変態転生令嬢が強面不細工を狙う

狗沙萌稚

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049 平穏…?

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遅くなってしまい申し訳ありませんでした。
また細々と書いていこうと思います。
よろしくお願いします。


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お母様とのお茶会が終わって数日……驚くほど平穏な日々です。これもお兄様を家から追い出されて………うふ、失礼しました。この良いお天気がとても平和で平穏な日々を強調しているんですね!
お兄様もみたいなのでお家には帰ってきていませんし!もうすっごい静かです♪

……まぁ、毎日分厚いお手紙は届きますが……。でもお忙しいと思うのでお返事はしていません☆
邪魔しちゃいけないですからね!


ちなみにお父様はお家には帰ってきますが……ちょっと…いえ、だいぶ面倒くさい感じです。
昔はお父様とお母様の後ろについて歩いて本当に天使そのものだったとか……こんなに早く嫁にやりたくないとか……後3年、いや5年は……って!完全に嫁ぎ遅れになるっての!!
オルセイン様との結婚をそんなに待てませんのでスルーさせています。


オルセイン様とすぐにでも結婚したいのですが…貴族同士の結婚はちょっと色々と手続きが面倒です。特にオルセイン様は侯爵家の嫡男……嫁に行く私もそれなりに求められます……。
オルセイン様にご相談したいのですが……あとあわよくばイチャコラもしたいのですが、騎士団副団長はお忙しいみたいです……。
ちょっと国境付近で野党が多発しているみたいなので今王都にいません……悲しい……。
お手紙も国境付近だとゆっくり出来ないから書けませんし……。寂しいです…。

我儘も言ってはいけないので、刺繍をしています。


「お嬢様、あまり手を刺しすぎるとハンカチに血が滲んでしまいますよ。」

「うぅぅ…気をつけます……。」

「ちなみに、お嬢様が今縫っているのはロバでしょうか?」

「これはオルセイン様の愛馬、シャドールよぉ!」

「まぁ!これは失礼しました。」

もう~!絶対サリィは分かって言っているわ。クスクス笑っているし!……でも確かにこれはシャドールには見えない……かな。あはは……。

「お嬢様は料理やお菓子作りなどはお上手なのに刺繍はさっぱりですよね。」

うぅぅ……。前世から裁縫は苦手なんです……。
前世でなんて家庭科の授業で簡単エプロンを縫ったくらい……なはず。刺繍はやったことが無い……。今は小さい頃から淑女教育で習っていましたが……苦手な物は変わらずですね……。
でも、オルセイン様へ嫁ぐ前にもう少し……見栄えが良い物を作りたいし、出来ればプレゼントしたい……。
お母様は結婚前にお父様へのプレゼントで
グリーンのハンカチに、白薔薇を刺繍して渡したそうです。お父様は今でも大切になさっています……。私も青い色のハンカチに白薔薇を刺繍しようかしら………。
馬はちょっとだけ難易度が高いみたいだし。

「ねぇ…サリィ、薔薇の刺繍を教えてください……。」

「勿論です。基礎の薔薇が出来るようになったら奥様にもご教授頂いたらどうですか?
奥様は薔薇の刺繍が大変お上手ですから。」

「そうね……。私頑張るわ!!」







***




センスって、どこで、売って、いますか?


もぉ~!!私には刺繍の技術もなければセンスも無いみたいです!!なんか…バランスとか…配置とか…?とにかくサリィに教わった通りやってもなんか違うんです!!
うぅぅ………泣きたくなってきた……。

「お嬢様、最初の頃よりとてもお上手ですわ。基本の薔薇はとにかく反復して練習しましょう。次第に自分の中でしっくりきますから。」

「うぅぅ……ありがとうございますぅぅ…」


ーーーーーートントントンッ


自分の不器用さに打ちひしがれていると、来客のようです……。

「どうぞ」

ドアを開けた先にはなんとめずらしくエミリアさんが……嫌な予感…。

「お嬢様、刺繍は捗っていますか?」

「エミリア…この通りいまいちです。」

「そのうち慣れますわ。ところで奥様がお呼びです。サロンでお茶をしましょうとのことなので、刺繍がキリのいいところまできたらお願いします。」

「じゃあこれから行きます。ちょうどひと段落して休憩を取ろうかと思っていたから…」

「良かったです。では奥様もお待ちなので行きましょう。」

お母様からの呼び出しはちょっと怖いけど…行かないという選択はできないので頑張りましょう。





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