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第二章
ウリエルの実験
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「アリスハート団長!頼むからネスを実験させてくれよ!」
ゴンッ
「痛っ!」
「お前また、そうやって相手の心を抉るゲス野郎だなぁ?」
「いいじゃーん!闇のドラゴンの生態について知りたいだもん!」
「いいですよ」
「えっ?」
「まじ!天使!」
「ネスを埋葬するには後数日かかりますしその間にやればいいですよ?」
「お前は本当にそれでいいのか?」
「はい」
「アリスハート。あの赤き同盟団のガキンチョと会って以降もこの調子だな」
「まぁ、目の前で殺されたんじゃ無理もないよ」
「それで、お前はまじで実験するのか?」
「あったりまえだ!私の心をくすぐる目の前の実験動物があるんだよ?」
「まじで、クソだな」
「ひーどい!」
次の日の早朝
ブスッ
「おおー!腕は硬いんだね?」
「......」
「ウリエル団長!あんたは人の心がないのか!」
「え、エルビス。お前死にたいのか?」
「そうだよ。相手は団長だよ?」
「それでも血の契約者の目の前で体に傷をつけてる人がいるか!」
「エルビス。私はお茶目な夏の団長だよ?」
「これがお茶目というのなら世界は残酷だ!」
「エルビス⁉︎あんた殺されたいの?特にヴィーナ団長に殺されるじゃ......」
「誰が誰のために人を殺すって?」
ビクッ
「ひいぃぃ⁉︎ゔ、ヴィーナ団長⁉︎」
「どうやらお前らあの時の合宿以上に厳しい訓練がしたいようだな?」
「あ、あの......」
「この都内を五周して来い」
「む、無理ですよ⁉︎」
「そうですよ。ここからやったらどんだけ時間かかると思うです?」
「やらないのなら俺が相手になってやるよ」
「行ってきます!」
そう言いながら騎士団たちは半泣きで都内を駆け出した。
「流石にやりすぎでは?」
「いいんだよあれで」
「そうですか?」
「うわああ!」
「今度はどうした?」
「ネスの血の色ってね、緑なんだよ!」
「......」
「どうでもいい」
「えええー!」
ザクッ
「ネスの羽ってとても細かいんだね?よくよく見ると透けて見えるよ」
「......」
「あっ!ネスの瞳ってこんなに綺麗だね。そう思うよね?アリスハート団長!」
「......」
「大丈夫か?」
「あ......」
「う、ゔぇぇぇ!」
「ご、ごめん。流石にやりすぎた」
「実験に夢中なるのはいいが、人の気持ちぐらい考えろよな?」
「ごめんなさい」
「アリスハート立てるか?」
「はい」
「こんな時にモンゴルは東の森の調査に行ってるから帰って来ねえし」
「はぁはぁ......」
「お前はもう戻れ」
「で、でも......」
「こんな調子でゲロを吐き続けられてもこっちが迷惑だ」
「はい......」
アリスがいなくなって数分後
「全く、もう少し優しい言葉はかけられないの?」
「テメェは人の心を学べよ。たく、脳みそだけではなく心どこかに捨てるだなんて、世も末だな」
「流石に酷くない?」
「うるせ」
「ネスの体って複雑だなぁ?内臓が足元にあるのも驚きだし心臓が喉元にあるのもびっくりしたなぁ......」
「そこまで調べたのかよ」
「うん、後数日で埋葬されちゃうからね」
「まずは燃やさねーとなぁ」
「あーあー。まだ実験したかった」
「充分やっただろ?」
「やってないよ!まだ何も入れない!」
「クソ女」
「まだ何も引き摺り出してない!」
「脳みそ無し女」
「まだ中身見ただけで触ってない⁉︎」
「まじで気持ち悪いな」
ネスの生態について散々やりたいと駄々を捏ねて全部やったのであった。
「いやー。まさか血が跳ね飛ぶとはね」
「ああ、アルカリ性を少しつけたら蒸発ではなくぴちぴちと跳ね飛ぶとは思わなかった」
