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046 美幼女…?
しおりを挟む「少しよろしいでしょうか?」
可愛らしい鈴の音のような声が聞こえて皆んなで振り返ると、可愛らしい美幼女……いえ、美少女が微笑んでいました。
……ジェシーのこと忘れてたわ……。
「ジェシーちゃんどうかした?」
「マリアンヌ様、先程マーティンお兄様が仰っていた噂なんですが……多分オルセイン様とレニとで解釈が違うと思うので誤解を解いてもよろしいでしょうか?」
「あらあら。ジェシーちゃんごめんなさいね。」
「良いんですよ。私もレニには幸せになって欲しいので……」
にこりと笑うジェシーはいつもの美幼女ではなく、年相応の美しい少女の微笑みです…。うっかり惚れちゃいそうな………。
ハッ!!危ないわ………危ない扉を開きそうになったわ………ジェシー恐ろしい子……!!
「かっ、解釈違いっていうのは……?」
ちょっとどもっちゃいましたが、気になったので……そしてあのまま微笑みを見ているとちょっと別の意味で恐ろしいので尋ねます。
「うふ♪多分ですが…オルセイン様はその女性と何も無かったと思いますよ?」
「「えっ?」」
あっ、お兄様とハモっちゃった……嫌だわ。
「オルセイン様、副団長に就任されて女性が何名か貴方に面会を求めたんですよね?その後はどのような感じでしたか?申し訳ありませんがお聞かせください。でないとレニが勘違いをしたままになってしまいますわ。」
「……ああ。エレーヌは何を勘違いしているか良く分かりませんが……。
確かに、副団長を就任した直後、何名かの…伯爵か子爵位の女性が個別で面会を求められました。…良く分かりませんでしたが、目的は就任のお祝いと……お茶をしたいと……」
「まぁ!……オルセイン様はやはりとてもおモテになるんですね……」
……可愛くない言い方とは自覚しております。先程気にしないと言いましたが……やはり話を聞いちゃうと…想像できて……嫌ですね……。
ふいっと視線をオルセイン様から外すと、
「ふっ……そんな事だったら良かったのだがな……」
サイドの長い髪を耳へかけられ、驚いてオルセイン様を見ると………うっ、色気、やばい。微笑み爆弾やばいです。私の指よりも太めの指耳触られたら変な声出ちゃいそう……好き。あぁもぅキュン死なんて可愛いものですよ。今のオルセイン様にはギュン殺されてまう………(動揺)
「そんな楽しい感じではなくて……実際に面談に応じたら開始5分も経たずに涙目になったり、青ざめてしまったりしてすぐにお開きになったんだ…。泣きながら部屋を出る女性が多くてな……女性を泣かせてしまったのが心苦しい……。」
「えっ?!女性を、泣かせるって……そのことですか?」
「? ああ。せめて団長に同席して頂くなどもう少し配慮をすれば良かったかなと……。あの時のことを思い出すと申し訳なさが募るばかりだ……。」
……なんということでしょう………。
とりあえずオルセイン様が天使だということを再認識致しました。
「オルセイン様がお心を病むことはありませんわ。……その方々はオルセイン様の魅力に気づけず可哀想ね。」
「えっ?」
「少しお話しすればオルセイン様は見た目がカッコ良いだけではなくて、中身もとても紳士で素敵なことが分かりますのに……。とても勿体無いわ。………でも、ちょっとだけ……良かったって思っちゃいました……。」
私って性格悪いかもしれないです……。でも…でもでも!!もし違う人が先にオルセイン様を見つけてたらって思うと……
そっと手を伸ばして、オルセイン様の手を握る……とうるさい方々が動き出しちゃいましたね。……はぁ~面倒くさいわ~。
「「エレーヌ!近い!!お触り禁止!!」」
はい。無視しましょう。
……いつもはもう少しまともな人達なんですけどね~。…一応ね、王宮の文官ですし…見た目も良いと言われていますし……。お母様と私に対しての愛が凄すぎるだけです。
2人を敢えて視界に入れないようにオルセイン様だけを見つめて、手をぎゅっと握りしめます。
戸惑っているように見えますが……後ろの2人が原因かしら?いまいちイチャイチャしたいのに集中できないわ………。
「オルセイン様……オルセイン様のお心を疑って申し訳ありません……。私、てっきりオルセイン様は沢山の女性とお付き合いして、それで女性を袖にしたのかと……」
「えぇっ?!」
「沢山の女性を泣かせたと聞いて……。少し考えればオルセイン様がそんな事するはずが無いって分かるのに…申し訳ありません…。」
「…成る程……だから解釈の違いか……。私は気にしてないから大丈夫だよ。
ジェシカ嬢、教えてくれてありがとう。」
「本当に…ジェシー、いつもありがとう…。」
「うふ♪私のことはいいのよ~。今日は良いのが見れましたし。……今度オルセイン様との惚気話でも聞かせてくだされば満足ですわ。」
「まぁ!」
うふふとお互い笑ってしまうと、ジェシーの笑顔は何時ものでちょっと安心しました。
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