どうしてこうなった道中記-サブスキルで面倒ごとだらけ-

すずめさん

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-第八章-ウィンタースノー連邦-デグレアント帝国・後編-

-第八章三十二節 魔術師達の後半戦と最後の力と悪あがき?…-

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それは今度こそ仕留めん!とばかりにマサツグ達の頭上に巨大な影を作って行くと、

その影の元凶は拳を固め!…と、当然マサツグとモツに向かい狙いを定め!…

そしてそんな影の元凶を操る者達も!…いつまでもこのままズルズルと…喧嘩をした

ままの状態ではマサツグ達を倒せない事を自覚すると、漸く一丸となる!…

しかし時既にお寿司と言った具合にマサツグとモツも反撃の狼煙を上げて行く!…

それは丁度その巨大な影の元凶がマサツグ達に向かい攻撃をしようとした時で、

当然回避の様子を露わに!…


__ゴゴゴゴゴ!!!…ガゴンッ!!…ッ…ゴアアアァァァァ!!!!…


「ッ!…さぁて!…第二ランドの始まりだ!!」


その際まるで大砲の様に勢い良く!…そしてこれまたやはり!と言った具合に…

最初の時とは違いこれまたキレのある良いストレートがマサツグ達に向けて

放たれて行くと、一方でそれを目にしたマサツグとモツが瞬時に行動!…

左右に分かれる様にしてその飛んで来る拳を回避する!…この時その先に相手が

動きを見せた事でニヤッとマサツグが不敵に笑みを浮かべて行くと、始まった!

