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転生したら森の主人になりました3
転生したら森の主人になりました平和な日々
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会議が終わり、一年が過ぎた。タイガに森の主人を任せる決心がついたので、今日話すつもりだ。
「タイガ。お話があるの。そこに座りなさい」
「はい。母上」
「......貴方に森の主人を譲......」
「その先は言わないで‼︎」
「タイガ⁇」
「僕はまだまだだって、一年前に気付かされたんだ。ずっと母上に甘えて、何も守れないくせに......森の主人の座が欲しくて欲しくてたまらなくて、フラワー様が言っていた事がやっと理解出来た」
「......」
「僕はまだ弱い‼︎だから旅に出ようと思う‼︎」
「旅に?」
「うん‼︎だからその......えっと......ぼ、僕に猶予をください‼︎」
「クスッ。そうね。タイガはもう大人よね。いつまでも子供扱いは良くないわね。いいわ!行きなさい。貴方ならきっと素晴らしい旅が出来ると思うわ」
「ほんとにいいの?」
「......うん。ちょっと寂しいけど、お母さんは応援する」
「ありがとう」
ギュッ
「行ってきます」
「いってらっしゃい」
「俺も行くぜ‼︎」
「フレイム‼︎」
「私達も行きます‼︎」
「ネンメーアにエーテル⁇ぷっ‼︎」
「は、母上⁇」
「あははは‼︎あの時と同じね‼︎あははは‼︎」
「......ラフォーレ。笑いすぎだよ。うふふ」
「だよね‼︎あははは‼︎」
「父上達もなぁ、四人で旅に出たんだ」
「ちょうど、森、炎、水、天空の力を持った私達とね」
「僕達も同じ力を持ってる?」
「ああ。タイガは森。フレイムは炎。ネンメーアは水。そして、エーテルは天空だ」
「ほんとだ‼︎同じだ‼︎」
「ドンピシャで思わず笑ちゃった」
「懐かしいね」
「うん」
「あの時から私達の絆はずっと深まったね」
「そうだなぁ」
「それがきっかけで、ラフォーレ達が結婚する事にもなったんだよ」
「なにそれ!?」
「アクア叔母様‼︎詳しくお話を‼︎」
「私も聞きたい!」
「俺も俺も‼︎」
「僕も聞きたい‼︎」
「それがね」
「アクア‼︎やめてえええええ‼︎」
あの時の婚約する話を三時間もかけて、アクアは話したのであった。
「アークーア⁇覚悟は出来ているんだよね⁇」
「......あっ。ラフォーレ⁇ごめん‼︎」
ダッ
「待ちなさい‼︎」
「相変わらず仲良いな」
「ほんとだな」
「僕、母上よりも強くなる‼︎」
「期待しているわ」
「し、死ぬかと思った」
「俺は世界一の英雄になる‼︎」
「私はね、好きな人と結婚したいな......」
「ね、ネンメーア!?居るの?誰よ‼︎教えなさい‼︎」
「まぁまぁ。アクア落ち着いて」
「その口ぶり......ラフォーレは知ってるのね‼︎教えてよ‼︎」
「僕にも教えろ‼︎ラフォーレ‼︎」
「俺にもだ‼︎」
「皆んな鈍感すぎない?」
つんつん
「ん?ネンメーアどうしたの?」
「私のことお嫁さんにしてくれる⁇」
「ええええええええええええええ!?ネンメーア!?私の娘が‼︎こんなに純粋な恋しちゃった‼︎」
「僕はまだ、許さんぞ‼︎よくもうちの娘を誑かしたな‼︎絶対許さんぞ‼︎」
「もう。スカイは親バカなんだから」
「あれ?このぐらいの年に、スカイとアクアって付き合ってなかった?」
「......なんのこと?」
「......スカイ。誤魔化すの下手すぎよ」
「うっゔゔゔ‼︎」
「えっ!?ガチ泣き!?フィードバックみたい」
「おい‼︎ラフォーレ‼︎それはねぇだろうが‼︎」
「似た者同士ね」
「ほんとにね」
「僕達そろそろ......旅に出ます‼︎」
「いってらっしゃい」
「元気で旅をするんだぞ」
「怪我とか病気には気を付けてね」
「たまには帰ってくるんだぞ」
「いつでも待っているわ」
「はい‼︎」
あれから、タイガ達が旅に出て七年が過ぎた。今日も平和だ。昔の私達みたいに色んな所に行ってるのかな⁇帰って来たら色々と話を聞きたいな。この世界は私の生きる世界。地球に帰りたくなる時もあるけど......この世界が大好きだ。フィードバックやアクア、スカイ、ラフォーレ(フォレスト)、タイガ、フレイムや他にも大勢の人に出会えた。裏切られて悲しかった時もあったけど、皆んな根は悪い人じゃない。きっと、アワーもそうだと思う。本当に改心したならいつか、隣で笑い合えたらいいね‼︎私の人生はまだまだ続いて行く。この世界で、私は今日も笑っている。
