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-第九章-スプリングフィールド王国・再び編-
-第九章五十九節 マサツグの真似と意外な展開と真似の代償?-
しおりを挟むさてこの展開に同じくその様子を見ている観客達も戸惑い気味!…
と言うのも今までリーナの御前試合を見て来た者達からすれば、
リーナが見た事の無い技を使っている事で驚き!…
一方でその技を知って居る者からすればマサツグと同じく、
何故使えるのか!?と疑問を持ち…
と言うのもプレイヤーが覚える術技と言うのはプレイヤー専用の様なモノで、
絶対と言う訳では無いのだが習得は難しく!…
しかし現に使えている事にやはり戸惑い!…
これまた一方で直にそれを向けられた本人はと言うと、
次には戸惑いの表情を浮かべながら言葉を口に!…
「ッ!!…お、おま!!…いつの間…!!」
当然マサツグは信じられないとばかりに慌てて見せ、動揺の色も露わに!…
それこそガードしたあと一歩も動けず!…
仕舞には単純に疑問も感じた具合で何故技を使えるのかについて質問をすると、
一方でリーナもその言葉を待っていた!とばかりに未だニヤッ!と…
不敵に笑みを浮かべて見せる!…尚その時のリーナの心境と言うのは、
ぶっつけ本番であった様子でマサツグの技を真似出来た事で喜んでおり!…
本当なら飛んで鼻て喜びたいところ!…しかし今は試合中で!…
そんな思いを秘めつつ!…
マサツグの問い掛けに対して嬉々とした具合に返事をすると、
その訳をマサツグに話して行き!…
「…ッ…伊達にマサツグの技を研究してはいない!!!…
…私の技は大振りな技が多い!!…故にその隙を突かれる事が多々あった!!…
その点マサツグは撹乱に追撃!!…多彩な技を持っている!!…
自分で編み出す事が出来ないのなら!!…他人から技を盗むのもまた技術!!!…
…よもや卑怯とは言わないな?…私はお前に勝つ為なら!!…」
この時リーナが言うにはただ憧れているだけではない!とばかりに…
ちゃんと他の理由もあった事を明かし始め、マサツグに勝つ為!…
追い着く為に自分なりに色々と密かに研究していた事を話して行くと、
更にはさもマサツグと肩を並べたい様な!…
故に憧れから技を盗む事を決意した!と話しを続ける!…
その際リーナはその技を盗んだ事に対して、
全くと言ってもいい程に反省や後悔の色を見せる事は無く!…
寧ろ達成感と言うべきか、清々しい様子を露わにしており!…
最後には挑発するよう卑怯とは言わせない!と豪語し…
勝つ為なら手段を択ばない事を口にしようと剣をマサツグに向けようとするが、
一方でそれを聞いたマサツグもピクッ!と…会話を遮る様に返事をする!…
「…言わねぇよ!!…」
「ッ!…ッ!!…」
それは特段文句を言う様子には見られず、ただその話を聞いて思った事を
そのまま口に!…その際それは寧ろ関心をする様な!…ただ一言だけ返して行き!…
そのマサツグの返事にリーナもピクッと反応をすると、
まるで警戒をする様にマサツグを見詰める!…そしてスッと剣までをも構え直す!…
一方でマサツグも漸くスッと動きを見せ始めると、
構える事無くその場で立ち尽くす様子を露わに!…
と言うのも今は戦闘中ではあるが話がしたい素振りで有り!…
となると誰もがそんなマサツグの様子をジッ!と…
一体何をするのか?と言った具合に困惑?…或いは戸惑いの視線を向けて行くと、
更にマサツグは言葉を続け!…
「…寧ろ感心して涙が出そうな位だっての!!…
まさか本当に技を盗んで来るとは!…
てっきり俺ぁ四季刀剣術の事だけと思ってたのに!…」
と言うのもマサツグもリーナが自分の真似をしようとしていた事は知っていて、
何ならその現場も見ており!…
だがマサツグが知っているのは四季刀剣術の真似をしようとしている姿だけで!…
よもや自身の術技全て?と…思ってもみなかった事で嬉しいやら恥かしいやら!…
とにかくその根性に対して素直に驚かされた事を本人へそのまま口にすると、
リーナもその言葉を聞いて思わずピクッと反応!…剣を構えたままで返事をする!…
