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第四章 平穏
第七話 レイン
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屋敷に入ってすぐ吹き抜けの階段と玄関が広がる。二階には扉が三つ見えて左右に通路が見える。階段の下にはちょっとした収納場所のような扉が付いている、たぶん掃除用具入れかな?屋敷だけあって玄関だけでかなりの広さ、ざっとみだけど全体で約120坪ほどの屋敷になりそうだ。庭は10坪程なのでダリルさんに作った屋敷より10坪大きい、そんな大きな屋敷が僕の家になっちゃうのかとうつむき加減になってしまう。
「ルーク、孤児院よりもキッチンが小さいよ」
「ええ~、キッチンは大きい方がいいな~」
旅をするので食べ物は大事だ。だから、まとめていっぱい作りたい。アイテムバッグがあるから食べ物を温かいまま保存できる。まとめて作れれば時短になるし、その空いた時間で素材集めもできるのだ。
「後でキッチンは広くしよう。応接室なんかいらないから取っ払って~。室内栽培とかもいいな~」
「ではお父様、私がその部屋の管理をいたしますわ」
「ありがとう、それは助かるよ・・・って誰?」
玄関から右のパーティー室のような部屋の裏手のキッチンから出てきて僕は色々と改造の話をしていると玄関の方から緑の髪をした幼い女の子が裸足で歩いてきた。僕の栽培を手伝ってくれるようだけど誰だろう?
「ルーク、お父様って・・・」
「兄さんの隠し子?」
「ちょっと二人とも!」
モナーナとユアンが僕を睨みつけて詰め寄ってくる。僕には身に覚えもないのでわかりません。
「ふふふ、お父様はやっぱり人気者ですね。でも私に気づかないなんてちょっとショックです」
「う~ん?」
「もう、まだわからないの?もう一緒にお風呂入ってあげないんだから!」
「その話し方・・・レイン?」
女の子がうつむいて話す。その言葉に僕は覚えがあってレインの名前を口ずさむと女の子は喜んで飛びついてきた。
「レインって世界樹の?」
「ルークが作った世界樹だね」
僕は抱きつかれて倒れこむ。モナーナとユアンは呑気に話している。それよりも早く起こして。
「なんでレインが人の体に?」
「お父様からノーブルローズの話を聞いて作って見たんです。そうしたら簡単にできました」
レインは作ったといっています。そんな簡単にできることなのかな?
「作ったって何でできているの?」
「私は植物ですから植物でですよ」
植物からこんな人間の体みたいなものが作れるの?そういえば、世界樹からエルフが生まれたっていう伝承みたいな話を聞いたことあったな~。
「形も自由自在ですよ。ほら~エルフ」
「凄いね・・」
レインは楽しそうに耳を伸ばして見せてきています。ということは幼女にしたのはレインの趣味?
「お父様そういう事でこれからは私がお傍にいます。お背中も流せますし抱き枕も任せてください」
「・・・そんなことよりもどうやってここに来たの?ワインプールからエリントスの反対方向に4日はかかるところにいたよね?」
「もう、お父様ったら恥ずかしがっちゃって。そんなの簡単じゃないですか。そこら辺の森とリンクしてこの子を作ったんですよ。そうすれば移動しなくたってすぐに来れます」
ええ、どういうこと?移動せずに森に通信できるって事?
「ルークの作った世界樹なだけにでたらめですね」
「あ~ルナさん」
「なんだかすごいマナが動いていると思ったらレイン様でしたか」
僕たちの中で一番世界樹に詳しいルナさんがレインに気づいてやってきてくれた。
「世界樹だからって遠く離れた土地の木を使って人を作ってしまうなんて聞いたことありませんよ」
「え~、実際にできたんだからしょうがないじゃ~ん」
ルナさんがあきれ顔で説明するとレインはぶ~垂れて話した。エルフ達でもそういう話は聞いたことがないみたいだね。
「でもでも、便利でしょ。ちゃんと自立して生活するんだよ。エルフの村にも二人作ったんだよ」
「ええ、やっぱり人間を作ったってことなんじゃ?」
「そうだよ?遠くにも作れるけど、それに強いんだからね。お父さんよりは劣るけど人間なんかに負けないんだから~」
レインはドヤと胸を張っている。しかし、これはやっていい事なのかな?作った人間はレインが入っている間、自由がなくなるわけでしょ?これって大丈夫?
