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荒れ地の麦粥

2話

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 丘をいくつか越えて、小さな宿場町に到着しても寄り道せずにひたすら道を北上する。
時折馬車に乗った商人の一団を追い抜いたり、身体強化魔法を使う獣人の運び屋に逆に追い抜かれたりしながら、着実に道を進む。
そして遠くに森の影が見えてきた頃、ケイジュに肩を叩かれた。

「セドリック、速度を落としてくれ」

ケイジュの声は少しだけ張り詰めている。
おれはすぐにアクセルを緩めた。
ケイジュは地面の様子を注意深く見ている。

「止めたほうが良いか?」

おれが振り返って尋ねると、ケイジュは少し迷って答えた。

「いや、このぐらいの速度なら問題ない。だが、しばらく慎重に進んだほうがいい」

「何かいたか?」

「あれをみろ」

ケイジュは道の端のやや泥濘んだ場所を指し示した。
おれが横目で確認すると、そこには何かを引きずったあとのようなものがかすかに残っている。

「あれは?」

「ゲニアの這った跡だ。ゲニアを見たことはあるか?」

おれは反射的に渋い顔をしていた。
おれにとって嫌な思い出しかない在来生物だ。
ゲニアは巨大な毛虫のような生き物で、肉食の危険な在来生物だ。
長くて鋭い針が全身に生えていて、地面に潜って針だけを地上に出し、踏んづけたり引っかかったりした生き物を捕食する。
動きは遅いが針に毒があるので、なんとか逃げおおせても毒で死ぬ人間は多い。

「前回の旅ではゲニアのせいで酷い目にあった。街道のど真ん中で襲撃されて、タイヤはズタボロにされるし、おれも刺されかけるし、危なかった。それがあったから流石に専門家が必要だなと思い直して、護衛を雇うことにしたんだ」

「死ななかっただけ運が良かったな」

「まさかこの辺に潜んでるのか?」

おれは慌てて地面を見回したが、踏み固められた地面に異物は見当たらない。

「近くには居るだろうが、街道のかたい地面には潜れないから大丈夫だ。ただ、蒼月から紫月の間はどの在来生物も食欲旺盛で、ゲニアも活発に狩りをする。なるべく街道の真ん中を走れ」

おれは急いで街道のど真ん中に移動した。

「まさかこんな森から離れた所までゲニアが出てくるなんてな……」

「最近の在来生物は、街道の近くなら楽して飯にありつけると学習しつつあるんだ」

「なんてことだ……」

巨大な毛虫に集られて食われる想像をしてしまったおれは、ぞわぞわと寒気を感じて頭を振った。
今まで大きな怪我もなく仕事ができていたのは相当運が良かったんだな。

「……経歴を聞いてもいいか?」

後ろから少し遠慮がちに尋ねられる。
ケイジュの身の上話もある程度聞かせてもらったし、ここは教えておくべきか。

「いいぜ。何が知りたいんだ?」

「運び屋は何年くらいやってるんだ?」

「5年くらいだな。とは言っても、最初の二、三年は街道沿いの集落に手紙を届けたり、殻都の中で使い走りしたり、その程度だった。まだ自動二輪車も開発途中だったしな。
一昨年くらいからは本格的に殻の外に出るようになって、ドルンゾーシェに行ったり、1回だけヘレントスにも行ったよ」

「……そうか。じゃあ戦闘経験はあまりないんだな?」

「そうだなぁ……たまに在来生物に出くわしたりしても、派手な精霊術で脅かしてから、全速力で逃げてたからな……ただ、護身術は小さい頃から叩き込まれたから、人間相手だったらまぁまぁ戦える」

「なるほど……在来生物相手には素人と変わらないってことか……」

「そう」

「わかった。もし在来生物と出くわして戦闘になったら、自動二輪車の影に隠れてやり過ごしてくれ。今までみたいに逃げても構わないが、在来生物を狩れれば賞金も出るし、素材も欲しい。構わないか?」

「そこは専門家に任せるよ」

おれの返事にケイジュが頷く気配がした。
その後もぽつぽつと会話は続いた。
殻の外でのキャンプの経験の話から、ケイジュの故郷の話にもなった。
おれが予想した通り、ケイジュは殻の外の集落の生まれで、スラヤというのは村の名前らしい。
迫害から逃げてきた魔人たちの村が殻の外にはいくつかあるそうだ。
魔人たちの精神操作魔法は在来生物にも効果があるため、ある程度魔法が使えれば殻の外でも問題なく生きていけるのだとか。
とはいえ、生きていくにはお金が必要なので、在来生物を狩るための技術や知識はみっちり仕込まれる。
そう語るケイジュの声色は平坦なもので、在来生物も日常の一部にしか過ぎない生い立ちを感じさせた。
その話の流れで年齢の話にもなり、ケイジュはおれと同い年の25歳だったことが判明した。
同じ年数生きているのにこんなに顔面に差が出るなんて、現実は残酷だ。
顔がいい奴は得だよな、とつい漏らすと、ケイジュは不思議そうに言い返してきた。

