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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章四十九節 英雄の妹とオリハの試合とオチ担当?-
しおりを挟むさぁ遂に始まった御前試合も第一試合から淡々と対戦が終わって行くと、
徐々にオリハとシルビィの出番が近付き!…
と、この頃にはオリハとシルビィも控室に戻って来ており!…
互いにいい汗を掻いた!と言った具合で体に蒸気?を纏わせると、
まずそのマサツグとリーナの様子を見てピクッ!と…
次にはオリハが仕掛け始める!…と言ってもマサツグに仕掛けるのではなく!…
マサツグを膝枕しているリーナに対して不敵に笑みを浮かべると、言葉を口に!…
「…おやおやリーナさんそう言うのは試合が終わってからの方が良いのではぁ~?…
まぁ確かに何度もスキスキと言っていましたけどぉ~?…
試合に余計な情が出てしまうかもしれませんぞぉ~?…」
「ッ!?…オ、オリハ!!」
そのイチャイチャしている様子に!…それはまるで小学生男子が如く!…
今イチャ付いたら試合に支障が出る!と言って意地悪な笑みを浮かべて見せると、
そのオリハの茶化す様子にリーナも当然機敏に反応!…顔を赤くして慌てる!…
更にオリハに対してツッコミの言葉を口にする!…
と言っても怒る様にしてオリハの事を呼ぶだけで、
その場からやはり動けない!とばかりに拳を振り上げ!…
と、照れる様にして怒るリーナを尻目にシルビィがスッ!と…
__…スッ…ッ!……ッ?…
「交代が必要とあらばこのシルビィが!…
喜んで貴方様と代わりましょう?…」
この時寝ているマサツグの隣にスッと腰掛け!…
となるとそんなシルビィの様子にリーナやオリハも気が付き、
疲れたのか?と言った心配と言うか…
ふと気になった視線を向けて行くと、
次にはシルビィがスッとリーナに向かい両手を広げて見せ!…
何かを期待する様な表情を浮かべる!…
と言うのも如何やらマサツグを膝枕したい様子で、
交代なら自分が請け負う!と笑みを浮かべて言葉を口に!…
と、そんなブレないシルビィの様子にオリハもリーナも呆れる様に!…
「…お前はお前でどさくさに紛れて何を言い出している!…
…はあぁ~…違う!…そんな思っている様な事は!…」
「んん~?…別に言及はしていませんがぁ~?…」
オリハは苦笑いで流して行き、リーナはツッコミの言葉を口に!…
そして改めてこの状況に対して言い訳をするよう!…
まず思っている様な事ではない!と…事故である事を主張しようとするのだが、
オリハがそれを聞いてピクッ!と…またリーナの方へ振り向き!…
不敵に笑みを浮かべて見せると、また意地悪な言葉を口に!…
とにかく弄り倒す様にしてちょっかいを出す!…
するとまたそんなオリハの言葉にリーナもピクッと更に顔を赤くすると、
遂には覚悟して置け?と言い出す始末に!…
「ッ!!…オリハ!!…後で覚えて居ろよ!?…
…とにかく何も変な事は一つもない!!…
…それよりそろそろ出番だと思うが大丈夫なのか?…
かなり汗を掻いている様に見えるが?…」
宛ら死刑宣告をするよう!…と言っても友達同士の軽いノリで、
改めて何でもない!と主張をして行き…
そしてこれ以上の指摘も受け付けない様子を露わにすると、
腕を組んで堂々と胸を張る!…その一方でしっかり自身の太腿に
やはりマサツグの頭を置いて見せる!…その際幾ら気丈に振舞うと言っても、
気恥しそうに頬を染めるそんな表情も浮かべて見せ!…
が、次にはそれも指摘されないよう話題を口に!…
その時の話題と言うのもオリハの様子についてであり!…
この時前述の通りにオリハは熱気を纏って居り、