とばかりに言葉を零し…と、回避をした所でその拳は次に地面に刺さるよう

動きを止め!…


__ゴシャアアアァァァァンン!!!……ッ!?…


「ヴァ、ヴァンドルイド!?…」


となるとまた辺りに凄まじい音を響かせて行き!…しかしそこで拳は動かなくなり…

次にはヴァンドルイドも苦しそうに途端に胸の抑えるそんな反応を露わにすると、

完全に動きが止まってしまう!…するとパルメリアとフィロノマールも慌てて

見せる!…と言うのも無理はない!…先程までヴァンドルイドも術の反動のせいか、

死に掛けて居り!…と、ヴァンドルイドはやはり苦しそうに咳き込み始め!…


「…ッ!?…ウゥッ!!…ゲッホゴッホガッホ!!!……ッ…」


それこそまるで返事をする様に咳き込み続け!…と、やはり吐血雑じり!…

それはもう無理が出来ない様子ではあるのだが、それでも何とかマサツグ達に

抗おう!と…必死にマサツグ達を睨んで行き!…まだ終わりでは無い様な

そんな様子を見せて行くと、一方でマサツグもここである行動を開始!…

その地面に刺さって動かない腕に飛び付き始める!…と言っても別にしがみ付くとか

そう言うモノでは全然なく…まるで足場にするよう飛び乗ると、そのまま

肩の方へと駆け上がり!…


__ッ!!…ババッ!!…シュタタタタ!!!…


「ッ!?…ヴァ、ヴァンドルイド!!…敵が!!…早く敵を!!…」


と、そんなマサツグの機敏な様子にフィロノマールも慌てる始末!…何故なら

フィロノマール達が居る場所と言うのは、そのマサツグが駆け上がっている

肩の方に居る訳で!…となるとフィロノマールはそれを見て敵が迫って来て

いる事を訴え出し!…それこそヴァンドルイドに命令をするよう!…

早く何とかしろ!とばかり狼狽え続けるそんな反応を露わにすると、

ヴァンドルイドも辛そうにしながらも腕を!…マサツグの進路を阻もうとする!…


「ッ!!…グッ!!…フゥン!!!…」


__ガゴンッ!!…ッ…ゴアアアァァァァ!!!!……ッ!!…ンバッ!!…


この時地面に刺さっているのは右腕の方!…故に左手でさも虫を払い除ける様に!…

マサツグを払い除け振り落とそうとするのだが、マサツグはそんな事など慣れっこの

様子!…思いっきり踏み込んで一息に飛んで回避をする!…しかしそこを狙うが如く

次にはドラゴンゴーレムの頭がクッとマサツグが飛んでいる方を振り向くと、この後

誰もが予想出来よう!…口をカパッと開いてブレスを吐く!…勿論宙に浮いている

状態である為、非常に回避は困難で!…


__ッ!…カパッ!!……ッ…ゴシャアアアアァァァァァァ!!!!…


「ッ!?…どあああぁぁぁ!?!?」


それは真面に浴びる様にして業炎に包まれ!…そのブレスの勢いもあってか!…

ブレスと言うだけあって吹き落とされる様にして徐々に腕の外側へとマサツグが

追いやられると、炎に包まれたまま地面に落下!…フィロノマールは難を逃れる!…

そして一方で炎に包まれたマサツグはと言うと!…寸での所で大剣でガードを

していたのか、何とかダメージは抑え!…しかしその代わり!とばかりにこの後

トンデモナイ事になって居る事に気が付き!…


「ッ!?…ヤ、ヤブ!!…大丈!!…夫…」


__ドサアァァ!!!…ゴロゴロゴロゴロ!!!…ババッ!!…


一方でモツはそんな場面を目の前にして当然動揺を露わに!…直ぐにマサツグの

心配をし始め!…マサツグに大丈夫であるかどうかの確認の言葉を口にすると、

マサツグも受け身を取って炎を何とか掻き消す!…そして無事である姿を見せて

行く!…が、一部そうじゃない様子を見せており!…モツがそれを見て思わず

ビタッと驚いた様に固まってしまうと、次には絶句しながらマサツグの姿を

凝視し続け!…と、マサツグも大丈夫!とばかりに炎を喰らった感想を口に!…


「ッ~~!!…つあぁ~~!!…中々に強烈な炎じゃねぇかあ!!…

にしてもあと少しだった!!…って、んん?…何、如何したぁ?…」


何なら真面にあの炎を喰らったにも関わらずピンピンとしており!…

その際熱かった!と簡単に言葉を…そしてフィロノマールに攻撃出来なかった事に

腹を立て!…ジッとフィロノマールの居るゴーレムの肩付近を睨んで見せるが、

次には何かモツの視線を感じて行き!…今度はモツに質問をする!…それは別に

何も凝視される様な事はしていない!とばかりに言うのだが、モツはそんな

マサツグの質問に対して!…一切言葉を発する事無くマサツグを指差し!…


__……スッ……


と言うのもマサツグを見るモツの視線と言うのはまるで奇妙なモノを見る様な!…

例えるなら某・名探偵う○みちゃんの様な!…眉間にしわを寄せ奇異なモノを見る…

今が戦闘中であると言うにも関わらず!…それを目にするのは初めて!とばかりに

ただただジッと凝視をすると、マサツグの事を指差し続ける!…となるとマサツグも

そんなモツの様子にへっ?と戸惑う!…そして次には自身を指差されている事に

勿論気が付く反応をすると、その指差している方を細かく見て!…


「…ッ?…え?…俺?…ってか、頭?…えぇ?…」


__スゥ…ぽふっ…ぽふぽふっ…


と、如何やらそのモツの指はマサツグの顔!…と言うより頭、髪を差している様に

見えて行き!…となるとマサツグもそんなモツの視線を辿って自身の髪を!…

一体何が如何なって居るのか?…恐る恐る確かめる様にスッと手を伸ばして確認を

すると、そこで不思議な手触り!…それもどこか懐かしい何か覚えのある感触を

感じて行く!…そう、それは言うなれば!…サタデーナイトフィーバー的な!…

何ならこの髪型になるのも二度目の様に感じ!…


「………。」


「…あぁ~…っと……ッ…

ス、スマン…何と声を掛けたら良いのか…」


となるとここまで言えば言わずもがな!…マサツグは髪型が変わった事で思わず

固まり、何ならその変わり果てた頭から手が離せなってしまい!…するとそんな

マサツグの様子を見てモツもポツリと言葉を漏らし!…その際その衝撃的な様子?

