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040 面談…?
しおりを挟むお母様はサロンの太陽の光が穏やかに降り注ぐ場所に優雅に座ってお茶を飲んでいました。
ーーーー果たして私もいつかはあのように優雅で誰からも美しいと言われるような女性になれるのかしら……
自信無いわ…お母様はデビュー前の頃から時期薔薇姫は確実だ、と言われていた方だから美しいのは当たり前だし、社交も完璧だし。侯爵令嬢で身分も問題無いから、王族との結婚だって実現できたけどお母様は伯爵のお父様と結婚したのよね……。
お父さんとの大恋愛は小さい頃から聞いていてとっても羨ましかったわ。
私もオルセイン様とそのように愛を育めるかしら…?
もしかしたらオルセイン様を狙う子が溢れてくるかしら……幼馴染の可愛い系ロリっ子とか……騎士団で隠れファンの儚い系深淵の知的美女とか……それかラノベでは王道のボクっ娘巨乳……?!
わっ、私も髪をショートにして"ボクは~"って言った方がいいのかしら?!幸い巨乳ではあるからこれからならいける?!
「お嬢様、帰ってきてください。多分見当違いなことを考えていますよ。」
「きゃっ!ごっ…ごめんなさい…。」
「うふふ。サリィは流石ね。レニちゃん疲れているところごめんなさいね。」
「いえ、大丈夫です。お母様、お待たせしました。」
席に着くとお茶を入れてもらい、香りを楽しみながらゆっくりと味わう。お母様が好きなローズ系のお茶は下手をすると匂いが甘ったるくなるが、これはとても美味しい。
ホッと一息つけて、お母様を見ると……側から見てもとてもワクワクしているようだ……
ワクワクしているお母様も可愛いわ。
「レニちゃん今日は楽しかった?」
「はい。……とても素敵な時間を過ごさせていただきました…」
「あら、羨ましいわ~!私も旦那様と久しぶりにデートに行こうかしら?」
「お母様から誘われたらお父様も喜んで一緒に行ってくださると思いますよ。」
「あら、ありがとう。でもその前に……
今日のお話をいっぱい聞かせてちょうだい♪」
「はっ、はい…」
お母様に今日のことをお話するのは恥ずかしいですが……でも、ちょっとだけなら…良いわよね?幸せなことがいっぱいあったから、大好きなこのメンバーにお話したいわ…!
「ーーーーーーそれでね、それでね!オルセイン様はその時とっっっても綺麗なお花畑を見せてくださったの!本当に綺麗なお花だったわ……また行きたい……」
「うふふ♪言えばすぐに連れてくださるから大丈夫よ」
「そうかしら……私頑張りますわ!
その後雨が降ってしまったのだけれど、すぐに対応してくださるオルセイン様がカッコよかったんです~!!キリッと表情を改めて真剣な目線は惚れ惚れしちゃうわ……」
ふぅっと思わず溜め息を吐くと、隣に座っているサリィがプルプルしています。どうしたのでしょうか…?
ちなみに、何故サリィが隣に座っているかといいますと、私がオルセイン様の事を少し語っていましたら
サリィがフラフラしていたので、メイド服で一応勤務中ですがお母様にいわれて皆でワイワイお茶会です。お母様付きのエミリアさんも一緒です♪
「サリィ大丈夫…?どこか具合でも悪いの?」
「いえ、大丈夫です……。ちょっと胸焼けが…」
「あら、お昼に脂っこい物でも食べたの?」
「いえ、まぁ…強いて言うなら砂糖の塊ですかね…」
「うふふ~♪」
「サリィ、これくらいで根を上げるのは早いですよ。奥様の時はこれ以上……逐一報告されていましたから。お嬢様のは可愛らしいです。」
「エミリアさんったら!可愛いなんて恥ずかしいわ!」
「あら!お顔が真っ赤になって…レニちゃん可愛いわ~♪それで続きがあるのよね?聞かせてちょうだい♪」
「お母様までからかわないでください!もう!
