変態転生令嬢が強面不細工を狙う

狗沙萌稚

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050 決定ですか…?

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「さて…レニちゃん、今度一緒に夜会に出ることになったからよろしくね♪」

「えっ?!」


えっ?!夜会に出る……?
飲んでいたお茶が一瞬で味が無くなりました……。

「夜会に……ですか。それは、決定でしょうか?」

「えぇ。」

ああぁぁ…この笑顔は覆りませんね……。
しばらく夜会には出てないので今シーズンはもう終わりかと思っていたのですが……。

「でも……ドレスとか…用意していなくって…」

「大丈夫よ~!と話し合って、ドレスをリメイクして頂いているからもうすぐできるわ♪」

「まぁ……それは…ありがとうございます。」

何という用意の速さでしょう……流石お母様です。

「ちなみに……教えてくれなさそうですが、どなたのドレスですか?お礼のお手紙などは……」

「うふふ~まだ内緒♪だからまだお手紙は良いわ。後でドレスが出来たら直接お礼を言えるようにね♪」

「わかりました……。参加はお父様もですか?」

「旦那様はお仕事が忙しいみたいなの。だから私とレニちゃんと2人きりよ。」

「珍しいですね。私とお母様が行くのに行かれないなんて……。」

心配性のお父様とお兄様は、お母様と私が夜会に参加する時は必ず一緒に出席します。お兄様ガードがすごいので私も変に絡まれなくて楽なんですが………

「本当は行きたいみたいなんだけど…国境付近での残務処理がまだ忙しいみたい。オルセイン様も大変よねぇ」

「そうなんですよ……早くお会いしたいです。」

「うふふ♪あちらも同じ思いだと思うわ。
さぁ!夜会は4日後よ~!色々と決めちゃいましょう♪」

あぁ……寂しがっている余裕は無くなりそうですね………。こうなったお母様を止められる方は誰もいません……。









***



あっという間に夜会前日です。本当に大変でした……。今日はドレスが出来上がったので、一度不備がないか着てみようと試着会です。………うぅぅ…コルセットが嫌だわ…。


「お嬢様、苦手なのは分かりますが逃げないでくださいね。あと、これからお菓子も禁止ですよ!!」

「そんなぁ~……」

お菓子が食べれないなんて…!!確かに最近食べ過ぎと怒られてしまったけど……。でもちょっとくらいなら………

「ちょっとも駄目ですわ!身体のラインが崩れるとこのドレスは着れなくなっちゃいますよ!さぁさぁ着替えちゃいますから脱いでくださいませ!!」

うぅぅ…サリィが鬼教官のようだ……。
私は言われるがままドレスを脱いで、正式な夜会用のコルセットを着けられます……うぅぅ地獄やぁ………。

「うんっ……あっ…………はぁ……。」

「お嬢様、艶かしい声を出さないでください…。」

そんなこと言っても……このコルセットは本当に大変なのよ?!私のおっぱいがさらに盛られてくびれが細くなるんだけど……
もぅ胃やら内臓が絞られて辛い……!!

「ふぅ~!お嬢様、とてもお綺麗ですわ。」

「あっ、ありがとう…ございます…です…。」

内臓が………飛び出そう……。夜会に久しぶりなので余計に辛いです…。つらたんです。

「お嬢様、背筋を伸ばしてください。奥様をお呼びしてきますので。」

「はーい。」


ふぅ~……。コルセットは締め上げる作業が終わると慣れるまでは辛いけど、とても辛いけど!とりあえず内臓は出ないくらいには落ち着いたわ……。

ふと今回のドレスを見ると、今までとは少し違う自分がいる…。

先ず色味が赤い。真っ赤なドレス。
私はいつもパステル系のドレスばかりだからなんだか落ち着かないわ。
所々に黒い刺繍やフリルがあり、それがとても大人っぽくて可愛いわ。
胸元はがっつり開いているけど、首から肩、腕と黒の総レースが施されているから露出しすぎなくて良いし……。

本当にこれはどなたのドレスなのでしょう?
お母様の趣味では無いわ……。


「あら~!!レニちゃんとても可愛いわ~♪
いつもと異なるけど、こう言ったのも似合うわね~♪」

「あっ、お母様…ありがとうございます。ちょっといつも使わない色味なのでドキドキしています。」

「うふふ♪良かったわ~このドレスを譲ってくださった方も喜ぶわ」

「本当に素敵なドレスです…。一体どなたが譲ってくださったのですか?」

「まだ内緒~♪明日一緒に挨拶にいきましょうねぇ」

うーむ…。これは教えてくれないみたいですね…。昔からお母様の娘である私に、自分の娘時代のドレスをリメイクしてきて欲しいって良く言われるので……はて、さっぱり分かりませんね。まぁお母様のファンの方だろうし…まぁいっか!直接お会いした時にお礼を言って後日お返しをしましょう。ちょっとオルセイン様風のドレスをくださった方なので奮発しちゃいましょう♪


「明日は楽しい夜会になるといいわね♪」

お母様…それはフラグになりそうなんですが…

「えぇ…楽しみですね。」

なんとか笑顔でお母様に返事します。
どうか明日は平穏に過ごせますように……

そして一刻も早くオルセイン様が無事に帰ってきますように……!!











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