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第一部 久住家にようこそ
天使の寝顔にご用心
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最近、とても寝不足だ。
破格の給料条件っていうのはやっぱり裏があるものだと世の中の理を悟る俺、篠原綾人28歳。
「ふあ、あ……」
まずは起きたらストレッチ。例えあちこち筋肉痛だろうと、この部屋から一歩でも出たら俺は仕事なので、例え何があっても堪えないといけない。
久住家に住み込みしている一流シェフのご飯は当たり前だけど、お店にきているくらい美味しい。そして掃除や洗濯も気がついたら別の人がやってくれている。
って、この広い屋敷では全然他人とすれ違わないんだけど、一体いつ誰がどのタイミングで仕事をしているのか分からない。まあ、俺の場合家政夫とは名目上のもので、実際久住兄弟の性処理みたいなものだから、今みたいに誰ともすれ違わない生活が幸せなのかも知れない。
「あれ、誰か寝てる……」
巨大な大広間の一角にあるソファーに人の頭が見えたので、第一住人発見! 的な気持ちでそろりと近づいてみた。
栗色のさらさらした髪に、女の子みたいに長い睫毛。両手を胸の上に乗せてくーくーと気持ちよさそうに眠っている。
(て、天使の寝顔……)
これが女の子であれば間違いなく襲ってしまいそうなくらい可愛い寝顔だった。
一体誰だ。でもこの家にいるってことは例の兄弟の誰かなんだろうな。
「いくら広い家でも、こんなところで寝てたら風邪引いちゃうかも」
眠っている彼の身体をそっと抱き上げると見た目よりもかなり軽かった。
こうやってお姫様抱っこが出来るってことは、まだ俺も男で居られるのかと少しだけ安心する。
此処にいると散々喘がされて実はそっちの才能があったんじゃないか? って正直自分のノーマル観念が消えかけていた。
(でも……結局、可愛いこの寝顔に欲情しちゃったら同じだよなぁ……)
腕の中の青年はまだ起きる気配もなく眠っていた。2階への螺旋階段を落ちないように何とか登り、大切なことを思い出した。
そういえば、まだ愁一さんと瑛太さんしか会ってない。残り二人の兄弟のうち、彼はどちらなのだろう。間違って違う部屋に案内しちゃっても後が怖いしどうしよう。
「あのー、お部屋につきましたよ?」
「……ここは僕の部屋じゃないよ」
なんだ、起きてたのか。って、その手が俺の股間に伸びてきたので、慌てて彼を下ろす。
何が不満だったのか、お姫様は一気にご機嫌斜めになった。
「僕の部屋はこっちだよ、綾人」
綺麗な薔薇には棘があるっていうじゃないか。彼もきっと綺麗なだけじゃないんだろうなあ。俺の名前を呼んだ声はものすごく愛らしかった。
「こ、これが……お部屋ですか」
天蓋つきの巨大なベッド。部屋の中は淡いピンクと紫で構成されている。ずっと見つめていると目が痛くなりそうな色だった。
「綾人、僕は久住渉(くすみあゆむ)24歳、T大学医療センターの看護師3年目です」
にっこりと微笑む渉さんの二重の眸が可愛いらしい。向けられた笑顔だけでも理性がぶっ飛びそうになる。
丁寧に挨拶してくれる彼は看護師だし、絶対まともだろう。そう願いたかったが、よく考えてみたら瑛太さんが恐ろしいことを言っていた気がする。
『綾人を傷つけたら、渉ちゃんに殺されそうだし──』
殺されそうだし──がエコーのように聞こえてきた。見た目天使のこの彼が一体どれ程怖いのか、俺には全く想像もつかない。
「渉さん、手を……」
「わあ、愁一兄さんの趣味ってよくわからないなあ。前の人とは全然違う。綾人の手は僕と同じくらい細いんだ」
職業病なのだろう。彼はボディタッチが自然で多い。形を確かめるようにあちこち触られたが、邪な気持ちが感じられない分、触られても全く不快感はない。
されるがままになっていると、彼は突然俺のチノを下げて目の前で跪いた。
「はぁっ!? ち、ちょっと……渉さん!?」
「んん……夜勤明けで疲れてるんだ……だから、大人しくして。ね?」
夜勤で疲れてるんだったら、こんなことしないで大人しくベッドで眠って頂きたい。なのに、疲れたからってフェラとか。どうなってるんだこの兄弟は!
「っん……」
やばい。しかも上手すぎる。
一体この人達はどこでこんなことを勉強してくるのだろう。しかも、こんなにエロい看護師さんが居る病院なんて危ないだろ絶対!!
