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新婚旅行編
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力強く割れ目に沿って指で擦り、こりこりとした粒を摘まむ。
「んん……」
与えられた快感に塞がれた口から声が洩れる。
メリルリースの腕がアレスティスの首にまわり、さらに彼を引き寄せる。
唾液の水音をかき消すように、下着越しにアレスティスに触れられている部分から愛液が溢れだし、ぐちょぐちょとした水音が聞こえる。
「アレスティス……」
彼女の手が首筋から肩、背中を這い回る。
名前を呼ばれたアレスティスは、彼女が何を望んでいるか察し、彼女の下着を取り払った。
「ああ……」
そのまま腰を片手で支えると、持ち上げて目の前の彼女の秘所に吸い付いた。
丸められた舌が蜜口に差し込まれ、水音をたててすすり上げた。
「んん……はぁ……」
苦しい体制と生み出される快感にメリルリースの口から喘ぎ声が洩れ、体の内からさらに蜜が溢れだしてきた。
それを一滴も溢すまいと、アレスティスが勢いよく呑み込み、舌が中を暴れまわる。
「アレ……アレスティス……私……もう……」
熱い息が溢れ、苦しい息の下からメリルリースが限界を告げると、アレスティスが口を離す。
「もう……?」
「や……そこで喋らないで……」
吐く息が膨れた愛芽にかかり、メリルリースの腰が揺れた。
「どれだけ溢れてくるんだ」
楽しそうにアレスティスが呟き、自分の陰茎の先をそこに擦り付ける。
敏感なところを刺激され、それでも一番奥には届かない。メリルリースはいけそうでいけないもどかしさで欲求不満が募っていく。
「アレスティス……お願い……」
メリルリースよりいくらか余裕のありそうなアレスティスが、ぴたりと動きを止めた。
「お願い?」
膨らんだ芽を弄りながら、アレスティスが訊ね返す。
「いじわるね……わかっているのに……」
「どこに何が欲しい?」
再び溢れてくる液を指で拭い、全体に塗り広げていく。
その手首をメリルリースが掴んで勢いで起き上がると、猛ったアレスティスの陰茎に触れた。
「ここに……これを……入れて」
体を動かし、その先端に自分の下半身を擦り付ける。
左半分が暖炉の灯で照らされ、アレスティスの緑の瞳に炎が映る。
外からと内からの熱が彼の瞳をより色濃くさせ、右の黄金の瞳もさらに濃さが増し、濃密な蜂蜜色に変わる。
その両方の瞳の色の違いを見ることが出来るのはこの世で唯一人。メリルリースだけだ。
アレスティス自身もどのように変化するのか目にしたことがない。
見つめあいながら、ゆっくりとアレスティスの陰茎を包み込んだメリルリースの手が先に滑り、自ら腰を動かして自分の濡れたその口に宛がう。
アレスティスも彼女の動きにあわせて腰を突き出し、すっかり濡れて準備万端のメリルリースの蜜口に亀頭の部分がめり込んでいく。
「ああ……」
二人の口から歓喜の声がどちらともなく洩れ、互いに残りの部分を一気に詰めた。
「ああ……」
アレスティスの陰茎をメリルリースの膣壁が包み込み、その心地好さに彼女の中でさらに大きく膨らんだ。
最奥に先端が当たると、メリルリースの体がぴくりと震えた。
何度経験しても、いつも新たな快感を感じる。
繋がったまますぐに動くことなく、唇を重ね互いに抱き締め合う。
暖炉に積まれた薪がかたりと崩れた。
「メリルリース……動くぞ」
耳の穴に舌を差し込み、ペロリと舐めてからアレスティスがくぐもった声で囁いた。
アレスティスの黒髪に指を差し込んで頭を掴んだメリルリースが僅かに頭を動かし、それを合図にアレスティスが腰をゆっくりと動かし始めた。
「んん……」
与えられた快感に塞がれた口から声が洩れる。
メリルリースの腕がアレスティスの首にまわり、さらに彼を引き寄せる。
唾液の水音をかき消すように、下着越しにアレスティスに触れられている部分から愛液が溢れだし、ぐちょぐちょとした水音が聞こえる。
「アレスティス……」
彼女の手が首筋から肩、背中を這い回る。
名前を呼ばれたアレスティスは、彼女が何を望んでいるか察し、彼女の下着を取り払った。
「ああ……」
そのまま腰を片手で支えると、持ち上げて目の前の彼女の秘所に吸い付いた。
丸められた舌が蜜口に差し込まれ、水音をたててすすり上げた。
「んん……はぁ……」
苦しい体制と生み出される快感にメリルリースの口から喘ぎ声が洩れ、体の内からさらに蜜が溢れだしてきた。
それを一滴も溢すまいと、アレスティスが勢いよく呑み込み、舌が中を暴れまわる。
「アレ……アレスティス……私……もう……」
熱い息が溢れ、苦しい息の下からメリルリースが限界を告げると、アレスティスが口を離す。
「もう……?」
「や……そこで喋らないで……」
吐く息が膨れた愛芽にかかり、メリルリースの腰が揺れた。
「どれだけ溢れてくるんだ」
楽しそうにアレスティスが呟き、自分の陰茎の先をそこに擦り付ける。
敏感なところを刺激され、それでも一番奥には届かない。メリルリースはいけそうでいけないもどかしさで欲求不満が募っていく。
「アレスティス……お願い……」
メリルリースよりいくらか余裕のありそうなアレスティスが、ぴたりと動きを止めた。
「お願い?」
膨らんだ芽を弄りながら、アレスティスが訊ね返す。
「いじわるね……わかっているのに……」
「どこに何が欲しい?」
再び溢れてくる液を指で拭い、全体に塗り広げていく。
その手首をメリルリースが掴んで勢いで起き上がると、猛ったアレスティスの陰茎に触れた。
「ここに……これを……入れて」
体を動かし、その先端に自分の下半身を擦り付ける。
左半分が暖炉の灯で照らされ、アレスティスの緑の瞳に炎が映る。
外からと内からの熱が彼の瞳をより色濃くさせ、右の黄金の瞳もさらに濃さが増し、濃密な蜂蜜色に変わる。
その両方の瞳の色の違いを見ることが出来るのはこの世で唯一人。メリルリースだけだ。
アレスティス自身もどのように変化するのか目にしたことがない。
見つめあいながら、ゆっくりとアレスティスの陰茎を包み込んだメリルリースの手が先に滑り、自ら腰を動かして自分の濡れたその口に宛がう。
アレスティスも彼女の動きにあわせて腰を突き出し、すっかり濡れて準備万端のメリルリースの蜜口に亀頭の部分がめり込んでいく。
「ああ……」
二人の口から歓喜の声がどちらともなく洩れ、互いに残りの部分を一気に詰めた。
「ああ……」
アレスティスの陰茎をメリルリースの膣壁が包み込み、その心地好さに彼女の中でさらに大きく膨らんだ。
最奥に先端が当たると、メリルリースの体がぴくりと震えた。
何度経験しても、いつも新たな快感を感じる。
繋がったまますぐに動くことなく、唇を重ね互いに抱き締め合う。
暖炉に積まれた薪がかたりと崩れた。
「メリルリース……動くぞ」
耳の穴に舌を差し込み、ペロリと舐めてからアレスティスがくぐもった声で囁いた。
アレスティスの黒髪に指を差し込んで頭を掴んだメリルリースが僅かに頭を動かし、それを合図にアレスティスが腰をゆっくりと動かし始めた。
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