それとも髪型か、とにかくモツ自身も言葉を失った様で…その際掛ける言葉が

分からない事を口にすると、一方でマサツグは固まり続け!…

そして何やら小刻みにプルプルと震え様子も露わにする!…それは怒って居る様な

悲しんでいる様な!…何方とも取れる様子を見せて居り!…次にはマサツグが

口を開いたかと思えば咆哮!…これまた懐かしいキャラへと成り果てる!…


「…な…」


「ッ!…な?…」


__んなんじゃごりゃあああああぁぁぁぁぁ!!!!…ああぁぁ!!…ああぁ!…


この時漸く手が離せる様になったとばかりにスッと髪から手を降ろして行くと、

次にはそれと対になるよう左腕をパッと構えて見せ!…と、その際それはまるで

何かに絶望するよう!…或いはショックを表現するようにも見えてしまい!…

すると続けて若干俯き!…何やらか細い声でポソッと言葉を漏らして行くと、

モツもその言葉に反応!…思わず復唱をして見せる!…すると次にはマサツグも

それが合図とばかりにピクッと反応をして露わにすると、今度は某・大俳優に

なったよう有名な台詞を!…それもお約束とばかりに反っくり返りながらの

大絶叫!…もはやおふざけの様にも見えるのだが…自身がアフロになった事で

マサツグが慌ただしい反応を見せて居ると、その突然の大絶叫に敵側もビクッ!と…

驚き様を露わにする!…


「ッ!?…な!?…何をそんなに!?…」


「と言うかあの炎をまともに受けてまだ立って居られる!?…

そ、そんな馬鹿な!?…本当に化け物!?…」


「…ハァ!!…ハァ!!…グッ!!…ッ~~~!!!…」


そしてマサツグの髪型が変わって居る事など全く気にしても気付いてもおらず、

今はあのブレスを受けても尚立って居られる事に驚き戸惑い!…と、マサツグが

突如叫び出した事でフィロノマールは驚きを隠せず!…一方でパルメリアも

マサツグがまだ生きている事に化け物!と…やはりブレスを喰らってまだ生きて

居られる事にあり得ない!と言った反応を見せて行くと、これまた一方では

ヴァンドルイドが苦しそうに息を切らす!…それこそ今にも事切れそうなそんな

様子を見せていた!…何なら今こうしてまだ戦えている事にすら疑問を感じる

レベルで有り、ヴァンドルイド自身ももう時間が無い!と慌てて居り…


__ガゴンッ!!…ッ…ゴアアアァァァァ!!!!…


「ここから先は!!…絶対に通しはせん!!!!…」


次には自身の命を燃やす様にして構え直し!…と、今度はマサツグ達に対して

鬼の形相!…必死な様子が感じられる一方!…まさにこの一戦を最後に後の事は

考えていないそんな様子も見て取れると、更にその顔色は悪く!…何なら吐血も

そのままにするよう構えて見せる!…となるとそんな様子を見せるヴァンドルイドに

モツも思わず戸惑いを露わにして行くと、本当にそこまで命を張る価値が有るのか?