見るからにアップを超えてひと暴れして来た様な!…
明らかにやり過ぎて来た様に見えると心配!…その調子で行けるのか?と…
何か危険な様な十連戦は出来ない様に見えていると、
オリハはそんなリーナの言葉に対して大丈夫!と…
「ッ!…あぁ、この位!…お陰で体が軽くなったと言いますか~…」
__ガコンッ!…ギイイィィ……ッ!…
何でも無い!とばかりに笑って見せ、寧ろ丁度良い!と言った言葉を口に…
勿論別に舐めプと言う意味では全然なく!…何かちゃんと訳がある様子で!…
リーナの目の前で軽く体操をする様に体を動かして見せると、
次には控室の扉の方から物音が!…誰かが姿を現し始める!…
と言ってもまぁそこから出てくる人物と言うのは限られており、
現に衛兵達が姿を現し!…因みにここまでの戦いで既に何十何戦と終わっており!…
そして遂に満を持してスペシャルマッチ!と…
誰もがその入って来た衛兵に視線を向けていると、
その衛兵は特別試合!と口にして行き…
「…ではこれより特別試合を始める!!…
東ゲートにはオリハ!!…西ゲートには…!!」
「と、言ってたら出番が来たみたい!…
んじゃいっちょ!…暴れて来ますかぁ!!」
その特別試合の第一戦目に衛兵はオリハを指名して行き!…
オリハに東ゲートへ向かうよう言葉を続け!…
同時に西ゲートには複数名の選手の名前を口に!…
予め聞いていた通りに十人の名前が告げられると、
一方でそれを聞いてオリハも話して居たら!と言わんばかりに…
自身に出番が回って来た事で嬉々とする!…
そしてスッとリーナ達に背を向けると、
早速その東ゲートに向かい控室を後にしよう!と…
と、そんなオリハの様子にリーナも慌てて声を掛け出し!…
「ッ!…オリハ!…命の危機はなくとも!!…もう駄目と思ったらギブ…!!」
「分かってますよ!!……それじゃ、行ってきます!!」
と言うのもオリハの様子にやはり心配をしてしまう様で!…
恐らく持たない!と思ったのか、オリハ呼び止めては棄権も視野に!…
とにかく安全第一を心掛けるようオリハに言って聞かせよう!とすると、
オリハは振り返るなりやはり大丈夫!と…分かって居る事を口にする!…
そしてフフフ!不敵に笑いまたスッと歩き出すと、
最後に行って来る!と言葉を残し…
と、リーナ達の視線を浴びつつそのまま控室を後にして行き!…
__…コッ…コッ…コッ…コッ………ッ…
「…本当に大丈夫であろうか?……何か心配……ッ!…」
その際特段可笑しな様子を見せる事無くオリハはそのままその場を後に!…
控室の扉の向こうへと姿を消し!…
しかし一方でやはりオリハのオーバーワーク気味が気になる具合にで!…
未だ心配をする様にリーナが言葉を口にすると、
一点にオリハが行ってしまった扉を凝視する!…
それこそ心配で付いて行きたい様な!…
或いはセコンドに就こうか?と言った様子を見せる!…
いやこの場合は正確に言うと見える!と言った方が正しいであろうか?…
次にはそんなリーナがふとある様子に気が付きピクッ!と…
その気になる方に視線を…
__キラキラキラキラ!!……ッ…
「…見に行くつもりは無いし!…
シルビィお前も出番が近いであろう!!……代わる気はないぞ?」
__ッ!?……シュンッ……ッ…
その気になる方と言うのはシルビィが座っている方向で!…
視線を向けるとそこにはまるで子供の様に目を輝かせる!…
何かを期待した様子でンバッ!と…
両腕を広げても見せるシルビィの姿がしっかりと映ると、
これまたリーナも呆れる様にジッ!と視線を…
そしてその期待を裏切る様に言葉を漏らす!…
と言うのもオリハに付いて行く気も無ければ、
マサツグを渡す気もサラサラ無い!…
となるとそんな事を言われたシルビィはまるでビクッと反応!…