「……お前の!…全てだ!!…」
「ッ!…ッ…そうかよ!!…んじゃご本人様による…」
それはまるでイケメン具合を発揮するよう、
さも告白をするかの様に真剣かつ低音ボイスで返事をして見せ!…
と、そんなリーナの返事にマサツグもコロッ!と…と言う訳では無いのだが!…
リーナの気持ちはしっかり伝わり!…
迷っていた様子ももう見られない事からフッとマサツグも覚悟を決めると、
更にリーナの告白?に返事!…意味深な含みを口にする!…
そしてリーナに対してスッと大剣を握り直すと、
徐にその大剣をリーナに向かって突き付け!…
__ジャコンッヴオン!!!…ッ!!…
「採点タイムと行こうじゃねぇの!!!」
それはもう気を使う理由は無くなった!とばかりに…
と言うのもやはり何処か心の中で遠慮をして居て!…
リーナに攻撃が思う様に出来ないでいたマサツグであったのだが、
逆にこんな相手となると本気を出さねば失礼と言うモノで!…
故に今から本気を出す!と…その際リーナに対して上から目線!とばかりに…
その技の採点をする事をさも挑発の言葉としてリーナに向かい言い放つと、
リーナもその言葉を受けてこれまたピクッ!と反応…
すると途端に嬉々とした様子で返事をする!…
「ッ!…ッ…フッ!!…いいだろう!!…
私の研究の成果!!…とくと味わうが良い!!!」
「来い!!!…どっからでも打ち込んで来い!!!」
勿論リーナとしては本当はこんな事などしたくはない、
何故ならマサツグを愛してしまっているからで!…
しかしいざこの場に立ってしまうと、何故か心が高揚し始め!…
それは別に戦闘狂と言う訳では無いのだが!…
ただマサツグと手合わせ出来ていると言う事実に感激するよう!…
マサツグも今こうして真剣に!…
向き合ってくれている事で更にどうしようもない位に!…
気分に拍車が掛かったよう感じられると、もう恐怖など一切感じない!…
ただマサツグに勝つ事だけに没頭し出す!…
その際マサツグの言葉に対して挑発に乗ったよう返事をすると、
マサツグもそんなリーナに対してさも自分が師匠であるかの様に立ち振る舞い!…
と、同時にリーナに対して正眼に構え!…
まるでRPGで良く有るライバル戦の様な!…
さも青春とばかりの清々しい雰囲気が感じられると、次にはリーナが先に動きを!…
自身の成果をマサツグに見せる!…
__グッ!!…バシュンッ!!…ッ!!…
「ストレート・スラッシュ!!!」
「ッ!…やっぱ突っ込んで!!…」
リーナはグッと足に力を入れると、真っ直ぐマサツグへ向かい突貫して行き!…
それはマサツグで言う技だとダッシュ斬り!…レイピアを水平に構えて突っ込み!…
今にも斬りかかるそんな気迫を露わにすると、マサツグもそんな様子を見て
想像出来て居た様な!…となるとまずは無難にガードを固める!…
と言うのも武器の重さ的にマサツグの方が一撃が重く、
考えとしては弾いた所を反撃しよう!と…
が、そんな考えも当然リーナも把握しており!…次にはダッシュ斬りを中断し!…
マサツグから約1m離れた位から急にブレーキを掛ける様に!…
__ババッ!!…グッダンッ!!!…ッ!?…
「ッ!?…なぁ!?…」
ブレーキを掛けたかと思えば次には飛翔!…これまた脚力に物を言わせ!…
弧を描く様にマサツグの頭上を飛んで見せると、
マサツグも突如目の前で飛ばれた事でえっ!?と驚き!…
そのままの状態で固まってしまう!…
尚視線ではしっかりとリーナの事を追って居り、決して見失っては居らず!…
と、そんなマサツグの視線など御構い無しに!…リーナは更にここで追撃を!…
やはりマサツグの真似をするよう!…
その手に持つ剣に電撃の様なモノを纏わせると、
マサツグの頭目掛けて容赦なく雷の斬撃を放ち!…
「サンダークロス!!!」
「ッ!!…クッ!!…」
__ババジュウウゥ!!!…ギギイィン!!!……ッ!?…
それは以前より習得して居た様子で、やはり技名は違うものの似た様な技を!…
ただ使い方と言うのがマサツグそのもの!…この場合立ち回りと言うべきか!…
マサツグ本人を驚かせて不意を突く事に成功するが、
一方でマサツグも勿論ダメージを喰らう訳には行かず!…
