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12:蹂躙
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「くそがああああああああああ!」
フロスト領の獣人たちが支配する町。そこで野太い怒声が響き渡る。
それを叫んでいるのはこの町を支配する虎の獣人であった。
虎の獣人は爆破によって全身焼け爛れていた。
その爆破が誰によって仕掛けられたのか全く分かっていなかったことも彼が怒っている原因でもあった。
フロスト家に向かった三人が二人になって戻ってくれば爆破したのだから間違いなくフロスト家の誰かがやったのは間違いなかった。
今のところ一番怪しいのは七聖者であるセオ・オースティンである。だが獣人たちは爆破した二人から一切の魔法痕跡が分からなかった。
獣人は身体能力が一番優れている種族である。さらに感覚も優れており、ディナトス王国との戦争で魔法感覚も研ぎ澄まされていた。
強い獣人であるほど魔法の起こりや魔力の流れを肌で感じ取れた。
だが二人が爆破した時、全く魔法の感じがなかった。そのため一切の防御ができずに爆破を一身に食らった。
さらにさらにこの町からすべての奴隷がいなくなったことも虎の獣人がキレている原因だった。
鎖に繋がっていたのにもかかわらず誰も彼もが音もなく消えた。
まさかセオ・オースティンが来たのか? と誰かが呟いたがそんな気配はなかったと獣人たちがその感覚で主張した。
セオの魔法は獣人の感覚と最高に相性が悪かった。
アストラル・アニムスを持つセオはすべての流れを視ることができるため魔力のロスがない。
そしてアカシックレコードに干渉する魔法は獣人はおろかアカシックレコードを視る者でしか理解することができないため獣人がセオの魔法を理解することはできない。
そのことをいくら考えても獣人たちは分かることはない。
「おい! 誰かメシを持ってこい!」
虎の獣人はひとまず傷を癒すことに勤める。
「セオ・オースティン……! てめぇが誰かは知らねぇが、フロスト家のやつらと一緒に蹂躙してやるよ……!」
傷を癒し、フロスト家に向かい蹂躙する気満々だった。
「おい!! 俺様が呼んでいるんだぞぉ!」
一向にメシを持ってこないことに腹を立てて町に響く声をあげる虎の獣人。
その直後こちらに向かってくる足音が来たことでそいつに怒りを向けようとした。
扉の前で止まったことで獣人ではないにおいであることにようやく気がついた時には、扉を蹴り飛ばされて扉が迫っていた。
「誰だ!」
それを腕を横払いすることでどかせば扉を蹴り飛ばした相手がいた。
「七聖者が一人、セオ・オースティン」
恐ろしいほど冷たい目の騎士がそこにいた。
「お前が、セオ・オースティン……!」
「そうだ。俺のプレゼントは喜んでくれたみたいだな」
嘲笑うように虎の獣人を見ながらそういうセオ。
「てめぇが爆破させたのか……!」
「あぁ。間抜けにも食らったんだろ?」
「ふざけんなあああああぁ!」
怒りに任せて虎の獣人がセオに殴りかかった。
巨躯から繰り出される攻撃はそれだけで驚異だ。セオはそれを避けずにいれば虎の獣人は勝利を確信した。
「は……?」
だが虎の獣人の攻撃はセオに通用しなかった。
「どうなってやがる……!?」
セオの防御力が上回ったわけではない。虎の獣人の攻撃があまりにも弱かった。
怪我をしているとは言え、こんな事態はあり得ないことだった。しかもそれを繰り出した虎の獣人が一番驚いていた。
「くそがぁ!」
何度殴ったり蹴ったりしても全くいつもの攻撃が出せなかったことで、虎の獣人は気がついた。
「てめぇ、なにをしやがったぁ!」
「お前の情報を書き換えただけだ」
セオがしたのは『アストラル・レスクリベレ』。獣人二人を爆破させたのと同じ力だ。
アカシックレコードを視るだけではなくそれを操作できるセオは思うように情報を書き換えることができた。
アカシックレコードを認識することはおろか、その情報はセオの前では晒され続ける。そのため防御不可能で、一度見ればずっと追跡できるため回避不可能というイカれた魔法であった。
もしアカシックレコードを偽装する術があったとしても整合性で看破するためアストラル・レスクリベレを使われる前にセオを倒すしかないという絶望だ。
この力はアストラル・アニムスを持っているからではなく、星に許されたため使える技だ。
「獣人なんだから早く来いよ。それとも魔法でも使えるのか?」
「誰がてめぇら弱者の道具を使うかよ……!」
