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変態貴公子再び
しおりを挟むアルディス様の衣装部屋に着れていかれました
「ああのあの私男の方のお着替えは手伝った事がなくてですね…」
「いいから俺のボタンを外せ」
ひぃいい、これどういう状況ですか!?
恥ずかしがって中々動かない私の手を強引に掴んで引っ張られる
「いいか、ここだ、上から順番に外していけよ」
「ひっ…は…ぃ」
もう恥ずかしすぎる、緊張と羞恥で震える手をゆっくりアルディス様のシャツにかけていく
当たり前だがアルディス様の顔も見れない
俯いてボタンを取ろうとすると顎をぐいっと上に向かされた
「ひゃっ、なにを?!」
眼鏡も強引にとられ、前髪も両サイドに分けられる
「真っ赤なリンゴみたいだな」
にやにやと楽しそうな顔で見下ろしてくるアルディス様
こ、この貴公子様…絶対私で遊んでる!!性格悪すぎ!!
きっと睨みつける
「…っ、早く脱がせてくれ」
「は…い…」
うぅ…早くここから出たい、さっさと終わらせよう!
一つまた一つとボタンを外していくと、アルディス様の鍛えられた細いけど筋肉質な身体が露わになってきた
ひぃいい、これ以上は処女には刺激が強すぎるんですが?!
あわあわしながらボタンを外していると
「くっくっくはははっ」
「な!?」
そんな笑うことないでしょ!!
こっちは必死になれない手つきで頑張って外してるのに!!
むっとしてアルディス様を見ると
「悪い、あんまりにも反応が面白くてな」
やっぱり私をからかって楽しんでたんですね!?
「ボタンは全部外しました!!後は自分で脱いでください!!」
「あぁ、ありがとう」
サッと衣装を選んで上を着替えるアルディス様
絶対自分で着た方が早かったですよね!?
「下のベルトも外してくれないか?」
「へ?」
ベルト…???
何を言ってるんだこの変態貴公子は??
「むむ無理です!!」
「マナが俺に溢したんだろう?」
「それは申し訳ないと思ってますけど、でも…」
「なにも下を脱がせろなんて言ってないぞ?」
下なんてもっと無理です!!!
「早くしてくれ」
ずいっと腰を前に出してくるアルディス様
こんなの前世の日本ならセクハラで訴えられますよ!?
「マナ?」
「うぅ…」
圧に耐えられず、おずおずとベルトに手をかける
「しゃがまないとベルトが見えないだろ?」
「はい…」
もう無心、無心でやるしかない!
私はしゃがんでアルディス様のベルトに手をかけた
「…っ!」
気のせいかなアルディス様がピクピク小刻みに動いてるような…
カチャカチャと慣れない手つきでベルトを外す
あ、やっと外れた!!
パッとアルディス様の方を見やってびっくりした
「はぁ…はぁ…」
こ、この短時間で一体何が?!
顔は赤み、苦しそうに呼吸をしている
な、なんか無駄に色気も出てる気が…
「だ、大丈夫ですかアルディス様??」
「あぁ、気にするな」
本当に大丈夫かな…?
応援ありがとうございます!
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