故に慌てて歯を食い縛り大剣を振り上げ!…
と、バッテンの形で飛んで来た雷の斬撃を受け止め!…
難を逃れる事に成功すると、その様子に観客達も息を飲むよう驚きを露わに!…
ただジッとその二人の試合に熱中する!…
それこそもう声も出ない程に熱視線を向けて行くと、
その手に汗を握って口もポカンと開けてしまい!…
尚これまた一方でリーナの攻撃はまだ止まらない様子で!…
マサツグが攻撃をガードしているのを尻目に!…
着地をした所でまたその隙を狙って攻撃を仕掛けようとするのだが、
マサツグもやられっぱなしでは当然無く!…
「まだまだあぁ!!!」
「ッ!!…させるかあぁ!!!…」
__グオンッ!!!…ッ!!…バババッ!!…ザザアアァ!!!…
この時畳み掛けようとリーナが声を!…
しかしそんなリーナの動きにマサツグも機敏に反応!…
もうこれ以上勢い付かせない様に!…
これまた力任せとばかりにその場で大剣を水平にかつ豪快に薙ぎ払って見せると、
リーナもそんなマサツグの様子を見て慌てて足を止め!…
途端にバックステップで距離を取る!…
その際また勢い余ってさもノックバックするよう地面を滑って見せると、
ここで二人は一旦小休止を挿み!…
と、同時にまた二人で息を切らして睨み合いに!…
「…はぁ!!…はぁ!!……ッ!!…」
「ハァ!!…ハァ!!……ッ…」
{…お、驚いた!!…ま、まさか騙しのテクまで盗んでいるとは!!…
俺の場合は主にとあるキャラを想像してるんだが…リーナの場合は俺ってか!…
…やられる側に立って初めて分かる!!…俺ってかなりヤな奴じゃね!?…}
その際リーナはまだマサツグが反撃出来た事に驚き戸惑い、
しかし次には剣を構え直し!…と、一方でマサツグも警戒心を露わに!…
そしてよもやここまでやるとは思って居らず!…
あの時勝てたのもリーナが舐めプをしていたからでは?と考えると、
改めてそのリーナの強さに関心!…
更にはその熱意に対してもこれまた感心を覚えて行く!…
因みにマサツグとしては某・奇妙な冒険に出てくる騙しの手品を
得意とするキャラを模しており、リーナはマサツグを模しており!…
と、そんな事を考えて改めて自分はあぁなのか!?と…
こうして相手にして分かった!と考え…自分が嫌な奴の様に思えてしまうと、
リーナもリーナでこの時!…心の中で若干焦る!…
{…クッ!!…やはり本人なだけあって防がれる!!…
…しかしまるっきり効いていないと言う訳でも無さそうだ!!…
その証拠にマサツグの驚いた表情!!…今息を切らして居る事!!…
…行ける!!…行けるかもしれない!!!…}
と言うのも幾ら本人の真似をしようとも、その本人に通じると言う訳では勿論無く…
何なら本人だからこそ!とも言うべきなのか…
しかしまるっきり効果がないと言う訳では全然無く!…
それらはマサツグの反応から見て取れ!…
リーナもそんな反応を目にしているからこそ!…イケる!と言った風に感じ取ると、
マサツグに通用している事で更に自信を!…何ならテンションも挙げて行く!…
そして自信が確信に変わろうとし始めると、
リーナはふと一度浮いてきた気持ちを振り払う様にして剣を一振り!…
__…ッ…フォンッ!!…ッ!…
「…まだまだこんなモノではないぞ!!…
私の!!…私のお前への思いは!!!…」
「ッ!!…そ、そんな告白染みたセリフを吐くな!!」
それは油断してはいけない!と斬って捨てる様に!…
そしてマサツグの居る方へと向き直り!…まだまだ自分は出来ると言う意味で!…
こんなモノでは無い事を口にすると、更に熱意を溢れさせ!…
と、それは宛ら公衆の面前で告白をするよう言葉を漏らし!…
となるとそれを聞いたファンの面々はビクッ!と…
まるで悲劇でも見たかのよう途端にその表情や声色を絶望のモノへと変えて行くと、
一方でそんな事を言われたマサツグはツッコミ!…
何なら思わず照れる様なそんな反応も露わにする!…
すると時間を同じくしてそんな様子を見ているシロとハクの二人にも異変が!…
と言うのもジッと何か文句有り気な様子で見詰めて居り!…