獣人は己の体を武器としているため魔法を使わないが最たる所以は魔法の適正が著しく低いところにもある。
どの種族よりも獣人が一番魔法適正がないと言われておりディナトス王国では魔法を使えない者のことを獣人と蔑称で呼ぶ人がいるくらいだ。
「そうか。それなら頑張ることをおすすめするよ。そうじゃないとその汚い命がすぐに終わるぞ? 汚い命でも生きたいだろう? 頑張らないとな?」
ここで過激派の獣人なら激情してまたセオに殴りかかっているが虎の獣人はここのボス。少し冷静になって何か手はないか考える。
「考えても無意味だぞ。まあ来ないのならこっちから行くだけだ」
虎の獣人はアストラル・レスクリベレですべての攻撃力がほぼゼロになっていた。
ただそれともう一つ以外の能力をセオはいじっていない。それなのにセオの動きを見切ることができず、虎の獣人が気づいた時には横蹴りの衝撃を受けている最中だった。
防御体勢をとることができず家の壁を破壊されながら外に出た。
蹴りで意識が失いそうになる虎の獣人は意識をハッキリと保つ。
虎の獣人は自身の耐久やら認識速度をいじられているのではないかと思うほどにセオの攻撃は信じられないものだった。
「ほら、周りを見ろ。聞こえるようにしてやるよ」
虎の獣人は予め一つ、いじられている情報があった。
「は……?」
虎の獣人は今まで聞こえていないことが不思議なような光景が広がっていた。
「いたいいたいいたいいたいぃ!」
「ああああああああああぁ!」
ある場所では自身で体を少しずつ殴り潰している光景が広がっていた。
「うふふ、ここが気持ちいいの?」
「あぁ、ありがとう。今度はこっちがやってあげるね」
ある場所では男女の獣人がお互いの体にナイフを刺し、お互いを労っているような感じが出ていた。
「なん、だ……これは……!?」
色々なところで地獄絵図が繰り広げられていることに虎の獣人は信じられない光景を見るような顔をしていた。
「報復だよ。お前らは人間を奴隷にした、尊厳を踏みにじった、殺した。簡単に殺すなんて生ぬるいことはしない。存分に狂って死ぬんだよ」
「ふざ、けんなよ……!」
「畜生の分際で人間に盾突こうなんざしつけが足りないんでな。魂まで刻み付けてやっているんだ、感謝しろ」
「なんの権利があってこんなことをしているんだよぉ!」
「お前らは蹂躙される側なんだよ。弱者をいたぶって自分達が蹂躙する側だと勘違いしたか? あぁ、片腹痛い。ディナトス王国の温情で生かされているだけなのにな」
視線でセオを殺さんとする虎の獣人であるがセオは全く気にしていない。
「そもそもどうして戦争が止まったと思っているんだ? お前らが強くなったから? そんなわけがない。お前らが蹂躙されてそれはそれは可哀想になったからディナトス王国からやめてやったんだよ」
セオの特に考えてもいない煽りに虎の獣人は耐えきれなかった。
「あああああああぁ!」
叫びながらセオを噛みつこうとした。これならば攻撃が通ると思ったのだろう。
「ぬるい」
それをセオは顔を殴り飛ばし、虎の獣人の自慢の牙をへし折った。
「やっぱり大したことはないな。体のポテンシャルが高いだけで戦いの工夫も面白味もない。お前を見ているとイリオス合衆国がディナトス王国に蹂躙されている理由がよく分かる」
もうそろそろで終わらせようかと一歩踏み出せば虎の獣人が必死に喋り始める。
「ま、待て! これは、ふろふとのひじなのか!?」
歯がなくなったことで喋りずらそうにしている虎の獣人は必死に止めようとセオに話しかける。
「ジェイダン様にはお前らを罰する許可をいただいた。だがこんな地獄絵図は許可されてはいない。こんな光景をご覧になれば許されないだろう」
「な、なりゃ!」
「心配するな、これはジェイダン様に知られることはない。ただイリオス合衆国に送還したとでも言っておいてやるよ」
「しょ、しょんなことが……!」
「今さら命乞いをするな。まさか人間を殺しておきながら自分達が殺されるとは思わなかったのか? それは随分とお気楽な考えだ」
セオが歩き出せば虎の獣人は必死に逃げようとするが全く体が思うように動けなかった。
セオが何かしたわけではなく、体が完全にセオに屈服しているため動くのが無駄だと察しているためだ。
「大丈夫、簡単に殺しはしない。安心して苦しみを謳歌して生を実感してくれ」
「ひぃ……!」
その後この町では誰一人セオによって殺されることはなかった。
だがセオによって情報改竄されたことによって子供には見せれないことが起きたが、町で生きているものがセオ一人になればセオはアカシックレコードを消去して何事もなかったかのような無人の町になった。
