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第一部 久住家にようこそ
辛い方がお好きですか?
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最近キッチンに立つ機会が増えた綾人に思いがけないプレゼントが飛んで来た。送り主は不明。怖い。
宛先が自分になっているのでとりあえず開けてみると白いレースのエプロンが入っていた。
ま、まさか──コスプレじゃないだろうな!?
誰がこんなものをと想像してみるが、送ってきそうな人が全員ありえそうで怖い。
とはいえ、折角送ってくれた好意を無駄にするのも申し訳なかったので、俺は今晩の料理はそのエプロンをつけて行うことにした。
愛用のネルシャツの上からエプロンをつけて袖は腕まくりをする。
確か今日は愁一さんは会議、瑛太さんもホテルの出張に行ってて不在、渉さんは夜勤入りでさっき出て行ったし、匠真さんだけか。
匠真さんも最近お仕事が忙しいのでお部屋にいることが多い。
あのテリトリーに入ると悪戯されるから正直怖いんだよなあ。出来れば降りてきて欲しいと思いつつ彼の好きなナスの肉みそ炒めを作る。
「随分可愛いアリスちゃんがいるなあ」
「ひゃあ!?」
背後からふっと温かい吐息をかけられて思わず変な声が漏れた。
慌てて振り返ると超機嫌の悪い顔でこっちを見ている匠真さんが腕を組んで立っている。
「何? 俺が送ったエプロン気に入らない?」
「これ、匠真さんが送ったんですか!? 別に直接手渡ししてくれても……」
「だって、誰からもらったかわかんない方が色々想像出来て楽しくない? 愁一兄さんがこんな変態ちっくなエプロンくれたんじゃないか?とか」
一瞬だけ、愁一さんがこのエプロンを手にとって真剣に悩んでいる姿を想像してしまったのはとても言えない……。
「今日はナスかあ……綾人、知ってる? 秋ナスは嫁に食わすなって」
「それは昔の語源じゃないですか。姑が嫁に対して嫌味で言った言葉の一つでしょう」
確か、アクが強すぎて身体が冷えるとか、子種が出来なくなるとか、高級だから勿体ないとかそんな意味だったと思う。
どっちにしろ、妊婦さんを心配する姑の話とか何とかだったはず。
「違う違う、ナスって、形がアレに似てるでしょう?」
「匠真さんって……」
もしかして、バカ? 思わずそう心の裡で呟く。
一体どうやったらそこに考えがいきつくんだ。そんなこと言われたらキッチンに立てなくなるだろう!
「さて、可愛い綾人ちゃん。折角だからチノパンと下着脱いで」
「はぁ!? 何言って……んんっ」
深くキスをされ、舌を絡めとられる。乱暴に後頭部を支えられ、背中はシンクに押されており身じろぎもできない。
時折獰猛な獣のようにキスをしてくる匠真の変貌は嫌いじゃない。エプロンを送って来た目的はさっぱり理解できないけど。
そんなことを考えている間に、俺の下半身はあっさり剥き出しにされていた。
「綾人……渉にご奉仕したんだって……?」
匠真の唇からつうっと唾液が伝っている。それを舌先でぺろりと舐めこちらを妖艶な眸で見下ろす彼にゾクっとしてしまう。
「ご奉仕っていうか……何というか……」
「俺にも出来る? 綾人がどんな顔するか見たい」
やっぱり変態だ。瑛太さんの玩具プレイだけが変態だと思ってたけど前言撤回だ。
幼少時代から傷ついていた渉さんを守って来た優しい匠真さんだと思っていたのに、結局変態の根底は変わりないのか。
「それでしたら俺がズボンを脱いだ必要性って無い気がするんですけど……」
匠真の雄の前に膝立ちして下着の上からそろりと撫でる。すぐに舐められなかったのは後ろでシェフがまだ料理の片付けをしているだろうし、他の人がここを通る可能性だってある。
「あぁ……放置プレイとかなかなかやるね綾人……そのまま動かないと俺、獣になっちゃうよ……」
いやいや、放置したつもりもないし、せめて、場所を……。
「ちょっ……」
「裸エプロンとか、やばいでしょう……綾人って、愛されると本当にどんどん可愛くなっちゃって」
裸エプロンと言っても、上着はしっかり着用しているので、厳密には違うのだが、匠真にとって細かい部分はどうでもいいらしい。
「匠真さん、こんなところでダメですよ。まずは夕食を……」