__…ジイィ~~~~~~~!!………ッ…
「……ッ!…シ、シロちゃん?…如何した?…」
「ッ!……ハ、ハクちゃんまで?……え?…」
それこそもう熱心と言うか穴が開きそうな位にジッと二人の事を見詰めて見せ!…
となるとそんなシロの様子にくまさんがハッと気が付いた反応を露わに!…
と、次には如何した?と声を掛け!…そのくまさんの声を聞いてピクッ!と…
マサキの府とハクが同じ様にジッと凝視している様子を目にすると、
明らかに不満気と言うか!…何か様子が可笑しいハクの姿を目にして行く!…
そしてくまさんと同様戸惑い気味に如何したのか?と声を掛けると、
ハクが目を合わせてくれない事で更に思わず戸惑ってしまい!…
するとそのハクへの問い掛けに対してさも代わり!とばかりにシロがポソッ!と…
「……イチャイチャ…」
「ッ!…え?…」
「イチャイチャしてるのです!…」
この時それはさも嫉妬心を燃やす様に!…ただ簡潔にイチャイチャ!と…
戦っている二人に対してそう零し!…
そのシロの言葉を聞いてくまさんが更にハッ!と気が付いた様子を露わにすると、
戸惑い気味に言葉を!…すると今度はハクがそれに呼応するよう更に続ける!…
と言うのもやはり反応はシロと同じ様で、
イチャイチャしている!と嫉妬心を燃やし!…
となるとその言葉を聞いてマサキも三度戸惑ってしまい!…
「ッ!?…あ、あの様子を見て如何…!?」
明らかにその殺伐?としている様子を見て二人は
間違い無くイチャイチャしている!と…
しかしマサキとくまさんからすればそう言う風には全く見えず!…
荒々しく戦っている様子から何処を如何見たらそう見えてしまうのか?と…
寧ろ疑問を感じた様子でこちらも二人揃って更に困惑の色を露わにすると、
次にはフィロもシロとハクと同じ感性を持って居るのか!…
こちらも不機嫌!とばかりに突如舌打ちをして見せる!…
「…チッ!!…あの小娘め!!…見せつけおって!!!…」
「ッ!?…フィ、フィロちゃんもぉ!?…」
その際明らかにリーナに対して苛立ちを隠せない様子を露わにすると、
フィロはその様子を見せつけている!と言い…
と、如何やら三人はその見せつけられている様子に対して嫉妬心を
燃やしているらしく!…
が、そう言われた所でやはりマサキとくまさんには理解が出来ず!…
何ならこの時フィロも!?とばかりに…
二人の間の席に座っているフィロへ戸惑いの視線を向けてしまうと、
一方でそんな五人の近くでは無いのだが!…
同じく観客席からその様子を見ている!…
嫉妬と言うか心配の視線を向ける者がまた別に存在し!…
「……旦那様…」
誰にも見つかる事無く物陰から、因みに別に見つかってはいけない!と
言う訳でもないのだが!…その者の正体と言うのはシルビィであり!…
シルビィはぶつかり合う二人の様子に些か不安を感じてしまい、
思わずマサツグの事を口に!…が、勿論二人を止めに入る訳には行かないので!…
故に見守る事しか出来ない!とばかりに…影に隠れてただ見詰める!…
マサツグの無事をまさに陰ながら見守る様子を見せていると、
一方でそんなシルビィの願いとは裏腹に!…更に戦闘の激しさは増して行く!…
__ギイイィン!!!…ギイイィン!!!…ギイイイィィィンン!!!……ッ…
「クッ!!…素早くなったリーナってのはこんなに厄介なモノなのか!?…
まるでリミッターが外れたみたいに!!…」
「行ける!!…行けるぞ!!!…ッ!!…私は!!!…私はぁ!!!!」
それは互いのテンションが上がって攻撃にも拍車が掛かって行くと、
辺りに激しい剣戟音が響き渡り!…
と、この時マサツグとしては更に慌てる様子を見せてしまい!…
それはリーナの本来のスピードと言うべきか、いや絶好調状態と言うべきか!…
とにかくその攻撃と共に動きが厄介!と零す程で…
並の者では無い事を改めて自覚して行き!…嫌でも本気になってしまう!と…
別に侮っていた訳では無いのだが!…
下手するとやられるかもしれない事を覚悟すると、
一方で更にリーナは調子に乗る!…そのマサツグの慌てる表情に自信を持つ!…
それこそ口に出してイケる事に更なる確信を持ってしまうと、
