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第15話 グレンのお留守番1日目6
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「――次のページを開いてみよう!」
モニターから流れる音声に従って、グレンはパラリとテキストをめくっていく。
「――一緒に書いてみよう!」
カリカリと鉛筆を使ってテキストに文字を書き込んでいく。
同じ文字をいくつも書いて、読み方から書き順まで一文字一文字覚えていく。
「次で最後だよ!頑張って!」
どうやら最後の文字らしく、書き終わると動画が終了する。
「ふぅー。おわった」
一通り文字の練習をやり終えてグレンは一息つく。
「だいぶわかるようになってきたかな?」
初めは鉛筆の持ち方から始まり、一文字一文字の読み方、書き方を練習していく形だった。
「かきかたはこれでいいのかな?」
鉛筆の持ち方も危うかったグレンだが、持ち前の器用さで今は使いこなしている。
ちなみに、同じテキストを使って3周目である。
間に数字の映像資料も見て、読み方や書き方も練習している。
「ちょっとだけ、きゅうけいしよっと」
文字のテキストを3周、数字のテキストを2周してグレンは初めて休憩を入れることにする。
好奇心がなせる集中力だが、そろそろ喉も乾いてきた所で台所へと降りていく。
「……おみず、そのままのめるんだよね」
普通は井戸水を沸かしてから飲むのだが、ここの水はそのまま飲めるらしい。
グレン専用として貰ったコップを食器棚から出し、蛇口を捻って水を出す。
真っ赤な花の模様が入ったコップに水が満たされ、グレンは喉を潤す。
「つめたくておいしい~」
絵付けのされた陶器製のコップなんて使ったことがないので、グレンは慎重に洗っておく。
(そういえば、せんようはあかくなきゃってクレアさんが言ってたけど、なんでだろう?)
クレア曰く。
「専用と言ったら赤よね!」
「角は……流石に無理か……」
「そうね……でも3倍早いわよ!」
だそうだ。
(なにが3ばいはやいんだろう?)
グレンにはまだまだ分からないことだらけのようだ。
「もっと、べんきょうしなきゃ!」
決意も新たに、グレンは自室へと戻って勉強を再開させる。
◇◇◇
「つぎはなににしようかな……」
勉強を再開し、数字のテキストの3周目が終了する。
これで文字も数字も3周終了である、中々のペースで文字と数字を習得していると言って良いだろう。
「……まじゅつとか、みていいかな……」
グレンは気になっていた緑色の魔術のスティックを手に取り、記録装置へと差し込む。
テキストを用意しようと本棚を探す。
そこには一冊の古い本が置かれていた。
(これがまじゅつのほんかな?)
文字や数字のテキストとは違い、魔術様に用意されていたのは一冊の本だった。
内容もまだ文字を覚え途中のグレンには読み解くことができず、様々な図式や魔法陣、挿絵などが描かれているのだけが分かる。
(みてるだけでもたのしいな~)
内容は分からずとも、その雰囲気や挿絵だけでワクワクしてくる。
一通りページをめくり、映像を開始しようとモニターを見ると、そこには見慣れた人物が映っていた。
「クレア、さん?」
先程までの文字や数字の映像には動物や人物がデフォルメされて登場していた。
内容も単純で分かりやすく、正しく最初の勉強用のものだった。
だが、今目の前に映し出されているクレアの表情は硬く、真剣な表情をしている。
(ちょっと……こわい……)
グレンがそう思うのも無理がなかった。
グレンが出会ってからのクレアは何時も穏やかで、時に優しく、時におちゃらけて、何時も笑っている印象だったからだ。
それでも、魔術の基礎を知りたいと、グレンは画面をタッチする。
「こんにちは、本日の魔術の基礎講座の授業を担当する、クレア・モール・ウルフバーンです。よろしくお願いします」
