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第三章 執着とすれ違い
奪う*
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俺の下で、エルシーが喘いで、すすり泣いている。
無垢な白い胸が、俺の無骨な手の中で変幻自在に形を変える。柔らかなそれを俺は夢中で揉みしだいた。まだ、固い芯を隠し持っていて、これまで誰にも触れられていない、清らかな胸。
「ううっ……」
身を捩るのは、快感というよりも、単なる痛みのようだ。指の間から立ち上がって突き出てきた赤い小さな蕾をつまんで引っ張れば、痛い、と悲鳴をあげた。
「……まだ慣れないんだな、そのうち、気持ちよくなる」
「そんなの、ならないっ!」
涙でぐずぐずになった顔で反論する表情も可愛い。……怯えて泣く子猫をゆっくり手なずけ、俺の腕の中に閉じ込めようと、俺は、エルシーの小さな乳首を舐め、口に含んで吸った。
「なっ……! 赤ちゃんじゃないんだから! 出ません! 吸っても母乳は出ません!」
予想もしない反応に、俺は思わず乳首から顔をあげ、エルシーを見た。
「別に俺は母乳が吸いたいわけじゃないぞ」
「じゃあ、なんでぇ! もう、やあっ……」
古風な貴族の令嬢の中には、結婚が決まるまで、性のことは何も知らされずに育つ者もいると言うが、だがエルシーだってもう、十九。もの知らずにも程度ってものがある。――だからこんな風に、悪い男に捕まってしまうのだ。
今まで処女なのは、いっそ奇跡だ。俺は神に感謝した。
俺はもう一度エルシーの胸に顔を埋める。滑らかできめの細かい肌の感触にうっとりし、胸のあわいに唇を寄せ、吸い付いて赤い痕を残す。エルシーの乳首を口に含み、先端を舌で転がしたり、吸ったり、甘噛みしながら、もう片方を指で弄んだ。触れられて固く立ち上がった乳首が赤く色づき、俺の唾液でてらりと光り、淫靡に俺を誘う。……ようやく、エルシーも胸の愛撫に反応を始めた。
「乳首、硬くなってきたぞ?……そろそろ感じてきたんじゃないか?」
「やっ……感じるって、何を……はっ……はうっ……」
執拗な愛撫にエルシーの息が上がる。エルシーは性的な快感を初めて知るのだ。俺はますます興奮して、舌先で乳首をちろちろと転がしたり、強く押しつぶしたりしながら、右手で肌の感触を味わうように、滑らかな腹を撫で、脇腹のラインを辿った。
「んっ……やっ……」
普段の、低めの声と違う、鼻にかかった高い声は、幼い頃の声にも似て、俺を興奮させる。小さな臍を指でなぞれば、ビクリと腰が揺れた。
「やっくすぐった……」
身を捩るエルシーの反応を楽しみながら、俺はつるりとした下腹部を撫でる。指先に、かすかに恥毛の感触を拾う。
――昔、エルシーの秘所は無毛でつるつるして、ただ線が入ったように、ぴったり閉じられていた。
俺が指でそっと秘裂を撫でると、エルシーが悲鳴をあげる。
「いや! そこはダメ! 汚いから!」
「汚いなんてことがあるか……」
俺はまるで壊れ物に触れるかのように、そっと秘裂を割る。昔は、この奥に触れる勇気がなかった。
傷つけるのが怖かった。――でも今は、俺がエルシーが壊れるまででも、すべてを征服しつくしたかった。
秘裂の内側はほんのり湿っていた。
「少しだけど濡れてる……」
秘裂のすぐ上にある、女の一番感じる場所に触れる。エルシーの腰がガクンと揺れた。中指で繊細に、円を描くように擦ってやれば、エルシーの息が上がり、体をくねらせた。
「あ、やっ……なにっ……なん、で……ああっ」
「女は一番、ここが感じる……」
「やめっ……怖い、いやあ!」
「怖くない。気持ちいだろう?」
「きも、ち、いい……?」
初めての性の快楽に、エルシーは戸惑い怯えている。……エルシーの初めての快楽も俺が教えるのだ。もっともっと乱れて欲しくて、俺は執拗にその場所を弄った。エルシーの腰が揺れ、喘ぐような呼吸を繰り返し、つま先までピンと伸びるようにして、快感を享受する態勢に入っていく。
俺はエルシーを宥めるように、体中にキスを落とし、エルシーを快感に導く。
