すと、

動揺していた近衛兵達も途端に気持ちを改めて見せる!…

まるで何か行事的な事をする真面目な態度を露わにする!…

それはマサツグ達に道を空ける様に整列をすると、

その手に持つ槍でさも天井を突く様に屋根を作り!…

と、各々が整列をしながらやって見せる事でそれはさもトンネルの様に!…

となるとそんな光景にモツ達は動揺の様子をして行き!…

一方でマサツグは未だショックから立ち直れていないのか…

如何にもまだ情けない様子で固まって居る様子を見せていると、

目の前のグレイスを漏れなく戸惑わせる事になる!…


__……ッ…え、えぇ~っと?……


「…はあぁ~…ほっとうに面倒な…」


この時如何声を掛けたものか分からないグレイスは、

マサツグを見詰めたまま悩む様子を!…

と、マサツグを連れて来たシロとハティもマサツグが固まっている事に首を傾げ!…

一体如何した?とばかりにキョトンとした表情を見せて居ると、

ここでオリハが溜息を吐く!…マサツグの様子に呆れた感じで動きを見せる!…

すると徐にその固まって居るマサツグへ向かい歩き始めると、

周りの面々も気が付いた様子でオリハに視線を!…


__スゥ…つかつかつかつか!…ッ!…


「ッ!?…ちょ!!…オ、オリハ!?…」


それこそ何をするのか?と言った具合に疑問の表情!…

何ならアヤが静止を促す様に声を掛け!…

オリハに向かい手を伸ばすそんな素振りをも見せるのだが、

それでもオリハは振り返る事無くマサツグの方へと向かって歩いて行く!…

それこそ若干の苛立ちを隠せない様子で進み続ける!…

そして誰もが一体何をするのか?と言った具合にオリハへ注目をしていると、

オリハも遂にはマサツグの背後に!…と、ここで徐に右手をスッと上げ出し!…

何か今にもマサツグの頭を叩きそうなそんな素振りを見せていると、

まんまその通りだったのか!…次には快音を響かせて見せる!…


__スゥ…ぱあぁん!!!…ッ!?…


「ッ!?…いったぁ!!…えぇ!?…」


__………。


突如謁見の間内に頭を叩く良い音が!…勿論そんな光景にグレイスは戸惑い!…

他の近衛やモツ達をも戸惑わせる事になって行くと、

一方で漸く正気に戻ったのか…マサツグが反応を露わにする!…

それは頭を抱えて当然痛がる素振りを見せていると、

次には振り返ってその犯人を捜し!…

と、そこには捜すまでもなくオリハの姿が!…何なら未だムスッとしており!…

逆に物申す感じでジッとマサツグの事を見詰めて見せると、

今度はマサツグもオリハに対して文句を口に!…


「ッ~~!!…ってぇじゃねえかオリハ!!!…

何で毎回お前は人の頭を叩かずにはおれんのだ!!!!」


「やっかましいわ!!!!…

さっさと意識を取り戻さない兄さんが悪いんだろうが!!!…

見て見なさいよ!!!…女王様もポカ~ンとしてるだろうが!!!!」


勿論痛みを堪えながら怒りを覚えた様子でマサツグは吠える!…

それも事ある毎に毎回なのか?…

また叩いて来た!とばかりにマサツグが声を荒げてツッコミを入れると、

それに対してオリハも負けじと文句を口に!…

いつまで固まって居る!と言葉を返す!…

それこそ悪びれもせず同じ勢いで言い返して行くと、

次にはグレイスを指差しながら更に畳み掛け!…

と、この時突如指を差された事で思わずグレイスもビクッと反応!…

するとマサツグもそんなグレイスに気が付いた様子でチラッと…

何なら辺りを見回しいつの間にか自身が謁見の間に居る事…

玉座の前に立っている事に気が付いて行くと、

途端に驚いた表情を露わにする!…


「えぇ!?…って、あれ?…

本当に女王様が居る?…って、えぇ!?…ここ謁見の間?…」


「…何ボケ老人みたいな事言ってんだよ!!!…

とにかく!!…女王様がお話有るってさ!…」


「ッ!…え?…」


それは本当に意識を別に向けていた様子で戸惑って見せると、

そんなマサツグの反応にモツ達も呆れ!…

何なら他の近衛兵達もそんなマサツグの言葉に戸惑う始末で…

と言うのも本当に無意識でここまで来たのか?と…

何か理解出来ないそんな様子を露わにするが、

それでも整列する型を崩さない!…

一方でマサツグは未だにシロ達と手を繋いだまま、

いつの間に!?と戸惑い続ける!…宛らこの時の様子は健忘症に罹ったよう!…

何故玉座の前に居る?と慌てて居ると、

次にはオリハが更にツッコミの言葉を口に!…

と、それを聞いてまたハッと笑に返り!…

次にはクルッとそのグレイスの居る方を振り向いて行くと、

グレイスもハッとした様子を!…

次には気を取り直す様に咳払いをして見せる!…


「ッ!…ん、んんっ!!…こうして集まって頂いた事に感謝いたします!…

昨日は予想外の敵襲に裏切りと色々有った中…