決意を新たにして更に攻め立て!…と、ここで更に猛ラッシュへと発展していき!…
「ッ!!…斬、裂、想刃!!!」
「ッ!!…ラッシュスラッシュ!!!」
__ッ…ドギャギャギャギャギャギャギャ!!!!…ッ!?!?…
このままでは埒が明かない!と感じたのか、マサツグが攻めに転じよう!と…
巧みにかつ軽そうに大剣を振り回し始め!…
すると一方でリーナもそれにハッ!と反応をすると、同じく剣戟で対抗をし始め!…
となると更に苛烈を極めるようその音は恐ろしいモノに!…
いつ怪我しても可笑しくない!…
何なら下手すると腕が飛んでしまいそうな凶悪な音の様に聞こえてしまうと、
この音に観客達も愕然!…そしてその光景にも恐怖を感じる!…
しかしそれとは裏腹に何処か目が離せない熱の様なモノも感じてしまうと、
ジッとその様子を黙って見続け!…
と、ここで攻撃の頻度を上げたにも関わらず付いて来るリーナに
マサツグも言葉を!…
「ッ!!…クソッ!!…
相変わらずその細い腕の何処にそんな力があるって言うんだ!!!…
…押し返せねぇって訳じゃねぇが!!!…」
「まだだ!!…もっと!!…マサツグならもっと!!!」
宛らそれは文句を言うよう!…
何なりリーナの細い腕の何処にこんなパワーが!?と…今更になってと言うか!…
改めて疑問を感じる様に独り言を零していると、リーナは更にテンションを上げ!…
マサツグの攻撃に食らい付く!…
それこそ仕舞にはもっと!と何か理想?がある様子で口にすると、
その膠着状態は時間にして約五分が経とうか?と言ったところまで続き!…
が、次にはやはり転機が訪れ!…
と言うのも互いにずっととは行かない様子で、当然息を切らし始めた頃に!…
「ハァ!!…ハァ!!…ッ!!…グッ!!…」
「ハァ!!…ハァ!!…ッ!!…まだ、まだぁ!!」
__ギャギャギャギャ!!!!…ギャンッ!!!…ッ!?!?…
互いにノンストップでここまで打ち合いをして来たのだから当然辛く!…
しかしだからと言って退く訳には勿論行かず、いや退くに退けないと言った所か!…
となるとそれはもはや意地の見せ合いの様な!…
とにかく少しでも打ち込む事だけを二人は考え!…ただその一点だけに集中すると、
ここである異変が生じる!…と言うのもマサツグに機転が訪れる!…
それはまるで何かのスキルが発動したようぶつかる瞬間リーナの剣を弾いて行くと、
リーナはその反動で怯んでしまい!…
「ッ!?…しまっ!!…ッ!?…」
__グオンッ!!!…ッ!?…きゃあああああああぁぁぁ!!!!……ッ!!…
それこそ仰け反る様にして怯んで見せ!…
その一瞬の出来事にリーナも当然ハッ!とした様子で驚き戸惑い!…
思わずチラッとマサツグの方へ視線を向けると、
そこでマサツグの攻撃が止まっていない事を確認して行き!…
となるとその様子にリーナは更にハッ!と慌て…
宛ら自身の死を想像した様な!…
ギョッとした表情でマサツグの事を見詰めて!…
ここまでなのか!?と覚悟しようとすると、
一方で同じくその衝撃映像を目の前に観客達も一斉にどよめく!…
こちらもこの後の展開が容易に想像出来る!とばかりに慌て始める!…
その際誰も彼もが青褪めトンデモナイ事件が起きてしまう!と声を上げると、
目を覆い隠そうとする者や思わず立ち上がってしまう者まで現れ!…
と、これまた一方でマサツグもその異変に勿論気付き!…
「ッ!?…ちょ!?…ッ!!…でりゃああああぁぁぁぁ!!!!」
__グオンッ!!!…ドシャアアァァァ!!!!…
となると次には緊急行動!…当然事故を避ける為!…
マサツグはワザと今繰り出そうとしている攻撃を!…
体をくねらせる事で無理やり軌道を変えて行くと、
その反動でか無様にその場でスッ転び!…盛大に物々しい音を立てる!…
何ならその前に気合の入った掛け声もあったせいか、更に滑稽に見えるモノで!…
しかし事態が事態なので誰もマサツグの事など見ては居らず!…
今最も視線が集まっているのはリーナの方で!…この時リーナは目を瞑り!…
プルプルと小刻みに恐怖に震える様子を見せると、
次には何も感じない事でふと疑問を感じたらしく!…