「怖い、いやあ、あっあっ……」
「怖くない、……一度、イってしまえ……」
「あっ、あっ……ああっ……!」
エルシーが白い身体を反らし、甲高い叫び声ととともに、達した。女神のように美しいその姿に、俺は恍惚となる。もっともっと蕩かしたい。ぐずぐずにして、啼かせて――。俺だけを、その肌が求めるようになるまで。
俺はほっそりした脚を割り広げ、エルシーの秘所を見下ろす。やや色の濃い金髪の恥毛が露を含み、電灯の灯りに煌めく。一度達したことでピンク色の花びらがほどけ、花芽は色づいて立ち上がっていた。
「見ないで……」
あまりの美しさに俺は息を飲み、自然にその場所に唇を寄せていた。
溢れ出る蜜から漂う、馨しい女の匂い。俺は夢中で舌を這わせ、蜜を舐めとる。エルシーは初めての感覚に戸惑い、悲鳴をあげて身を捩った。俺の十二年分の執着から逃げるなんて無理な話だ。強烈に感じているのか、次から次へと蜜が溢れ出て、俺はその蜜で溺れそうになる。
「あっ、いやぁっ……やあっ、ああっ、あっ……たすけっ、いやっいやっ……」
「気持ちいんだろう?……濡れて、ヒクついてる……」
俺は顔をあげ、快感に濡れてヒクつく花びらを指で弄び、蜜口に指を入れ、抜き差しした。
「指一本でもキツイ……」
俺はエルシーの内部の狭さにゴクリと唾を飲み込む。――よく考えたら、処女を抱くのは初めだ。これは相当、慣らさないと……。
俺は中指をゆっくりと抜き差しし、浅いところを探る。恥骨の裏側を掠めた時、エルシーの腰が大きく揺れ、甲高い悲鳴があがった。
「ああああっ……!」
「ここか、ここがエルシーのいいところか……」
「ああ、やめてっ、そこっ……いやっ……ああっあっあっ……」
ぶわりと蜜が溢れて、俺の指を濡らす。声を漏らすまいと両手で口を塞いでみたり、自分のいやらしい喘ぎ声を聞きたくないのか耳を塞いでみたり、無駄な抵抗をしながら快感に溺れていくエルシーが可愛くて、俺はしつこいほど彼女を指や舌で責めあげた。俺の指を三本も飲み込んで、快楽に蕩けているのになおも抗おうとする。、俺はもう一度エルシーの脚の間に顔を伏せ、もっとも敏感な場所を唇で吸う。エルシーは声にならない悲鳴をあげ、両足を突っ張り腰を持ち上げるような体勢になる。
慣れない身体はうまくイけないのだ。俺はエルシーの立ちあがった花芽の裏筋を舐め、さらに軽く歯を立ててやると、ようやく絶頂した。
「あっやっ……ああぁ―――――っ」
全身を汗で光らせ、ベッドの上で白い魚のように身を捩り、ガクガクと全身を震わせる。エルシーの淫靡な肢体を目にして、俺ももう限界だった。早くつながりたい。一つになりたい。
俺はエルシーの両脚の間に、猛って先走りをこぼす自身をあてがい、挿入しようとした。が、それに気づいたエルシーが悲鳴をあげた。
「やあ、無理、いや、怖い、やめてぇー! わたしを殺すの?」
「大丈夫だ、十分慣らしたから!」
ここまできてやめられるか。俺は強引に先端をねじ込んだが――。
「いっ……いやーーーーーーーーーっ」
そこは今までに体験したことのない狭さで、エルシーは激痛で泣き叫び、身を捩って抵抗する。
「痛いっ痛いのっ」
「エルシー、落ち着け、力を抜けっ……」
痛みで取り乱すエルシーを落ち着けるため、俺は上半身を倒してエルシーの顔じゅうにキスをする。さっきまでの快感に蕩けた表情ではなく、本気で痛がっているのはわかるので、可愛そうだったが、ここでやめるわけにいかない。それこそ痛いだけで終わってしまう。
「もう少しだから、頑張れ……」
だが、狭すぎて、実のところ俺の辛抱も限界だった。俺は覚悟を決めて、エルシーの耳元で囁いた。
「……少し、我慢しろ……一気に、挿れる……」
俺はエルシーの太ももを握って、ぐぐっと腰を進めた。誰も知らない、エルシーの最奥。神聖な場所に分け入っていく感覚に、俺の顔を幾筋も汗が流れ落ちる。
(ああ、きっとここが――)
ひときわ狭い場所を強引に押し切れば、ブチッと何かを引きちぎった感覚があり、エルシーが苦痛のあまり叫んだ。
「あああっ」
「ああ、奥まで……挿いった……」