凛とした声で自己紹介をする画面の中のクレア。
今より幼く見える。
この映像が昔のものなのだろうか。
グレンは自然と姿勢を正し、真剣にその言葉に聞き入る。
「本日は基礎中の基礎と言うことで、まずは魔術とは何かというところから話していきたいと思います。テキストは見なくて結構。私の話を聞いてくれればいいです」
グレンもクレアの声に会わせて本を閉じ、画面のクレアに集中する。
「お集まりの皆様に説明するまでもないかと思いますが、一応講義の一環ですので、一から始めたいと思います。まず魔術とは何か?それは普遍的に存在する魔力を効率よく運用するための術であり、限定的な魔法の行使と言っても良いでしょう。ですが、やはり魔法とは一線を画するものであります――」
クレアの講義は続いていく、グレンは幼いながらもその言葉を聞き逃さないように集中しながら聴いていく。
曰く、魔法とは世界を理を捻じ曲げ新たな理を生み出すものであり、世界に数人しかいない「魔女」と呼ばれるもの達と極少数の者達のみが扱うことができる禁断の魔力運用なのだという。
魔術とはその過程で、万人でも扱えるようにと生み出され「術」であり、魔法とは違い魔力を用いてこの世界の理の中で、例えば物理法則を応用して魔力を運用しているに過ぎないのだという。
そもそも、魔力とは何か。
魔力とは霊的な力であり、今現在この世界に満ちている自然の力のことである。
魔力は人に、獣に、植物に、大地にとこの世界の全てのものに宿り、世界そのものを構成するものの1つなのだという。
宿っている量は個人差があり、魔術を上手く運用するための技術も才能も人それぞれだという。
「――魔法、魔術、魔力に関する基礎はここまでとして、魔術の基礎へと移ります。魔術の基礎にして極意。それは魔力の知覚と運用。まずは知覚すること。目を瞑り、深く深く、意識を己の中の奥底へと沈めてください。身体の奥底、或いは細部に宿る魔力の流れを知覚することができれば第一歩です。この知覚をするのも数日で叶う人もいれば、数年を要しても叶わない人がいます。続いて――」
グレンは一旦画面をタッチして映像を止める。
そしてクレアが説明したとおりに目を瞑り、己の中へを意識を向けていく。
深い深い闇の内に沈むグレンの意識。
(なんにも、ない?)
そう簡単にはいかないものかと思いながらも、グレンはより深く、深く己の体を構成する最小単位まで潜り込む。
(ん?なにか……ある……?)
グレンは己の中に何か光るものがある事に気が付く。
(光が……体が……光ってる……)
己の体を俯瞰して知覚する。
そこには淡く光り輝くグレンの体があった。
血管の様に体を巡り、流れる光の流れ。
その流れをよくよく見れるば、一つ一つが光の粒なのだと分かった。
(きれいだな……これが……まりょく……)
一つ一つはとても小さくか細い力だろう、だがそれが集まると途端に熱く、激しい光となる。
グレンは翡翠のように輝くその光を知覚し熱にほだされて、目を開ける。
グレンの紫色の瞳に飛び込んできたのは、翠色の光が乱舞する新たな世界だった。
(これが……まりょくにみちた、せかい)
余りに鮮烈で、美しい光景だった。
その光景を目の当たりにして、グレンは言葉を失い、暫し世界に見入ってしまう。
「うっ……」
流石に集中しすぎたのか、グレンは頭痛に襲われて集中を切らす。
途端に世界は表情を変え、元の世界に戻る。
「もどっちゃった……」
残念そうに呟くグレンだが、薄らと世界に魔力が満ちているのが感じられる。
一度知覚したものは、脳が覚えているのだろう、少し意識を向けるだけで魔力を感じることができた。
「せかいは、すごいことだらけだ!」
グレンの知覚した世界は異常であり、普通は成し得ない領域のものだ、だが、そのことをグレンが知るのはまだ先のことだった。
モニターから流れる音声に従って、グレンはパラリとテキストをめくっていく。
「――一緒に書いてみよう!」
カリカリと鉛筆を使ってテキストに文字を書き込んでいく。