「ッ~~~~!!!……ッ?…ッ!?…」
「ッ~~~!!!…たたたた!!…
…て、手応えは無いから多分無事……って、リーナ!?…」
リーナは恐る恐ると言った様子でその目を徐々に開き始め!…
すると次に認識出来たのは目の前で転がるマサツグの姿で、
その光景を目にしてリーナは途端に戸惑って見せ!…
一方で地面に転がるマサツグは頭を打ったのか悶えて居り!…
その際自身で後頭部を摩って見せ、更にリーナの心配をするよう!…
自身の攻撃に何も手応えを感じなかった事をポロッと漏らすと、
今度は慌てた様子でハッ!と…途端にリーナの心配をし出す!…
と、マサツグが慌てて振り返るとそこには無事なのかリーナの戸惑う姿が有り!…
それはキョトンと言うかギョッとしている!と言うか…
とにかく混乱している表情を浮かべ、そして助かった事は理解して居るのか?…
リーナはマサツグに礼の言葉を口にして行き!…
「ッ!?…あ、あぁ…ス、スマン!…た、助か…た……」
__…ッ…はあああああぁぁぁ~~~~!!!……ッ…
宛らそれはマサツグの言葉に返事をするよう!…
と、突然の連続で処理が追い付かず!…
未だマサツグを見詰めて何度も瞬きをして見せると、
マサツグもそんなリーナの様子をマジマジ観察!…
そして怪我がない事を確認する!…
となると次には一気に緊張が向けるようにして脱力すると、
まるで闘技場全体と同調するよう溜息を吐き!…
と言うのも勿論その一連の様子を見て居た者達も同じ心境であったからで!…
とにかく無事である事に安堵し!…
一旦落ち着くようマサツグがその場で座りながら項垂れ出すと、
リーナは更にハッ!と…ふとある事をマサツグに尋ねる!…
「…ッ!…そ、そうだ!…マ、マサツグ!!…け、剣は!?…」
「ッ!…え?…急に何を?………ッ!…」
と言うのも何故か慌てた様子でマサツグの大剣を気にして見せ!…
因みにマサツグはこの時大剣を握って居らず!…
丸腰の状態で項垂れながらリーナの言葉に疑問を持つと、
一体何故そんな事を気にし始めたのか?と質問をし!…
何なら徐にリーナの顔を覗き込む!…
その際そんな重要な事か?とばかりにマサツグは軽く受け止めるのだが、
リーナはとにかく慌てて見せ!…
その慌て様はまるで国宝をぞんざいに扱っていると知った時の様であり!…
故にマサツグも次にはピクッ!と…納得した反応を見せようとするのだが、
一方でリーナから予想外の返事が飛び出し!…
「お前の剣だ!!…このままだと戦闘を再開できない!!…」
__ッ!?!?!?……ッ…
そのリーナの返事と言うのは戦闘の再開を求めるモノで!…
となると当然その言葉を聞いてマサツグは戸惑い!…
何なら周りの観客達にも聞こえたのか、
更にはそのリーナの返事にスティングやアムネス!…
もう一つオマケにと言った所でエレアノラやカチュアやポリンの耳にも間違いなく…
そう言った様に聞こえて行くと、各々勿論とばかりに驚愕の様子を露わに!…
それこそ自身の耳を疑い始める!…
普通あんな怖い思いをしたらもう止めたい!と思うのが普通の筈!…
そうリーナにツッコミを入れたい所で居ると、
そのツッコミを代弁するようマサツグがリーナに言葉を口に!…
「ッ!?…は、はぁ!?…
あ、あんな事が遭ったってのにまだやる気ってのか…!!」
「ッ!!…あ、当たり前だろ!?…まだ決着は付いていない!!…
…このまま有耶無耶になど出来る訳が…!!!」
当然理解が出来ない様子であり得ない!と…何なら正気かどうか?を尋ねる様に!…
あんな事が遭った!と言ってこれ以上の戦闘は無理である事を身振り手振りも付けて
説明しようとするのだが、リーナは納得が行かない様子!…
となるとマサツグに反論をし出す!…
と言うのもマサツグの言葉に対して続ける!と…
それこそさも当たり前であるかの様に、
このまま有耶無耶にして終われない事を続けて話し!…
と、そんなリーナの言い分に対して勿論マサツグはその言葉を否定して行き!…
「ッ!?…バ、馬鹿!!!…一旦頭を冷やせ!!!…
とにかく!!…もうこれ以上の戦闘は無理だ!!…
…審判!!…試合の中止!!……を……」