次には宛らショックを受けた様に表情をシュンと…
オマケで耳も尻尾も垂れ下がる様子を露わにすると、
小さくなるようマサツグの隣に居座り…落ち込む?様子を取って見せる!…
さてそうして控室でシルビィが一人ショックを受けていると、
一方のオリハは東ゲートからエントリーをし始め!…
__闘技場・東ゲート前…
「…ッ!…オリハ殿…ですね?…
…準備が出来次第中に!…或いは棄権でしたら私に…」
「…よしっ!!…この中に入ればいいの?…」
東ゲート前に着くとそこには衛兵が一人立って居り!…
するとその衛兵もオリハに気が付いた様子で…
まずはオリハ本人であるかどうかを尋ねて行くと、
次には説明をするよう更に言葉を口に…簡単に選択を求めて見せる!…
と言うのも準備が出来ればそのままゲートを進んでくれ!と、
或いは棄権するなら自分のその意志を示してくれ!と…
が、オリハはその説明を最後まで聞く気も無い様子で質問をして行き!…
この中を進めばよいのか?と…
二重ゲートとなっているその闘技場へ向かう扉をピッと指差すと、
その衛兵も直ぐに返事をして見せ!…
「ッ!…はい!…但し入ってしまったら最後!…
こちら側の扉は閉めますので、ここで最後の決断を…!」
__コッ…コッ…コッ…コッ………ッ!…
それこそ一瞬戸惑うそんな反応を見せるのだが、
そこはプロ!とばかりに説明を続け!…
何ならオリハの言葉を参加する意思と受け取り!…
更に説明として一度入ったら出られない!と…
今オリハから見て手前にある通路側の扉を閉じる事を口にすると、
念の為であろうか!…これまた最後の決断を求めて行く!…
と言うのもやはり土壇場になって逃げた者達が居る様で、
円滑に事を進める為にその判断を本人に求めて見せるのだが!…
オリハはまたもや最後までその話を聞こうとせず!…
フッと不敵に笑って中に!…
言うまでも無い!と言った堂々とする態度を露わにすると、
その衛兵に背を向けたまま返事をし!…
「いつでもOK!…さぁ、始めてくれ!!」
「ッ!?…りょ、了解しました!!…
…では、ご武運を!!…」
__…ギイイイィィ!!…ガシャアァン!!!……ッ…
この時興奮した様子でいつもとテンションが違う反応を露わにして行き!…
それはまるで戦いこそが我が使命!と…
今この瞬間が楽しい!とばかりにいつでも!と声を掛けて行くと、
そのオリハの様子にさすがのプロもビクッ!と反応をして見せ!…
慌てながらもその指示に従い始める!…
その際まずはオリハへ激励の言葉を最後に掛けると、
衛兵は敬意を示す様に敬礼をして見せ!…
と、次には先程言っていた通りにオリハの逃走路を奪うよう!…
通路側の扉を閉めると鍵まで掛けて!…そのまま一切干渉しない!…
時間が来るまで放置するよう衛兵がジッとし始めると、一方でオリハは!…
{…さぁ…如何なるかなぁ?…
正直ノリと勢いで言っちゃってこんな事になったけど…
鬼が出るか蛇が出るか?…}
__ガゴンッ!!!…ッ!……ッ…コッ…コッ…コッ…コッ……ッ~~~…
別に後悔と言う訳では無いのだが、正直自分でも少しやり過ぎたのでは?と
今更になって反省をして行き!…が、今更反省をした所でもう後には引き返せず!…
するともう今を楽しむ様に!…
何が出て来るか?とワクワクする様なそんな気分になって行くと、
次にはオリハの目の前の闘技場側の扉が!…
いやゲートが上に引き上げられる様にして開き始める!…
となるとオリハもそれに気が付きスッと前に踏み出すと、
次にはその外の眩しさに目が眩む様な!…
と、同時にその身に大歓声を浴びる事に!…
__ワアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!…ッ!!……
{…マジか!…こんな!…こんなプレッシャーを感じるなんて!……ッ!…}