とそのゼファーに疑問を持ち!…すると同時にそんなヴァンドルイドの様子に

思わず言葉を口にし始め!…


「ッ!?…ッ!!…お、おいおい!!…アンタそれ以上はもう!!…」


「…我が命尽き様とも!!!…魂だけとなろうとも!!!…

絶対に!!!…絶対に!!!!…」


それこそもうこれ以上は無理だ!と言わんばかりに…思わず止めるよう言葉を

口にする一方で、ヴァンドルイドはもはや自棄を起こし始めたのか!…モツが

思わず心配をするのを余所にして!…ただマサツグ達を通さない事を口にすると、

自身の魔力が尽きるまで暴れようとし始める!…と言うのもこの先は絶対に

通さない!と言う使命感に囚われて居る様子を露わにすると、次にはそんな

ヴァンドルイドの暴走にフィロノマールとパルメリアも戸惑い始め!…


「ッ!?…ヴァ、ヴァンドルイド!?…」


「ッ!!…お、落ち着きなさい!!!…

そ、そんなに暴れては!!!…わ、我々まで!!!…」


何ならそんなヴァンドルイドに対して両者は止めるよう言葉を口に!…

その際パルメリアがヴァンドルイドの名前を呼び、フィロノマールも一方で

落ち着け!とばかりに必死に呼び掛け!…しかしそれはあくまで自分達が

助かる為の呼び掛けであり、ヴァンドルイドの心配など一切しては居らず!…

今ここで振り落とされたら!と…とにかく青褪めながらゴーレムの首に

しがみ付くそんな様子を見せて居ると、一方でそんな仲間の声ももう届いて

いないのか!…ヴァンドルイドはただゴーレムを用いてひたすらに暴れ続けて

見せる!…それこそその様子はまるで聞かん坊の子供の様に!…手当たり次第に

腕を振り回して被害を生み!…


__ガゴンッ!!…ゴアアァァァ!!!!…ガゴンッ!!…ゴアアァァァ!!!!…


「ッ!?…な、何だこれは!?…

ってかこのまま放って置いても城が落ちそうな…」


それはもうもはや目に付くモノ全てに攻撃をし続け!…となると当然マサツグや

モツなど関係無し!…とにかく宛らヴァンドルイド自身が盲目になったよう

暴れに暴れて見せて居ると、そんな暴れ様にマサツグもハッと我に返り!…

そして距離を取って見せる!…と言うのも勿論の事ながら髪型を気にしている

場合では無く、その手の付けようがない暴れっぷりにもう思わず放っておいても

大丈夫なのでは?と…しかしそうは問屋が卸さない様子でモツが言葉を!…


「…確かにそうかもだけど!…でもだからって!!…

このままにして置いて良い理由にもならないだろ!!…

…もうこれで!!…終わりにしよう!!!」


「ッ!?…え?…あ、あぁ…」


まるでもう見て居られない!とばかりにモツが言葉を漏らし、放っておくにしても

面倒!と…それはやはり後々の事を考えて今ここで処理をする事を先決して行き!…

しかしその様子と言うのはただそれだけでは無い様で!…何か別に相手を思いやる

様なそんな様子も伺えると、モツの様子にマサツグが思わず戸惑って見せる!…

何か別に感情移入をしている様に感じてしまう!…ではそれがいけない事なのか?と

問われるとそう言う訳では無いのだが、ただ何か珍しい様に感じてしまい!…

と、とにかく返事をした所で二人は剣を構えて行き!…もはや発狂状態と言っても

過言ではない!…暴れ狂うドラゴンゴーレムに二人が揃ってその身に赤いオーラを

纏い始めると、遂にこの戦いにケリを付けよう!と…


__…ッ…ブオン!!!…ジャキン!!!…


「…行くぞ!!!」


「おう!!!」


剣を構えて肩を並べると、次には互いに確認を取り合い!…それは勿論足並みを

揃える為であり!…モツが珍しく先に点呼!…それに対してマサツグも大丈夫!