夥しい血も、飛び出た内蔵も、生臭さも、すべてが綺麗さっぱり消えたことを確認したセオは屋敷へと戻っていく。
フロスト領の獣人たちが支配する町。そこで野太い怒声が響き渡る。
それを叫んでいるのはこの町を支配する虎の獣人であった。
虎の獣人は爆破によって全身焼け爛れていた。
その爆破が誰によって仕掛けられたのか全く分かっていなかったことも彼が怒っている原因でもあった。
フロスト家に向かった三人が二人になって戻ってくれば爆破したのだから間違いなくフロスト家の誰かがやったのは間違いなかった。
今のところ一番怪しいのは七聖者であるセオ・オースティンである。だが獣人たちは爆破した二人から一切の魔法痕跡が分からなかった。
獣人は身体能力が一番優れている種族である。さらに感覚も優れており、ディナトス王国との戦争で魔法感覚も研ぎ澄まされていた。
強い獣人であるほど魔法の起こりや魔力の流れを肌で感じ取れた。
だが二人が爆破した時、全く魔法の感じがなかった。そのため一切の防御ができずに爆破を一身に食らった。
さらにさらにこの町からすべての奴隷がいなくなったことも虎の獣人がキレている原因だった。
鎖に繋がっていたのにもかかわらず誰も彼もが音もなく消えた。
まさかセオ・オースティンが来たのか? と誰かが呟いたがそんな気配はなかったと獣人たちがその感覚で主張した。
セオの魔法は獣人の感覚と最高に相性が悪かった。
アストラル・アニムスを持つセオはすべての流れを視ることができるため魔力のロスがない。
そしてアカシックレコードに干渉する魔法は獣人はおろかアカシックレコードを視る者でしか理解することができないため獣人がセオの魔法を理解することはできない。
そのことをいくら考えても獣人たちは分かることはない。
「おい! 誰かメシを持ってこい!」
虎の獣人はひとまず傷を癒すことに勤める。
「セオ・オースティン……! てめぇが誰かは知らねぇが、フロスト家のやつらと一緒に蹂躙してやるよ……!」
傷を癒し、フロスト家に向かい蹂躙する気満々だった。
「おい!! 俺様が呼んでいるんだぞぉ!」
一向にメシを持ってこないことに腹を立てて町に響く声をあげる虎の獣人。
その直後こちらに向かってくる足音が来たことでそいつに怒りを向けようとした。
扉の前で止まったことで獣人ではないにおいであることにようやく気がついた時には、扉を蹴り飛ばされて扉が迫っていた。
「誰だ!」
それを腕を横払いすることでどかせば扉を蹴り飛ばした相手がいた。
「七聖者が一人、セオ・オースティン」
恐ろしいほど冷たい目の騎士がそこにいた。
「お前が、セオ・オースティン……!」
「そうだ。俺のプレゼントは喜んでくれたみたいだな」
嘲笑うように虎の獣人を見ながらそういうセオ。
「てめぇが爆破させたのか……!」
「あぁ。間抜けにも食らったんだろ?」
「ふざけんなあああああぁ!」
怒りに任せて虎の獣人がセオに殴りかかった。
巨躯から繰り出される攻撃はそれだけで驚異だ。セオはそれを避けずにいれば虎の獣人は勝利を確信した。
「は……?」
だが虎の獣人の攻撃はセオに通用しなかった。
「どうなってやがる……!?」
セオの防御力が上回ったわけではない。虎の獣人の攻撃があまりにも弱かった。
怪我をしているとは言え、こんな事態はあり得ないことだった。しかもそれを繰り出した虎の獣人が一番驚いていた。
「くそがぁ!」
何度殴ったり蹴ったりしても全くいつもの攻撃が出せなかったことで、虎の獣人は気がついた。
「てめぇ、なにをしやがったぁ!」
「お前の情報を書き換えただけだ」
セオがしたのは『アストラル・レスクリベレ』。獣人二人を爆破させたのと同じ力だ。
アカシックレコードを視るだけではなくそれを操作できるセオは思うように情報を書き換えることができた。
アカシックレコードを認識することはおろか、その情報はセオの前では晒され続ける。そのため防御不可能で、一度見ればずっと追跡できるため回避不可能というイカれた魔法であった。
もしアカシックレコードを偽装する術があったとしても整合性で看破するためアストラル・レスクリベレを使われる前にセオを倒すしかないという絶望だ。
この力はアストラル・アニムスを持っているからではなく、星に許されたため使える技だ。
「獣人なんだから早く来いよ。それとも魔法でも使えるのか?」
「誰がてめぇら弱者の道具を使うかよ……!」
獣人は己の体を武器としているため魔法を使わないが最たる所以は魔法の適正が著しく低いところにもある。