俺は自身が完全にエルシーの中に収まったのを見て、胸が熱くなる。ああ、俺のものだ。俺のエルシー、永遠に、俺だけの――。
無垢な白い胸が、俺の無骨な手の中で変幻自在に形を変える。柔らかなそれを俺は夢中で揉みしだいた。まだ、固い芯を隠し持っていて、これまで誰にも触れられていない、清らかな胸。
「ううっ……」
身を捩るのは、快感というよりも、単なる痛みのようだ。指の間から立ち上がって突き出てきた赤い小さな蕾をつまんで引っ張れば、痛い、と悲鳴をあげた。
「……まだ慣れないんだな、そのうち、気持ちよくなる」
「そんなの、ならないっ!」
涙でぐずぐずになった顔で反論する表情も可愛い。……怯えて泣く子猫をゆっくり手なずけ、俺の腕の中に閉じ込めようと、俺は、エルシーの小さな乳首を舐め、口に含んで吸った。
「なっ……! 赤ちゃんじゃないんだから! 出ません! 吸っても母乳は出ません!」
予想もしない反応に、俺は思わず乳首から顔をあげ、エルシーを見た。
「別に俺は母乳が吸いたいわけじゃないぞ」
「じゃあ、なんでぇ! もう、やあっ……」
古風な貴族の令嬢の中には、結婚が決まるまで、性のことは何も知らされずに育つ者もいると言うが、だがエルシーだってもう、十九。もの知らずにも程度ってものがある。――だからこんな風に、悪い男に捕まってしまうのだ。
今まで処女なのは、いっそ奇跡だ。俺は神に感謝した。
俺はもう一度エルシーの胸に顔を埋める。滑らかできめの細かい肌の感触にうっとりし、胸のあわいに唇を寄せ、吸い付いて赤い痕を残す。エルシーの乳首を口に含み、先端を舌で転がしたり、吸ったり、甘噛みしながら、もう片方を指で弄んだ。触れられて固く立ち上がった乳首が赤く色づき、俺の唾液でてらりと光り、淫靡に俺を誘う。……ようやく、エルシーも胸の愛撫に反応を始めた。
「乳首、硬くなってきたぞ?……そろそろ感じてきたんじゃないか?」
「やっ……感じるって、何を……はっ……はうっ……」
執拗な愛撫にエルシーの息が上がる。エルシーは性的な快感を初めて知るのだ。俺はますます興奮して、舌先で乳首をちろちろと転がしたり、強く押しつぶしたりしながら、右手で肌の感触を味わうように、滑らかな腹を撫で、脇腹のラインを辿った。
「んっ……やっ……」
普段の、低めの声と違う、鼻にかかった高い声は、幼い頃の声にも似て、俺を興奮させる。小さな臍を指でなぞれば、ビクリと腰が揺れた。
「やっくすぐった……」
身を捩るエルシーの反応を楽しみながら、俺はつるりとした下腹部を撫でる。指先に、かすかに恥毛の感触を拾う。
――昔、エルシーの秘所は無毛でつるつるして、ただ線が入ったように、ぴったり閉じられていた。
俺が指でそっと秘裂を撫でると、エルシーが悲鳴をあげる。
「いや! そこはダメ! 汚いから!」
「汚いなんてことがあるか……」
俺はまるで壊れ物に触れるかのように、そっと秘裂を割る。昔は、この奥に触れる勇気がなかった。
傷つけるのが怖かった。――でも今は、俺がエルシーが壊れるまででも、すべてを征服しつくしたかった。
秘裂の内側はほんのり湿っていた。
「少しだけど濡れてる……」
秘裂のすぐ上にある、女の一番感じる場所に触れる。エルシーの腰がガクンと揺れた。中指で繊細に、円を描くように擦ってやれば、エルシーの息が上がり、体をくねらせた。
「あ、やっ……なにっ……なん、で……ああっ」
「女は一番、ここが感じる……」
「やめっ……怖い、いやあ!」
「怖くない。気持ちいだろう?」
「きも、ち、いい……?」
初めての性の快楽に、エルシーは戸惑い怯えている。……エルシーの初めての快楽も俺が教えるのだ。もっともっと乱れて欲しくて、俺は執拗にその場所を弄った。エルシーの腰が揺れ、喘ぐような呼吸を繰り返し、つま先までピンと伸びるようにして、快感を享受する態勢に入っていく。
俺はエルシーを宥めるように、体中にキスを落とし、エルシーを快感に導く。
「怖い、いやあ、あっあっ……」
「怖くない、……一度、イってしまえ……」
「あっ、あっ……ああっ……!」