とばかりに返事をすると、次には二人揃って暴れるドラゴンゴーレムに向かい

突貫!…最後の攻撃に入って行く!…その際狙うはただヴァンドルイド一人!と

言った様子で向かって行くと、二人はヴァンドルイドの攻撃にのみ集中をし!…

と言うのももうフィロノマールやパルメリアからの攻撃の心配は感じられず!…

何故なら未だに二人はふり落とされないよう必死になり!…何ならいつの間に

そのゴーレムの肩の上にも移動をしていたのか?…それすら不明のまま!…

いやそんな事ももう如何でも良い位に遂にゴーレムへ接敵すると、

当然ヴァンドルイドが機敏に反応をして行き!…


「ッ!!!…ヌオオオオオオォォォォォォ!!!!」


__ガゴンッ!!…グオンッ!!…


次には吠える様にして声を上げ、そして拳を大きく振り上げ!…宛らその様子は

もう侵入者を排除するセンサーの様に!…もう自我も飛んでいる様子でとにかく

吠えて!…腕を振り上げて勿論マサツグ達へ襲い掛かると、ドラゴンゴーレムも

それに合わせて連動!…その巨大な腕を振り上げて見せる!…そして今度は

真っ直ぐマサツグ達に向かいその巨大な拳が振り下ろされそうになって行くと、

マサツグもそれに合わせて機敏に反応をして行き!…


「ッ!!…させっかよ!!!」


__ババッ!!!…グオンッ!!!…


それこそまるで勝算がある様子でモツの前に!…その際大剣で防ぐ様に!…

大剣の腹を見せる様にして突き出し!…そのまま突貫して行くと、そこに

ゴーレムの拳が飛んで来る!…するとそれに合わせてマサツグもすかさず

カウンターを入れる体勢にへとに入って見せる!…それは滑り込む様にして

まずはその飛んで来た拳を大剣でガッ!と受け止めると、自身でも拳を

受け止めた事を感じるなり次には声を張り上げ!…


「ッ!!…そこかああぁぁ!!!」


__グンッ!!!…グワキイイィィィィィィンンン!!!…ッ!?!?…


次には宛らタイミングを掴んだ様に!…その掛け声を上げると同時に!…

振り下ろして来た拳を単身ながら!…見事に激しい音を立てつつ外側へ弾くよう

パリィを決めると、当然そんなトンデモナイ無い様子を映像で見た者達は

度肝を抜かれ!…そんな馬鹿な!?と言った表情を浮かべて見せる!…

それこそ漫画でよく見る目を真ん丸にして口をポカ~ンと開けるそんな様子を

見せて居ると、肝心の当事者である三人はそんな事など気にして居らず!…

いや露にも気付いては居らず!…


「ッ~~~!!!…モツゥ!!!」


__ッ!!…バババッ!!!…


「ッ!?…グウゥゥ!!!…ッ!!…」


まずは拳を弾いたマサツグがモツに道を作って見せて行き!…その際腕に痺れを

感じながらも、さもモツに先を行くようこれまた声を上げ!…と、モツもそれを

受けて返事をする事無くそのまま突貫!…その際ここで脚を止めたらマサツグに

申し訳ない!と…臆する事無く懐に飛び込み!…更にヴァンドルイドとの距離を

縮めて行くと、一方でヴァンドルイドも弾かれた事で若干怯み!…だが次にはまた

拳を握って行く!…すると今度はモツに向かいその左の拳を放とうとするのだが、

モツもそれを察知するなり直ぐに回避の体勢に入り!…


__ッ!!…ガゴンッ!!…グオンッ!!…


「なんとおおぉぉぉぉぉぉ!!!!」


__ババッ!!…ブオンッ!!!…


何なら右腕を弾かれた事でバランスが悪く、そんな状態で打てる拳と言うのも

フックに近く!…となるとモツもそれが飛んで来る事を見越して!…その場で

大きく踏み込み!…垂直にバッ!と飛んで見せると、次にはそのモツの足元を

ゴーレムの左腕が通過!…難無く攻撃を回避する事に成功する!…それこそ

それだけでは留まる事を知らない!とばかりに、モツはその足元に現れた足場ゴーレムの左腕

利用して更に接近して行き!…


__…シュタッ!!…ババッ!!…


「ヴァンドルイド!!!…覚悟!!!」


その際フィロノマールは実質行動不能状態である事からマサツグの時の様な