「すごいね」
そう感心しつつまだまだ知らないことがあるなっと痛感させられた出来事などあった。
ゴンッ
「痛っ!」
「お前また、そうやって相手の心を抉るゲス野郎だなぁ?」
「いいじゃーん!闇のドラゴンの生態について知りたいだもん!」
「いいですよ」
「えっ?」
「まじ!天使!」
「ネスを埋葬するには後数日かかりますしその間にやればいいですよ?」
「お前は本当にそれでいいのか?」
「はい」
「アリスハート。あの赤き同盟団のガキンチョと会って以降もこの調子だな」
「まぁ、目の前で殺されたんじゃ無理もないよ」
「それで、お前はまじで実験するのか?」
「あったりまえだ!私の心をくすぐる目の前の実験動物があるんだよ?」
「まじで、クソだな」
「ひーどい!」
次の日の早朝
ブスッ
「おおー!腕は硬いんだね?」
「......」
「ウリエル団長!あんたは人の心がないのか!」
「え、エルビス。お前死にたいのか?」
「そうだよ。相手は団長だよ?」
「それでも血の契約者の目の前で体に傷をつけてる人がいるか!」
「エルビス。私はお茶目な夏の団長だよ?」
「これがお茶目というのなら世界は残酷だ!」
「エルビス⁉︎あんた殺されたいの?特にヴィーナ団長に殺されるじゃ......」
「誰が誰のために人を殺すって?」
ビクッ
「ひいぃぃ⁉︎ゔ、ヴィーナ団長⁉︎」
「どうやらお前らあの時の合宿以上に厳しい訓練がしたいようだな?」
「あ、あの......」
「この都内を五周して来い」
「む、無理ですよ⁉︎」
「そうですよ。ここからやったらどんだけ時間かかると思うです?」
「やらないのなら俺が相手になってやるよ」
「行ってきます!」
そう言いながら騎士団たちは半泣きで都内を駆け出した。
「流石にやりすぎでは?」
「いいんだよあれで」
「そうですか?」
「うわああ!」
「今度はどうした?」
「ネスの血の色ってね、緑なんだよ!」
「......」
「どうでもいい」
「えええー!」
ザクッ
「ネスの羽ってとても細かいんだね?よくよく見ると透けて見えるよ」
「......」
「あっ!ネスの瞳ってこんなに綺麗だね。そう思うよね?アリスハート団長!」
「......」
「大丈夫か?」
「あ......」
「う、ゔぇぇぇ!」
「ご、ごめん。流石にやりすぎた」
「実験に夢中なるのはいいが、人の気持ちぐらい考えろよな?」
「ごめんなさい」
「アリスハート立てるか?」
「はい」
「こんな時にモンゴルは東の森の調査に行ってるから帰って来ねえし」
「はぁはぁ......」
「お前はもう戻れ」
「で、でも......」
「こんな調子でゲロを吐き続けられてもこっちが迷惑だ」
「はい......」
アリスがいなくなって数分後
「全く、もう少し優しい言葉はかけられないの?」
「テメェは人の心を学べよ。たく、脳みそだけではなく心どこかに捨てるだなんて、世も末だな」
「流石に酷くない?」
「うるせ」
「ネスの体って複雑だなぁ?内臓が足元にあるのも驚きだし心臓が喉元にあるのもびっくりしたなぁ......」
「そこまで調べたのかよ」
「うん、後数日で埋葬されちゃうからね」
「まずは燃やさねーとなぁ」
「あーあー。まだ実験したかった」
「充分やっただろ?」
「やってないよ!まだ何も入れない!」
「クソ女」
「まだ何も引き摺り出してない!」
「脳みそ無し女」
「まだ中身見ただけで触ってない⁉︎」
「まじで気持ち悪いな」
ネスの生態について散々やりたいと駄々を捏ねて全部やったのであった。
「いやー。まさか血が跳ね飛ぶとはね」
「ああ、アルカリ性を少しつけたら蒸発ではなくぴちぴちと跳ね飛ぶとは思わなかった」
「すごいね」
そう感心しつつまだまだ知らないことがあるなっと痛感させられた出来事などあった。
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