「純血の人間も顔のいい人種じゃないのか?最初セドリックの顔を見たとき、おれは森人かと思ったぐらいだ」

森人も美しい容姿で有名な人種だ。
名の通り深い森に住み、森竜を信仰して生きているらしい。
めったに森の外には出てこないからおれは見たことがないけど、ギルドの冒険者いわく、とても同じ人間とは思えないくらいの美貌、らしい。
おれの容姿は貴族の中では凡庸だし、流石に持ち上げ過ぎだ。
噂によると、森人には金髪碧眼が多いらしいので、その要素から判断したのかもしれないな。

「森人は言い過ぎだろ、雇い主だからってヨイショしなくても……」

「お世辞ではなく、セドリックの容姿も美しいと思う」

茶化す前にそう言い切られてしまって、おれは耳が熱くなってくるのを感じた。
これが淫魔の魅了テクニックなのか?
よくそんな自然体でそんな恥ずかしいことを……と、思っていたら後ろからぼそぼそと声が聞こえた。

「いや、その、今のは一般論だ。他意はない」

しっかりケイジュも慌てているようだった。
ちょっと気まずい空気が流れたので、おれは無理やり話題を変えようと空を見上げた。

「て、天気が良くて助かったな。今日のうちに森を抜けられるんじゃないか?」

「そ、そうだな。たった一ヶ月でフォリオとリル・クーロを往復なんて無茶な旅だと思ったが、この調子なら大丈夫そうだ」

気付くと無限に思えた草原地帯は少しずつ景色を変えている。
木が増えてきて、草の種類も変わってきた。
もう少しで街道は森に入る。
森の中は見通しが悪くて危険度が増す。
一度入ったら一気に抜けてしまいたいので、手前で休憩していくことにした。

 ケイジュが見繕った場所に自動二輪車を停め、石の上に腰を下ろす。

「あ~久しぶりに長く乗ったから尻が痛くなったな……ケイジュは大丈夫か?」

「……痛くはないが、尻の感覚がない……」

自動二輪車に乗るとずっと振動に晒されるのでしびれてきてしまうのだ。
街道は整備されているとはいえ、殻都の石畳の道より凸凹も多い。
ケイジュは慣れない感覚に戸惑って、自分の尻を擦っていた。
情けない姿だが、笑うのはかわいそうなので我慢した。
荷物の中から皮袋を取り出して水を飲み、カチカチに焼き固められたクラッカーをかじる。
ケイジュにも皮袋を差し出そうとしたら、ケイジュは殻都で買ってきたガラス瓶に、魔法をかけていた。
指先が空中を踊り、簡易な魔法陣を描く。
すると瓶のそこから水が湧き出て、みるみるきれいな水でいっぱいになった。
ケイジュはずっとかぶったままだったフードを跳ね上げると、その水を美味そうに飲み干した。
唇の端から水が一筋こぼれて首筋に伝っていくのが男らしくて、それだけで様になる。

「魔法って便利だなぁ……」

おれが呟くと、ケイジュはわざわざもう一つのガラス瓶にも水を満たしてくれた。

「おれは水の魔法に適性があるんだ。飲むか?」

まだまだ夏の暑さが残る中で延々と自動二輪車を運転していたので、まだまだ身体は水分を欲していた。
おれはついつい手を伸ばし、よく冷えたガラス瓶を呷った。
ご丁寧に冷気で冷やしてくれていたらしく、ただの水が最高に美味い。

「くぅ、旅の途中で冷たい水が飲めるなんて最高だ」

「今日は魔力を節約しなくてもなんとかなりそうだからな……常に水を用意できるとは限らないから、過信はしないでくれ」

なるほど。
一応有限だし条件もあるけど、今回の旅で水の心配はしなくていいかもしれない。
精霊術ではガラス瓶1本分の水、なんて器用なことはできないから、やっぱり魔法は便利だ。
しばし休憩して尻の感覚を取り戻した所で、いよいよ森を抜けるために再出発する。
現在の時刻はおそらく正午近くなので、何事もなく抜けられれば日が暮れる前には森を抜けられる。
その後は、森を抜けた先でキャンプして夜を明かすことになるだろう。
ここの森はヘレントス北の大森林ほど魔境ではないが、それでも平原よりは危険な在来生物も多いので油断できない。
気合を入れ直して、木立の中を進んだ。

