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私の部屋

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さてライお兄ちゃんが騎士で埋もれていた私を助けてくれた頃。
その後私の部屋となる場所の案内をしてくれた。

私の部屋は2階。
ちなみにこの寮は4階建て。

お部屋はそれなりの広さでベッドと鏡台付きの机。
風呂トイレも別でちゃんとついてる。
洗面所もちゃんとついてて安心。
ここで私は疑問を口にする。

「なんか豪華じゃないですか?この部屋。」

というか2階は大浴場があったしトイレも各階に一つついていた。

「いやあ本来はここ雑用をするメイド専用な部屋なんだ。」


「メイド専用?」

どうして私がそんな部屋を?

「あー、みこは幼いけど女の子だからな。
風呂とかトイレとかちゃんとついてる部屋にさせてあげようと思って。
流石に俺たちと一緒に大浴場で風呂とかトイレとか可哀想だし。」

なるほど、ライお兄ちゃんなりの気遣いだ。
ありがたいがちょっと申し訳なってくる。

「そんな表情するなって。
ガキは大人の厚意に遠慮せずありがとうって受け取っとけばいいんだよ。」

そう言われてしまうということは一つ。

「ありがとうございます、ライお兄ちゃん。」

「おうよ。」

ライお兄ちゃんはニカっと笑ったのだった。


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