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045 最恐…?
しおりを挟むああ…本当に恥ずかしい……。今血相を変えて突然入室してきたのは、ジュグラリス家の当主であるエドモンド・ジュグラリスと嫡男のマーティン・ジュグラリス………。はい、嫁ラブと娘ラブと妹ラブでございます。正直鬱陶し……いえ、暑苦し………いえいえ、お元気な方々です。あはは……。
「旦那様、そんな大きな音を立ててドアを開けられては私びっくりしてしまいますわ……」
お母様凄いわ……一瞬で涙目になって……
「ごっごめんね!!愛しのマリアンヌ!!」
「大丈夫ですわ……。旦那様、さぁこちらにお座りになってください。マーティンも立っていないで座りなさい。」
「はい…。」
流石お母様!!お父様とお兄様を一瞬で椅子に座らせてお茶を飲んでいるわ!!エミリアのお茶を差し出すタイミングもバッチリね!
「「ふぅ~………って!そうじゃなくて!」」
ちっ、そのまま流されませんでしたか……。
「旦那様、マーティン、まずはきちんとご挨拶をなさい。」
「「はい……。」」
流石お母様……。
「んん゛っ、失礼をした。改めてこの家の当主、エドモンド・ジュグラリスだ。」
「ジュグラリス家長男マーティン・ジュグラリスです……。」
「ご丁寧にありがとうございます…。シュレヴィッツ家長男のオルセイン・シュレヴィッツと申します…。」
……全然にこやかでない自己紹介でしたね。お兄様ったら美男子なのにものすごい鬼の形相です……。
「シュレヴィッツ侯爵の長男殿は確か第二騎士団に所属していたかな?私は王宮文官だが、その名は此方にも届いているよ。」
いっ、嫌味ったらしい~!!今オルセイン様は名前を名乗りましたのに…!!
「ありがとうございます。まだまだ若輩者故、団長や各部隊長の助けがあってこそです。マーティン殿の方がまだお若いのに父君に似て、その才覚目覚ましいと聞きました。流石ですね。」
オルセイン様っ…!!あんなに嫌味ったらしい父に対してなんて紳士的な……!素敵…!
お父様!!なんか悔しそうな顔をしているとものすごい小物感出てますわよ!!
「ふんっ!殊勝な顔をしているが、俺はお前の本性を知っているんだからな!!副団長に就任した途端女を毎日泣かせていたらしいじゃないか……!そんな奴に俺の可愛いエレーヌは渡さんっ!!」
「えっ?……えぇっ?!」
えっ?お兄様??ちょっと今何とおっしゃいました??えっ?オルセイン様……??
慌ててオルセイン様を見上げるとお顔が真っ青になっています……えっ?えっ?!まさか……オルセイン様は遊び人だったの……!?
確かにオルセイン様のキスは蕩けるほど気持ち良かったし……オルセイン様も28歳……若い頃に遊んでいても…おかしくない年齢よね……。でも…
「オルセイン様…今の話は本当ですか?」
「……ああ。確かに副団長就任後は何人か女性が私を訪ねてきて……その後泣かせてしまったことがある……。」
そんな…!!私のオルセイン様のイメージが……強面可愛いから、強面ハーレム男に変わっちゃうわ!!そんなのただのチャラ男よ!!私の可愛いオルセイン様が…!!
……でも待って………いっぱい女性を泣かせるテクニックがあるということは、エッチも上手かしら?オルセイン様のムスコさんは大きい…はず。私の手首くらいありそうな太さは大きいわよね?
初めては大変ってきくし……エッチが上手な方が良いわよね………。私も気持ちよくなりたいし……。
「オルセイン様、今は誰もいらっしゃらないのですよね?お付き合いしているのは私だけなんですよね??」
「勿論!エレーヌだけだ。」
「なら……良いです。昔のことは気になりますが目を瞑ります。今、私を見てくださるのならば…」
「昔?……俺にはエレーヌだけだから…他は見ない。」
「うふふ♪嬉しいですわ。これからもよろしくお願いしますね」
「「いやいや!駄目だ駄目だ!!」」
仲良しさんか!またお父様とお兄様が揃って……いい加減飽きますよ……
「そんなふしだらな男に私の可愛い妹を任せられるか!」
「そうだ!愛娘の相手に相応しくない!!」
ちょっとこれは失礼過ぎます!!
私がムカっとして反論しようとすると、
「旦那様、マーティン。私のお客様に対して失礼ですよ?」
はい。黙ります……。…オルセイン様は怒って良いんですよ?私と一緒に黙らなくても良いんですよ??まぁお母様の氷の微笑みには……同じようになっちゃいますかね?あはは……やっぱり最恐ですね……。
「少しよろしいでしょうか?」
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