「あー無理。先に綾人を食べる」
そう言いつつ、綾人が作った茄子の肉味噌炒めを菜箸で一切れ掬いつまみ食いしていた。
「やっぱり綾人の料理は庶民的で好きだな」
「あ、あり……がとう……ございます」
「だから、こっちにも食べさせなきゃね」
「はあ!? ん、うっ……」
匠真はフライパンの油を指先で掬うとくすりと笑い、綾人の蕾にその指を這わせてきた。
「た、匠真さん!? それ……」
「おいしいからこっちにも汁飲ませてあげなきゃ」
「あ、あああっ!!」
乾燥した蕾の中に調味料の香りと油を纏った指が入口をゆっくりとこじ開けてきた。
「あ、あぁっ……やだっ」
「ああ……どんな味がするかな、綾人の中」
「き、汚いっ、か、ら……!」
匠真はそのまま蕾に顔を押し当て、肉汁のついた油をジュルジュルと啜った。
「美味しいよ綾人。可愛くて白いエプロンをいっぱい穢したくなっちゃう」
「い、いやっ……だめだって……匠真さんっ!」
入口を舌の先端で突かれ、内股のきわどい部分に垂れた調味料をゆっくりと舌でなぞられる。
ぞわぞわした刺激だけでイってしまいそうになるが、もっと恥ずかしいのは、エプロンの先から頭をあげている自分の半身の浅ましい反応。
「綾人、気持ちいい? 濡れてきたよ」
「うぅ……恥ずかしい……です」
「ほら、足開いて」
羞恥心より快楽の方が勝ってしまい、足を大きく開かれ内股を舐められても抵抗らしい抵抗も出来なくなっていた。
諦めた綾人を楽しそうに見下ろしながら匠真は手慣れた手つきで綾人の蕾を開いていく。
「く……ぁ──」
「すごいキツイ……綾人の中、最近抵抗激しい。その方が燃えるんだけど」
「あ、あ……い、……いい…」
敏感な耳朶を優しく食まれ、熱い吐息で名前を囁かれて、なのに下をもてあそぶ指は獰猛で……。
蕾を何度も激しく指で貫かれた後、匠真は額に汗を浮かべながら挿れるよ? と小さく囁き、返答を待つ前に猛る熱を押し当てて深く貫いてきた。
「あっ、あああ!」
こんな場所で……こんな場所で何たる醜態……。
行為の片付けの際に、匠真さんが俺に寄りかかりながら、次はもう少し豆板醤入れてね? と言った瞬間、俺の庶民的料理をきちんと評価してくれるんだと妙に感心してしまった。
宛先が自分になっているのでとりあえず開けてみると白いレースのエプロンが入っていた。
ま、まさか──コスプレじゃないだろうな!?
誰がこんなものをと想像してみるが、送ってきそうな人が全員ありえそうで怖い。
とはいえ、折角送ってくれた好意を無駄にするのも申し訳なかったので、俺は今晩の料理はそのエプロンをつけて行うことにした。
愛用のネルシャツの上からエプロンをつけて袖は腕まくりをする。
確か今日は愁一さんは会議、瑛太さんもホテルの出張に行ってて不在、渉さんは夜勤入りでさっき出て行ったし、匠真さんだけか。
匠真さんも最近お仕事が忙しいのでお部屋にいることが多い。
あのテリトリーに入ると悪戯されるから正直怖いんだよなあ。出来れば降りてきて欲しいと思いつつ彼の好きなナスの肉みそ炒めを作る。
「随分可愛いアリスちゃんがいるなあ」
「ひゃあ!?」
背後からふっと温かい吐息をかけられて思わず変な声が漏れた。
慌てて振り返ると超機嫌の悪い顔でこっちを見ている匠真さんが腕を組んで立っている。
「何? 俺が送ったエプロン気に入らない?」
「これ、匠真さんが送ったんですか!? 別に直接手渡ししてくれても……」
「だって、誰からもらったかわかんない方が色々想像出来て楽しくない? 愁一兄さんがこんな変態ちっくなエプロンくれたんじゃないか?とか」
一瞬だけ、愁一さんがこのエプロンを手にとって真剣に悩んでいる姿を想像してしまったのはとても言えない……。
「今日はナスかあ……綾人、知ってる? 秋ナスは嫁に食わすなって」
「それは昔の語源じゃないですか。姑が嫁に対して嫌味で言った言葉の一つでしょう」
確か、アクが強すぎて身体が冷えるとか、子種が出来なくなるとか、高級だから勿体ないとかそんな意味だったと思う。
どっちにしろ、妊婦さんを心配する姑の話とか何とかだったはず。
「違う違う、ナスって、形がアレに似てるでしょう?」
「匠真さんって……」
もしかして、バカ? 思わずそう心の裡で呟く。
一体どうやったらそこに考えがいきつくんだ。そんなこと言われたらキッチンに立てなくなるだろう!