 しばらくは何事もなく森の中を進んだ。
得体のしれない生き物たちの声が度々聞こえていたが、自動二輪車の爆音に驚いて逃げていくものがほとんどだ。
しかし、森が深くなっていくにつれ、不穏な気配が強まってくる。
道はあるのだが、植物に覆われていてわかりにくくなっている。
ぼんやりしていたら見失ってしまいそうだ。
おれが道を辿ることに集中していると、ケイジュに肩を叩かれた。

「頭を下げろ。蔓には触るなよ」

何本もの蔓が、道を通せんぼするように木の上から垂れ下がっている。
おれはできるだけ姿勢を低くしたまま、その下をそっと通り抜けた。

「うっかり引っかかったら首吊り死体だな……」

「それだけならまだマシだ。蔓の中にレアコリアも紛れていた。捕まったら頭からじっくり溶かされて食われるぞ」

「えっ?!」

聞いたことのない在来生物の名前だ。
おれの反応を見て、ケイジュは淡々と説明を続けてくれた。

「蔓に擬態して木にぶら下がり、触手を垂らして引っかかったやつを食う在来生物だ。人間を食えるくらい大型のレアコリアは滅多に見ないが、注意するに越したことはない。レアコリアの触手には普通の蔓にはない体毛のような感覚器が生えているから、すぐに判別できるようになる。ほら、あれもそうだ」

ケイジュはそう言いながら、また木から垂れている蔓を指差した。
遠目から見るとまったく普通の蔓に見える。
やっぱり殻の外は恐ろしいところだ。
今まで普通に蔓だと思って避けていたのが、まさか捕食者だったとは。
おれは今までのおれがどれだけ無鉄砲に旅をしていたのか思い知って、ちょっとゾッとした。
それから何度かレアコリアとやらの触手を避けて進んでいると、今度はケイジュに止まれと言われた。
反射的にブレーキをかけて停車する。

「今日はやけに数が多いから、少し駆除するぞ」

なんのことだろうと思って、ケイジュの視線の先を見ると、森の中からがさがさと獣が歩く音がした。
どうやら後ろをつけられていたようだ。
そして金属を擦り合わせる音に似た、甲高い遠吠えが聞こえる。
この声はおれも聞いたことがある。
確か、ロノムスだ。
犬の体にトカゲの顔がくっついているような獣で、群れで行動し獲物を執拗に追いかけるハンター。
自動二輪車で全速力で走れば振り払えるので、今まで逃げる一択だったが、今日は頼もしい用心棒がついている。
ケイジュはひらりと後部座席から降りて、背中の短槍を手に取り下段に構えた。
外套に隠れていて今までわからなかったが、丸い盾も左腕で構えている。
鋭く森の奥を睨む姿は歴戦の趣があった。
おれは邪魔にならないようにじっとしたまま、その様子を見守る。
ケイジュはしばらく無言で向こうの出方を窺っている。
ロノムスは警戒しているのか、なかなか姿を見せようとはしない。
しかしおれたちを取り囲むようにうろついているようだ。
おれが背後にも獣の気配を感じたとき、小さく詠唱する声が聞こえ、ケイジュがおれの後ろの茂みに向かって槍を突き出した。
速すぎておれには何が起きたかわからなかったけど、何かが槍の先から射出されたように見えた。
それは一匹のロノムスに当たったらしく、ギャン、と悲痛な鳴き声が聞こえた。
それを皮切りに数匹のロノムスが茂みから飛び出し、ケイジュに襲いかかる!

「っ!」

おれの身体は勝手にこわばり、息が止まったが、ケイジュの手並みは鮮やかだった。
爪と牙を円盾で受け流し、喉元を槍で突く。
みるみるうちに三匹の哀れなロノムスの死体が出来上がって、残りのロノムスは甲高い唸り声を残して次々に森の奥へと逃げ帰っていく。
すぐに森は静けさを取り戻した。

「っふぅ!」

おれはようやく肩から力を抜いて、大きく息を吐いた。
ケイジュは息を乱すこともなく、血で汚れた槍先を近くの葉っぱで拭い、腰からナイフを抜いてロノムスのそばに膝をついた。
一瞬だけ黙祷したあと、ロノムスの尻尾の先を切り取り始める。

「見事な手並みだった。そんで、それが戦利品か?」

おれが声をかけるとケイジュは顔を上げて、切り取った尻尾をおれに差し出してくる。
おれはそれを恐る恐る受け取って、しげしげと眺めた。
胴体には体毛が生えているのに、尻尾はツルツルで、鱗に覆われている。
色は褐色と黒の縞模様で、案外きれいな模様だ。この革で財布なんかを仕立てたら結構個性的で面白いかもしれない。
その時、尻尾が急に動き出して、おれは奇声をあげて飛び退くことになった。
地面に放り出された尻尾はなおもぐねぐねと蠢いている。

「う、うごいてる!まだ動いてるぞこれ!」

「そうだ。トカゲの尻尾と同じだ。しばらくすれば動かなくなる」

腰が引けているおれを、ケイジュは楽しそうに少しニヤついて眺めていた。
わざとやりやがったな……!