伏目がちになりながら俺の雄をはむはむする彼の顔は男とは思えないくらい可愛い。
そう言えば、ひとりだけ付き合った彼女がフェラすきだったなあ。一生懸命気持ちいいか聞いてくれて。
「ぁ……麻耶……」
「マヤ、さん?」
ぴくりと彼の動きが止まる。
やばい、何で忘れていたはずの元カノの名前が出てしまったんだ。全然忘れていたし、彼女に未練なんて全くないのに!
しかし言ってしまった言葉は勿論訂正できず、最初からご機嫌斜めのお姫様はさらに機嫌を悪くした。
「……よりによって僕の大好きなマヤさんの名前を呟くなんて。綾人は僕を本気にさせたいみたいだね?」
「すいません、ごめんなさい! 渉さんのフェラが気持ちよすぎて元カノの名前が出ましたっ! 仕事、真面目にしますから赦してください!」
「ああ、女の名前かあ……でも、マヤさんは僕にとって神聖だから、その名前を言っちゃダメだよ?」
正直に答えたら意外なくらいあっさり赦してもらえた。マヤという人はどうやら渉さんのいる病院の先輩看護師らしい。
でも女か、と言ってたところを見ると、やっぱり男の人なんだろうなあ。
というか、渉さんもこんなに可愛い外見でモテるだろうに、どうして男が好きなんだろう。
「僕を怒らせたバツはしっかり受けてもらわないと。はい、これ」
天使の微笑みを浮かべる彼は俺の両手をそっと包み込み、無機質な手錠をかけた。
「え?」
さらに目元にはやんわりと真っ黒なタオルを巻かれる。この手慣れた感じが怖い。
五感のうち、何かが遮られると他の部分が敏感になるのは本当らしい。手の自由と視覚を遮られた今、渉さんに何をされるかわからない恐怖と、悦びに躰が震える。
「んうっ……」
いきなり唇を優しく塞がれる。しかしそれはすぐ離れて、俺の躰のあちこちにちゅっ、ちゅっと小さな音を立てて去っていった。
「はあ、はあ……っ」
甘い疼きだけが燻る。見えない分、何が起こっているのか分からないけど、音がやけに生々しく耳に残る。
「はぁ……渉…さ、ん……」
じっとりと汗ばむ躰の中心の熱が猛烈に疼く。
「まだだぁめ」
俺の乳首を指でいじりながら臍にキスを落とし、さらに下で頭を上げている俺の半身をキャンディを舐めるようにゆっくりとしごいている。
「可愛いなあ、綾人は」
何が可愛いんだ、天使のような顔でそんなところを舐めないでほしい。
あまりにも天使と小悪魔の同居したギャップが酷すぎて、俺の躰はとんでもないことになっていた。
天使が、俺を貪る。
「あっ。綾人ぉ、粗相をしちゃだめだよ。ちゃんと被せてあげる」
「い、いたっ!!」
「あぁごめんごめん。もう綾人のおっきくなっちゃったから上手く出来ないかも?」
絶対わざとだ。ゴムをかぶせると言いながら渉さんの手はぬるぬる滑る先端にゴムをひっかけて遊んでいる……ような気がする。
繊細な指先が先端をいじるだけで悲しいことに俺の半身はだらしなく先走りを溢していた。
「渉さ、ん……ごめんなさい……イかせて…」
「だーめ。赦さない」
中途半端に先端をゴムで縛られているせいで簡単にイくことも出来ない。
「あ、あぁ……く、苦しい」
こんなに性的欲求が高まったことがないから分からないけど、我慢させられるって意外と辛い。
「後ろもしっかりほぐしてあげるね」
小悪魔モードの渉は細い指を綾人の蕾に躊躇なく差し入れた。
「う、ああっ!!」
「ああ、すごくあついよ。僕の指、食べちゃうの?」
卑猥な音が俺の耳元に残る。目のタオルだけでも取って欲しい。狂いそうだ。
「うう……ごめんなさい……ごめん、なさい……」
「もっと欲しいの? 欲張りだなあ」
「ひ、ああっ!!」
全然コミュニケーションが取れてない! 何で俺の意思と正反対のことをするんだ。彼は本当に看護師なのか? ヤのつくヤバイ人間としか思えない。
指がもう一本増やされる。ぐちゅぐちゅと粘膜を擦り、俺が溢した先走りの厭らしい音が響いて頭がおかしくなりそうだった。
「渉さ……もう、無理!」
俺が暴れたせいで、顔からずるりとタオルがずれた。
「渉さ……ん!?」
何ということだ。彼は俺の中に指を突っ込んだまま静かな寝息を立てていた。
まさか、寝てる……!?
いや、寝てくれたのはありがたいけど、自分で手錠は外せないし、完全に勃ってるコレはどうしたら。
生理現象は落ち着いて沈めれば何とかなりそうだけど、せめて手錠外してから寝てくれよ!!