エルシーが白い身体を反らし、甲高い叫び声ととともに、達した。女神のように美しいその姿に、俺は恍惚となる。もっともっと蕩かしたい。ぐずぐずにして、啼かせて――。俺だけを、その肌が求めるようになるまで。
俺はほっそりした脚を割り広げ、エルシーの秘所を見下ろす。やや色の濃い金髪の恥毛が露を含み、電灯の灯りに煌めく。一度達したことでピンク色の花びらがほどけ、花芽は色づいて立ち上がっていた。
「見ないで……」
あまりの美しさに俺は息を飲み、自然にその場所に唇を寄せていた。
溢れ出る蜜から漂う、馨しい女の匂い。俺は夢中で舌を這わせ、蜜を舐めとる。エルシーは初めての感覚に戸惑い、悲鳴をあげて身を捩った。俺の十二年分の執着から逃げるなんて無理な話だ。強烈に感じているのか、次から次へと蜜が溢れ出て、俺はその蜜で溺れそうになる。
「あっ、いやぁっ……やあっ、ああっ、あっ……たすけっ、いやっいやっ……」
「気持ちいんだろう?……濡れて、ヒクついてる……」
俺は顔をあげ、快感に濡れてヒクつく花びらを指で弄び、蜜口に指を入れ、抜き差しした。
「指一本でもキツイ……」
俺はエルシーの内部の狭さにゴクリと唾を飲み込む。――よく考えたら、処女を抱くのは初めだ。これは相当、慣らさないと……。
俺は中指をゆっくりと抜き差しし、浅いところを探る。恥骨の裏側を掠めた時、エルシーの腰が大きく揺れ、甲高い悲鳴があがった。
「ああああっ……!」
「ここか、ここがエルシーのいいところか……」
「ああ、やめてっ、そこっ……いやっ……ああっあっあっ……」
ぶわりと蜜が溢れて、俺の指を濡らす。声を漏らすまいと両手で口を塞いでみたり、自分のいやらしい喘ぎ声を聞きたくないのか耳を塞いでみたり、無駄な抵抗をしながら快感に溺れていくエルシーが可愛くて、俺はしつこいほど彼女を指や舌で責めあげた。俺の指を三本も飲み込んで、快楽に蕩けているのになおも抗おうとする。、俺はもう一度エルシーの脚の間に顔を伏せ、もっとも敏感な場所を唇で吸う。エルシーは声にならない悲鳴をあげ、両足を突っ張り腰を持ち上げるような体勢になる。
慣れない身体はうまくイけないのだ。俺はエルシーの立ちあがった花芽の裏筋を舐め、さらに軽く歯を立ててやると、ようやく絶頂した。
「あっやっ……ああぁ―――――っ」
全身を汗で光らせ、ベッドの上で白い魚のように身を捩り、ガクガクと全身を震わせる。エルシーの淫靡な肢体を目にして、俺ももう限界だった。早くつながりたい。一つになりたい。
俺はエルシーの両脚の間に、猛って先走りをこぼす自身をあてがい、挿入しようとした。が、それに気づいたエルシーが悲鳴をあげた。
「やあ、無理、いや、怖い、やめてぇー! わたしを殺すの?」
「大丈夫だ、十分慣らしたから!」
ここまできてやめられるか。俺は強引に先端をねじ込んだが――。
「いっ……いやーーーーーーーーーっ」
そこは今までに体験したことのない狭さで、エルシーは激痛で泣き叫び、身を捩って抵抗する。
「痛いっ痛いのっ」
「エルシー、落ち着け、力を抜けっ……」
痛みで取り乱すエルシーを落ち着けるため、俺は上半身を倒してエルシーの顔じゅうにキスをする。さっきまでの快感に蕩けた表情ではなく、本気で痛がっているのはわかるので、可愛そうだったが、ここでやめるわけにいかない。それこそ痛いだけで終わってしまう。
「もう少しだから、頑張れ……」
だが、狭すぎて、実のところ俺の辛抱も限界だった。俺は覚悟を決めて、エルシーの耳元で囁いた。
「……少し、我慢しろ……一気に、挿れる……」
俺はエルシーの太ももを握って、ぐぐっと腰を進めた。誰も知らない、エルシーの最奥。神聖な場所に分け入っていく感覚に、俺の顔を幾筋も汗が流れ落ちる。
(ああ、きっとここが――)
ひときわ狭い場所を強引に押し切れば、ブチッと何かを引きちぎった感覚があり、エルシーが苦痛のあまり叫んだ。
「あああっ」
「ああ、奥まで……挿いった……」
俺は自身が完全にエルシーの中に収まったのを見て、胸が熱くなる。ああ、俺のものだ。俺のエルシー、永遠に、俺だけの――。
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