「ケイジュ……こっちは箱入り息子なんだからお手柔らかに頼むぜ……」

おれが低い声で唸ると、ケイジュはくくくと喉の奥で笑いながら、地面でいまだにのたくっている尻尾を掴んでおれにまた手渡してきた。

「悪い。新鮮な反応しそうだからついからかいたくなった。お詫びにそれをやろう。ロノムスは駆除すると賞金が出る。この尻尾をギルドに持っていけば、1本1000エルで引取ってもらえる」

1000エルあれば豪勢な夕食が食えるけど、あんな危険そうな生き物を駆除してもそのぐらいなのか、という気持ちは拭いきれない。
ケイジュは残りのロノムスからも尻尾を切り取って、皮袋に詰め込むと腰にくくりつける。
おれは手の中でビチビチ動き続ける尻尾を持っておく気になれなくて、ケイジュに押し付けた。

「貴重な経験ができたから、これは返す」

おれは相当嫌そうな顔をしていたらしく、ケイジュは、ぶほ、と美形にあるまじき笑い方をしながら受け取ってくれた。
先程の戦闘で在来生物を威嚇できたのか、その後は何かが襲ってくる気配もなく、無事に森を抜けた。
木々が消え、かわりにゴツゴツした岩が増え始める。
よく目を凝らせば、遠くにシエガ山脈も見えた。
あの山々の東側を通り更に北に向かえば、第三殻都ドルンゾーシェがある。
おれはほっと息を吐いた。
森の中は道が悪かったので、腕がだるくなってきている。
まだ少し早いけど、そろそろキャンプ地を見つけたほうがいいだろう。
このあたりの荒れ地は雨風をしのげる岩陰もいくつかあるし、そこでは他の人間が残したキャンプ跡もよく見つかる。
みんな考えることは同じということだ。
あたりを見回していたケイジュが、街道から少し離れた大きな岩を指差した。
小高い丘の上に、子供の粘土細工のような奇妙な形の岩が屹立している。

「フォリオに来るとき、おれはあそこでキャンプした。壊されてなきゃ、その時のかまども残ってるはずだ」

「じゃあ今夜はそこで休むか」

おれはハンドルを切り、岩を避けて進んだ。岩の麓に到着すると、そこには焚き火の跡と石の即席かまどがまだ残っていた。
在来生物が巣食っている気配もないので、おれは自動二輪車から降りて岩陰に停める。

「いい場所だな。見晴らしもいい」

おれは思い切り伸びをして、岩の周りをぐるりと点検する。
だれかがもう先に休んでいたら気まずいなと思ったのだが、幸い誰もいない。
おれは暗くならないうちに雑事を終わらせるため、自動二輪車から荷物をおろした。
在来生物が嫌がる竜の革でできたテントを張り、夕食の支度を始める。
ケイジュも危険がないかひとしきり付近を見回ったあと手伝ってくれた。
おれは旅の中でもできるだけちゃんとしたものを食べたい方なのだが、ケイジュは何もこだわりはないらしい。
おれが荷物の中から片手鍋やら食材やらを引っ張りだすたびに感心していた。

「自動二輪車なら荷物の重さもさほど気にしなくていいのか……おれも欲しいくらいだ」

ケイジュは鍋の中身をかき混ぜながら、しみじみと呟いていた。
そうして出来上がった今日のディナーは、乾燥野菜と塩漬け肉で味付けした麦粥だ。
見た目は良くないが、ちょっとした贅沢としてチーズを削ってふりかけている。
日が落ちてくると急に気温が下がり始めたので、温かい粥はそれだけでごちそうだ。
おれがお椀にたっぷりよそってケイジュに手渡すと、ケイジュはちょっと迷いながら受け取った。

「移動手段以外は自分で用意する契約じゃなかったか?」

「真面目だな~、手伝わせておいておれだけ食うなんて鬼畜の所業だろ。ただ、所詮男の手料理なんで味は保証しねぇぞ」

おれが笑うと、ケイジュは少し頭を下げ、いただきますと食前の挨拶をした。
風に吹かれるうちに冷えてしまった指先をお椀で温めながら、ちびちびと粥をすする。
フォリオに居たら好き好んで食べたいと思う料理じゃないけど、こうして夕暮れ時の荒れ地で食うとなればなんとも言えない風情があって好きだ。
どうしてもそっけない味になりがちな麦粥も、チーズのコクが加わればそれなりに美味しい。
ケイジュも熱そうに目を細めながら、結構な勢いで食べている。
おかわりもどうぞ、と勧めておくと、ちょっと申し訳なさそうな顔になりながらもしっかりおかわりしていた。


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