我々を救って頂いた事に改めて感謝を!…と思いお呼びした次第です…」


__スッ…ッ!?…


この時勿論気持ちを改める様にピシッ!と…

姿勢を正して真っ直ぐマサツグと向き合い!…

今こうして集まってくれた事にまずは感謝の言葉を口にし出すと、

昨日の事件を口にする!…

と言うのもダグレスの奇襲にマグダラスの裏切り!と…

その窮地を救って来れた事に対してのお礼らしく、

いつ準備をさせたのかとにかくその改まった様子で!…

未だマサツグが付いて行けてない様子を露わにしていると、

グレイスは徐にマサツグへ一礼!…更にマサツグを戸惑わせる!…


「え!?…いやちょ!?…あ、頭を!!…ッ!?…」


__テテテテ!…クルリッ…ペコォ!!…×2


「ッ!?…え!?…」


「この度は本当に!!…ありがとう御座いました!!!…」


当然いきなりマサツグもグレイスに頭を下げられた事で見事に恐縮すると、

次にはいつもの様に慌てて頭を上げてくれ!と…

しかし次にはシロとハティも徐にマサツグの手をパッと離すとグレイスの隣に!…

そしてグレイスの真似をする様にマサツグに一礼!…

二人揃って更に頭を下げられた事でまたもやマサツグが慌てる反応を露わにすると、

グレイスが念を押す様に更に感謝の言葉を!…

と、それを合図に近衛兵達も動きを見せる!…


__ザッ!!!…ザザッ!!!…カチャン!!…ッ!?…


それはまるで傅く様に膝を着いて見せると、

その際忠誠を誓う様に槍の柄を床に突いて音を響かせ!…

するとその音は驚く程に謁見の間内に響き渡り!…

その突然の行動に思わずモツ達も驚く!…

その予想外の展開に誰もが思わず身構えそうになる反応を見せて居ると、

いつの間にかその近衛兵達の先頭に立つよう二人の影が!…

シルビィとラグナスの姿を見つけて行く!…

それはこの時だけ女王の側近となった様にシルビィが振舞って見せて居ると、

マサツグもそんなシルビィを見つけた様子で驚きの言葉を!…


「え?…えぇ?…ッ!!…

うわぁ!?…いつの間に!?…」


__………ッ!?…


何ならあのメイド服もいつの間にやらこちらの正装?に変わっており、

ラグナスと同じく某・アサシンと化して見せ!…

そして着慣れているのかキッチリ着こなしてモツ達に対し傅く様子を露わに!…

マサツグの驚く言葉にすら動じない!…

堂々とした様子でピシッと決まった様子を見せて居ると、

ここでモツ達も漸く気が付いた感じでビクッ!と…思わず驚きを反応を見せる!…

さてそうして色々と驚く事で溢れている中!…

グレイスは構わず徐々に頭を上げて行くと、更に場面を進行させ!…


「…そのお礼と言っては何ですが…皆様に受け取って頂きたい物が御座います…」


__…トッ…トッ…トッ…トッ…スッ…


と言うのもグレイスはお礼の印にプレゼントが有る!と言葉を口に!…

その際何故かこちらもこちらで何か恐縮している様子を露わに!…

一応マサツグ達に笑って見せては居るのだが、

何処と無くぎこちなさを感じさせ!…

するとまた先程のグレイスの言葉がトリガーだった様に!…

突如玉座の方へ従者が二人、その両手にとても貴重そうな様子で!…

良く貢物等を持って来る豪華なトレイを手にやって来ると、

次にはマサツグ達にそれを見せる!…

トレイの上に乗っている物を差し出して行く!…


「…ッ!…え?…こ、これは?……ッ!…」


「…も、貰ってえぇんか?…」


__ッ!…コクリッ…スッ………ッ…


その従者が持って来たトレイの上には、

赤い座布団の様なモノと何やらキラキラと輝く腕輪の様なモノが置かれて有り!…

ふと気が付くとそれは背後に居るモツ達の方にも配られており!…

と、モツ達もそれを目にしてこれは何?と…

各々戸惑った様子で受け取っていいのか?等を確認!…

その確認に対して従者も静かに頷く等して受け取る様に促して行くと、

次には各々恐る恐るその腕輪を手に!…

フィロは簪・アヤは耳飾りの形で受け取って見せる!…

そしてとにかくマジマジとその腕輪を掲げて見る等して居ると、

モツ達が受け取っているのを見てマサツグとオリハもスッとその腕輪を手に取り!…

すると次にはグレイスがその腕輪についてこう話しをし始め!…


__……スッ……フゥ~…


「…こちらに用意させて頂いた物は…

!…

で御座います!…」


「「ッ!?…え!?…ちょッ!!!…」」


それはマサツグ達がお礼を受け取った事を確認して!…

グレイスがホッと安堵して見せると、

次には先程のぎこちなさも嘘の様に消えた様で!…

スッと愛らしい笑みを浮かべてはサラッとトンデモナイ事を口に!…

と言うのもその水晶と思われていた物は実は氷であるらしく、

何ならその氷もただの氷では無い!と…

