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さんにんでしあわせに、よん
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三人での行為中……いや、行為直後に失神し、目を覚ますと両腕が痺れていた。雪兎と雪風に腕枕をしているせいだ。
「痛てて……」
慎重に腕を抜いて起き上がる。しかし振動を最小限にしても枕がなくなった違和感は大きいようで、二人揃って眠りが浅くなった。
「ん、まひ、ろ……?」
「ぽちぃー……?」
二人揃って俺を探してポンポンとベッドを叩いているのが面白く愛おしく、思わず声を出しそうになって口を手で塞いだ。これは動画や写真に収めなくては……俺の携帯端末どこだっけ。
「えっと……あったあった、最高かよ……」
携帯端末を見つけ、構え、動画や写真を様々な角度から撮っていく。不意に時間表示を見て、昨日使用人に教えられた朝食の時間が迫っているのに気付く。
「雪風、ユキ様、起きてください。流石にシャワー浴びないと」
揺さぶってもうにうに呻くだけだ、もう肩を掴んで無理矢理起こしてしまおう。
「……んっ? ぁ、まひろぉ、まひろー」
「んー……ぽちー? あ、ぽちだぁ、ぽちー」
眠っていたのに上体を起こされて混乱した様子だったが、俺を見て頬を緩ませ、俺の名前を呼びながら両手を広げる。
「朝ですよ、お二人とも」
まず雪兎と抱き合う。両脇の下に手を入れてしっかりと抱き締め、部屋の真ん中に移動してくるくると回り、寝起きの雪兎を振り回す。
「わーぁーあーぁー……もぉっ、やめてよぉ……ポチのバカ」
ふらついてはいるが目は覚めたようだ。着替えを漁りにベッド脇の鞄の元へ向かった。その間に俺は雪風にも同じことをした。雪兎よりも重い彼を振り回すのには少し疲れた。
「うぅ……目が回る。まさかこんなに軽々と振り回されるとは……真尋はたくましいなぁ、素敵! 抱いて!」
「いっつも抱いてる。昨日何回したよ。ほら、シャワーくらい浴びないと」
俺が失神した後に二人で後処理はしてくれたようだが、汗を完全に拭ったわけではない。特に頭を洗いたい。
「着替え準備できたよ、行こっ」
至って普通の服を雪兎から渡され、礼を言って浴場へ向かう。
「朝だとなんか夜より気持ちいいよなー」
「さっぱりするし、目覚めるからな」
三人並んで頭を洗い、流し、同時にボディソープに手を伸ばす。
「ポチ、洗って」
雪兎は手を引いて俺の膝に乗ってきた。手で泡立てて柔肌を撫でていくとくすぐったそうに身をよじった。
「あははっ、やーだ、そこばっかするのダメー」
「いえいえ汚れの溜まる場所ですから」
腋や足の付け根、膝の裏、足の裏など、雪兎の弱点を重点的にくすぐっていく。その過程で内腿や尻などの特に柔らかい部分を揉む。
「ポチ、なんか手がえっちだもん。自分で洗おっかなー」
「一度言ったことには責任を持ってください。ほら、ちゃんと座って」
もがく雪兎を膝の上に乗せ直し、一度手の泡を流してから改めてボディソープを泡立て、縦長の臍に中指をすべらせる。
「んゃっ……もぉっ、くすぐったい!」
ふにふにと腹を揉むと雪兎は無邪気に笑ってみせた。そのままの流れで性器をきゅっと握り、割れ目も洗っていく。
「ポチ、えっち」
「何言ってるんですか。大事なところでしょう、汚れっぱなしはいけません」
陰嚢を優しく揉みながら陰茎を扱く。硬く膨らんできたのに気付かないフリをして完了を告げ、シャワーで泡を流していく。
「俺まだ体洗ってないので、先に上がってて構いませんよ」
「俺もう終わったから手伝ってやるよ真尋ぉっ」
背後から伸びた泡だらけの手が腋の下を通って胸を鷲掴みにした。乳首の位置を気にせず適当に揉みしだかれただけなのに、甲高い声が漏れる。
「ゃ、あっ……雪風、いいって……自分で、んっ……やる、からっ……」
「そうか? ま、俺とユキはスキンケアがあるからな……お言葉に甘えて先に出とくよ」
「ひぁんっ! えっ……? あ、あぁ……分かった。すぐに出るから待っててくれ」
