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転生したら森の主人になりました5
新たな敵
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「オーガ」
「ラフォーレ⁇」
「ううん。なんでもない」
「そうか?」
「うん」
なんでもないんだけど......。
「ラフォーレ様!次は何を致しますか?」
「オーガスト」
「テメェな!俺とラフォーレの時間を邪魔するなよ!」
「俺はラフォーレ様の側に仕える者。だから片時も離れるわけにはいかない」
イライラ
「俺のラフォーレに手を出してみろ!お前を殺す!」
「フィードバック!何熱くなっているの?」
「だってあいつが!」
「もう!フィードバックもオーガストも落ち着い......」
ドクン
「ラフォーレ⁇」
「......」
「ラフォーレ様?」
「なに......この魔力?」
「え?」
「何が来る!」
「何かってなんだよ?」
「わからない。でも今まで感じた中で一番強くて恐ろしい魔力の塊がこっちに向かって来てる⁉︎」
「何かわからないけど恐ろしい魔力?」
ドーン
「ぐっ!」
「おや?まだオーガの生き残りが居ましたか⁇私としたことがうっかりしていましたね?」
「誰?」
「背中の羽......耳が表に長い......そしてその顔はエレフ⁉︎」
「え、エレフ⁉︎ってなんだ?」
ガクッ
「後で説明する」
「おっけー!」
「おやおや?神が二人も居るなんて運がいい」
「何言ったんだあいつ?」
「......」
「ラフォーレ?」
さっきからあのエレフから目を離せない。どうして?
「おや?貴方の方が効き目あるようですね?」
「何を言っ......えっ?」
ドサッ
「ラフォーレ⁉︎」
「なにこれ?いきなり力が抜けて......」
「当然ですよ。貴方の力を封じて差し上げましたから」
「封じた?ラフォーレの力をか?」
「はい」
「何してるんだよ!」
「この私がオーガに勝てるほどに力があると思いですか?」
「ならどうして!どうして我らの村を滅ぼし皆殺しにした!」
「そんなの力を奪いよ弱り切り動けないところを潰すのが楽しいほかありませんよ?」
「このっ!」
ザクッ
「貴方は......人の命をなんだと思っているのよ⁉︎」
「へぇー。力を奪い尽くしたと思ったのにまだそんな力を隠し持っているなんて......貴方何者ですか?」
「私は森の主人、森の神ラフォーレ.ア.ウッド」
「ああ。質もの仕方が悪かったです、貴方は一体何処まで世界のことわりをひっくり返せますか?」
「知らない」
「そうですか。ならこの世界と地球って所を同時に壊せば見られるのでしょうか?」
「何をするつもりだ!」
「ラフォーレがあそこまで怒鳴るなんて......」
「ラフォーレ様は一体何処にそんな力を持っているんだ?」
「ラフォーレは俺達の力吸収することも出来る。だから力を奪い尽くしたとしても倒れないんだよ」
「二つの世界をくっ付けて隕石を落とし同時に崩壊へと導きますよ?」
「させるか‼︎」
「貴方に何が出来るんです⁇今も力を奪われつつある貴方に?」
「ぐっ!」
「二つの世界が今つなぎ合わさります!」
ゴゴゴゴ
「地面が揺れて!」
「まずい!何処かに飛ばされる!今すぐに魔法を使って!」
「もう遅いです」
カチッ
「......っ⁉︎」
「さあ地獄の始まりです」
新たに現れた敵は私達神や他の者を巻き込み崩壊へと進む。私達はそれを止めなければならない。いや止める。そうしなければ私も他の人達も助からない。居なくってしまった者は決して元に戻らない。わかっているからこそ止めたいと願う。
そもそもその考えが甘く後に取り返しのつかないことになってしまうなんて今の私は知る余地もなかった。
「ラフォーレ⁇」
「ううん。なんでもない」
「そうか?」
「うん」
なんでもないんだけど......。
「ラフォーレ様!次は何を致しますか?」
「オーガスト」
「テメェな!俺とラフォーレの時間を邪魔するなよ!」
「俺はラフォーレ様の側に仕える者。だから片時も離れるわけにはいかない」
イライラ
「俺のラフォーレに手を出してみろ!お前を殺す!」
「フィードバック!何熱くなっているの?」
「だってあいつが!」
「もう!フィードバックもオーガストも落ち着い......」
ドクン
「ラフォーレ⁇」
「......」
「ラフォーレ様?」
「なに......この魔力?」
「え?」
「何が来る!」
「何かってなんだよ?」
「わからない。でも今まで感じた中で一番強くて恐ろしい魔力の塊がこっちに向かって来てる⁉︎」
「何かわからないけど恐ろしい魔力?」
ドーン
「ぐっ!」
「おや?まだオーガの生き残りが居ましたか⁇私としたことがうっかりしていましたね?」
「誰?」
「背中の羽......耳が表に長い......そしてその顔はエレフ⁉︎」
「え、エレフ⁉︎ってなんだ?」
ガクッ
「後で説明する」
「おっけー!」
「おやおや?神が二人も居るなんて運がいい」
「何言ったんだあいつ?」
「......」
「ラフォーレ?」
さっきからあのエレフから目を離せない。どうして?
「おや?貴方の方が効き目あるようですね?」
「何を言っ......えっ?」
ドサッ
「ラフォーレ⁉︎」
「なにこれ?いきなり力が抜けて......」
「当然ですよ。貴方の力を封じて差し上げましたから」
「封じた?ラフォーレの力をか?」
「はい」
「何してるんだよ!」
「この私がオーガに勝てるほどに力があると思いですか?」
「ならどうして!どうして我らの村を滅ぼし皆殺しにした!」
「そんなの力を奪いよ弱り切り動けないところを潰すのが楽しいほかありませんよ?」
「このっ!」
ザクッ
「貴方は......人の命をなんだと思っているのよ⁉︎」
「へぇー。力を奪い尽くしたと思ったのにまだそんな力を隠し持っているなんて......貴方何者ですか?」
「私は森の主人、森の神ラフォーレ.ア.ウッド」
「ああ。質もの仕方が悪かったです、貴方は一体何処まで世界のことわりをひっくり返せますか?」
「知らない」
「そうですか。ならこの世界と地球って所を同時に壊せば見られるのでしょうか?」
「何をするつもりだ!」
「ラフォーレがあそこまで怒鳴るなんて......」
「ラフォーレ様は一体何処にそんな力を持っているんだ?」
「ラフォーレは俺達の力吸収することも出来る。だから力を奪い尽くしたとしても倒れないんだよ」
「二つの世界をくっ付けて隕石を落とし同時に崩壊へと導きますよ?」
「させるか‼︎」
「貴方に何が出来るんです⁇今も力を奪われつつある貴方に?」
「ぐっ!」
「二つの世界が今つなぎ合わさります!」
ゴゴゴゴ
「地面が揺れて!」
「まずい!何処かに飛ばされる!今すぐに魔法を使って!」
「もう遅いです」
カチッ
「......っ⁉︎」
「さあ地獄の始まりです」
新たに現れた敵は私達神や他の者を巻き込み崩壊へと進む。私達はそれを止めなければならない。いや止める。そうしなければ私も他の人達も助からない。居なくってしまった者は決して元に戻らない。わかっているからこそ止めたいと願う。
そもそもその考えが甘く後に取り返しのつかないことになってしまうなんて今の私は知る余地もなかった。
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