どの種族よりも獣人が一番魔法適正がないと言われておりディナトス王国では魔法を使えない者のことを獣人と蔑称で呼ぶ人がいるくらいだ。
「そうか。それなら頑張ることをおすすめするよ。そうじゃないとその汚い命がすぐに終わるぞ? 汚い命でも生きたいだろう? 頑張らないとな?」
ここで過激派の獣人なら激情してまたセオに殴りかかっているが虎の獣人はここのボス。少し冷静になって何か手はないか考える。
「考えても無意味だぞ。まあ来ないのならこっちから行くだけだ」
虎の獣人はアストラル・レスクリベレですべての攻撃力がほぼゼロになっていた。
ただそれともう一つ以外の能力をセオはいじっていない。それなのにセオの動きを見切ることができず、虎の獣人が気づいた時には横蹴りの衝撃を受けている最中だった。
防御体勢をとることができず家の壁を破壊されながら外に出た。
蹴りで意識が失いそうになる虎の獣人は意識をハッキリと保つ。
虎の獣人は自身の耐久やら認識速度をいじられているのではないかと思うほどにセオの攻撃は信じられないものだった。
「ほら、周りを見ろ。聞こえるようにしてやるよ」
虎の獣人は予め一つ、いじられている情報があった。
「は……?」
虎の獣人は今まで聞こえていないことが不思議なような光景が広がっていた。
「いたいいたいいたいいたいぃ!」
「ああああああああああぁ!」
ある場所では自身で体を少しずつ殴り潰している光景が広がっていた。
「うふふ、ここが気持ちいいの?」
「あぁ、ありがとう。今度はこっちがやってあげるね」
ある場所では男女の獣人がお互いの体にナイフを刺し、お互いを労っているような感じが出ていた。
「なん、だ……これは……!?」
色々なところで地獄絵図が繰り広げられていることに虎の獣人は信じられない光景を見るような顔をしていた。
「報復だよ。お前らは人間を奴隷にした、尊厳を踏みにじった、殺した。簡単に殺すなんて生ぬるいことはしない。存分に狂って死ぬんだよ」
「ふざ、けんなよ……!」
「畜生の分際で人間に盾突こうなんざしつけが足りないんでな。魂まで刻み付けてやっているんだ、感謝しろ」
「なんの権利があってこんなことをしているんだよぉ!」
「お前らは蹂躙される側なんだよ。弱者をいたぶって自分達が蹂躙する側だと勘違いしたか? あぁ、片腹痛い。ディナトス王国の温情で生かされているだけなのにな」
視線でセオを殺さんとする虎の獣人であるがセオは全く気にしていない。
「そもそもどうして戦争が止まったと思っているんだ? お前らが強くなったから? そんなわけがない。お前らが蹂躙されてそれはそれは可哀想になったからディナトス王国からやめてやったんだよ」
セオの特に考えてもいない煽りに虎の獣人は耐えきれなかった。
「あああああああぁ!」
叫びながらセオを噛みつこうとした。これならば攻撃が通ると思ったのだろう。
「ぬるい」
それをセオは顔を殴り飛ばし、虎の獣人の自慢の牙をへし折った。
「やっぱり大したことはないな。体のポテンシャルが高いだけで戦いの工夫も面白味もない。お前を見ているとイリオス合衆国がディナトス王国に蹂躙されている理由がよく分かる」
もうそろそろで終わらせようかと一歩踏み出せば虎の獣人が必死に喋り始める。
「ま、待て! これは、ふろふとのひじなのか!?」
歯がなくなったことで喋りずらそうにしている虎の獣人は必死に止めようとセオに話しかける。
「ジェイダン様にはお前らを罰する許可をいただいた。だがこんな地獄絵図は許可されてはいない。こんな光景をご覧になれば許されないだろう」
「な、なりゃ!」
「心配するな、これはジェイダン様に知られることはない。ただイリオス合衆国に送還したとでも言っておいてやるよ」
「しょ、しょんなことが……!」
「今さら命乞いをするな。まさか人間を殺しておきながら自分達が殺されるとは思わなかったのか? それは随分とお気楽な考えだ」
セオが歩き出せば虎の獣人は必死に逃げようとするが全く体が思うように動けなかった。
セオが何かしたわけではなく、体が完全にセオに屈服しているため動くのが無駄だと察しているためだ。
「大丈夫、簡単に殺しはしない。安心して苦しみを謳歌して生を実感してくれ」
「ひぃ……!」
その後この町では誰一人セオによって殺されることはなかった。
だがセオによって情報改竄されたことによって子供には見せれないことが起きたが、町で生きているものがセオ一人になればセオはアカシックレコードを消去して何事もなかったかのような無人の町になった。
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