仕舞には馬鹿!とまで言い出す騒ぎに!…
それこそ冷静になるようマサツグもマサツグで言葉を続け!…
これ以上は無理だ!と二度目の忠告、
そしてまたあの様な事故が起きる事を懸念して先手を打ち出し!…
と言うのも試合を続行するかどうかの権限を持っているのは審判で有り!…
マサツグは審判に中止を!…これ以上は不毛である事を訴えようとするのだが、
審判からの返事はなく!…と、この時マサツグも訴えるに当たって視線をチラリ!…
するとそこには確かに審判の姿があるのだが、何か様子が可笑しく!…
__……ッ…ズッ…ズズズッ…ペタンッ…バタッ……
「ッ!…は?…」
「…し、審判?…」
その様子と言うのも何か青褪めている様に見えるモノで!…
と、今度はそんな審判の様子を見ていると動きが徐々に見られ始め!…
しかしその様子はやはり可笑しく!…
まるで力が抜ける様にズルズルと情けなく崩れて行く様に見えていると、
遂にはその場にへたり込む!…そしてそのまま地面に倒れる!…
となるとその一連の様子を見てマサツグとリーナも疑問を持つと、
互いに戸惑った様子で言葉を漏らし!…
が、やはりその言葉に対して返事をする事は一切なく!…
まるで気絶でもしてしまったのか?…以降音沙汰は一切なく!…
審判気絶?のままで試合を続行するかどうかざわめく様子が見られ出すと、
当然この様子にスティングが!…
代わりに審判を務めようと動きを見せ始めるのであった!…
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生活力は低め、戦闘力は高めなアリスおばさんの冒険譚。
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剣と魔法の西洋風異世界。転移・転生なし。三人称。
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神様、ありがとう! 2度目の人生は破滅経験者として
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【完結】パーティに捨てられた泣き虫魔法使いは、ダンジョンの階層主に溺愛される
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【第二部あらすじ】
地上での戦いを終え、ダンジョンに戻ったエレインは、日々修行に明け暮れつつも、ホムラやアグニと平和な日々を送っていた。
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そんな中、エレインはホムラの提案により上層階の攻略を開始した。新たな魔法を習得し、順調に階層を上がっていくエレインは、ダンジョンの森の中で狐の面を被った不思議な人物と出会う。
一方地上では、アレクに手を貸した闇魔法使いが暗躍を始めていた。その悪意の刃は、着実にエレインやホムラに忍び寄っていたーーー
狐の面の人物は何者なのか、闇魔法使いの狙いは何なのか、そしてエレインとホムラの関係はどうなるのか、是非お楽しみください!
【第一部あらすじ】
人気の新人パーティ『彗星の新人』の一員であったエレインは、ある日突然、仲間達によってダンジョンに捨てられた。
しかも、ボスの間にーーー
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「レ、レベリング…?はっ!?忘れてました……ってめちゃめちゃ経験値貯まってる…!?」
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一方その頃、エレインを捨てたパーティは、調子が上がらずに苦戦を強いられていた…
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※【第一部タイトル】ダンジョンの階層主は、パーティに捨てられた泣き虫魔法使いに翻弄される
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