転生したら森の主人になりました

上野佐栁

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転生したら森の主人になりました3

転生したら森の主人になりました時の時空間その1

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 「お婆ちゃん‼︎ちゃんと聞かせてね」
 「わかっているわ」
 お婆ちゃんが説明をしようと口を開きかけたその時、カチンという音がしたと思ったらいつの間にか、ヒビが割れた時の門の前に立って居た。
 「ここって......時の門⁇なんでこんな所に⁇それにヒビが割れてる⁇」
 カチン
 「なっ!?」
 私の真横に時空の裂け目が発生した。
 「時空の裂け目!?」
 「ここから出して」
 「時の神アワー!?なんで?封印は解けてないはず‼︎」
 「少しだけ解けた」
 「あの大量の魂で解けたって事?」
 「......そうだよ。でもまだ足りない。だから死んで?」
 「いやよ‼︎」
 「じゃあ、時の狭間に押し込むね」
 「は?」
 カチン
 「くっ!?」
 「へぇー。反応速度いいね。でも何処まで逃げられるかなぁ⁇」
 カチン
 早い‼︎このままだとこっちがやれる‼︎
カチン
 「......え?」
 避けられない。こんなに時沢山の空の裂け目が襲って来るなんて......時の神アワーの力は誰よりも強い。
 「菜摘‼︎」
 「チッ‼︎」
 「お、お婆ちゃん!?」
 「やっぱり此処だったわ‼︎」
 「森崎諸刃‼︎」
 「なんで怒ってるの?」
 「時の神アワー‼︎」
 「お婆ちゃんも!?」
 「久しぶりだね。あの時の事、私忘れてないよ。許さない‼︎」
 「それはこっちの台詞よ‼︎女神を絶滅寸前に追い込んだ貴方を許すわけないわ‼︎」
 「そう。じゃ、死んで⁇」
 カチン
 ドン
 「きゃあっ!?」
 「ラフォーレ‼︎無事か?」
 「ふ、フィードバック!?それに皆んなもどうしてここに?」
 「あいつが......お前の婆さんが連れて来てくれたんだよ」
 「そうなの?ってお婆ちゃんは⁇」
 「あははは‼︎死んだ死んだ‼︎」
 私はお婆ちゃんの姿を見て絶望した。お婆ちゃんの首から先がない。つまり頭がなくなっていた。
 「お、おば......お婆ちゃん⁇いや。いやあああああ!?」
 「この野郎‼︎」
 「あとは貴方が死んでくれれば私はこの時の門から出られる。だから死んで?」
 「ラフォーレちゃん‼︎」
 「大丈夫ぅ⁇」
 「傷が癒えてねぇのに迷惑な奴だな‼︎」
 「そう言いながら必ず来るよね?君は」
 「うっせーわ‼︎」
 「さようなら。森の神ラフォーレ.ア.ウッド」
 カチン
 「ラフォーレ!?逃げろおおおお‼︎」
 「うっ‼︎」
 「ね、ネイチャー!?」
 「絶望すんな‼︎」
 「え?」
 「絶望している暇があったら‼︎あんたの祖母の敵を討ちなさい‼︎」
 「ね、ネイチャー......う、腕が‼︎」
 「左腕だけ無くなったのはほんっと奇跡よね。てか、フィードバック‼︎一番側に居たんだから奥さん守りなさいよ‼︎」
 「ご、ごめん」
 「なんかキモっ」
 「うせーわ‼︎」
 「あははは‼︎早く死んでよ?」
 「......ふざけんなぁ」
 「......あっ」
 「ら、ラフォーレ......さん⁇」
 「ふざけるのもいい加減にしろよ‼︎」
 「いつも以上に怒ってる」
 「当然よね」
 「身内が目の前で殺されたんだから」  
 「三人とも死にたいの?」
 「げっ‼︎死にたくありません‼︎」
 「ご、ごめんね?」
 「す、すまん‼︎」
 「殺す‼︎」
 カチン
 「さっきよりも早い!?」
 バーン
 「え?嘘......時空の裂け目が発動する前にツルで解除した?なんなの⁇ラフォーレって一体なんなのよ!?」
 「このまま押し切る‼︎」
 「こ、来ないでええええええ‼︎」
 カチン
 「ぜ、全部避けてる」
 「怒りでそうなったのかしら⁇」
 「俺に聞かれても知らん」
 「す、凄いよぉー‼︎」
 「あああああ‼︎」
 このまま封印する‼︎
 カチン
 「......」
 「は?」
 「な、なんで?」  
 「ど、どういう事だ?」
 私は......。
 次に続く
 
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