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【16】魅了の香水
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「あ……はぁ……」
すりすりと上下させられる手を引く事もできず、ヘリオスは麻痺しそうな意識を懸命に保っていた。
「ねえ、領主様。その長い指、ここに……」
透けて体のラインが見えているような服をたくし上げ、ビンカは毛で守られた股にヘリオスの指を充てがう。茂みを掻き分けさせ、一番敏感な場所へ擦り付けると、ヘリオスの指がピクリと動いた。
「あん、領主様。もっと動かしていいのよ」
ビンカは気分が乗ってきて上機嫌だ。しかしヘリオスから声はない。
右手でヘリオスの腕を固定し、同時に腰を上下させながら、左手は再び胸の谷間に差し込まれた。左手がそこから引き出されると、さらに濃厚な薔薇の匂いが立ち込める。
ますます動けなくなったその時。
「ヘリオス?何をしているの……?」
セレーネの声が廊下に響く。
「きゃ、奥様に見つかっちゃったわ」
わざと困ったような口調で言うビンカに、ヘリオスは辟易しながらも目だけを動かしてセレーネを探す。
「女遊びは紳士の嗜みでしてよ、奥様。良妻は黙って知らないふりをするものですわ」
貴族のような口調を作ったビンカに、セレーネは何も返して来ない。
ヘリオスの視界に映らないセレーネは、今、どんな表情をしているのだろうか。
「誘ってきたのは領主様ですからね。今夜お世話になるのだし、断れないでしょう?」
ヘリオスの首筋に縋り付くように腕が回る。ビンカの頭部が横を向いており、そちらにセレーネがいるのだと思われる。
ヘリオスは眼球が痛くなるほど、ビンカの視線の先を捉えようとした。
しかしその視界にセレーネは映らない。
なんとか頭を動かそうとしていると、股間にビンカの手が這うのを感じた。
ぞわりと悪寒が駆け上がったと同時に、セレーネが踵を返す音が耳に飛び込んできた。
やがてセレーネの気配は完全に消えた。
「さ、続きしましょ、領主様」
ますます意識が奪われそうな感覚に、ヘリオスは意識を頭部に持っていき、一気に後ろに振る。
後頭部を石の壁に打ち付けると、よろけて壁に手をついた。
ぬるりと暑い液体が頭皮を伝っている感覚と同時に、意識が少し戻ってきた。
「何が、目的だ」
怒気を含ませた声でビンカに問う。
「目的なんてないわ。ただ気持ちよくなりたいだけなの」
「仲間がいるだろう」
「あたしは領主様と気持ちよくなりたいのよ」
「遠慮する。愛する妻が待っているので、これ以上触れないで頂きたい」
もうビンカの方を見ている余裕はなく、壁を伝うようにして足を踏み出す。
返答など、どちらでもよかった。ただ、追って来られては面倒だし、頭から伝っている液体が首にまで到達してしまったのをどうにかせねばならない。
ビンカがついて来る気配はあったが、頭がくらくらして対応できそうにない。
ぱた、ぱた、と小さな音が聞こえ、それが床に落ちる血であることは感覚で分かった。
思案しつつ足を進めるヘリオス。ビンカに背後から抱きつかれたが、引きずるようにして進む。
しかし名を呼ばれて立ち止まった。
「ヘリオス!」
セレーネの声が背後から聞こえた。
「ちょ、あんた何持ってんのよ」
ヒステリックな声はビンカだ。
しかしセレーネはビンカには何も答えずに、ヘリオスの前に回った。その手には湯気が上る液体が入った容器。ヘリオスが何だろうと思っていると、液体が勢いよく自分にかけられた。
その瞬間、自身を包んでいた薔薇の匂いが溶けるように消え、体が動きを取り戻した。
「ヘリオス、大丈夫?」
悲鳴にも似たセレーネの声。支えようとしてくれているのか、腕を広げながら駆け寄って来る。
脇下にセレーネの腕が回るのを感じながら、ヘリオスはぎゅっとその体を引き寄せた。
ビンカがいる事も忘れて、その唇に吸い付き、長い間口付けていた。
