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15:サクルム神聖国
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マヤ様とレイラ様の採寸を裏でしている音を聞きながら俺はシャーロットから受け取った紙に目を落とす。
いつもお金を払う代わりにこういう仕事を俺に頼んでくる。というかこっちの方がかなり高いだろうから俺はぼったくられているわけだ。
シャーロットが俺に渡してきた紙は機密やら違法な行為の情報がデタラメにかかれた紙だった。
今回は奴隷についての情報が多いな。ということはベオウルフ騎士団からか。
あとは殺人事件の犯人がだれ、とか。逃げた犯人がどこに行ったのか、とか。そういう普通では分かり得ない情報を欲して来る人が多いのもヘタイロスの特徴だな。
まあ表では珍しいものを売っているお店としか広まっていないんだけど。
さて、どうやってこの見知らぬやつらの情報を知るのかと言えば、アストラル・アニムスの応用を使う。
フロスト家の変化する前の地図で使おうとしたがこれを知られるのはあまりよくないが、使わないことはない。
アストラル・アニムスを使いその情報を正しく修正する力、『アストラル・コッリゲレ』をデタラメの答えが書かれた紙に使う。
アカシックレコードは正しい一つの事実がある。それをここに結びつけ、この紙を正しいものにするのがアストラル・コッリゲレ。
書き直す力、『アストラル・レスクリベレ』とはまた違う。書き直す力は俺の思う通りにアカシックレコードを書き直すことができる。
ただ修正する力はその逆で正常にする。まあ厳密には結局似ているものになるが違うと言えば違う。
そして紙にはさっきのデタラメな答えとは違う正解が書かれていた。俺が知らなくてもこうしてアカシックレコードが導いてくれるからやっぱり俺の力は便利だ。
ずらーっと騎士団やら貴族が知りたい情報に目を通しておく。今としちゃ特に意味はないが騎士団にいた時は重宝した。
特にフロスト家に関わることはなさそうだし、見るのはこれだけでいいか。
「うわー、すっごいおっぱい」
「あの、そんなに見ないでください……」
「よいではないかーよいではないかー。女の子同士なのだからー。何なら少しお触りでも」
「や、やめてください……!」
マヤ様のすごいおっぱいというのはさておき、シャーロットがやっぱり余計なことをしている。さすがにレイラ様の時は我慢したのだろうがそれを許す俺ではない。
ここからでもシャーロットのアカシックレコードを書き換えることはできるからずっと強烈に頬を引っ張られる痛さを味あわせる。
「あだだだだだだだだぁ! セオさんやめてくださいー!」
「違う部屋だから聞こえないなー」
「それ聞こえてるじゃんか! もう調子に乗りましぇん!」
「それなら良かった」
こうなると分かっているのにやったんだからシャーロットはMだ。
「じゃー少し待っててねー」
採寸が終わって裏から出てきたマヤ様とレイラ様。そしてシャーロットは一人で裏に回って作業を始める。
俺が座っていたソファにお二人が来て、俺は端に座っていたから俺の隣に意を決したレイラ様が座り、その横にマヤ様が座った。
「あ、あの」
「はい」
マヤ様がもじもじとしたご様子だった。
「そ、その、さっきの話を聞いていましたよね……?」
さっきとはおっぱいの話だろう。騎士は主に忠義を尽くすのだから嘘はよくないと思う。
だが人としては聞かないフリというのも大事だ。騎士は人であることを捨てた職業だと言われているが、倫理観まで捨てるわけには……いや正直に言おう。
「はい。申し訳ございません」
「い、いえ! セオ様は全く悪くありませんから! ただ、その……」
顔を真っ赤にして胸を隠すマヤ様はものすごく乙女だ。これは処女だと自信を持って言える。
「セオ様。お姉ちゃんの胸ってすごいんだよ」
こっそりとそれを伝えてくれるレイラ様はどういう意図があるのだろうか。
「レイラ!」
だが隣にいるのだからコソコソ話は聞かれる。
とても困ることを言われるのだが。だから話題を変えよう。このまま乗ってもあまりいいことは起きないだろうからな。
「マヤ様がお持ちの杖はフロスト家の家宝ですか?」
「ゴホン……はい、その通りです。元々は王家の宝物庫にあった『ニクス』です」
「国宝ですか。なるほど、だから七聖具にも勝るとも劣らない性能があるのですか」
「セオ様はお見通しですね」
「七聖具?」
七聖具についてレイラ様がお分かりになっていないから説明する。
「七聖者はお分かりになられますか?」
