変態転生令嬢が強面不細工を狙う

狗沙萌稚

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031 度胸…?

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さて、ベットまで来ましたが……私にここからのテクニックは無いんですよね……。
なにせ前世から耳年増だけど、実践経験は無しなので………

 ものすごいドキドキです!!!やばめです!!

前世の友人に女性からの攻め方を聞いとけば良かったかしら……?でも私にそんな度胸はないわね………。


…………とりあえずこのままいても進まないので……
和やかにお話しをしたいですね!オルセイン様のお顔を見ながら!!ここ重要ですよ~

何故ならここに着いてからオルセイン様のお顔を全く見れてません!!いい加減寂しいです……。



何を聞きましょうか……?とりあえず気になることを……


「オルセイン様、先程のお話の続きですが……
冒険者にはいつ頃なるんですか?」


くいっと腕を引っ張ると、ようやく私の方に向いてくださいました………が、一瞬で逸らされてしまいましたが……。
今オルセイン様の顔が"ギュンッ"って音聞こえたわ………。すごいわ。

とりあえず、オルセイン様とお話できるようになるまではちょっと抑えめに行きましょう……。


「オルセイン様?」

「はっ、はい!」

「先程の冒険者の件はご予定はもうお決まりでしょうか?」

「ぼうけんしゃ…?あぁ!!
…申し訳ない……。アレは例え話であって、今のところ冒険者になるつもりはないんだ…。」

「えぇっ?!」

「騙すような言い方をしてすまない…!!」


なんと!びっくりですが………


「いえ……私も早とちりをしてしまって申し訳ありません……。
でも…よかったですわ…」

「えっ?」

「騎士団の制服を着ているオルセイン様はとても素敵なので…まだいっぱい見れますね♪
あっ、でも勿論冒険者スタイルのオルセイン様も格好良いと思います!!」


「貴女は……怒っていないの…か?」


はて、私は何を怒るのでしょうか?オルセイン様がとてもびっくりしていますが……はて?


「私が怒る理由がありませんよ?
早とちりしてしまっただけですし……お恥ずかしいわ。」

「俺は…貴女を試すような事を言ったのに…」

「私を…試す…ですか?」

「正直…今ある地位を捨て、家督も捨てたら…俺の価値などないに等しい……」

「そんな事ありませんわ!!」

「…ありがとう……!!
エレーヌは……俺を喜ばすのが…上手だな……」


泣きそうな顔をしたオルセイン様が……私の手を取って……私の目を見てくれている……
それだけでも本当に嬉しくて嬉しくて……


どうしましょう……お母様には次は相手から想いを伝えてもらえるまで、こちらから伝えるのは我慢しなさいと言われていますが……
でも私は、オルセイン様に伝えたい……!!こんなに泣きそうになっている方を幸せにしたい……!!




「オルセイン様……」

オルセイン様を呼ぶととても優しい顔で「ん?」と私の言葉を待っていてくださる……。

どうしましょう…とても恥ずかしい……
 でも……言わないと駄目な気がする…!!

女は度胸よ、エレーヌ!!



「オルセイン様……!私……私……うむっ!」


今、この昂ぶった想いを伝えようとしたら……オルセイン様の大きな手に阻まれました……。聞きたくないほど……嫌われて…いるのかしら………。
思わず泣きそうになるが、オルセイン様は意を決したように私の手を取ってくださった。


「すまない…。でもここから先は俺から言わせてもらいたい…。

エレーヌ、俺は貴女のことが好きだ…!」


今…なんと仰ったのでしょうか…………
私の幻聴かしら………?


「オルセイン様……今、私のこと………」

「ああ、好きだと伝えた……。エレーヌ、俺と結婚を前提に付き合って欲しい……」


「うそ……ではないんですよね……?」

「ああ。」

「今、結婚と仰っていましたが……取消は出来ませんよ?オルセイン様を一生離せませんよ?」

「ああ。エレーヌ以上の女性はいない。エレーヌと一生一緒にいたいんだ。」


夢みたい………でも…頬を伝う涙は現実のようです…。
オルセイン様が大きな手で拭ってくださいますが…それ以上に溢れてしまいます………。
返事をしたくても言葉が出ないでいると


ーーーーーーチュッ

オルセイン様が私の涙を吸い取るように、目元に口付けをしています…!!恥ずかしいですわ……!!

ーーーーーーチュッ

恥ずかしがっているところ、オルセイン様は反対側も同じように…チュッって!チュッってしちゃってますよ!!
あぁもう可愛すぎますので、ちょっとはにかみ笑顔をそんな至近距離で見てチュッってされたら倒れちゃいますよ!!
オルセイン様はご自身の色気の威力を知らなさすぎますわ!!


「エレーヌ、返事を聞かせて?」

「えぇっ?!私の返事なんて…分かりきってますよね……」

「エレーヌの口から聞きたい。」


あああっ!もうこの方可愛すぎます!!
チュッって目元やら頬やら額やら……唇以外はもう全部口付けされてしまったかのよう……
もう私の顔が熱いどころではありません!!

あれ?オルセイン様って…なんか手慣れています…?


「エレーヌ?」


思考に落ちそうになると、紅い瞳がこちらを伺うように見ていて、やっぱり私はその瞳には逆らえません……



「オルセイン様……わた、私も……貴方の事を…お慕いしております…。不束者ですが、よろしくお願い致します……。」

「ありがとう…!!」


オルセイン様の逞しい腕の中に閉じ込められ、胸板にすがりついた。

幸せ………だわ…………。すりっと頬で胸板を堪能しつつ、腕はそろそろと背中へ伸ばすと、オルセイン様にぎゅっとさらに強く抱きしめられた。
胸がオルセイン様の体で潰されて息苦しくなるが、その息苦しさがとても心地良い…。


「エレーヌ……」


肩を掴まれ、体が少し離れてしまう。その温もりが離れるのが寂しくて、上を見上げると熱を持ったオルセイン様の瞳とぶつかる。

大きな手のひらが私の頬に添えられ、オルセイン様の顔が近づくと期待を込めて目を瞑る……。オルセイン様の息を呑む音がしたが、ゆっくりと近づいて……


ーーーーーーチュッ


触れるだけの優しいキス。

目を開けると顔を真っ赤にしているオルセイン様のお顔がある。きっと私も同じ顔をしている……。


「嬉しい…オルセイン様…大好き…」

「俺も……」




幸せだなぁ…。オルセイン様の少し硬めの薄い唇が何度も触れてくださる。夢みたい………。







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昨日更新出来なかったのが悔しいです…!!

ちょっと体調を崩してしまったので
更新が滞ることがあるかもしれないです。

申し訳ありません。
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