「さて、可愛い綾人ちゃん。折角だからチノパンと下着脱いで」
「はぁ!? 何言って……んんっ」
深くキスをされ、舌を絡めとられる。乱暴に後頭部を支えられ、背中はシンクに押されており身じろぎもできない。
時折獰猛な獣のようにキスをしてくる匠真の変貌は嫌いじゃない。エプロンを送って来た目的はさっぱり理解できないけど。
そんなことを考えている間に、俺の下半身はあっさり剥き出しにされていた。
「綾人……渉にご奉仕したんだって……?」
匠真の唇からつうっと唾液が伝っている。それを舌先でぺろりと舐めこちらを妖艶な眸で見下ろす彼にゾクっとしてしまう。
「ご奉仕っていうか……何というか……」
「俺にも出来る? 綾人がどんな顔するか見たい」
やっぱり変態だ。瑛太さんの玩具プレイだけが変態だと思ってたけど前言撤回だ。
幼少時代から傷ついていた渉さんを守って来た優しい匠真さんだと思っていたのに、結局変態の根底は変わりないのか。
「それでしたら俺がズボンを脱いだ必要性って無い気がするんですけど……」
匠真の雄の前に膝立ちして下着の上からそろりと撫でる。すぐに舐められなかったのは後ろでシェフがまだ料理の片付けをしているだろうし、他の人がここを通る可能性だってある。
「あぁ……放置プレイとかなかなかやるね綾人……そのまま動かないと俺、獣になっちゃうよ……」
いやいや、放置したつもりもないし、せめて、場所を……。
「ちょっ……」
「裸エプロンとか、やばいでしょう……綾人って、愛されると本当にどんどん可愛くなっちゃって」
裸エプロンと言っても、上着はしっかり着用しているので、厳密には違うのだが、匠真にとって細かい部分はどうでもいいらしい。
「匠真さん、こんなところでダメですよ。まずは夕食を……」
「あー無理。先に綾人を食べる」
そう言いつつ、綾人が作った茄子の肉味噌炒めを菜箸で一切れ掬いつまみ食いしていた。
「やっぱり綾人の料理は庶民的で好きだな」
「あ、あり……がとう……ございます」
「だから、こっちにも食べさせなきゃね」
「はあ!? ん、うっ……」
匠真はフライパンの油を指先で掬うとくすりと笑い、綾人の蕾にその指を這わせてきた。
「た、匠真さん!? それ……」
「おいしいからこっちにも汁飲ませてあげなきゃ」
「あ、あああっ!!」
乾燥した蕾の中に調味料の香りと油を纏った指が入口をゆっくりとこじ開けてきた。
「あ、あぁっ……やだっ」
「ああ……どんな味がするかな、綾人の中」
「き、汚いっ、か、ら……!」
匠真はそのまま蕾に顔を押し当て、肉汁のついた油をジュルジュルと啜った。
「美味しいよ綾人。可愛くて白いエプロンをいっぱい穢したくなっちゃう」
「い、いやっ……だめだって……匠真さんっ!」
入口を舌の先端で突かれ、内股のきわどい部分に垂れた調味料をゆっくりと舌でなぞられる。
ぞわぞわした刺激だけでイってしまいそうになるが、もっと恥ずかしいのは、エプロンの先から頭をあげている自分の半身の浅ましい反応。
「綾人、気持ちいい? 濡れてきたよ」
「うぅ……恥ずかしい……です」
「ほら、足開いて」
羞恥心より快楽の方が勝ってしまい、足を大きく開かれ内股を舐められても抵抗らしい抵抗も出来なくなっていた。
諦めた綾人を楽しそうに見下ろしながら匠真は手慣れた手つきで綾人の蕾を開いていく。
「く……ぁ──」
「すごいキツイ……綾人の中、最近抵抗激しい。その方が燃えるんだけど」
「あ、あ……い、……いい…」
敏感な耳朶を優しく食まれ、熱い吐息で名前を囁かれて、なのに下をもてあそぶ指は獰猛で……。
蕾を何度も激しく指で貫かれた後、匠真は額に汗を浮かべながら挿れるよ? と小さく囁き、返答を待つ前に猛る熱を押し当てて深く貫いてきた。
「あっ、あああ!」
こんな場所で……こんな場所で何たる醜態……。
行為の片付けの際に、匠真さんが俺に寄りかかりながら、次はもう少し豆板醤入れてね? と言った瞬間、俺の庶民的料理をきちんと評価してくれるんだと妙に感心してしまった。
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