__ッ!…オリハ叔母さぁ~~ん!!…ガンバエェ~~~!!!…
今までこう言った場面に出くわしたと言うか、とにかく経験をした事はあるのだが…
その経験をも超える観客達の熱量に思わず驚き!…
その場で立ち尽くす様に辺りをチラチラと見回し始めると、
そこでシロとハクを膝の上に乗せて座っている!…
マサキとくまさんの姿を見つける!…
そして別に日和ってしまった訳でもないのだが!…
そんなシロ達の様子を目にしてハッとなると、
次には四角い闘技場の方へと向き直り!…
__ッ!!……ッ…コッ…コッ…コッ…コッ…
「…へッ!…一体如何言うつもりでこんな事を考えたか知らねぇが?…
怖気付かずににここまで来た根性だけは認めてやるか!…」
「…アンタ…舐めてると死ぬぞ?…
…このプレイヤー…見ただけでも相当…」
「………。」
と、今度は覚悟が決まった様子で歩き始め!…ここに来て漸く本当の意味を!…
リーナが心配していた理由を理解した様に闘技場の上に上がると、
そこには審判らしき兵士が一人!…
並びに対面にはオリハが今から相手をする十人の選手が待ち構えていた!…
それはそれぞれ男性に女性と妙な決まり事等は一切見られず、
何ならその十人全員の体格も疎らで!…
と、出て来たオリハに対して何かを口にして居り!…ある者は馬鹿にする様な!…
またある者はそんな馬鹿にする者に対して注意を促す事を口にすると、
オリハを危険視!…
はたまたある者はただ何も言わずにオリハの事をジッと見詰める!…
さて始まる前から一触即発?な雰囲気を見せて居ると、
一方では開会式をしていた大臣がオリハの紹介をし始め!…
〈さぁ本日の特別試合第一戦目!!…
彼女はあの四大陸英雄のマサツグ様の妹様で在らせられる!!…〉
「ッ!…兄さんそんな呼ばれ方してるの?…」
今から特別試合を始める事を交えつつ!…
まずはマサツグの妹?である事を紹介し出すと、
そのマサツグの呼ばれ方に思わずフッと引っ掛かりを覚え!…
と言うのも仰々しく四大陸英雄!と…
ゲームは違うがニュアンス的にはまるで七○雄の様に呼ばれており!…
それを聞いたオリハもえっ?とばかりにさも自分の事の様に戸惑うと、
思わずマサツグを同情する様な!…何か気恥しいモノを感じてしまう!…
と、一方でそんなオリハの事など御構い無しに紹介は依然として続いて居り!…
〈名を[オリハ]と言う獣人族の女性!!…今回は彼女たって願いにより!!…
十連戦を行うモノと致します!!…
尚、彼女が相手にする者達も同じく冒険者達から募り集まった者達!!…
ある者は彼女に興味がある!と…またある者は単純に強者を求める!と…
…果たして彼女は見事十人を撃破出来るのか!?…
はたまた可憐に散ってしまうのか!?…
今、戦いの火蓋が切って落とされます!!!〉
ここで漸く選手の名前が口にされ!…オリハと言う名前が告げられると、
観客達は盛り上がり!…
特にシロとハクはマサキとくまさんの膝の上で跳ね出す始末!…
全力で応援をする様に!…
紹介が続いている中その声が聞こえて居ようが居まいが!…
関係無い!とばかりにオリハに向かいアピールを必死にして見せると、
オリハも気が付いた様子でピクッ!と…
するとそんな双子の様子に若干ながら助けられる!…
と言うのも緊張がほぐれた様な、
それこそ思わずフッと噴き出す様にして笑ってしまい!…
一方でその十人の内まずは誰が飛び出すのかが既に決まっている様子で!…
スッとまずは大柄な男だけが壇上に残り!…
後の九人は邪魔にならないようスッと後ろに下がって行くと、
最後に紹介も終わりを告げ!…今始まる事を最後の最後で口にすると、
審判の兵士が開始の号令を発して行き!…
