家政夫は大変です

蒼龍葵

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第一部 久住家にようこそ

変態さんのお仕置きタイム

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 耳障りな機械音がブーンとなり続けている。
 前回渉と一緒にハプバーに行ったことを叱られた俺と渉は二人仲良く羞恥プレイをさせられていた。
 渉の担当は匠真なので、例の如く匠真の部屋で散々啼かされている。
 一方の俺は瑛太さんに例の玩具部屋へと強制連行された。
 危うく4Pの乱交になるのかと危惧していた俺にとっては、別々にしてもらえただけでもまだマシなのかもしれない。

「え、瑛太さん……苦しい……」

 後ろ手に縛られており、目には黒い目隠しをつけられている為、視界はゼロ。
 聴覚だけがやたら敏感に働き、触れるものや音が生々しく脳裏に焼き付いていく。

 もう20分くらい綾人の蕾にはローターが蠢いている。その無機質な刺激と小さな機械の音が耳障りで気持ち悪い。
 躰を少し捩るとスイッチのレベルを上げられて玩具だけでイってしまいそうになる。

「瑛太さん……抜いて……ろーたー……ぬい、て……くださぃ」
「まだ始めたばかりでしょう?ほら、コレ入れたまま俺のを受け入れると」
「あっ、あっ!!」

 一段階スイッチを上げられ、さらに瑛太の長い指がぐっと中に押し込まれる。最奥まで小さな機械がガタガタと揺れる所為で口から涎と変な声が漏れた。
 あまりの刺激に一瞬失神しそうになる。

「綾人、玩具でも十分イけるんじゃないの? 嬉しそうにヒクヒクしてる。前も後ろも……」
「はぅっ」

 ジェルをつけた瑛太の指が綾人の持ち上がっている先端をゆるゆるとしごく。
 クチュクチュといやらしい音と共に触れる指先は優しくて、後ろと前の相反する刺激の連続は頭の芯を溶かした。

「何? 感じちゃって、それじゃあお仕置きにならないでしょ」
「あ、ああっ!!」

 吐精できないように幹をしっかり握られ、ローターは最奥まで入れられたまま、後ろの蕾にはやや乱暴に2本の指が入れられる。
 奥まで一気に貫かれる強烈な快感に頭の芯がぐらつく。呼吸を整えても上手く息が吸えずに肩で喘いだ。それでも許してもらえない。

「すごい、絡みついてくるよ。俺の指、そんなに美味しい?」

 中の粘膜がヒクついて瑛太の指に絡みついていた。ドSの王子様は意地悪に指だけ何度も中で動かしてくる。

「ねえ綾人……フィストファックできるんじゃない? こんなに美味しく指しゃぶっちゃって」

 笑いながらとんでもない事をさらりと言う瑛太が怖い。その光景を一瞬想像しただけで、一気に躰が硬直した。

「あー、今想像したでしょう、エッチな綾人……でもお仕置きだからそれくらい……」
「い、ぁ……嫌だ……やめて……やめてください……」

 瑛太さんならマジでやりかねない。フィストファックってアレだろ、今2本でこんなに苦しいのにさらに打ち込むって事だから、ケツ壊れるよ。
 視界はないし、手も動かない。抵抗も出来ないし本当にやられたら──。

 どうしてハプバーなんかに行っちゃったんだろう。天使のお誘いを断れなかった俺が悪いんだけど。
 でも渉さんを守ったし、そんなに悪いことしていないはずなんだけど。

「瑛太さん……俺、そんなに悪いこと、しました……?」
「ハッ。反省していないことにびっくりだよ! 渉を連れて行ったことが悪いんじゃない」

 突然物凄い剣幕で怒りだした瑛太は蕾から乱暴に指を引き抜くと綾人の頬を両手でつかんだ。

「この、可愛い綾人の姿を何人の男が見ていた? 分からないだろう、マジックミラー越しで、お前のその肢体を見て! 何人もの男が抜いている異常な光景をさあ!?」

 ああ、そうか。
 瑛太さんは渉さんの肢体ではなく俺が他の男達に視姦されたのが許せないのか。

「す、すいません……知らない世界で……」
「見えない男達に嫉妬しちゃうよ……俺の綾人を、汚らわしいドブ鼠の目で犯して……いっそ始末してやりたいよ、そいつら」

 瑛太さんが冗談で言っているのか本気で言っているのかわからないから、マジで怖い怖い怖い!!!

「ごめんなさい瑛太さん……俺、何も知らなくて……」
「綾人は素直過ぎるんだ。お仕置きしたいんだけど、その可愛さを愛でたくなっちゃう。罪な男だね?」

 泣いていたのだろう。頬を伝う涙を唇でそっと拭われる。
 口を半開きにしているとすぐに待ち望んでいた甘い舌が入って来た。中で俺のと混ざり合い仲良く絡める。

「ん……っ」

 気持ちいいキスは最初だけで、忘れていたローターの段階をまた上げられた。

「綾人、もうちょっと狂ったトコまで行ってみようか?」
「え、……まさ、か……」

 うつ伏せにされて尻だけ高くあげられる格好になっていた。腹の下には膝が崩れ落ちないように大きめのクッションが当てられている。
 まさか、と思っている間に蕾を切り裂くように瑛太の雄があてがわれる。中にずっと入って来たそれは狭い内壁を押しながら最奥のローターにぴたりとくっついた。

「う、ああっ……!!」
「玩具と、俺のとどっちがイイ?」

 まあ、どっちも入ってるんだけどと笑いながら腰をゆるゆる動かされるとそれだけでイきそうになる。
 しかし、瑛太の左手がまだ吐精を防止しているせいで、自分の疼く熱だけが全身を支配していき、眩暈がした。

「あ、あぁっ……くるし……」
「どっちがイイ?」

 答えないとこのままってことなのだろうか。もうまともな声も出ないし、意識も朦朧としている。

「あ、あぁっ……ろーたー……ぬいて……え、たさんの、が……あっ!」

 答えている最中にも再び最奥まで貫かれる。無機質な機械音がさらに深くなり、躰が痙攣を繰り返して壊れてしまった気さえした。

「瑛太さん、の……が……」
「俺のがイイ? じゃあ、抜いてあげる」

 猛る熱と共に、中の無機質な機械もようやく体内から抜き取られる。
 その瞬間左手がぱっと離されたせいで、溜まっていた膿のような濃い精液が大腿を濡らした。

 酷いことをしているのに、自分を見下ろす瑛太の表情が穏やかでどきっとしてしまった。

「綾人は粗相までして本当に悪い子だね。今日はゴムつけないよ?」
「はい……いっぱい瑛太さんの、入れてください。俺、悪いことしたので」

 可愛いことを……と囁かれ、顎を掴まれ深く口づけされる。
 再び体内に戻って来た瑛太の猛る熱を全身で感じながら霞む意識の奥底で思う。

 二度と危険な店には寄らないと心に決める綾人であった。
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