ブレスは無く!…となるともうヴァンドルイドとの距離は目と鼻の先となり!…

それこそ迷い様が無い程に一本道を辿り!…そしてモツがヴァンドルイドに

覚悟を決めるよう吠えて見せると、その手にグッとバスターソードを握って

更に肉薄!…するとここでヴァンドルイドも慌てて見せる!…しかしまだ諦めて

いない様子でまだ足掻くと、次にはモツを驚かせ!…


「ッ!?…ヌウゥゥ!?…

…ッ~~!!!…カアアアァァ!!!」


__ギュンッ!!…カッ!!!…


と言うのも慌てたのは一瞬だけで、次にはまた全身に力を溜めるよう!…

と、今度は身を丸める様にして構えて見せ!…するとその瞬間自身の周りに

ボコボコ!と…岩や土と言ったモノを混ぜ合わせ!…何やらセメントの様な

モノを自身の身に纏い出すと、自身の防御を固め始める!…となるとそんな

様子にモツもこれまた戸惑ってしまう!…それも目の前で瞬時に固められた事で

戸惑うのだが、モツとしても後にはもう引けない訳で!…


「ッ!?…な!?…ッ…ッ~~~!!!…

…ンなクソがああぁぁ!!!!」


__ブオンッ!!…ガキイィン!!!…ッ!!…


それでも構わない!とばかりにバスターソードを構えて行き…次にはモツも

自棄になったよう無策に!…まず一太刀真正面からヴァンドルイドへ

斬り掛かって見せるのだが、速乾性が良いのか!…直ぐに硬化したセメントは

モツの剣を弾いてしまう!…しかしまるっきりダメと言う訳ではない様子で、

辛うじて傷を作る程度は出来るのだが!…それでも中身にまではダメージは

やはり届いていない様子で有り!…手応えとしてはまるで石膏像!…或いは

ブロック塀を叩いた様なそんな鈍い痺れの様なモノを感じて行く!…

さてそうしてヴァンドルイドが守りを固めた事でドラゴンゴーレムの動きも

ビタッと落ち着きを見せて行くと、今度はフィロノマールとパルメリアが

漸く動ける様になり!…


「ッ~~~!!!……ッ…ッ!…お、落ち着いた?…

…はあぁ~…やれやれ……確かに我らが居城を守る事も重要ですが!…

その前に我ら仲間を駄目にする様な事をしては元も子も!…」


「…一体どの口が言ってんだ?…オメェ?…」


それはもう振り落とされる心配が無いからであって!…揺れがもう無い事に

気が付いたのは止まってから数十秒後の事!…恐る恐る目を開き!…完全に

ゴーレムが静止している事を確認すると、今度は苦言を漏らす様にして

言葉を口に!…その際仲間が大事だ!と今更な事を言って見せる!…そして

肝心のヴァンドルイドがモツに襲われている事に関しては何も気にして居ない

様子で、その間にもマサツグが!…まるで呆れる様にしてそのフィロノマールの

言葉にツッコミを口にして行くと、二人の背後に立って見せる!…すると二人も

ハッと気が付いた反応を見せるのだが!…


「ッ!?…何や!?…」


__フォフォン!!…ドガガ!!…


「ッ!?…つ…」


この時当然慌てた様子で振り返り、残り一人しかいない敵に対して何奴!?と…

が、その何奴!?と言う言葉も完全に言い切る事無く仕留められ!…マサツグは

フィロノマールとパルメリアの頸椎に向かい手刀の一閃!…一撃でその意識を

刈り取って行く!…となると意識を刈り取られた二人はその場で力無く膝から

崩れ落ちてしまうと、次には今居るゴーレムの肩から落ちそうになり!…

が、ここで何故かマサツグもふと慈悲に駆られ!…


__ガッ!!…グイッ!!……ッ…スッ…


「…ふぅ~…やれやれ!…やっと二人を黙らせた!!…」


そのまま肩から落としてしまうのではなく…一応二人を腕を掴んで助けて行き!…

最後にそのゴーレムの肩に引っ掛ける様にして二人を寝かせて置いて行くと、

一段落!…まずは二人を制圧する!…さてそうして漸く鬱陶しかった二人を

沈黙させられた事でマサツグが一息を吐いて行くと、一方で隣からは激しい

剣戟音が響いて居り!…と言うのも言わずもがなモツが躍起になって居るからで