__…始めえええぇぇ!!!…ワアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!…
「さぁて、まずは如何動こう…ッ!?…」
それこそ闘技場内にその声を響かせる様に!…
誰も居ない方向に向かって空手チョップ!…
ならぬ火蓋を切った!とばかりに身振り手振りでも合図をすると、
また観客達は一気に盛り上がり声を!…更に熱気を巻き上げる!…
となるとオリハも開始の合図を聞きハッと我に返ると、
恐らくその選手が居る方を振り向き!…
その際別に余裕を見せて居た訳では無いのだが!…緊張がほどけた様子で言葉を!…
まずは相手の動きを見る様なそんな事を口にするが、
そんな事を言っている余裕も次にはない!とばかりに驚きを露わに!…
トップバッターの選手がオリハに向かい速攻を掛ける!…
「ゼアアアアァァァァ!!!!」
__バシュンッフォン!!!…ッ!!…ッ!?!?…
始まったと同時に飛び出すと、
その大柄な男はその両手に持つ斧を水平に大きく振り被り!…
それは宛ら一撃で葬る!と言わんばかりで…
故に速攻を掛け奇襲紛いな事をしたのだろうが、オリハも当然喰らう訳には行かず…
次には咄嗟の動きで後ろにバッ!と飛んで見せ!…
大柄な男の攻撃を紙一重に回避して行くと、
その様子を見ていた観客達はいきなりの光景で思わず息を!…
何なら青褪めるそんな様子も露わにする!…
何故なら最悪今とても見せられない様な光景が広がっていたかもしれないからで、
それこそこの戦いでは不殺である事が義務付けられ!…
それなのに遠慮のない恐ろしい一振りであった!と…
これにはオリハも慌てる様に!…今ので目が覚めたかの様に言葉を漏らし!…
「っぶねぇ!!…いきなりかよ!!…」
「…チッ!!…さすが獣人って言った所か!!…
反応速度のバフが違ぇ!!…」
さすがに青褪める様なそんな表情を露わに!…
と、まだ滞空しながらもその手に武器を握り始め!…
今度は何も見逃さない!とばかりに相手を注視して行くと、
一方でその大柄な男も攻撃を外してしまった事に悔しがる様な!…
歯を食い縛るそんな表情を浮かべて見せる!…
その際基本種族性能的にオリハの方に分がある事を口にすると、
その両手斧を振り戻し!…
するとこれまた一方でオリハも地面に脚が付いて行くと、
後ろに滑りながらも勢い良く武器を抜刀!…
__ザザアァァ!!!…チャキッ!!……
「…俺の名前は[ドン・ターコイズ]!!!…
PKクランで十二番目に強ぇ…!!!」
まるで体勢を立て直す様にして直ぐに武器も構えて行き!…
と、一方で大柄な男は何を思ったのか?…徐にオリハへ対して仁王立ち!…
両手斧を片手に持ち出し!…
石突をカンッ!と甲高く音を立てながら地面に立てるよう構えて見せると、
名乗りを挙げ!…自分が誰なのか?を口にし出す!…
何でも本人曰くPKクランチームのメンバーである事を話して行くと、
そのクランの中でも十二番目に強い事を更に続け!…
となるといきなりそんな事を話し出したモノだからコイツは何?と…
それこそ闘技場内が静まり返る様な!…
しかも十二番目!と来たモノだから強いのか弱いのか?…
何方とも判断が付け難い!と言った…混乱まで伝染させると、
またこの一方ではもう決着が付いた様な!…意見がチラホラと出て来始める!…
「…アイツ、死んだな…」
「だな…」
それは玄人意見である様に!…大柄な男の方が負ける事を口にすると、
それに同調するよう周りからも呆れる様な声が漏れ!…
と、その根拠についても既に状況が物語っている!と…
この時注目すべき点はオリハの様子と、
そしてノーガードで突っ立っている!…
ターコイズと言う大男の状態が関係している!と…