予想に反して雪風はあっさりとやめてしまった。最後にきゅっと乳首を抓られたのに身を跳ねさせ、火照った体で二人を見送った。
「痛てて……」
慎重に腕を抜いて起き上がる。しかし振動を最小限にしても枕がなくなった違和感は大きいようで、二人揃って眠りが浅くなった。
「ん、まひ、ろ……?」
「ぽちぃー……?」
二人揃って俺を探してポンポンとベッドを叩いているのが面白く愛おしく、思わず声を出しそうになって口を手で塞いだ。これは動画や写真に収めなくては……俺の携帯端末どこだっけ。
「えっと……あったあった、最高かよ……」
携帯端末を見つけ、構え、動画や写真を様々な角度から撮っていく。不意に時間表示を見て、昨日使用人に教えられた朝食の時間が迫っているのに気付く。
「雪風、ユキ様、起きてください。流石にシャワー浴びないと」
揺さぶってもうにうに呻くだけだ、もう肩を掴んで無理矢理起こしてしまおう。
「……んっ? ぁ、まひろぉ、まひろー」
「んー……ぽちー? あ、ぽちだぁ、ぽちー」
眠っていたのに上体を起こされて混乱した様子だったが、俺を見て頬を緩ませ、俺の名前を呼びながら両手を広げる。
「朝ですよ、お二人とも」
まず雪兎と抱き合う。両脇の下に手を入れてしっかりと抱き締め、部屋の真ん中に移動してくるくると回り、寝起きの雪兎を振り回す。
「わーぁーあーぁー……もぉっ、やめてよぉ……ポチのバカ」
ふらついてはいるが目は覚めたようだ。着替えを漁りにベッド脇の鞄の元へ向かった。その間に俺は雪風にも同じことをした。雪兎よりも重い彼を振り回すのには少し疲れた。
「うぅ……目が回る。まさかこんなに軽々と振り回されるとは……真尋はたくましいなぁ、素敵! 抱いて!」
「いっつも抱いてる。昨日何回したよ。ほら、シャワーくらい浴びないと」
俺が失神した後に二人で後処理はしてくれたようだが、汗を完全に拭ったわけではない。特に頭を洗いたい。
「着替え準備できたよ、行こっ」
至って普通の服を雪兎から渡され、礼を言って浴場へ向かう。
「朝だとなんか夜より気持ちいいよなー」
「さっぱりするし、目覚めるからな」
三人並んで頭を洗い、流し、同時にボディソープに手を伸ばす。
「ポチ、洗って」
雪兎は手を引いて俺の膝に乗ってきた。手で泡立てて柔肌を撫でていくとくすぐったそうに身をよじった。
「あははっ、やーだ、そこばっかするのダメー」
「いえいえ汚れの溜まる場所ですから」
腋や足の付け根、膝の裏、足の裏など、雪兎の弱点を重点的にくすぐっていく。その過程で内腿や尻などの特に柔らかい部分を揉む。
「ポチ、なんか手がえっちだもん。自分で洗おっかなー」
「一度言ったことには責任を持ってください。ほら、ちゃんと座って」
もがく雪兎を膝の上に乗せ直し、一度手の泡を流してから改めてボディソープを泡立て、縦長の臍に中指をすべらせる。
「んゃっ……もぉっ、くすぐったい!」
ふにふにと腹を揉むと雪兎は無邪気に笑ってみせた。そのままの流れで性器をきゅっと握り、割れ目も洗っていく。
「ポチ、えっち」
「何言ってるんですか。大事なところでしょう、汚れっぱなしはいけません」
陰嚢を優しく揉みながら陰茎を扱く。硬く膨らんできたのに気付かないフリをして完了を告げ、シャワーで泡を流していく。
「俺まだ体洗ってないので、先に上がってて構いませんよ」
「俺もう終わったから手伝ってやるよ真尋ぉっ」
背後から伸びた泡だらけの手が腋の下を通って胸を鷲掴みにした。乳首の位置を気にせず適当に揉みしだかれただけなのに、甲高い声が漏れる。
「ゃ、あっ……雪風、いいって……自分で、んっ……やる、からっ……」
「そうか? ま、俺とユキはスキンケアがあるからな……お言葉に甘えて先に出とくよ」
「ひぁんっ! えっ……? あ、あぁ……分かった。すぐに出るから待っててくれ」
予想に反して雪風はあっさりとやめてしまった。最後にきゅっと乳首を抓られたのに身を跳ねさせ、火照った体で二人を見送った。
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