あって!…


__ガイィン、ガイィン、ガイィン、ガイィン!!!…


「…ッ!……後は隣の肩でやり合っているあのジッチャンだけか!!…

…にしても何でまた急に?…」


何をそこまで躍起になっているのか?…マサツグとしては当然モツの気持ちが

分からない様子で戸惑って見せると、そのまま放置と言う訳にはこれまた

当然行かず!…その際気にならない訳ではない様子で言葉を漏らすと、次には

モツの援護に回り!…と、そこで初めて硬化して居るヴァンドルイドその姿を

見つけ!…モツがそんなヴァンドルイドに対してバスターソードを一心不乱に

振っている様子を目にして行くと、その様子に狂気を!…思わずたじろぎ

戸惑ってしまう!…


__ガイィン、ガイィン、ガイィン、ガイィン!!!…


「ッ!?…ほ、本ちゃん?…」


「ハァ!…ハァ!…クソッ!!…全然壊れない!!…

…まるっきり歯が立たないって訳じゃないのに!!…

少し壊しても直ぐに再生して行く!!…どうすりゃ!!!…」


それこそ戸惑いながらもモツに声を!…正気を取り戻させる様に名前を呼び!…

恐る恐るその荒れているモツの方へと近付いて行くと、さすがにTPの限界が

来たのか!…一旦小休止を挿んで見せる!…その際息を切らしながら全く上手く

行かない事に腹を立てると、まるで説明口調で悩み始め!…と、そんなモツの

様子にマサツグとしても更に戸惑い!…次には思った事をそのまま口に!…


「い、いやだから今の内にここを通れば!!…」


「ッ!!…駄目だ!!…この手の奴は放って置いたら更に面倒な事になる!!…

…だから!…だからここで仕留めておかないと!!…」


と言うのも相手は動けない状態なのだから今の内に!と、もう相手にしない事を

口にするが!…しかしモツはそれを頑なに拒否するよう言葉を返し!…

それは何でも何かこの様な経験が有るのか?…以前にもこの状況を体験した事が

有る様なそんな事を話し出すと、何が何でも倒す!とばかりに…息を切らし

悩み続ける!…その際チラッとだが硬化するヴァンドルイドの事を何か慌てた

様子で見るそんな眼差しも露わにすると、余計にマサツグは動揺をし!…


「ッ!?…い、いやだとしても!!…

今の本ちゃんの方がよっぽどヤバい奴に見えんだが!?…

てかそんなに必死になるって!…如何したんだ?…

…何かよっぽどの理由が?…」


それこそ今のモツが余程ヤバい様に見えている事を隠さず話し!…何なら心配を

する様に!…何故こうなって居るのか?を続けて説明を求めて行き!…とにかく

モツを一旦落ち着かせようとマサツグも必死に声を掛けると、そんなマサツグの

声はモツに届いたのか?…若干ながらモツが落ち着きを取り戻し始める!…

その際ジッとマサツグの事を数秒見ると、次には呼吸を整えマサツグに返事を

口にし始め!…


「…ッ…ふぅ~…

…いやちょっと考え過ぎていただけかもしれない…」


「ッ!…え?…」


それはまるでフッと突如憑き物が消えた様に!…そして徐々に落ち着き始め!…

マサツグに謝るよう自身が考え過ぎていた事を口にすると、次にはフッと苦笑いを

浮かべ!…一方でそんなモツの変わり様にマサツグも戸惑いを露わにする!…

と言うのも結局何をそんなに必死になって居たのかが全く分からず、更には急に

態度が変わった事で勿論疑問を!…と、これまた一方でまるで仲直りする様な

そんな様子を見せて居ると、ヴァンドルイドは未だ警戒をしているのか!…

その微妙な雰囲気の隙を突く!…或いは術が解けないのか未だに微動だにせず

固まり続けるそんな様子を見せて居ると、モツはモツで改めてマサツグに

謝り出す!…気にしないでくれ!とばかりに言葉を続ける…


「…悪い!…余りにも上手く行かな過ぎて必死になって居たのかも!…

だがこれだけはちゃんと処理をしておかないと!…

後方から来る仲間の為にも!…

とりあえずこれを何とかするのを手伝ってくれ!…」