その氷と言うのもグレイスの[ライフロックアイス]から削り出した!と…

本人が満面の笑みで語って見せると、

そんな話を聞いてマサツグとオリハは共に戸惑う反応を露わに!…

となると慌ててその本人の体を心配し出す!…


__ガッシ!!…ッ!?…


「そ、そんな事しちゃダメだろ!?…

まだ回復したばっかりで言わば病み上がり!!…

ま、また倒れて腕を噛ませる事になると!?…」


腕輪を手に従者を避けてグレイスに向かって詰め寄って行くと、

次にはグレイスの両肩をガッと掴んでは二人揃って心配を!…

と、突如マサツグに両肩を掴まれた事でグレイスは驚き!…

だがマサツグ達はそんな事など如何でも良く!…

マサツグがグレイスの身を案じ!…

また腕を差し出す事になるのか!?と戦々恐々として見せると、

オリハも勿論グレイスを心配!…自分の命を削った事に戸惑って見せる!…


「そ、そうだぞ!?…

ただでさえ病弱っぽかったのに自分の寿命を削るって!!!…

また何か有ったらどうする!!!…って言うかアレって!!…

どんな事をしても溶けないし壊れないんじゃ!?…」


その際グレイスの身体があまり強くない事を理解している様子で!…

更に心配をして行くと、ここでふと[ライフロックアイス]の事も思い出し!…

それは如何なる事が有っても溶けない壊れないと言う特性の話なのだが!…

現にこうしてここに削れた物がある!と…

やはり何かまだ患っているのでは!?とオリハが推測を立てて行くと、

グレイスはとにかくそんな迫って来る二人の権幕に驚いた様子を!…

何度も目をパチパチと瞬きさせて見せる!…しかし!…


「ッ!?…ッ!?!?……ッ!!…あ、あぁ~!…そう言う事ですね!…」


「ッ!…え!?…」


__じぃ~~~~!!!…


何で?と言う事に理解を示し、

次にはまるでシロの様にお道化て納得した素振りを露わに!…

するとグレイスの理解の仕方にこれまた二人が戸惑った様子で言葉を漏らし!…

勿論納得行く答えが聞きたい!と…

またグレイスをジッと見詰めて目で如何言う事なのか!?を訴えて行くと、

グレイスもそんな二人の目力にタジタジ!…

それでもちゃんと二人に説明をし始める!…


「ッ!?…そ、そんなに見詰められましても!…と、とにかく大丈夫です!!…

あの氷は確かにが如何こうした所で如何にも出来ない物ですが…

所用で扱うのであればただの氷に変わりはありません!…

…それに削った所で私が生きている限りは幾らでも再生しますし!…

それにもう今までの衰弱が嘘だったかの様に回復しましてぇ♪…」


「ッ!?…そ、そんな訳無いでしょお~!?…

ましてや数日経っているのならまだしも!!…まだ昨日の今日の話!!…」


グレイスはまず自分の事を大丈夫!と話し出すと、

[ライフロックアイス]の説明においてまだ理解が足りていない様子で話を続け!…

と言うのもオリハの言っている事は正しい!と、

しかしそれは他人から見た場合の話であり!…

自分から見た場合の話が足りて居ない事をオリハに語ると、

削った所で大した事は無い!…何ならまた再生すると笑って見せる!…

それそこ上品にフフフ!と笑って大丈夫である事をアピールすると、

続けて体調もすこぶる良い!と…

だがそんな事を聞いてオリハとしては信じられず!…何でもまだ昨日の今日!と…

幾ら何でもそんな急激に回復する訳が無い!とグレイスに反論をすると、

次にはマサツグが驚いた様子で言葉を口に!…


「…ッ!?…ほ、本当だ!?……ほれ!…」


「ッ!…え?……ッ!!…」


と言うのもこの時マサツグも反論をする為に、

グレイスを一旦手放してステータス画面を開こう!と…

証拠の画面を確認しながら指摘しよう!と思ったのだが…

開いてまずそのグレイスの現在の体力に目を向けて行くと、

そこで完全回復している事を確認する!…

となるとマサツグも今度は驚いた具合に言葉を漏らす!…

それこそマサツグもオリハと同様、

昨日の今日でさすがに完全回復まではしていない!と思っていたからで…

しかし次にはその画面をオリハにも共有し始め!…

と、突如画面を共有された事でオリハも戸惑い!…それでもその画面を見て!…

グレイスの言う通り体力が全快している事を確認すると、

オリハもオリハで驚きの表情!…ジッとその画面を凝視する!…

 ---------------------------------------------------------------------------------

「母神のフェンリルクィーン(A・R・F)」

  HP  768000 / 768000

 ---------------------------------------------------------------------------------

