転生したら森の主人になりました

転生したら森の主人になりました2

転生したら森の主人になりました裏切りその1

　楓の説明を聞き終わるとスカイが、こう言った。
　「ネイチャーが誰かを傷つけるなんてありえない‼︎」
　「なんで?スカイがネイチャーの味方をするの?」
　「アクアの言う通りだ‼︎どうしちゃったんだよ」
　「ネイチャーは、僕の母様だ‼︎」
　「はっ⁇今、母様って言った?」
　「言ったよ」
　「ええええええええええ！？」
　「ちょっと待って‼︎どういう状況なの！？」
　「スカイ君の母親がネイチャーちゃん！？そんなのありえないわ‼︎」
　「うむ。我達は貴様が生まれる前からネイチャーを知っておるが、貴様の母親なんて噂も、なかったぞ」
　「それにネイチャーちゃんは......私達の世界と地球の人間達の数を半分にまで、追いやった人なのよ」
　「は、半分！？」
　「えぇ。もう、数千年前の話ね」
　「ちょうど、貴様らが生まれた時ぐらいだ」
　「そんなに前のことなんだね」
　「ちょっと待って。数千年前って、どんだけ生きてるの！？」
　「何を驚いておる。我達は後、七千年は生きるぞ」
　「に、人間がそんなに生きるなんて......いいな！」
　「はっ?」
　「だってそんなに生きたら好き放題、やり放題だよ！」
　「いてて。楓は相変わらずだね」
　「なつ......」
　「ラフォーレ‼︎」
　ギュッ
　「えっ?フィードバック⁇皆んな見てるよ。恥ずかしいよ」
　「そんなこと今はどうでもいいんだよ‼︎本当に生きててくれてよかった」
　「フィードバック」
　「だあああ‼︎菜摘に抱きつくな変態‼︎」
　「楓、フィードバックは特別な人だからいいよ」
　「そんなこと言っちゃダメ‼︎」
　「お前に決める権利なんてねぇぞ‼︎」
　「うるさい‼︎菜摘は私と結婚するのよ！」
　「はっ?いや無理。それに、もう結婚しているよ」
　ガーン
　「えっ?嘘。菜摘の裏切り者‼︎」
　「いや、裏切ってないし、そんな約束もしてないよね?」
　「それでも私の菜摘だもん‼︎」
　「んんん?」
　「あら?茶番劇はもうお終い⁇」
　「ネイチャー！？」
　「フィードバック、アクア、スカイ‼︎ネイチャーが変な動きしたら容赦なくぶっ叩くわよ！」
　「了解‼︎」
　「おいでー！私の可愛い坊や」
　「何を言ってるの?」
　「うん。母様‼︎」
　「スカイ待って‼︎この人はスカイのお母さんなんかじゃないよ！」
　「黙れよ！何も知らないくせに、適当言うなよ‼︎」
　「適当なんかじゃない！私にはわかる！確信があるから言ってるんだよ！」
　「そんな言葉、僕は信じない‼︎」
　「スカイ、やめてよ！ラフォーレは絶対、嘘をつかないよ！だからそんな奴よりも私達の所に戻って来てよ！」
　「アクア愛してる」
　「スカイ......ぐはっ！？」
　「......早すぎて見てなかった。アクア！？スカイいい加減にしなさい‼︎」
　「ラフォーレごめんね」
　「えっ?」
　ゴンッ
　風の力で私の体は宙に浮いて変な箱へと吹っ飛んだ。
　「ラフォーレ！？」
　「スカイ、貴様はタダで済むと思ってるのか?」
　「私の可愛い坊やは誰にも渡さない。ばいばーい」
　「待たんかい‼︎」
　「どうしよう。アクアって言う人も連れて行かれたちゃった。菜摘はどうなったの⁇」
　いきなりの裏切りにどうすればいいのか皆んな困惑している。
　次に続く