「ッ!……あ、あぁ…分かった…」


その際ここで漸くモツが慌てて居た理由を口にすると、事を急いていた事を

マサツグに話し!…しかしだからと言ってヴァンドルイドをこのままにしておく

訳には当然行かず!…そう話すと今度はスッと仲間の為に!と…もしもの事が

有ってはならない様なそんな話しをモツがすると、今度はマサツグにも協力を

求める!…と、マサツグもその頼みに対して返事をする!…しかし一方でやはり

モツの様子が急変した事に何か不気味さを感じずには居られない様子で、

困惑しながら何度もモツの様子をチラチラと確かめ!…が、それ以上モツの様子が

豹変する事は決してなく!…それを確認した上で二人は改めてヴァンドルイド!…

その硬化した状態と対峙する事になって行くと、二人はそれぞれ剣を構える!…

この戦いに終止符を打とうとその身に赤いオーラを纏うのであった!…

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俺、飯田雷丸。どこにでもいる普通の高校生……だったはずが、気づいたら異世界に召喚されて魔王を倒してた。すごいだろ?いや、自分でもびっくりしてる。異世界で魔王討伐なんて人生のピークじゃねぇか?でも、そのピークのまま現実世界に帰ってきたわけだ。 で、戻ってきたら、日常生活が平和に戻ると思うだろ?甘かったねぇ。何か知らんけど、妖怪とか悪魔とか幽霊とか、そんなのが普通に見えるようになっちまったんだよ!なんだこれ、チート能力の延長線上か?それとも人生ハードモードのお知らせか? 異世界で魔王を倒した俺が、今度は地球で恋と戦いとボールを転がす!最高にアツいハーレムバトル、開幕! 異世界帰りのハーレム王 朝7:00/夜21:00に各サイトで毎日更新中!

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とあるサイトを眺めていると隠しリンクを踏んでしまう。主人公はそのサイトでガチャを廻してしまうとサイトからガチャが家に来た。突然の不可思議現象に戸惑うがすぐに納得する。そしてガチャから引いたダンジョンの芽がダンジョンになりダンジョンに入ることになる。

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二十年前、地球の各地に突然異世界とつながるダンジョンが出現した。 ダンジョンから持って出られるのは無機物のみだったが、それらは地球上には存在しない人類の科学や技術を数世代進ませるほどのものばかりだった。 そして現在、一獲千金を求めた探索者が世界中でダンジョンに潜るようになっていて、彼らは自らを冒険者と呼称していた。 主人公、天城 翔琉《あまぎ かける》はよんどころない事情からお金を稼ぐためにダンジョンに潜ることを決意する。 ダンジョン探索を続ける中で翔琉は羽の生えた不思議な生き物に出会い、憑依されてしまう。 それはダンジョンの最深部九九九層からやってきたという天使で、憑依された事で翔は新たなジョブ《運び屋》を手に入れる。 ダンジョンで最強の力を持つ天使に憑依された翔琉は様々な事件に巻き込まれていくのだった。

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スキルが全ての世界。 十歳になると、成人の儀を受けて、神から『スキル』を授かる。 スキルによって、今後の人生が決まる。 当然、素晴らしい『当たりスキル』もあれば『外れスキル』と呼ばれるものもある。 聞いた事の無いスキル『クエスト』を授かったリゼは、親からも見捨てられて一人で生きていく事に……。 少し人間不信気味の女の子が、スキルに振り回されながら生きて行く物語。 一話辺りは約三千文字前後にしております。 更新は、毎週日曜日の十六時予定です。 『小説家になろう』『カクヨム』でも掲載しております。

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