そこから導き出される運命はもう必然と言った具合であって!…
オリハも容赦はしない様子で次には攻撃を!…
宛ら閃光の如くその大柄な男に向かい音も無く一気に接近すると、
その大男のノーガードの腹部に向けて一閃!…
__…スゥ…ッ…スゥン!!!………ッ…
「……え?…」
この時そのオリハの動きと言うのは常人では捉える事は全く出来ず、
プレイヤーにおいても一部と言った所!…
そして残念な事にそのターコイズと言う男も常人側であったらしく!…
男の目からはまるでオリハが突如消えた様な!…
そんな不可解な様子である様に見えてしまうと、
気が付いた時にはもう時既にお寿司!…
オリハは攻撃を繰り出し終えた様子で静止する!…宛らそれは殺陣の様な!…
ターコイズの背後に回って見せると、
武器を握る手を真っ直ぐ前に向かって突き出し!…
「…ごちゃごちゃウルセェな?…
ドン○コスか何だか知らねぇが!!…
もうバトルは始まってんだぜ!?」
__……ドシャアアァァンン!!!……ッ!?…
するとオリハは仕返し!とばかりに言葉を口に…
何なら自分で言うのも如何とは思うが、既に戦闘が始まっている事!…
それこそ挨拶をしている様な時間は無い!とばかりに若干怒りを露わにすると、
その言葉を言い切った所でターコイズの体勢がグラッ!と…
前のめりになるよう倒れて行く!…
そして程無くして派手に物々しい音を立てる事になってしまうと、
その様子にこれまた観客達は驚いた様子で!…
と言うのもオリハがそんな鋭い攻撃と言うか、
何かをしたようには見えなかったからで!…
しかし肝心のターコイズは事切れた様に倒れ続け!…
その様子に各々も絶句!…これが英雄の妹?なのか!?と…
さも時が止まったかの様に感じられると、
次には審判である兵士がハッと我に返るなり声を!…
「ッ!?………ッ!!…しょ、勝負あり!!!…
一戦目勝者!!!…オリハ!!!」
__ワアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!…
と言うのもその声は勝利を告げるモノで!…まずは十連戦の一人目!…
オリハが勝者である事を口にすると、観客達も我に返るなり歓声を!…
さも感動をした様に挙げて見せる!…ある者は驚きオリハを凝視!…
またある者は未だ絶句したままではあるが、オリハの賞賛の拍手を送り!…
とにかくそれらは全部驚き戸惑った様子で有り!…オリハもフッと一息吐く様な!…
その歓声を聞いて漸く緊張が解けた様に動きを見せると、
スッと大きく伸びを一つ!…
一方で未だ倒れる男に対しては冷たい言葉が投げつけられる!…
「…何かフラグ立ててくたばったな?…」
「あいつは何がしたかったんだ?…」
それは同じプレイヤー間で出てくる!…
ただのイキリ野郎か?と言った具合に馬鹿にされると、
その肝心のイキリ野郎は兵士達によって担架に担がれ運ばれて行き!…
と、何ならその男の関係者であろうか?…
観客の中には呆れる様子を見せる者も見掛けられ!…
一方でオリハは何事もなく!…
次は誰?と言った具合に辺りをキョロキョロとし始めると、
先程壇上から下がった内の九人の内一人が!…
スッと壇上に向かい歩き始める!…
それは審判である兵士が声を掛けるよりも早く!…
審判もターコイズが運ばれ切った所で声を!…
「…第二戦目!!…挑戦者!!…前!!…へ……」
__コッ…コッ…コッ…コッ……ッ…
振り向き次の者を呼ぼう!と…だがそこには既に自分が呼ぶよりも先に!…
物静かな様子で歩いて来る妖艶な女性の姿が目に入って行くと、
思わずその声は小さく!…それこそジッと見入ってしまう!…
一方でそんな審判の視線など御構い無しに!…
その女性はスッと闘技場の舞台に上がって行くと、
堂々と挑戦者であるようオリハの前に立って見せ!…