「セオ様ってことだけは知ってるけど……」
「はい、そうです。七聖者とは七聖具を持つ者に与えられた称号となっています」
「それなら、それも七聖具?」
「このルミナススターは違います。ですが聖具以上の性能を持つため七聖者として名を連ねています」
「セオ様がすごいってこと……!?」
「これを作ったのは友人なので友人がすごいです」
まあそんな簡単に作れないが七聖具の上位互換を作ったことはすごい功績だ。
「七聖具、それはサクルム神聖国が作り出した七つの道具のことです」
「サクルム神聖国って、あの?」
「はい、あのです。最も神から加護を受けることができるとされる国です」
「なんか……弱くなっている国だよね?」
「はい。そしてサクルム神聖国はこう言っています。ディナトス王国が三つの七聖具を奪ったせいだと。だから返せと」
「えっ!? そうなの!?」
「はい。ディナトス王国が戦争で勝ち取ったものが三つの七聖具です」
七聖具がなくてもディナトス王国は強かった。それなのにディナトス王国に戦争を挑んだものだから三つも七聖具を奪われる羽目になったと言われている。
「へー……それは返さないの?」
「んー……サクルム神聖国が条件を飲めば返すと思います」
「条件?」
「サクルム神聖国が建国される前、聖女と呼ばれる存在がディナトス王国にいました」
「聖女?」
「神と対話でき、神から加護を受けることができる存在のことですね。ディナトス王国は聖女によって遥かに強い国になっていました」
「今より?」
「今となっては変わらないと言われていますが当時からディナトス王国が強かったのはその聖女がいたからです。そしてその聖女はサクルム神聖国の教皇となる人物により拐われたのです」
「えぇ!?」
「今、その聖女はサクルム神聖国により永遠の生に捕らわれています。サクルム神聖国が神から加護を受けるためにそうされています」
俺の話にレイラ様は絶句されている。ついでにマヤ様もかなり驚かれている。
まあ確かにこれって結構秘密だからな。
「ディナトス王国は聖女の帰国を望んでいます。そうすれば三つの七聖具を返還する。そうサクルム神聖国に条件を出していますが全然返事が来ないそうです」
「あの、セオ様」
「はい」
絶句しているレイラ様よりも先にマヤ様が口を開いた。
「ディナトス王国はどうしてその聖女がずっと生きていると分かったのですか?」
「七聖具からも分かるんですけど、ディナトス王国でも神と契約している人がいます。その神は今のサクルム神聖国の現状が気に入らなくて喋ってくれたらしいです」
「えっ、そんなことを話してくれるんですね」
「まあ神に口の固さを求めても無意味ですからね。ですから契約している、加護を受けている神が他の国に行かないように必死になるんですよ」
「あぁ、そういうことですか」
その点、ディナトス王国は人間の可能性を求めて色々としているから神からの加護を受けている人はほぼいない。いてもそいつが特別強くなるほどディナトス王国は弱くない。
「もっと何かないの!? 面白かった!」
おぉ、レイラ様はこういう手の話がかなりいける口だ。
「国の数だけそういう話がありますからね。ディナトス王国もそれなりに面白い話がありますよ」
「聞きたい聞きたい! あとセオ様の話も聞きたい!」
「それはまたの機会だー」
興奮して俺にせがんでくるレイラ様だが裏から出てきたシャーロットによって終わることになった。
「できたのか?」
「僕を誰だと思ってるのサ」
「なまけもの」
「僕を、誰だと思っているのサ!?」
「……万化の乙女」
「その通り! 万に化ける僕には造作もないことだね!」
この二つ名を言われるとかなり機嫌がよくなる。そして二つ名を持つ知り合いがいるとそっちが機嫌が悪くなるのは俺と同じ万の文字が使われているからだろうな。
「ということでお着替えのお時間だよー」
マヤ様とレイラ様を裏に招くシャーロット。
「あの、私も本当にいいのでしょうか?」
今まで流されていたが今になってマヤ様がそんなことを仰られた。
「私にはこの制服がありますが……」
「いやー、それを着続けるのはさすがにキツいでしょー」
シャーロットのド直球がマヤ様をとらえた。
「ま、まだサイズは大丈夫ですから……」
「それは学生限定だから大人が着たらプレイ以外はアウトー。てかムリー」
シャーロットの歯に着せぬ言葉を聞き、マヤ様はゆっくりと俺の方に顔を向ける。
「……正直、特別な日以外に自分はまた制服を着たくありません」
マヤ様のことではなく俺に置き換えて話したことでマヤ様は分かってくれた。
「そう、なのですね……レイラ、この制服着れるようになったらあげる」
