路地裏生活をしていた私ですが、実は騎士様の実の娘でした

上野佐栁

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決別

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 「早く不幸になってよ?あんただけが幸せなんて許せない」

 「......」

 「本物のアリスハートじゃないくせに......烏滸がまし」

 「なにを言っているの?そもそも最初にこんなことを始めたのはアリスハート。あなた自身なのよ?」

 「なによ。なによなによなによなによなによなによ‼︎何にも知らないくせに!痛みなんて私の気持ちなんてわかりっこないくせに!でしゃばらないでよ!」

 「今は私の人生なの!だから死ぬわけにはいかない。絶対にアリスハートがたどる最後にはさせない。私は生き残る」

 「ああそう?せっかく生きるチャンスをあげたのに......それを棒に振るの?絶対に許さない。いつか私の体を奪い返してやる。その時はあんたが愛した人たちは全員死んでいるかもね?あははは‼︎キャアハハ」
 
 「そんなことしても......自分自身は救われない」

 「だったらなに?もう私は救われないのに、死んでしまった時点で私の進む道は途絶えたのよ?」

 「......」

 「散々利用され殴られ痛みを耐えてきた。それなのに......この仕打ちはなに⁉︎こんなのあんまりじゃない!」

 「私は......」

 「もう話す必要はない。あんたとはもう今日で決別よ!今から敵。何があっても助けてはやらないんだから‼︎さっさと死ね!」

 「......」

 朝

 「アリス起きろ」

 「うぅーん」

 「朝だぞ?そろそろ朝食の時間だ。お前の母親にも会えるぞ」

 「......ママにぃ?」

 「ああ」

 「わかった。アリス起きる」

 「おはよう」
  
 「うん!パパおはよう」

 あれ?私心まで完全に幼児化してない?大人では無いけど、幼児でも無いんだけどなぁ......。

 食堂

 ガチャ

 「モンゴル‼︎遅いわ!ずっと待っていたのよ?」

 「すまない。アリスがなかなか起きなくてな」

 「ご、ごめんなさい」

 モンゴルの裏切り者目!

 「アリス⁇アリスハートよね?昨日言ってた私の娘!」

 ダダダダッ

 「えっ?えっ⁉︎ええええ⁉︎」

 ギュウウウウ

 「むぎゅー⁉︎」

 「可愛いわ!あら?片目が赤い?」

 「昨日も話しただろ?アリスの片目は偽物だ」

 「......ない」

 「へっ?」

 「その魔道士もろともこの世からいいえ......この宇宙から消しとばしてやる‼︎」

 「あ、ああ......その張本人は昨日殺したわ」

 「だったらそいつに加担してたやつらを×××××××にしてあそこを×××××に切って××××××にしてやる」

 「あばばばば⁉︎」

 「おーい。子供の前だぞ?」

 「こ、コホン!は、母上はなんでそんなに品がないの?」

 「んだと!カーラル!あんたも今言ったことになりたいの?」
  
 「な、なりたく無いよ!でもぼくの妹の前ぐらいは口を慎んでよ」
 
 「ああん!私はあれだけじゃ気が済まない。今すぐにぶっ殺してやるよ!」
  
 「......」

 「母上‼︎」

 何この家族?血を見る方が好きなタイプなの?まともなやつがいないの⁉︎今まともそうなのは七歳ぐらいの男の子だけなんですけど⁉︎

 アリスハートと決別してしまったが、できればあんな運命を辿りたく無い。だから死を回避する。死にたく無いし皆んなが不幸になるのを見たくも無い。

 だからアリスハートを説得できればなぁって思うアリスなのであった。
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