「女王様のHP!…全快してる!…」


「…マジで?」


勿論何度見てもそこには一切怪我を負った様子が見られない数字が、

そして昨日まで有った[毒]に[呪い]のバッドステータスも消えて居り!…

と、その見事なまでの完全復活に何も言えねぇ!と…

マサツグが改めてオリハに回復している事実を口にすると、

オリハもマサツグの方をチラッと見る!…

何ならこれが本当にその画面なのか?と疑いを持った様子で戸惑いも見せる!…

さてそうして謎?と言う程でも無いのだが!…

そんな超回復力を見せられ固まりそうになって居ると、

グレイスはグレイスでそんなマサツグ達に笑って見せては話を続け!…


「…まぁ、良いじゃないですか!…

とにかくこうして私は皆様達のお陰で命を繋ぎ止める事が出来ました!…」


__ニコッ!…ッ!…ッ…ッ~~~…


それこそ話をはぐらかす様に!…

こうして話をして居られるのもマサツグ達のお陰!と…

やはり親子の血を感じさせる何か特徴的な笑みを浮かべて見せると、

そのグレイスの笑顔にマサツグ達もピクッ!と反応!…

思わず言い淀むそんな様子を露わにする!…

そして二人が勝手に言い負かされた様に固まって居ると、

再度グレイスがマサツグ達に対して頭を下げ出すなり…

改めて今までの事を感謝し始め!…


__…スゥ…ッ!?…


「…勿論その事だけではございません!!…

こうしてティナと再会出来た事!…並びにハティの本音を聞き出してくれた事!!…

…そしてティナとハティの仲を取り持ってくれた事もあなた方のお陰で有り!…

至らない私にとっては!…貴方達には本当に感謝をしてもし切れないのです!…

…今の私に出来る事はこれ位ですが!…それでも!!…

きっと貴方様方の役に立つと思います!…どうか!…そのまま何も言わず!…

お受け取って下さい!!…」


となるとまたグレイスが頭を下げ出した事でマサツグ達は戸惑い!…

一方でそんなマサツグ達の事など御構い無し!…

やはり改めて感謝をしたかった様子でグレイスが言葉を口にすると、

それはシロやハティの事も含めてと言った様子!…

とにかく助かった!と言葉を続けて漏らして行く!…

その際自分の力が至らなかった事やこのままでは如何にも出来なかった事等!…

それらを全部纏めて引き括めて自分のせいにして行くと、

もう一度その腕輪を受け取る様にお願いをし!…

と、そんなグレイスの態度に二人はタジタジ!…

それは相手が一国の女王だからとかそう言うのではなく!…

ただただ人に頭を下げられる事に慣れていない様を露わにすると、

次には慌てて了承!…やはりいつもの様に頭を上げて!と声を掛ける!…


「ッ!?…わ、分かった!…分かったから頭を下げるのを止めてくれ!!!…」


「そ、そうだよ!!…普通に!!…普通にしてくれ!!!…

…頭を下げられるの慣れないんだ!…」


__ピクッ!…チラァ?……パタパタッ!…パタパタッ!……スッ…


マサツグが頭を上げる様に懇願をすると、

オリハもグレイスの両肩に手を伸ばしては労わる様にお願いを!…

するとグレイスもそんな二人の言葉を聞いて耳をピクッと動かす!…

それはまるっきり大きなシロの様な反応で有り!…

