31 / 123
アルディスsaid5 終
しおりを挟む「アルディス様!ここを開けてください!!」
ドンドンドンッ
またか…セバスチャン…
「…ちっ、いい所でいつもいつも邪魔ばかり…」
興醒めだ、また萎えてしまった
このままじゃずっと邪魔されそうだ…
セバスチャンにしばらく暇でも出すか?
「アルディス様のいて下さい!!」
俺の肩を押すマナ
あぁ、確かにマナのこんな姿は見せられないな
ガチャッ
マナの着替え終わった姿を確認してから鍵を外して扉を開ける
「アルディス様…鍵までかけて何をなさるおつもりだったんですか?」
「何とはナニだろ」
「あまり強引な手を使ってるとウェルスニード様に近づけないようにしますよ?」
「ぐ…」
セバスチャンはおそらく俺がしたことを全て知っている
マナにワザと足を引っ掛けたりしたこともな…
「さぁ、ウェルスニード様も持ち場に戻りましょう」
「は、はい!」
「俺も行「アルディス様は書斎で山積みの書類を片付けてくださいね」
くそっ…マナとは離れたくないが…
がっくり肩を落としていると…
「アルディス様、頑張ってください!」
上目遣いで可愛らしく見上げ、俺を健気に気遣うマナに自然と笑みが溢れる
「ふっ…あぁ、頑張れそうだ」
明日は領地の視察があるからあまり会えない、もう少しマナの近くにいたかったが…今日の所は仕方がないか…
俺はマナとセバスチャンを見送り、自分の書斎へと戻った
応援ありがとうございます!
0
お気に入りに追加
455
1 / 5
この作品を読んでいる人はこんな作品も読んでいます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる