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まさかの転生してしまった

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 皆さんこんにちは。私の名前はアリスハート.レイトンと申します。いや。本当の名前は高木悠美と言います。私はなぜか転生してしまったのです!

 すみません。自分で言ってってよくわかりません。

 私が転生してしまったあの日いつも通りに漫画を読み楽しんでいたのです。

 タイトルは赤き騎士の物語

 「アリスハートは散々魔導師界に利用されて身も心もボロボロになってしまい心が壊れ大陸をひとつ壊した。」

 「おお!これはなんか熱い展開!」

 悠美興奮しています。

 「ここからどうなるの?アリスハートはどうなるの?」

 楽しみ!

 「実の父親、モンゴル.レイトンによってその場で処刑された彼女は最後に父親を見て少しだけ救われたのであった」

 「は?はあああああ⁉︎何これ⁉︎最後クソじゃん!この漫画の作家は何を考えているのよ⁉︎」

 意味わからないよ。なんで、アリスハートが死ぬの?彼女結構エキストラだったのに......。

 そう思いながら悠美は眠についた。

 「ねぇ?あなたならこの悲しみに満ちた私の心を救える?」

 「えっ?あなた......誰ですか⁇」

 「私の名前はアリスハート。あなたが読んだものは私の人生の証。私は昔片目を......この世界で言うのならば義眼にさせられた。実験台だ」

 「......」

 「この力は禁断の魔術を操ることができる。私の代わりに何もかも壊してよ?お願い......」

 シュー

 「へっしゅん!」

 ざわざわ

 「何?」

 「子供?」

 「きゃ!あの子の目!片方だけ赤い目よ?」

 「気持ち悪い」

 「どこから来たのかしら?」

 「親は何をしている?」

 「こんな路地裏に醜い子が住み着いちゃったじゃない」

 「片目は赤、もう片方は緑ね⁇」

 「なんなの?」

 「さっむ!」

 「あらあら?可哀想に笑」

 「きっと捨てられたのね?」

 「まぁあんな目じゃねぇ?」

 何どうゆーことなの?私は確かに家で寝てたはず?ここは路地裏⁇まるでアリスハートが昔いた場所にとても似ている?

 いきなりの転生。そして数ヶ月間路地裏でなんとか生活をしていたのだ。

 ぐぅー。

 「お腹すいた......」

 ここ数ヶ月はゴミを漁りなんとか食べられそうなものを食べる日々。

 「どこにいるのよ。私のお父さんは......」
  
 「ん?」

 ギョッ

 「......っ!」

 「おやおや。こんなところに隠れておったのか?アリスハートよ」

 「......」

 こいつはやばい。確かアリスハートを実験台にし自分の私利私欲のために多くの人を犠牲にしたと言われている名前は確か......ウルグアイだ!まずい。このまま捕まれば私はアリスハートと同じ道を辿ることになる。それだけは避けなればならない。

 「さぁ、おいで!」

 ガブッ!

 「ぎゃあああああ⁉︎わしの腕が!」

 ダッ

 「はぁはぁ」

 どこかに身を潜めなきゃ!

 数十分後

 ドンッ

 「きゃあっ!」

 ドサッ

 「なんだ?」

 「え......」

 赤い髪に緑の瞳。この人は間違えなくモンゴル.レイトンだ。アリスハートの実の父親だ。
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