だからと言って、夜勤明けで機嫌の悪い天使をもう一度起こす勇気はない。
俺は心を無にして、大人しく渉の隣で一緒に眠ることにした。
破格の給料条件っていうのはやっぱり裏があるものだと世の中の理を悟る俺、篠原綾人28歳。
「ふあ、あ……」
まずは起きたらストレッチ。例えあちこち筋肉痛だろうと、この部屋から一歩でも出たら俺は仕事なので、例え何があっても堪えないといけない。
久住家に住み込みしている一流シェフのご飯は当たり前だけど、お店にきているくらい美味しい。そして掃除や洗濯も気がついたら別の人がやってくれている。
って、この広い屋敷では全然他人とすれ違わないんだけど、一体いつ誰がどのタイミングで仕事をしているのか分からない。まあ、俺の場合家政夫とは名目上のもので、実際久住兄弟の性処理みたいなものだから、今みたいに誰ともすれ違わない生活が幸せなのかも知れない。
「あれ、誰か寝てる……」
巨大な大広間の一角にあるソファーに人の頭が見えたので、第一住人発見! 的な気持ちでそろりと近づいてみた。
栗色のさらさらした髪に、女の子みたいに長い睫毛。両手を胸の上に乗せてくーくーと気持ちよさそうに眠っている。
(て、天使の寝顔……)
これが女の子であれば間違いなく襲ってしまいそうなくらい可愛い寝顔だった。
一体誰だ。でもこの家にいるってことは例の兄弟の誰かなんだろうな。
「いくら広い家でも、こんなところで寝てたら風邪引いちゃうかも」
眠っている彼の身体をそっと抱き上げると見た目よりもかなり軽かった。
こうやってお姫様抱っこが出来るってことは、まだ俺も男で居られるのかと少しだけ安心する。
此処にいると散々喘がされて実はそっちの才能があったんじゃないか? って正直自分のノーマル観念が消えかけていた。
(でも……結局、可愛いこの寝顔に欲情しちゃったら同じだよなぁ……)
腕の中の青年はまだ起きる気配もなく眠っていた。2階への螺旋階段を落ちないように何とか登り、大切なことを思い出した。
そういえば、まだ愁一さんと瑛太さんしか会ってない。残り二人の兄弟のうち、彼はどちらなのだろう。間違って違う部屋に案内しちゃっても後が怖いしどうしよう。
「あのー、お部屋につきましたよ?」
「……ここは僕の部屋じゃないよ」
なんだ、起きてたのか。って、その手が俺の股間に伸びてきたので、慌てて彼を下ろす。
何が不満だったのか、お姫様は一気にご機嫌斜めになった。
「僕の部屋はこっちだよ、綾人」
綺麗な薔薇には棘があるっていうじゃないか。彼もきっと綺麗なだけじゃないんだろうなあ。俺の名前を呼んだ声はものすごく愛らしかった。
「こ、これが……お部屋ですか」
天蓋つきの巨大なベッド。部屋の中は淡いピンクと紫で構成されている。ずっと見つめていると目が痛くなりそうな色だった。
「綾人、僕は久住渉(くすみあゆむ)24歳、T大学医療センターの看護師3年目です」
にっこりと微笑む渉さんの二重の眸が可愛いらしい。向けられた笑顔だけでも理性がぶっ飛びそうになる。
丁寧に挨拶してくれる彼は看護師だし、絶対まともだろう。そう願いたかったが、よく考えてみたら瑛太さんが恐ろしいことを言っていた気がする。
『綾人を傷つけたら、渉ちゃんに殺されそうだし──』
殺されそうだし──がエコーのように聞こえてきた。見た目天使のこの彼が一体どれ程怖いのか、俺には全く想像もつかない。
「渉さん、手を……」
「わあ、愁一兄さんの趣味ってよくわからないなあ。前の人とは全然違う。綾人の手は僕と同じくらい細いんだ」
職業病なのだろう。彼はボディタッチが自然で多い。形を確かめるようにあちこち触られたが、邪な気持ちが感じられない分、触られても全く不快感はない。
されるがままになっていると、彼は突然俺のチノを下げて目の前で跪いた。
「はぁっ!? ち、ちょっと……渉さん!?」
「んん……夜勤明けで疲れてるんだ……だから、大人しくして。ね?」
夜勤で疲れてるんだったら、こんなことしないで大人しくベッドで眠って頂きたい。なのに、疲れたからってフェラとか。どうなってるんだこの兄弟は!
「っん……」
やばい。しかも上手すぎる。
一体この人達はどこでこんなことを勉強してくるのだろう。しかも、こんなにエロい看護師さんが居る病院なんて危ないだろ絶対!!
伏目がちになりながら俺の雄をはむはむする彼の顔は男とは思えないくらい可愛い。
そう言えば、ひとりだけ付き合った彼女がフェラすきだったなあ。一生懸命気持ちいいか聞いてくれて。
「ぁ……麻耶……」
「マヤ、さん?」
ぴくりと彼の動きが止まる。
やばい、何で忘れていたはずの元カノの名前が出てしまったんだ。全然忘れていたし、彼女に未練なんて全くないのに!