「ん、んん……ヘリオス……く……んん、苦し……」
セレーネの身動ぎと声にようやく唇を解放し、その顔を覗き見ると潤んだ瞳にぶつかった。もちろん顔は真っ赤だ。
「早くわたし達の寝室へ向かいましょう」
雫を滴らせながら潤んだ瞳を見つめ、頬に口付けて肩を抱きしめ、ビンカに背を向けて歩き始めた。そして振り返らずに冷たく言い放つ。
「お客人は部屋へお戻りください」
背後を確認もせず、セレーネと共に寝室へ移動した。
ヘリオスに肩を抱かれたまま寝室へ来たが、何の言い訳もしないヘリオスに不安になってきたセレーネ。
お湯をかけたのは咄嗟の判断。それで薬効か魔法が消えるかもしれないと思った。
しかし不可抗力だったのか、本当は少し遊んでやろうと思ったのか、本当のところは不明だ。
あの女が言った事が真実ならば、誘ったのはヘリオスなのだから。
「あの、ヘリオス?」
ベッドを目の前にして見上げてみれば、苦しそうな表情のヘリオスがこちらに目を向けた。
「私、邪魔しちゃった?」
すると見開かれる目。そしてそこには怒りが宿った。
「まさか、疑っているのですか?」
「あ……その……」
視線が痛くて、思わず顔を逸らしたセレーネ。しかしヘリオスの手が顎にかかり、ぐいっと引き上げられた。
唇が付きそうな距離で囁かれる。
「あなたにしか興味ありませんよ」
肩を押されてベッドに仰向けに倒れる。
セレーネの寝巻きを引き上げて、その素肌に触れようとして固まる。
「ヘリオス?」
「手が汚れて使えませんね」
そう言うと部屋の中を見回した。しかし手桶などは朝にしか用意されない。
諦めたのか、上着を脱いで手を拭い、それを床に捨てるように投げた。
先程の女の体液でもついていたのだろうか。
セレーネは仰向けのまま、ヘリオスの行動を見ていたが、ふいに太腿が持ち上げられて小さく声を漏らした。
「きゃ……」
素手が触れないように布越しにヘリオスの手を感じる。
顕になった秘部にヘリオスの顔が近づき、ぬるりと舌が丘を這う。
「あ……ヘリオス……」
右に左に、強く弱く、探索するような舌使いだ。やがて窪みに到達した舌は、割れ目に侵入し、奥へ奥へと入ってくる。
「ん……んん、あっ……」
漏れた声と同時に腰が跳ね、その部分をもっと刺激して欲しいと体が言っているようで赤面する。もちろんヘリオスがその反応を見逃すはずなく、這っていただけの舌に加え、カリッと歯が立てられたり、きゅっと吸われたりして刺激が追加される。
「あっ……あぁ!だめ……ヘリオス……もう……だめっ」
ちゅるっ、ちゅるっと音は聞こえるのに、ヘリオスからは言葉がない。両方の太腿は持ち上げられたままで、膝から先が勝手に跳ねる。足の指がピッと伸びると、ゆるゆると腹の中心に力が集まってきた。
「ヘリオス……ヘリ……オ、ス……あぁっ、あぁ!」
二度、三度、大きく痙攣すると、セレーネは絶頂を迎えて脱力した。
少しの間止まっていたヘリオスは、セレーネの痙攣が治ると再び舌を割れ目に差し込んだ。
「え……ヘリオス?」
ぬるん、とヘリオスの舌が滑ったのがセレーネにも分かった。受け入れるには充分なほど濡れている。
ヘリオスはようやくセレーネの太腿から手を離すと、そのままベッドに両手をついて上体を引き上げた。組み敷いた顔を覗き込むと、ふっと笑って唇を寄せる。
「ヘリオス……」
セレーネはその名を呼ぶと、唇に残った余韻を感じながら、両手を持ち上げた。ヘリオスの首に腕を回すと、再び口づけようとして力を込めた。
しかしぬるりとした感触に、力を緩めて視線を泳がせる。
暗い部屋の中で、それは黒々しく見えた。
「え……?」
何だろうと思ったのは一瞬。すぐに血であることに気が付く。
「ヘリオス!」
慌てて体を起こしたセレーネと対象に、ヘリオスは先程までの動きが嘘のようにベッドに崩れ落ちた。
「ヘリオス、しっかりして、ヘリオス」
肌けた服もそのままに、セレーネはヘリオスの名を呼んだ。しかし体を揺さぶるのは怖くて出来なかった。
「誰か……誰か呼んでくるわ。待ってて!」