「いいの!? やった!」
ふぅ、ようやくマヤ様の制服姿を終わりにすることができるのか。
いつもお金を払う代わりにこういう仕事を俺に頼んでくる。というかこっちの方がかなり高いだろうから俺はぼったくられているわけだ。
シャーロットが俺に渡してきた紙は機密やら違法な行為の情報がデタラメにかかれた紙だった。
今回は奴隷についての情報が多いな。ということはベオウルフ騎士団からか。
あとは殺人事件の犯人がだれ、とか。逃げた犯人がどこに行ったのか、とか。そういう普通では分かり得ない情報を欲して来る人が多いのもヘタイロスの特徴だな。
まあ表では珍しいものを売っているお店としか広まっていないんだけど。
さて、どうやってこの見知らぬやつらの情報を知るのかと言えば、アストラル・アニムスの応用を使う。
フロスト家の変化する前の地図で使おうとしたがこれを知られるのはあまりよくないが、使わないことはない。
アストラル・アニムスを使いその情報を正しく修正する力、『アストラル・コッリゲレ』をデタラメの答えが書かれた紙に使う。
アカシックレコードは正しい一つの事実がある。それをここに結びつけ、この紙を正しいものにするのがアストラル・コッリゲレ。
書き直す力、『アストラル・レスクリベレ』とはまた違う。書き直す力は俺の思う通りにアカシックレコードを書き直すことができる。
ただ修正する力はその逆で正常にする。まあ厳密には結局似ているものになるが違うと言えば違う。
そして紙にはさっきのデタラメな答えとは違う正解が書かれていた。俺が知らなくてもこうしてアカシックレコードが導いてくれるからやっぱり俺の力は便利だ。
ずらーっと騎士団やら貴族が知りたい情報に目を通しておく。今としちゃ特に意味はないが騎士団にいた時は重宝した。
特にフロスト家に関わることはなさそうだし、見るのはこれだけでいいか。
「うわー、すっごいおっぱい」
「あの、そんなに見ないでください……」
「よいではないかーよいではないかー。女の子同士なのだからー。何なら少しお触りでも」
「や、やめてください……!」
マヤ様のすごいおっぱいというのはさておき、シャーロットがやっぱり余計なことをしている。さすがにレイラ様の時は我慢したのだろうがそれを許す俺ではない。
ここからでもシャーロットのアカシックレコードを書き換えることはできるからずっと強烈に頬を引っ張られる痛さを味あわせる。
「あだだだだだだだだぁ! セオさんやめてくださいー!」
「違う部屋だから聞こえないなー」
「それ聞こえてるじゃんか! もう調子に乗りましぇん!」
「それなら良かった」
こうなると分かっているのにやったんだからシャーロットはMだ。
「じゃー少し待っててねー」
採寸が終わって裏から出てきたマヤ様とレイラ様。そしてシャーロットは一人で裏に回って作業を始める。
俺が座っていたソファにお二人が来て、俺は端に座っていたから俺の隣に意を決したレイラ様が座り、その横にマヤ様が座った。
「あ、あの」
「はい」
マヤ様がもじもじとしたご様子だった。
「そ、その、さっきの話を聞いていましたよね……?」
さっきとはおっぱいの話だろう。騎士は主に忠義を尽くすのだから嘘はよくないと思う。
だが人としては聞かないフリというのも大事だ。騎士は人であることを捨てた職業だと言われているが、倫理観まで捨てるわけには……いや正直に言おう。
「はい。申し訳ございません」
「い、いえ! セオ様は全く悪くありませんから! ただ、その……」
顔を真っ赤にして胸を隠すマヤ様はものすごく乙女だ。これは処女だと自信を持って言える。
「セオ様。お姉ちゃんの胸ってすごいんだよ」
こっそりとそれを伝えてくれるレイラ様はどういう意図があるのだろうか。
「レイラ!」
だが隣にいるのだからコソコソ話は聞かれる。
とても困ることを言われるのだが。だから話題を変えよう。このまま乗ってもあまりいいことは起きないだろうからな。
「マヤ様がお持ちの杖はフロスト家の家宝ですか?」
「ゴホン……はい、その通りです。元々は王家の宝物庫にあった『ニクス』です」
「国宝ですか。なるほど、だから七聖具にも勝るとも劣らない性能があるのですか」
「セオ様はお見通しですね」
「七聖具?」
七聖具についてレイラ様がお分かりになっていないから説明する。
「七聖者はお分かりになられますか?」
「セオ様ってことだけは知ってるけど……」
「はい、そうです。七聖者とは七聖具を持つ者に与えられた称号となっています」
「それなら、それも七聖具?」
「このルミナススターは違います。ですが聖具以上の性能を持つため七聖者として名を連ねています」