「作ったレインの子供たちは意思をもっているの?」
「意思は持っていないみたい。使命を持って動いているといった感じかな?」
「う~ん。あまり僕は感心しないな~。これ以上作っちゃだめだよ?」
「ええ~。じゃあ、お父様について歩くこの子と今いる子だけでなんとかするよ。お父様には逆らわないから怒らないで~」
「別に怒ってないけどさ」
レインにこれ以上作ることは僕的にはよくないと伝えるとレインも分かったみたいで納得してくれた。別に怒ってはいないんだけど、やっぱり命を軽々しく作るのはあんまりよくないと思うんだよね。
「じゃあ、屋敷を作り替えていこうかな。外観は変えない方がいいからこの間取りで地下を広げて行こうかな~」
色々と考えながら作っていきます。ワインプールのダリルさんの家のように下水面やキッチン周りを強化しないとね。
「ルーク、孤児院よりもキッチンが小さいよ」
「ええ~、キッチンは大きい方がいいな~」
旅をするので食べ物は大事だ。だから、まとめていっぱい作りたい。アイテムバッグがあるから食べ物を温かいまま保存できる。まとめて作れれば時短になるし、その空いた時間で素材集めもできるのだ。
「後でキッチンは広くしよう。応接室なんかいらないから取っ払って~。室内栽培とかもいいな~」
「ではお父様、私がその部屋の管理をいたしますわ」
「ありがとう、それは助かるよ・・・って誰?」
玄関から右のパーティー室のような部屋の裏手のキッチンから出てきて僕は色々と改造の話をしていると玄関の方から緑の髪をした幼い女の子が裸足で歩いてきた。僕の栽培を手伝ってくれるようだけど誰だろう?
「ルーク、お父様って・・・」
「兄さんの隠し子?」
「ちょっと二人とも!」
モナーナとユアンが僕を睨みつけて詰め寄ってくる。僕には身に覚えもないのでわかりません。
「ふふふ、お父様はやっぱり人気者ですね。でも私に気づかないなんてちょっとショックです」
「う~ん?」
「もう、まだわからないの?もう一緒にお風呂入ってあげないんだから!」
「その話し方・・・レイン?」
女の子がうつむいて話す。その言葉に僕は覚えがあってレインの名前を口ずさむと女の子は喜んで飛びついてきた。
「レインって世界樹の?」
「ルークが作った世界樹だね」
僕は抱きつかれて倒れこむ。モナーナとユアンは呑気に話している。それよりも早く起こして。
「なんでレインが人の体に?」
「お父様からノーブルローズの話を聞いて作って見たんです。そうしたら簡単にできました」
レインは作ったといっています。そんな簡単にできることなのかな?
「作ったって何でできているの?」
「私は植物ですから植物でですよ」
植物からこんな人間の体みたいなものが作れるの?そういえば、世界樹からエルフが生まれたっていう伝承みたいな話を聞いたことあったな~。
「形も自由自在ですよ。ほら~エルフ」
「凄いね・・」
レインは楽しそうに耳を伸ばして見せてきています。ということは幼女にしたのはレインの趣味?
「お父様そういう事でこれからは私がお傍にいます。お背中も流せますし抱き枕も任せてください」
「・・・そんなことよりもどうやってここに来たの?ワインプールからエリントスの反対方向に4日はかかるところにいたよね?」
「もう、お父様ったら恥ずかしがっちゃって。そんなの簡単じゃないですか。そこら辺の森とリンクしてこの子を作ったんですよ。そうすれば移動しなくたってすぐに来れます」
ええ、どういうこと?移動せずに森に通信できるって事?
「ルークの作った世界樹なだけにでたらめですね」
「あ~ルナさん」
「なんだかすごいマナが動いていると思ったらレイン様でしたか」
僕たちの中で一番世界樹に詳しいルナさんがレインに気づいてやってきてくれた。
「世界樹だからって遠く離れた土地の木を使って人を作ってしまうなんて聞いたことありませんよ」
「え~、実際にできたんだからしょうがないじゃ~ん」
ルナさんがあきれ顔で説明するとレインはぶ~垂れて話した。エルフ達でもそういう話は聞いたことがないみたいだね。
「でもでも、便利でしょ。ちゃんと自立して生活するんだよ。エルフの村にも二人作ったんだよ」
「ええ、やっぱり人間を作ったってことなんじゃ?」
「そうだよ?遠くにも作れるけど、それに強いんだからね。お父さんよりは劣るけど人間なんかに負けないんだから~」
レインはドヤと胸を張っている。しかし、これはやっていい事なのかな?作った人間はレインが入っている間、自由がなくなるわけでしょ?これって大丈夫?
「作ったレインの子供たちは意思をもっているの?」
「意思は持っていないみたい。使命を持って動いているといった感じかな?」
「う~ん。あまり僕は感心しないな~。これ以上作っちゃだめだよ?」
「ええ~。じゃあ、お父様について歩くこの子と今いる子だけでなんとかするよ。お父様には逆らわないから怒らないで~」
「別に怒ってないけどさ」
レインにこれ以上作ることは僕的にはよくないと伝えるとレインも分かったみたいで納得してくれた。別に怒ってはいないんだけど、やっぱり命を軽々しく作るのはあんまりよくないと思うんだよね。
「じゃあ、屋敷を作り替えていこうかな。外観は変えない方がいいからこの間取りで地下を広げて行こうかな~」
色々と考えながら作っていきます。ワインプールのダリルさんの家のように下水面やキッチン周りを強化しないとね。
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