と、一方のオリハもその女性に気が付いた様子で視線を向け!…
するとそこには二丁の銃を両手に!…それこそまるでガンマンとばかりに!…
宛ら今から決闘をするかの様なそんな雰囲気を醸し出すと、
オリハだけはその相手の格好を見ても呑まれない!…寧ろ警戒ぶりを露わにする!…
「…ッ?…今度は銃?…」
「…先に言っておくわ!…さっきの馬鹿みたいに構えてると…死ぬわよ?…」
その際思わず相手の持っている武器から珍しい!とばかりに言葉を漏らすと、
一方のガンガール?はオリハに対して挑発の言葉を口に!…
それこそ先程のターコイズを例に引っ張り出すよう皮肉たっぷり!…
そして余程自信も有るのか!…
オリハに対して銃を突き付けるよう手でクイクイッと…
身振り手振りでも挑発をすると、死ぬぞ?と言葉を…
不敵に笑みも浮かべて見せる!…
となるとオリハもそんな事を言われて若干ムッとして見せると、
次には乗った様子で言葉を返し!…
「…抜きな…どっちが早いか勝負ってやつだぜ?……ってか?…」
「ッ!…フフフッ!…そんなお上品なモノにはならないだろうけどね?…」
それは宛ら剣は銃より強し!と言った具合に…スッといつでも攻撃出来るよう…
そのガンガールに対してスッと剣を斜に構えて見せると、某・明言めいた事を口に…
となるとそれに乗っかるようこれまたガンガールも反応を示す!…
それはピクッと動きを見せると、オリハに対して二丁の銃を構えて行き!…
この時その銃の構え方は某・黒い沼のヒロインの様であり!…
腕をクロスさせるようオリハに突き付け!…
いつでも鉛球をプレゼントできる!とばかりまたニヤッと笑みを浮かべると、
審判もそんな二人の様子を見てハッと我に返り!…そして二戦目の合図を下す!…
「…ッ!?…ッ…は、はじめええぇ!!!」
__ワアアアアアアアアアアァァァァァァァァ!!!!…
宛ら寝坊でもしたかの様に慌てて見せると、また空手チョップで合図!…
するとその合図でまた観客達は大盛り上がり!…
それこそ今度はどんな戦いを見せてくれるのか!?と…
やはりその注目は凄まじい様子で控室の方まで響いて行くと、
その微かに聞こえてくる歓声にリーナは思わず心配!…
やはり気になるそんな反応を露わにする!…
そしてその一方ではまだ諦めていない様子でシルビィもジッと待って居り!…
__…ッ~~~……ッ~~~……ッ…
「…歓声が聞こえるな……オリハの奴…無事であればいいのだが…」
__ッ!!…スッ…キラキラッ!!…キラキラッ!!…バッ!…バッ!…
「…幾らその様に腕を広げられても!…
ぜ、絶対にマサツグは譲らんからな!?…」
こっちもこっちである意味マサツグを巡って戦いに興じ?…
シルビィがいつでも代わる!とばかりに目を輝かせ…
またリーナに対してスッと両腕を広げて見せると、
何度もアピール!…そして目をやはり子供の様にキラキラと輝かせる!…
しかし一方でリーナも意地を見せるよう渡さない!と文句を言うと、
何なら絶対!とまで言い出す始末で!…
と、その様子を見せられている控えの選手もイライラ!…
もういっその事を邪魔をするようマサツグを叩き起こそうか!?とも考えると、
やはり少なからず嫉妬に燃える!…何とも醜い様子を見せるのであった!…
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※この作品は「小説になろう、カクヨム」にも掲載しています。
ブラック企業で心身ボロボロの社畜だった俺が少年の姿で異世界に転生!? ~鑑定スキルと無限収納を駆使して錬金術師として第二の人生を謳歌します~
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