同じ文字をいくつも書いて、読み方から書き順まで一文字一文字覚えていく。
「次で最後だよ!頑張って!」
どうやら最後の文字らしく、書き終わると動画が終了する。
「ふぅー。おわった」
一通り文字の練習をやり終えてグレンは一息つく。
「だいぶわかるようになってきたかな?」
初めは鉛筆の持ち方から始まり、一文字一文字の読み方、書き方を練習していく形だった。
「かきかたはこれでいいのかな?」
鉛筆の持ち方も危うかったグレンだが、持ち前の器用さで今は使いこなしている。
ちなみに、同じテキストを使って3周目である。
間に数字の映像資料も見て、読み方や書き方も練習している。
「ちょっとだけ、きゅうけいしよっと」
文字のテキストを3周、数字のテキストを2周してグレンは初めて休憩を入れることにする。
好奇心がなせる集中力だが、そろそろ喉も乾いてきた所で台所へと降りていく。
「……おみず、そのままのめるんだよね」
普通は井戸水を沸かしてから飲むのだが、ここの水はそのまま飲めるらしい。
グレン専用として貰ったコップを食器棚から出し、蛇口を捻って水を出す。
真っ赤な花の模様が入ったコップに水が満たされ、グレンは喉を潤す。
「つめたくておいしい~」
絵付けのされた陶器製のコップなんて使ったことがないので、グレンは慎重に洗っておく。
(そういえば、せんようはあかくなきゃってクレアさんが言ってたけど、なんでだろう?)
クレア曰く。
「専用と言ったら赤よね!」
「角は……流石に無理か……」
「そうね……でも3倍早いわよ!」
だそうだ。
(なにが3ばいはやいんだろう?)
グレンにはまだまだ分からないことだらけのようだ。
「もっと、べんきょうしなきゃ!」
決意も新たに、グレンは自室へと戻って勉強を再開させる。
◇◇◇
「つぎはなににしようかな……」
勉強を再開し、数字のテキストの3周目が終了する。
これで文字も数字も3周終了である、中々のペースで文字と数字を習得していると言って良いだろう。
「……まじゅつとか、みていいかな……」
グレンは気になっていた緑色の魔術のスティックを手に取り、記録装置へと差し込む。
テキストを用意しようと本棚を探す。
そこには一冊の古い本が置かれていた。
(これがまじゅつのほんかな?)
文字や数字のテキストとは違い、魔術様に用意されていたのは一冊の本だった。
内容もまだ文字を覚え途中のグレンには読み解くことができず、様々な図式や魔法陣、挿絵などが描かれているのだけが分かる。
(みてるだけでもたのしいな~)
内容は分からずとも、その雰囲気や挿絵だけでワクワクしてくる。
一通りページをめくり、映像を開始しようとモニターを見ると、そこには見慣れた人物が映っていた。
「クレア、さん?」
先程までの文字や数字の映像には動物や人物がデフォルメされて登場していた。
内容も単純で分かりやすく、正しく最初の勉強用のものだった。
だが、今目の前に映し出されているクレアの表情は硬く、真剣な表情をしている。
(ちょっと……こわい……)
グレンがそう思うのも無理がなかった。
グレンが出会ってからのクレアは何時も穏やかで、時に優しく、時におちゃらけて、何時も笑っている印象だったからだ。
それでも、魔術の基礎を知りたいと、グレンは画面をタッチする。
「こんにちは、本日の魔術の基礎講座の授業を担当する、クレア・モール・ウルフバーンです。よろしくお願いします」
凛とした声で自己紹介をする画面の中のクレア。
今より幼く見える。
この映像が昔のものなのだろうか。
グレンは自然と姿勢を正し、真剣にその言葉に聞き入る。
「本日は基礎中の基礎と言うことで、まずは魔術とは何かというところから話していきたいと思います。テキストは見なくて結構。私の話を聞いてくれればいいです」
グレンもクレアの声に会わせて本を閉じ、画面のクレアに集中する。
「お集まりの皆様に説明するまでもないかと思いますが、一応講義の一環ですので、一から始めたいと思います。まず魔術とは何か?それは普遍的に存在する魔力を効率よく運用するための術であり、限定的な魔法の行使と言っても良いでしょう。ですが、やはり魔法とは一線を画するものであります――」
クレアの講義は続いていく、グレンは幼いながらもその言葉を聞き逃さないように集中しながら聴いていく。
曰く、魔法とは世界を理を捻じ曲げ新たな理を生み出すものであり、世界に数人しかいない「魔女」と呼ばれるもの達と極少数の者達のみが扱うことができる禁断の魔力運用なのだという。
魔術とはその過程で、万人でも扱えるようにと生み出され「術」であり、魔法とは違い魔力を用いてこの世界の理の中で、例えば物理法則を応用して魔力を運用しているに過ぎないのだという。
そもそも、魔力とは何か。
魔力とは霊的な力であり、今現在この世界に満ちている自然の力のことである。
魔力は人に、獣に、植物に、大地にとこの世界の全てのものに宿り、世界そのものを構成するものの1つなのだという。
宿っている量は個人差があり、魔術を上手く運用するための技術も才能も人それぞれだという。
「――魔法、魔術、魔力に関する基礎はここまでとして、魔術の基礎へと移ります。魔術の基礎にして極意。それは魔力の知覚と運用。まずは知覚すること。目を瞑り、深く深く、意識を己の中の奥底へと沈めてください。身体の奥底、或いは細部に宿る魔力の流れを知覚することができれば第一歩です。この知覚をするのも数日で叶う人もいれば、数年を要しても叶わない人がいます。続いて――」
グレンは一旦画面をタッチして映像を止める。
そしてクレアが説明したとおりに目を瞑り、己の中へを意識を向けていく。
深い深い闇の内に沈むグレンの意識。
(なんにも、ない?)
そう簡単にはいかないものかと思いながらも、グレンはより深く、深く己の体を構成する最小単位まで潜り込む。
(ん?なにか……ある……?)
グレンは己の中に何か光るものがある事に気が付く。
(光が……体が……光ってる……)
己の体を俯瞰して知覚する。
そこには淡く光り輝くグレンの体があった。
血管の様に体を巡り、流れる光の流れ。
その流れをよくよく見れるば、一つ一つが光の粒なのだと分かった。
(きれいだな……これが……まりょく……)
一つ一つはとても小さくか細い力だろう、だがそれが集まると途端に熱く、激しい光となる。
グレンは翡翠のように輝くその光を知覚し熱にほだされて、目を開ける。
グレンの紫色の瞳に飛び込んできたのは、翠色の光が乱舞する新たな世界だった。
(これが……まりょくにみちた、せかい)
余りに鮮烈で、美しい光景だった。
その光景を目の当たりにして、グレンは言葉を失い、暫し世界に見入ってしまう。
「うっ……」
流石に集中しすぎたのか、グレンは頭痛に襲われて集中を切らす。
途端に世界は表情を変え、元の世界に戻る。
「もどっちゃった……」
残念そうに呟くグレンだが、薄らと世界に魔力が満ちているのが感じられる。
一度知覚したものは、脳が覚えているのだろう、少し意識を向けるだけで魔力を感じることができた。
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<第一部:疫病編>
一章【完結】ゴミ拾いと冒険者生活:5/20〜5/24
二章【完結】ゴミ拾いともふもふ生活:5/25〜5/29
三章【完結】ゴミ拾いともふもふ融合:5/29〜5/31
四章【完結】ゴミ拾いと流行り病:6/1〜6/4
五章【完結】ゴミ拾いともふもふファミリー:6/4〜6/8
六章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(道中):6/8〜6/11
七章【完結】もふもふファミリーと闘技大会(本編):6/12〜6/18
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