転生したら森の主人になりました

上野佐栁

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転生したら森の主人になりました3

転生したら森の主人になりました未来を賭けた戦いその3

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 「ラフォーレ‼︎今のうちに回復を‼︎」
 「あっうん」
 「はいこれ‼︎超回復薬」 
 「ありがとう」
 「ラフォーレ⁇」
 「......」
 「消えっ......!?」
 ギュル
 「フィードバック‼︎力の使い方を考えなさい‼︎」
 「ラフォーレ!?いつの間にあんな所に⁇」
 「結構距離あったよね⁇」
 「ただ魔力をぶつければいいんじゃない‼︎自分の魔力量を考えて戦うのよ‼︎」
 「ラフォーレ。で、でも俺は......」  
 「もう限界なんでしょ⁇」
 ギクッ
 「そ、そんな事は......」
 「あるわ‼︎見ればわかるもの」
 「......ラフォーレ」
 「あとは、私に任せて」
 「んな事出来ねぇよ‼︎」
 「フィードバック‼︎」
 「うっ‼︎」
 「いいわね⁇」
 「......嫌だ」
 「え?」
 「ラフォーレは俺が守るんだ‼︎」
 「覚醒出来たのはいいけど......まだ、使いこなせてないわ」
 「だからこうやって......」
 「迷惑なのよ‼︎」
 「は?」
 「フィードバック‼︎あえて厳しいことを言うわ‼︎貴方の力じゃ、アレンドレストには勝てない‼︎もう一度言う。アレンドレストには勝てない‼︎」
 「......!?」
 「だから休みなさい‼︎」
 「......わかった」
 「いいのか?お前一人で、俺を倒せるのか⁇」
 「無理ね」
 「なら何故⁇」
 「貴方......純粋の神じゃ無いわね」
 「は?」
 「確かに神の力を感じるわ。でも......何か混じっている」
 「何が混じっているんだよ⁇」
 「......っ!?これ以上力を使っては駄目よ‼︎」
 「な、なんだいきなり!?」
 「これ以上力を使ったら......」
 バキッ
 「え?」
 びりびりっと鈍い音がして、アレンドレストの背中からもう一人出て来た。
 「始まりの神ヌーザンラルク.マークラン.アースキーラン......」
 「正解だ」
 「自分の息子の中に隠れていたのね⁇」
 「そうだ」
 「アレンドレストが死んでしまうわよ」
 「別に構わないぜ。俺のために死ねるなら喜ぶんじゃねぇの?」
 「ふざけるな‼︎貴方の為に死ね⁇ふざけるのも大概にさなさいよ‼︎この馬鹿っ‼︎」
 「は?ぐふふふ。いいぜ。俺の目的を教えてやるよ。時の神アワー.マイ.サーチチルの封印を解くためさぁ‼︎」
 「そんな事させない‼︎」
 「お前には何も出来ない。こんなふうにな‼︎」
 グサッ
 「......え⁇」
 「ラフォーレ!?」
 「テメェ‼︎」
 ドサッ
 な、何が起きたの⁇切られた?やばい。動けない。心臓には傷は付かなかったけど......肺がやられた。駄目死ぬ。あいつの魔力で動けないの?あんなに早いの⁇反則よ。あんなの避けきれない。
 「フィードバック‼︎気をつけろ‼︎」
 「水で‼︎」
 「そんな攻撃効かないぜ」
 バーン
 「嘘でしょ......?こんなの勝てるわけない‼︎」
 「諦めるなよ‼︎」
 「まだ微かな希望があるはずさ‼︎」
 「無理よ......こんなに強いのよ」
 「それでも諦めるなよ‼︎」
 「ラフォーレはまだ生きている‼︎」
 「ラフォーレを救出してここから逃げるぞ‼︎」
 「出来るわけないだろ⁇」
 「フィードバック!?」
 バーン
 「......は?」
 「はぁはぁ......皆んな無事⁇」
 「ラフォーレ‼︎」
 「良かった‼︎」
 「なんでだ⁇確かに動けなくしたはず⁇何故動ける!?」
 「......」
 「あいつの口から血が......まさか噛み切ったのか⁇舌を噛み切ったのかよ!?」
 「そうよ‼︎」
 「今度は殺す」  
 早い‼︎でも......。
 「避けた......だと⁇」
 「見えなかった」
 「俺も見えなかった」
 「ラフォーレはあの一瞬で強くなったのか⁇」
 「反応速度を上げただと!?」
 「はぁはぁ」
 あまり無理は出来ない。ただでさえ、肺をやられて酷い状態なのに......これ以上怪我をしたら命は無い‼︎でも覚醒状態ならいける‼︎アレンドレストの方も心配だ。死なないでほしい。たとえ、未来のラフォーレを殺しても根っからの悪人じゃ無い事を私は知っている。彼は父の為にやっているのだ。きっと愛されたいんだ。なんとなくだが、私にはそう見えた。
 次に続く
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