「セオ様がすごいってこと……!?」
「これを作ったのは友人なので友人がすごいです」
まあそんな簡単に作れないが七聖具の上位互換を作ったことはすごい功績だ。
「七聖具、それはサクルム神聖国が作り出した七つの道具のことです」
「サクルム神聖国って、あの?」
「はい、あのです。最も神から加護を受けることができるとされる国です」
「なんか……弱くなっている国だよね?」
「はい。そしてサクルム神聖国はこう言っています。ディナトス王国が三つの七聖具を奪ったせいだと。だから返せと」
「えっ!? そうなの!?」
「はい。ディナトス王国が戦争で勝ち取ったものが三つの七聖具です」
七聖具がなくてもディナトス王国は強かった。それなのにディナトス王国に戦争を挑んだものだから三つも七聖具を奪われる羽目になったと言われている。
「へー……それは返さないの?」
「んー……サクルム神聖国が条件を飲めば返すと思います」
「条件?」
「サクルム神聖国が建国される前、聖女と呼ばれる存在がディナトス王国にいました」
「聖女?」
「神と対話でき、神から加護を受けることができる存在のことですね。ディナトス王国は聖女によって遥かに強い国になっていました」
「今より?」
「今となっては変わらないと言われていますが当時からディナトス王国が強かったのはその聖女がいたからです。そしてその聖女はサクルム神聖国の教皇となる人物により拐われたのです」
「えぇ!?」
「今、その聖女はサクルム神聖国により永遠の生に捕らわれています。サクルム神聖国が神から加護を受けるためにそうされています」
俺の話にレイラ様は絶句されている。ついでにマヤ様もかなり驚かれている。
まあ確かにこれって結構秘密だからな。
「ディナトス王国は聖女の帰国を望んでいます。そうすれば三つの七聖具を返還する。そうサクルム神聖国に条件を出していますが全然返事が来ないそうです」
「あの、セオ様」
「はい」
絶句しているレイラ様よりも先にマヤ様が口を開いた。
「ディナトス王国はどうしてその聖女がずっと生きていると分かったのですか?」
「七聖具からも分かるんですけど、ディナトス王国でも神と契約している人がいます。その神は今のサクルム神聖国の現状が気に入らなくて喋ってくれたらしいです」
「えっ、そんなことを話してくれるんですね」
「まあ神に口の固さを求めても無意味ですからね。ですから契約している、加護を受けている神が他の国に行かないように必死になるんですよ」
「あぁ、そういうことですか」
その点、ディナトス王国は人間の可能性を求めて色々としているから神からの加護を受けている人はほぼいない。いてもそいつが特別強くなるほどディナトス王国は弱くない。
「もっと何かないの!? 面白かった!」
おぉ、レイラ様はこういう手の話がかなりいける口だ。
「国の数だけそういう話がありますからね。ディナトス王国もそれなりに面白い話がありますよ」
「聞きたい聞きたい! あとセオ様の話も聞きたい!」
「それはまたの機会だー」
興奮して俺にせがんでくるレイラ様だが裏から出てきたシャーロットによって終わることになった。
「できたのか?」
「僕を誰だと思ってるのサ」
「なまけもの」
「僕を、誰だと思っているのサ!?」
「……万化の乙女」
「その通り! 万に化ける僕には造作もないことだね!」
この二つ名を言われるとかなり機嫌がよくなる。そして二つ名を持つ知り合いがいるとそっちが機嫌が悪くなるのは俺と同じ万の文字が使われているからだろうな。
「ということでお着替えのお時間だよー」
マヤ様とレイラ様を裏に招くシャーロット。
「あの、私も本当にいいのでしょうか?」
今まで流されていたが今になってマヤ様がそんなことを仰られた。
「私にはこの制服がありますが……」
「いやー、それを着続けるのはさすがにキツいでしょー」
シャーロットのド直球がマヤ様をとらえた。
「ま、まだサイズは大丈夫ですから……」
「それは学生限定だから大人が着たらプレイ以外はアウトー。てかムリー」
シャーロットの歯に着せぬ言葉を聞き、マヤ様はゆっくりと俺の方に顔を向ける。
「……正直、特別な日以外に自分はまた制服を着たくありません」
マヤ様のことではなく俺に置き換えて話したことでマヤ様は分かってくれた。
「そう、なのですね……レイラ、この制服着れるようになったらあげる」
「いいの!? やった!」
ふぅ、ようやくマヤ様の制服姿を終わりにすることができるのか。
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