しかし言ってしまった言葉は勿論訂正できず、最初からご機嫌斜めのお姫様はさらに機嫌を悪くした。
「……よりによって僕の大好きなマヤさんの名前を呟くなんて。綾人は僕を本気にさせたいみたいだね?」
「すいません、ごめんなさい! 渉さんのフェラが気持ちよすぎて元カノの名前が出ましたっ! 仕事、真面目にしますから赦してください!」
「ああ、女の名前かあ……でも、マヤさんは僕にとって神聖だから、その名前を言っちゃダメだよ?」
正直に答えたら意外なくらいあっさり赦してもらえた。マヤという人はどうやら渉さんのいる病院の先輩看護師らしい。
でも女か、と言ってたところを見ると、やっぱり男の人なんだろうなあ。
というか、渉さんもこんなに可愛い外見でモテるだろうに、どうして男が好きなんだろう。
「僕を怒らせたバツはしっかり受けてもらわないと。はい、これ」
天使の微笑みを浮かべる彼は俺の両手をそっと包み込み、無機質な手錠をかけた。
「え?」
さらに目元にはやんわりと真っ黒なタオルを巻かれる。この手慣れた感じが怖い。
五感のうち、何かが遮られると他の部分が敏感になるのは本当らしい。手の自由と視覚を遮られた今、渉さんに何をされるかわからない恐怖と、悦びに躰が震える。
「んうっ……」
いきなり唇を優しく塞がれる。しかしそれはすぐ離れて、俺の躰のあちこちにちゅっ、ちゅっと小さな音を立てて去っていった。
「はあ、はあ……っ」
甘い疼きだけが燻る。見えない分、何が起こっているのか分からないけど、音がやけに生々しく耳に残る。
「はぁ……渉…さ、ん……」
じっとりと汗ばむ躰の中心の熱が猛烈に疼く。
「まだだぁめ」
俺の乳首を指でいじりながら臍にキスを落とし、さらに下で頭を上げている俺の半身をキャンディを舐めるようにゆっくりとしごいている。
「可愛いなあ、綾人は」
何が可愛いんだ、天使のような顔でそんなところを舐めないでほしい。
あまりにも天使と小悪魔の同居したギャップが酷すぎて、俺の躰はとんでもないことになっていた。
天使が、俺を貪る。
「あっ。綾人ぉ、粗相をしちゃだめだよ。ちゃんと被せてあげる」
「い、いたっ!!」
「あぁごめんごめん。もう綾人のおっきくなっちゃったから上手く出来ないかも?」
絶対わざとだ。ゴムをかぶせると言いながら渉さんの手はぬるぬる滑る先端にゴムをひっかけて遊んでいる……ような気がする。
繊細な指先が先端をいじるだけで悲しいことに俺の半身はだらしなく先走りを溢していた。
「渉さ、ん……ごめんなさい……イかせて…」
「だーめ。赦さない」
中途半端に先端をゴムで縛られているせいで簡単にイくことも出来ない。
「あ、あぁ……く、苦しい」
こんなに性的欲求が高まったことがないから分からないけど、我慢させられるって意外と辛い。
「後ろもしっかりほぐしてあげるね」
小悪魔モードの渉は細い指を綾人の蕾に躊躇なく差し入れた。
「う、ああっ!!」
「ああ、すごくあついよ。僕の指、食べちゃうの?」
卑猥な音が俺の耳元に残る。目のタオルだけでも取って欲しい。狂いそうだ。
「うう……ごめんなさい……ごめん、なさい……」
「もっと欲しいの? 欲張りだなあ」
「ひ、ああっ!!」
全然コミュニケーションが取れてない! 何で俺の意思と正反対のことをするんだ。彼は本当に看護師なのか? ヤのつくヤバイ人間としか思えない。
指がもう一本増やされる。ぐちゅぐちゅと粘膜を擦り、俺が溢した先走りの厭らしい音が響いて頭がおかしくなりそうだった。
「渉さ……もう、無理!」
俺が暴れたせいで、顔からずるりとタオルがずれた。
「渉さ……ん!?」
何ということだ。彼は俺の中に指を突っ込んだまま静かな寝息を立てていた。
まさか、寝てる……!?
いや、寝てくれたのはありがたいけど、自分で手錠は外せないし、完全に勃ってるコレはどうしたら。
生理現象は落ち着いて沈めれば何とかなりそうだけど、せめて手錠外してから寝てくれよ!!
だからと言って、夜勤明けで機嫌の悪い天使をもう一度起こす勇気はない。
俺は心を無にして、大人しく渉の隣で一緒に眠ることにした。
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