………えっと、じゃあその後はね、ーーーー」
お茶を一口飲んで落ち着かせてから、再度オルセイン様の素晴らしさをお話します。まだまだお話したいことはたくさんありますからね!うふふ♪
ーーーーーーー(中略)ーーーーーーー
「でね、オルセイン様は私のこと……好き…なんですって!もう聞いた時は本当に嬉しかったわ……あとその時のオルセイン様の笑顔も本当に可愛くって…!!あとねーーーー」
ーーーーーーー(中略)ーーーーーーー
「でね、でね、オルセイン様と…キス…しちゃったの!きゃー!恥ずかしいわ!!
お母様には内緒にしようと思っていたのに~!」
「レニちゃんひどいわ~。お母様はそういった話も娘としたいのよ?」
「でも恥ずかしいです……。
それでね、キスした時はとっても幸せだったわ…。オルセイン様は、とてもお上手だったの……きゃー!思い出すと恥ずかしいわ~!!その時の胸筋も思い出しちゃう~!!」
「きょうきん?」
「あっ、なんでもありませんわ!」
危ない!お母様に私の筋肉好きはバレたくありません…!!
「それよりも……私はキスされて溶けちゃうくらい嬉しかったのですが……
オルセイン様は年上なので経験も多いのでしょうね……。その後は晴れたらあっさりと離れてシャドールの元へ行ってしまいましたわ。いえ、雷雨でシャドールの事が心配で様子を見に行く優しいオルセイン様はとてもとても素敵ですが!
…でもドキドキしていたのは私ばっかりみたいで…
私はオルセイン様に釣り合うかしら?きっと妖艶美女とお付き合いをしていたんだわ……」
あっ、言葉にするととても悲しいわ…。
「うふふ、レニちゃん大丈夫よ。
女の子は恋をするとどんどん綺麗になるわ。
だからそんな気に病まないで、これからのその方と一緒にいれば釣り合うとか気にしなくなるわ。」
「そうですよ!(逆ならまだしも)お嬢様がシュレヴィッツ様に釣り合わないってことは絶対にありません!」
「ありがとう……!私頑張りますわ!!」
「その意気よ~!
それにしても……そうねぇ~……。
レニちゃん、私一度シュレヴィッツ侯爵子息にお逢いしてみたいわ。我が家に招待しましょう!大丈夫よ、かる~くお話をしたいだけだから。だから後で近くの午後の空いている時間を確認しといてね♪」
「えっ?えぇっ!?」
「よろしくね~うふふ♪」
「はい……確認…してみます……」
お母様は準備しなくちゃ~と言ってサロンから出てしまいました……。あっという間すぎて確認しますと思わず言っちゃいましたが…。
「サリィ、どうしましょう……!!
いきなり親を紹介なんて…オルセイン様に嫌われないかしら?!」
「嫌われはしないと思いますが……。多分多大なプレッシャーに悩まされてしまいそうですね。」
「やっぱり?!いきなり付き合ってすぐに親を紹介とか結婚してって圧力かけてるようなものよね?!
私は勿論オルセイン様と結婚したいけど、でもオルセイン様も結婚を前提とは言ってくださったけど、でも、早すぎるわよね?」
「でもお嬢様……奥様のあの感じだと早めに行動しないといつのまにか周りを埋められますよ。それかお付き合いを反対されるかも……」
「それだけは嫌よ!!
うぅぅ~……頑張って……お手紙を書くわ……。とりあえず、私達もお部屋に戻りましょう」
お母様とのお茶会は最後に爆弾を投下されて終わりましたが……。ううぅぅ~オルセイン様に手紙を書くの緊張します~!!
会いたくないとか言われたらどうしましょう……
「お嬢様、大丈夫ですよ。こちら的には絶対来て欲しいですが、よければ~って軽く聞いたらあちらもプレッシャーには、(多分)感じないと思いますし。断られても奥様にはお忙しい方と伝えれば無理には話を進めないと、(多分)思いますよ。」
「何故か言葉の端々に微妙な間を感じたけど…まぁ、そうよね!オルセイン様にはかる~く聞いてみましょう!うん!」
サリィ励まされながら、サロンを出てこれから書く手紙の中を頑張って考えます。怖いですが!!頑張りますよ!!オルセイン様との明るい未来のために!!
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