セレーネは衣服を整えると、厚めのガウンを羽織ってバタバタと部屋を後にした。
すりすりと上下させられる手を引く事もできず、ヘリオスは麻痺しそうな意識を懸命に保っていた。
「ねえ、領主様。その長い指、ここに……」
透けて体のラインが見えているような服をたくし上げ、ビンカは毛で守られた股にヘリオスの指を充てがう。茂みを掻き分けさせ、一番敏感な場所へ擦り付けると、ヘリオスの指がピクリと動いた。
「あん、領主様。もっと動かしていいのよ」
ビンカは気分が乗ってきて上機嫌だ。しかしヘリオスから声はない。
右手でヘリオスの腕を固定し、同時に腰を上下させながら、左手は再び胸の谷間に差し込まれた。左手がそこから引き出されると、さらに濃厚な薔薇の匂いが立ち込める。
ますます動けなくなったその時。
「ヘリオス?何をしているの……?」
セレーネの声が廊下に響く。
「きゃ、奥様に見つかっちゃったわ」
わざと困ったような口調で言うビンカに、ヘリオスは辟易しながらも目だけを動かしてセレーネを探す。
「女遊びは紳士の嗜みでしてよ、奥様。良妻は黙って知らないふりをするものですわ」
貴族のような口調を作ったビンカに、セレーネは何も返して来ない。
ヘリオスの視界に映らないセレーネは、今、どんな表情をしているのだろうか。
「誘ってきたのは領主様ですからね。今夜お世話になるのだし、断れないでしょう?」
ヘリオスの首筋に縋り付くように腕が回る。ビンカの頭部が横を向いており、そちらにセレーネがいるのだと思われる。
ヘリオスは眼球が痛くなるほど、ビンカの視線の先を捉えようとした。
しかしその視界にセレーネは映らない。
なんとか頭を動かそうとしていると、股間にビンカの手が這うのを感じた。
ぞわりと悪寒が駆け上がったと同時に、セレーネが踵を返す音が耳に飛び込んできた。
やがてセレーネの気配は完全に消えた。
「さ、続きしましょ、領主様」
ますます意識が奪われそうな感覚に、ヘリオスは意識を頭部に持っていき、一気に後ろに振る。
後頭部を石の壁に打ち付けると、よろけて壁に手をついた。
ぬるりと暑い液体が頭皮を伝っている感覚と同時に、意識が少し戻ってきた。
「何が、目的だ」
怒気を含ませた声でビンカに問う。
「目的なんてないわ。ただ気持ちよくなりたいだけなの」
「仲間がいるだろう」
「あたしは領主様と気持ちよくなりたいのよ」
「遠慮する。愛する妻が待っているので、これ以上触れないで頂きたい」
もうビンカの方を見ている余裕はなく、壁を伝うようにして足を踏み出す。
返答など、どちらでもよかった。ただ、追って来られては面倒だし、頭から伝っている液体が首にまで到達してしまったのをどうにかせねばならない。
ビンカがついて来る気配はあったが、頭がくらくらして対応できそうにない。
ぱた、ぱた、と小さな音が聞こえ、それが床に落ちる血であることは感覚で分かった。
思案しつつ足を進めるヘリオス。ビンカに背後から抱きつかれたが、引きずるようにして進む。
しかし名を呼ばれて立ち止まった。
「ヘリオス!」
セレーネの声が背後から聞こえた。
「ちょ、あんた何持ってんのよ」
ヒステリックな声はビンカだ。
しかしセレーネはビンカには何も答えずに、ヘリオスの前に回った。その手には湯気が上る液体が入った容器。ヘリオスが何だろうと思っていると、液体が勢いよく自分にかけられた。
その瞬間、自身を包んでいた薔薇の匂いが溶けるように消え、体が動きを取り戻した。
「ヘリオス、大丈夫?」
悲鳴にも似たセレーネの声。支えようとしてくれているのか、腕を広げながら駆け寄って来る。
脇下にセレーネの腕が回るのを感じながら、ヘリオスはぎゅっとその体を引き寄せた。
ビンカがいる事も忘れて、その唇に吸い付き、長い間口付けていた。
「ん、んん……ヘリオス……く……んん、苦し……」
セレーネの身動ぎと声にようやく唇を解放し、その顔を覗き見ると潤んだ瞳にぶつかった。もちろん顔は真っ赤だ。
「早くわたし達の寝室へ向かいましょう」