次には様子を伺う様にチラッとだけ顔を上げて見せるそんな反応を露わにすると、

マサツグ達も戸惑った様子で頭を上げるようジェスチャー!…

何ならその目でも訴えて行く!…

するとその二人の言葉を聞き入れたのか、次にはグレイスも頭を上げ出し!…

と、そんな大人達のやり取りをジッと子供シロ達が見詰めて居り!…

グレイスが顔を上げた事で今度はマサツグ達が仕切り直し!…

その手に持つ腕輪をスッとグレイスに見せて行くと、ここでもう一度確認を!…

受け取る事を口にする!…


「…ふぅ!…じゃあ遠慮無く貰うぞ?…」


「ッ!!…はい!!…」


__パタタタタ!……ッ!…チラァ?…ニコォ!…


マサツグ達の確認の言葉にグレイスは満面の笑みで答えて見せる!…

その際喜びの余り尻尾を振り!…その姿をまるっきり大人版シロ!…

或いはハティの様に見せて居ると、

その両隣りでもグレイスが喜んでいるのを見て嬉しいのか!…

シロとハティが尻尾を振る!…

そして互いに顔を見合わせ思わずニコッと笑い合うと、

一方でマサツグ達の目の前にはその腕輪についての能力画面が!…

それは装備した時点で表記され!…

その破格の能力に思わず目を剥くそんな反応を露わにすると、

またもやその場で固まってしまう!…と言うのも!…


__スゥ…カチャッ……ヴウン!!……ッ!?!?…

        ----------------------------------------------------------------------

              氷狼女王の命氷の腕輪

               レア度 Legendary

           ATK+90   DEF+150   MDEF+90

                [母神の抱擁]

   一定時間ごとに体力が回復し、戦闘開始時ATK・DEFが少しの間だけ上昇。

                 [氷狼王の覇気]

         自分より相手が弱かった場合、自動的に

         バッドステータス:恐怖を相手に与える。

                 [氷狼王の氷壁]

  自身の装備が氷属性武具・或いは氷属性付与状態時に限り…パリィ成功時に

  相手にスタンを与え、及び氷属性攻撃の反射ダメージを追加で与える。

                 [氷狼王の穿牙]

  自身の装備が氷属性武具・或いは氷属性付与状態時に限り…攻撃力の大幅な

  増加及び、自身の放つ全攻撃に対してクリティカル率を大幅に増加させる。

                 [氷撃の極み:EX]

       自身が氷属性攻撃を命中させた場合、80%の確率で

       相手にバッドステータス:凍結を与える。

                [賢狼の知恵]

       相手の弱点を攻撃時、その部位に対するダメージと

       クリティカル率を大幅に増加させる。
               
                  [最終決戦]

       連戦もしくは勝ち抜き戦時・戦闘時に全ステータスを

       大幅に増加、更に一定時間TPの消費を完全無効化。

                  [狼の援軍]

