変態転生令嬢が強面不細工を狙う

狗沙萌稚

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025 ラスボス…?

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オルセイン様との楽しかったデートから夜が明けて、とても過ごしやすい良いお天気です。

何故か窓から見える景色がとても輝いております♪


「お嬢様の頭の中が、残念なくらいに輝いておりますよ。」

「サリィったら…また私の頭の中を読まないでちょうだい。」

「いつも仰っておりますが、お嬢様の頭の中を読むのではなく、いつもダダ漏れでございます。」


いつも通りちょっと酷いですが
私は今とても幸せな気分なので、ちょっとむくれる程度にしときます。
でないと言葉ではいつも負けてしまうので……いつか勝ちたいわ。


「お嬢様、とても気分が良い所申し訳ありませんが…奥様がお呼びです。中庭でお茶をしましょうとのことです。」

「お母様が…?分かったわ。
サリィ、ちょっと髪の毛を整えてください。すぐに参りましょう。」


お母様に呼ばれたのなら急いで行きませんと!

サリィに乱れた髪を整えてもらいながらお母様に何故呼ばれたのか、考えても分かりませんでしたーーーーーーー。









ーーーーーサクサク


我が家の中庭は結構色とりどりのお花が植わっています。
まぁ貧乏伯爵家なので、四季にずっと薔薇が咲いているとか…玄関から屋敷隅々まで花が咲き誇っているとか…では無いのですが…


それでも中庭に咲く、色とりどりのお花は私好みでいつも楽しませてもらっています。




「レニちゃん。こっちよ~♪」

「お母様、お待たせしました。」

「ううん~そんなことないわ~♪」


とてもとても美しい女性が目の前の微笑んでお茶を飲んでいます……
どう見ても20代にしか見えません。本当に年齢が不詳ですが、私のお母様です。



ーーーーーマリアンヌ・ジュグラリス


美しい白金髪とエメラルドグリーンの瞳を持っている、前白薔薇姫です。我が母ながらとても美しい人です。

ちなみに親子で薔薇姫を賜るのは、実はちょっと珍しいんです。
まぁ…まず女の子が生まれることも珍しいので当然なんですが……

薔薇姫の名前は女性の憧れなので、そんな簡単では無いみたいです。


…まぁ私はお母様が伝説級の薔薇姫なのと、お母様譲りの白金髪のおかげな気がしますが………



そんな兄と私の2人の子供を産んだとは思えないほどの、美貌と体型を保っているお母様は、この家で一番の発言を持っています。

お父様は大人気のお母様に一目惚れして、大恋愛の末にお母様と結婚できたそうです。

元侯爵家の娘なので、こんな貧乏伯爵家じゃなくてももっと良い縁談はあったと思いますが……。謎です。



なのでお父様は未だにお母様にメロメロです。頭が上がりません。

我が家のラスボスは絶対にお母様です。逆らっちゃいけません。




突然の呼び出しでドキドキしながらお母様の側の椅子に座ると、お母様付きのメイドの方からお茶を出してもらいました。

一口飲むと、とても良い香りです。


「レニちゃん、何かお母様にお話すること…あるわよね?」

「えっ?」

うふふと口元に扇子を構えているお母様…
美しいですが…ちょっと怖いです……


「最近、レニちゃんとても楽しそうよね~。
何か…お母様に伝えたい事があるかなって思ってお茶にお誘いしたの♪」


これは……オルセイン様のこと…ですね。
……どこからバレたのかしら?

チラッとサリィを見るけど、サリィは横に首を振って違うと訴えられた。


「サリィちゃんじゃないわよ~
お母様、これでもたくさんのはいるのよ♪」


さすが……伝説の白薔薇姫だわ……


「お母様、すぐにお伝えしなくてごめんなさい…。
実は…お慕いしている方が…いますの。
お母様に内緒にしようと思ってた訳ではないんです。ただ、ちょっとまだこれからなので、良い報告とかできるか分からなかったの……」


ちょっと言い訳っぽくなっちゃいましたが、
お母様を敵に回すのは良くないので、きちんと、伝えるつもりだったことも言います。
とても大事なことです。


「えっ?今お付き合いしてるんじゃないの?!」

「ええっ?!いえ、そんな、恐れ多いと言いますか…そんな、いえ、でも確かに昨日お出掛けした時は、ちょっと良い雰囲気だったけど、まだ、そんな……!!」


お母様ったら気が早いわ!!
そりゃあ…私も昨日のデートでは良い感じだったような気がしますが……
でもでも!あまり期待しすぎるのも違った時恥ずかしいですし………!!
でもでも!!ただのお友達だったら、抱きしめたり、目元にちゅーはしないですよね……

きゃー!!どうしましょう………お母様の前なのに顔が熱いわ……!!



顔を赤くして慌ててお母様に伝えていると、
お母様はとても美しい笑顔で私を見ていました。

「まぁ!………うふふ♪
レニちゃんったら可愛いわ~♪
すっかり恋する乙女ね!
じゃあ…その方のことを教えてほしいわ。」

「はい…。」


恥ずかしいですが…オルセイン様のことをたくさんお話できて、とても楽しかったです。


「レニちゃん!この調子なら大丈夫よ!!
多分…私の予想だと次のお休みの時には上手くいく気がするわ…♪」

「本当ですか?」

「えぇ!だからまだ引かずに押しまくりなさい!相手の理性を壊すくらいに押さないと駄目よ!!というか壊しちゃいなさい!
私の娘ですもの、大丈夫よ狙った獲物は捕まえれるわ♪」


パチっとウィンクしながら、だいぶ凄いことを言われたような……
でもとても勇気出てきました!!


「お母様ありがとうございます!
また良いご報告ができるように頑張りますわ♪」

「楽しみにしているわ♪
シュレヴィッツ侯爵夫人にも今度お茶にお誘いしてみましょう~♪」

「お母様……まだお付き合いも出来ていないのにそんな外堀を埋めるようなことは……」



冗談よ~うふふ♪と笑うお母様はとても可愛いです。……冗談には聞こえませんが……。

普通目上の貴族の方を気軽にお茶にお誘いするなど難しいのですが…お母様になら簡単にできてしまいそうですわ………。




お母様とその後も楽しくお茶をして、その日は無事に終わりました。

次にオルセイン様と会う時に、今日お母様きら教えてもらったテクニックを活かせるように頑張りますわ!
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