雫を滴らせながら潤んだ瞳を見つめ、頬に口付けて肩を抱きしめ、ビンカに背を向けて歩き始めた。そして振り返らずに冷たく言い放つ。
「お客人は部屋へお戻りください」
背後を確認もせず、セレーネと共に寝室へ移動した。
ヘリオスに肩を抱かれたまま寝室へ来たが、何の言い訳もしないヘリオスに不安になってきたセレーネ。
お湯をかけたのは咄嗟の判断。それで薬効か魔法が消えるかもしれないと思った。
しかし不可抗力だったのか、本当は少し遊んでやろうと思ったのか、本当のところは不明だ。
あの女が言った事が真実ならば、誘ったのはヘリオスなのだから。
「あの、ヘリオス?」
ベッドを目の前にして見上げてみれば、苦しそうな表情のヘリオスがこちらに目を向けた。
「私、邪魔しちゃった?」
すると見開かれる目。そしてそこには怒りが宿った。
「まさか、疑っているのですか?」
「あ……その……」
視線が痛くて、思わず顔を逸らしたセレーネ。しかしヘリオスの手が顎にかかり、ぐいっと引き上げられた。
唇が付きそうな距離で囁かれる。
「あなたにしか興味ありませんよ」
肩を押されてベッドに仰向けに倒れる。
セレーネの寝巻きを引き上げて、その素肌に触れようとして固まる。
「ヘリオス?」
「手が汚れて使えませんね」
そう言うと部屋の中を見回した。しかし手桶などは朝にしか用意されない。
諦めたのか、上着を脱いで手を拭い、それを床に捨てるように投げた。
先程の女の体液でもついていたのだろうか。
セレーネは仰向けのまま、ヘリオスの行動を見ていたが、ふいに太腿が持ち上げられて小さく声を漏らした。
「きゃ……」
素手が触れないように布越しにヘリオスの手を感じる。
顕になった秘部にヘリオスの顔が近づき、ぬるりと舌が丘を這う。
「あ……ヘリオス……」
右に左に、強く弱く、探索するような舌使いだ。やがて窪みに到達した舌は、割れ目に侵入し、奥へ奥へと入ってくる。
「ん……んん、あっ……」
漏れた声と同時に腰が跳ね、その部分をもっと刺激して欲しいと体が言っているようで赤面する。もちろんヘリオスがその反応を見逃すはずなく、這っていただけの舌に加え、カリッと歯が立てられたり、きゅっと吸われたりして刺激が追加される。
「あっ……あぁ!だめ……ヘリオス……もう……だめっ」
ちゅるっ、ちゅるっと音は聞こえるのに、ヘリオスからは言葉がない。両方の太腿は持ち上げられたままで、膝から先が勝手に跳ねる。足の指がピッと伸びると、ゆるゆると腹の中心に力が集まってきた。
「ヘリオス……ヘリ……オ、ス……あぁっ、あぁ!」
二度、三度、大きく痙攣すると、セレーネは絶頂を迎えて脱力した。
少しの間止まっていたヘリオスは、セレーネの痙攣が治ると再び舌を割れ目に差し込んだ。
「え……ヘリオス?」
ぬるん、とヘリオスの舌が滑ったのがセレーネにも分かった。受け入れるには充分なほど濡れている。
ヘリオスはようやくセレーネの太腿から手を離すと、そのままベッドに両手をついて上体を引き上げた。組み敷いた顔を覗き込むと、ふっと笑って唇を寄せる。
「ヘリオス……」
セレーネはその名を呼ぶと、唇に残った余韻を感じながら、両手を持ち上げた。ヘリオスの首に腕を回すと、再び口づけようとして力を込めた。
しかしぬるりとした感触に、力を緩めて視線を泳がせる。
暗い部屋の中で、それは黒々しく見えた。
「え……?」
何だろうと思ったのは一瞬。すぐに血であることに気が付く。
「ヘリオス!」
慌てて体を起こしたセレーネと対象に、ヘリオスは先程までの動きが嘘のようにベッドに崩れ落ちた。
「ヘリオス、しっかりして、ヘリオス」
肌けた服もそのままに、セレーネはヘリオスの名を呼んだ。しかし体を揺さぶるのは怖くて出来なかった。
「誰か……誰か呼んでくるわ。待ってて!」
セレーネは衣服を整えると、厚めのガウンを羽織ってバタバタと部屋を後にした。
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