     通常戦闘時、任意で狼系のモンスターをランダムにその場で

     召喚をする事が出来る。

           
         開放条件:氷狼王に打ち勝つ or 信頼を勝ち取る

        ----------------------------------------------------------------------


「…な、何これ?…」


「…今回が初めてのレジェンダリーなんだけどぉ?…

恐ろしく対人専用寄りに見えるんだが?…

こんなの付けて戦ったら相手は裸足で逃げ出すぞ?…」


そこに表記されて有ったのは殺意マシマシの能力達!…

リジェネにバフ付与と完備しており!…

何なら弱者には容赦の無い威嚇の見せよう等が書かれて有ると、

やはり氷属性特化!…その隙の無さがハッキリと伺える!…

何なら最初から装備も出来るのかその解放条件も書かれて有り、

そこには[信頼を勝ち取る]と言う項目が!…

恐らくマサツグ達はこの部分を満たした事で装備が出来る事に、

何なら初めてのレジェンダリー装備に!…

そのさすがの能力にマサツグ達の後ろからも!…

驚きの声が上がっているのが伺えると、更にマサツグは言葉を零す!…

その腕輪を付けた腕を見詰めて思わず声を震わせてしまう!…


「…もうぶっ壊れも良い所じゃねぇか!…」


その際簡単に能力だけを見てその能力を解釈すると、

何か氷属性の武器を一つ持って居るだけで簡単に火力お化けと化してしまい!…

何なら相手が格下であれば嬲り殺しに!…

仕舞いには凍結でジワジワ甚振ると言ったドSプレイも出来てしまい!…

特に真価を発揮するのはPvPだろうか!…

昨日の闘技祭の様に何かこれ一つで大会を無双出来てしまう事が分かってしまうと、

もはやゲームバランス崩壊待ったなし!…とにかくぶっ壊れである事に恐怖する!…

そうしてマサツグが思わずポロッと本音を漏らして居ると、

一方で背後からはその意味を分かっているのかマサキやくまさんが喜んでおり!…


「おぉ!?…何や分からんけどとにかくレア物やって事は分かった!!…」


「レ、レジェンダリーって書いてある!!…お父さんこれヤバいでぇ~!!」


__…あ、あははははは…


とにかくこちらも初めてのレジェンダリーに大燥ぎ!…

キャッキャ言いながらその腕にぶっ壊れの腕輪を付けて見せると、

モツ達から苦笑いを受けており…

と、各々もその受け取った腕輪や簪に耳飾りと装着して行き!…

グレイスもその様子を見てもう一度ニコッと笑って見せ!…

次には全員に具合を確かめるよう最後の確認の言葉を口にすると、

澄まして見せる!…やはりシロの様に首を傾げる!…


「…うふふふ!…気に入って貰えましたでしょうか?…」


「はい!!…とっても!!!…」


{……殺意増し増しだけどね?…}


そのグレイスからの問い掛けに対して女性陣及びマサキが笑顔でお礼を言うと、

一方でその腕輪の効果を知って居る者達は戦々恐々とし!…

と言うのもこんな優しそうな女性?なのにその装備は殺意はマシマシ!と…

もしかして二面性あり?等と考えつつ!…

その心の中でそっとツッコミを入れる様なそんな事を思って居ると、

次には何の前触れもなく…マサツグの腕からある物が壊れて床に落ちる…


__…ピキッ!…パキィン!!……カシャン!!…


「ッ!…え?…」


「…あら?…マサツグ様の右腕から腕輪が…」


「…壊れた?…」


それは今まで愛用をして来たあの春蜥蜴の腕輪で!…

突如ヒビが入ったかと思うと、次には音を立てて壊れてしまい!…

するとその腕輪だった物はスルリと腕から滑り落ち、

そのまま床に落ちてまた悲しい音を立て!…

となるとそれに気が付いた様子でマサツグが視線を下に…

何ならグレイスも気が付いた様子でふと不思議に感じたよう…

その床に落ちた腕輪の事をジッと見ると、言葉を口に…

マサツグもそれを見て何か不吉な予感を感じて行く!…

さてそうして壊れた腕輪を見詰めつつ…

マサツグがその壊れた腕輪の残骸を拾おうとすると、

次には何やら慌ただしい様子が!…


__ガッシャ、ガッシャ、ガッシャ、ガッシャ!!…バアァン!!!…


「も!!…申し上げます!!!…」


と言うのも如何やらその慌しい様子と言うのは謁見の間の外から聞こえて来ており、

次にはぶち破られる様にして扉が開き!…

と、そこには一人の兵士がやって来ており!…

それも尋常ではない様子で慌て続け!…

倒れ込む様にして息も激しく切らして見せると、

その兵士の有様に勿論全員が戸惑った様子で視線を向ける!…

しかし一方で異常と伝える様に兵士が吠える!…

するとそんな兵士の様子にまずはシルビィが声を上げると、注意を先に口に!…


「ッ!?…何事か!?…女王陛下の御前であるぞ!!…何をその様に!!…」


「ッ!?…し、失礼いたしました!!…で、ですが今は緊急を要し!!…」


それは見っとも無い!とばかりに若干怒気を!…

今は大事な時である事を更に続けて口にすると、

同時のその異常性についても軽く質問を!…

するとそのシルビィの一喝に兵士も戸惑い!…

慌てて立ち上がっては敬礼!…

しかしやはり急ぎの用件!とばかりに異常が起きた事を口にすると、

更に周りを困惑させる!…

その際グレイスがその兵士に質問をするのだが!…

まだあの馬鹿共の事件は終わっていない!…

そんな報告をその兵士の口から聞く事に!…

そして衝撃の話も聞かされることになるのであった!…

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【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~

シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。 木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。 しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。 そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。 【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】

なんか修羅場が始まってるんだけどwww

一樹
ファンタジー
とある学校の卒業パーティでの1幕。

【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜

一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m ✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。 【あらすじ】 神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!   そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!  事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます! カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。

この世界にダンジョンが現れたようです ~チートな武器とスキルと魔法と従魔と仲間達と共に世界最強となる~

仮実谷 望
ファンタジー
主人公の増宮拓朗(ましみやたくろう)は20歳のニートである。 祖父母の家に居候している中、毎日の日課の自宅の蔵の確認を行う過程で謎の黒い穴を見つける。 試にその黒い穴に入ると謎の空間に到達する。 拓朗はその空間がダンジョンだと確信して興奮した。 さっそく蔵にある武器と防具で装備を整えてダンジョンに入ることになるのだが…… 暫くするとこの世界には異変が起きていた。 謎の怪物が現れて人を襲っているなどの目撃例が出ているようだ。 謎の黒い穴に入った若者が行方不明になったなどの事例も出ている。 そのころ拓朗は知ってか知らずか着実にレベルを上げて世界最強の探索者になっていた。 その後モンスターが街に現れるようになったら、狐の仮面を被りモンスターを退治しないといけないと奮起する。 その過程で他にもダンジョンで女子高生と出会いダンジョンの攻略を進め成長していく。 様々な登場人物が織りなす群像劇です。 主人公以外の視点も書くのでそこをご了承ください。 その後、七星家の七星ナナナと虹咲家の虹咲ナナカとの出会いが拓朗を成長させるきっかけになる。 ユキトとの出会いの中、拓朗は成長する。 タクロウは立派なヒーローとして覚醒する。 その後どんな敵が来ようとも敵を押しのける。倒す。そんな無敵のヒーロー稲荷仮面が活躍するヒーロー路線物も描いていきたいです。

【もうダメだ!】貧乏大学生、絶望から一気に成り上がる〜もし、無属性でFランクの俺が異文明の魔道兵器を担いでダンジョンに潜ったら〜

KEINO
ファンタジー
貧乏大学生の探索者はダンジョンに潜り、全てを覆す。 ~あらすじ~ 世界に突如出現した異次元空間「ダンジョン」。 そこから産出される魔石は人類に無限のエネルギーをもたらし、アーティファクトは魔法の力を授けた。 しかし、その恩恵は平等ではなかった。 富と力はダンジョン利権を牛耳る企業と、「属性適性」という特別な才能を持つ「選ばれし者」たちに独占され、世界は新たな格差社会へと変貌していた。 そんな歪んだ現代日本で、及川翔は「無属性」という最底辺の烙印を押された青年だった。 彼には魔法の才能も、富も、未来への希望もない。 あるのは、両親を失った二年前のダンジョン氾濫で、原因不明の昏睡状態に陥った最愛の妹、美咲を救うという、ただ一つの願いだけだった。 妹を治すため、彼は最先端の「魔力生体学」を学ぶが、学費と治療費という冷酷な現実が彼の行く手を阻む。 希望と絶望の狭間で、翔に残された道はただ一つ――危険なダンジョンに潜り、泥臭く魔石を稼ぐこと。 英雄とも呼べるようなSランク探索者が脚光を浴びる華やかな世界とは裏腹に、翔は今日も一人、薄暗いダンジョンの奥へと足を踏み入れる。 これは、神に選ばれなかった「持たざる者」が、絶望的な現実にもがきながら、たった一つの希望を掴むために抗い、やがて世界の真実と向き合う、戦いの物語。 彼の「無属性」の力が、世界を揺るがす光となることを、彼はまだ知らない。 テンプレのダンジョン物を書いてみたくなり、手を出しました。 SF味が増してくるのは結構先の予定です。 スローペースですが、しっかりと世界観を楽しんでもらえる作品になってると思います。 良かったら読んでください!

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