終わり
「タイガ。お話があるの。そこに座りなさい」
「はい。母上」
「......貴方に森の主人を譲......」
「その先は言わないで‼︎」
「タイガ⁇」
「僕はまだまだだって、一年前に気付かされたんだ。ずっと母上に甘えて、何も守れないくせに......森の主人の座が欲しくて欲しくてたまらなくて、フラワー様が言っていた事がやっと理解出来た」
「......」
「僕はまだ弱い‼︎だから旅に出ようと思う‼︎」
「旅に?」
「うん‼︎だからその......えっと......ぼ、僕に猶予をください‼︎」
「クスッ。そうね。タイガはもう大人よね。いつまでも子供扱いは良くないわね。いいわ!行きなさい。貴方ならきっと素晴らしい旅が出来ると思うわ」
「ほんとにいいの?」
「......うん。ちょっと寂しいけど、お母さんは応援する」
「ありがとう」
ギュッ
「行ってきます」
「いってらっしゃい」
「俺も行くぜ‼︎」
「フレイム‼︎」
「私達も行きます‼︎」
「ネンメーアにエーテル⁇ぷっ‼︎」
「は、母上⁇」
「あははは‼︎あの時と同じね‼︎あははは‼︎」
「......ラフォーレ。笑いすぎだよ。うふふ」
「だよね‼︎あははは‼︎」
「父上達もなぁ、四人で旅に出たんだ」
「ちょうど、森、炎、水、天空の力を持った私達とね」
「僕達も同じ力を持ってる?」
「ああ。タイガは森。フレイムは炎。ネンメーアは水。そして、エーテルは天空だ」
「ほんとだ‼︎同じだ‼︎」
「ドンピシャで思わず笑ちゃった」
「懐かしいね」
「うん」
「あの時から私達の絆はずっと深まったね」
「そうだなぁ」
「それがきっかけで、ラフォーレ達が結婚する事にもなったんだよ」
「なにそれ!?」
「アクア叔母様‼︎詳しくお話を‼︎」
「私も聞きたい!」
「俺も俺も‼︎」
「僕も聞きたい‼︎」
「それがね」
「アクア‼︎やめてえええええ‼︎」
あの時の婚約する話を三時間もかけて、アクアは話したのであった。
「アークーア⁇覚悟は出来ているんだよね⁇」
「......あっ。ラフォーレ⁇ごめん‼︎」
ダッ
「待ちなさい‼︎」
「相変わらず仲良いな」
「ほんとだな」
「僕、母上よりも強くなる‼︎」
「期待しているわ」
「し、死ぬかと思った」
「俺は世界一の英雄になる‼︎」
「私はね、好きな人と結婚したいな......」
「ね、ネンメーア!?居るの?誰よ‼︎教えなさい‼︎」
「まぁまぁ。アクア落ち着いて」
「その口ぶり......ラフォーレは知ってるのね‼︎教えてよ‼︎」
「僕にも教えろ‼︎ラフォーレ‼︎」
「俺にもだ‼︎」
「皆んな鈍感すぎない?」
つんつん
「ん?ネンメーアどうしたの?」
「私のことお嫁さんにしてくれる⁇」
「ええええええええええええええ!?ネンメーア!?私の娘が‼︎こんなに純粋な恋しちゃった‼︎」
「僕はまだ、許さんぞ‼︎よくもうちの娘を誑かしたな‼︎絶対許さんぞ‼︎」
「もう。スカイは親バカなんだから」
「あれ?このぐらいの年に、スカイとアクアって付き合ってなかった?」
「......なんのこと?」
「......スカイ。誤魔化すの下手すぎよ」
「うっゔゔゔ‼︎」
「えっ!?ガチ泣き!?フィードバックみたい」
「おい‼︎ラフォーレ‼︎それはねぇだろうが‼︎」
「似た者同士ね」
「ほんとにね」
「僕達そろそろ......旅に出ます‼︎」
「いってらっしゃい」
「元気で旅をするんだぞ」
「怪我とか病気には気を付けてね」
「たまには帰ってくるんだぞ」
「いつでも待っているわ」
「はい‼︎」
あれから、タイガ達が旅に出て七年が過ぎた。今日も平和だ。昔の私達みたいに色んな所に行ってるのかな⁇帰って来たら色々と話を聞きたいな。この世界は私の生きる世界。地球に帰りたくなる時もあるけど......この世界が大好きだ。フィードバックやアクア、スカイ、ラフォーレ(フォレスト)、タイガ、フレイムや他にも大勢の人に出会えた。裏切られて悲しかった時もあったけど、皆んな根は悪い人じゃない。きっと、アワーもそうだと思う。本当に改心したならいつか、隣で笑い合えたらいいね‼︎私の人生はまだまだ続いて行く。この世界で、私は今日も笑っている。
終わり
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