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★★本編★★元戦闘奴隷なのに、チャイニーズマフィアの香主《跡取り》と原住民族の族長からの寵愛を受けて困っています

【1日目・貞操帯とガーターベルト】 戦闘奴隷の射精管理と調教日誌

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【1日目・貞操帯とガーターベルト】 戦闘奴隷の射精管理と調教日誌


▽▽ KUKI side ▽▽


「あっ!あーっっっっ!!──────ッ、…………、……ッ。……………、………、っ!?んーッ゙!はっ………ぅ、イくっ、イッ……ッッッッッ!?……………、……………、ぅ………………。……………、ッッ、んん゙?あ?あ゙?アーッっっっ!?はっ、ぅ……………、………………!」
「そろそろイイかな~?」
「……………………、ひっ!?あ、あっ!あああああっ♡♡♡♡」

あれから数時間攻め続けているので左千夫クンは既に意識朦朧としていた。水分を与えていないので軽い脱水とイき過ぎて脳に負荷が掛かってしまって時折ぐったりと動かなくなるがピストンマシーンの角度や愛撫を加えてやると目を覚まし、絶頂するまで善がり苦しんでまた意識を飛ばす事を繰り返している。今もまた絶頂したけど直ぐに目の色がなくなって瞼が落ちる。
喫茶【シロフクロウ】のモーニングの準備時間になったのでそろそろ用意をしないといけない。
ブルンっと音を立てながらディルドを引き抜くと、ピストンマシーンから左千夫クンを外した。
それでも意識は戻らず、ジョボボボボボと尿失禁が起きる。コレ意識があるときにさせたかったが今日は仕方がない。失神したまま呻いていたのでシャワーを手に取るとベッドに寝かせてチンコを洗う。シャワーヘッドを無距離まで近付けて一気に水圧を上げて冷たい水を噴出させたらビクンッと体が揺れて朱華《ヂュファ》は覚醒した。

「っっっっあああああっ!?は、っっは♡イく♡♡ぁああああっ!!♡♡♡」
「おはよ~、スゴイね~まだイくの?」

ビクンビクンとベッドの上で跳ねる体を気にせずに洗っていくとシャワーの温度は温かくなっていく。身体はベッドが拘束していたけど両手は自由だったので必死にボクの手を引っ掻いているのは可愛かった。それでも止めてやることはせずにベッドにタップして産婦人科の検診台のように形を変えて股の間へと入り込む。一度シャワーを止めると念入りに洗うために器具を揃えた。まずは殺菌ジェルと低刺激のボディソープを混ぜて金属棒の先端に毛がびっしり生えたものに塗り広げる。そしてそれを男性器の尿道に宛てがうとゆっっっっくり挿入していく。

「あ゙!?あーっ、も、もうっ!っっっっん゙♡♡♡はぁ♡やぁ♡♡♡白翼ッ、お願いですッ♡♡ま、イくんです、イってしまう……ッ!」
「イったらお掃除にならないから、最後の一回ネ?」
「っっっっっああああああ゙あ゙♡♡♡あ゙?ぁっっつ!!」

蠕動運動に逆らって真っ赤に充血した尿道へと入れこんでしまう。前立腺まで届けばカリッとそこを引っ掻くと呆気なく絶頂した。規則正しい弛緩と緊張を繰り返している間に膣口にも指を入れてGスポットを擦ってやるとまたビシャっとほんの少しだけ潮を排出させながら立て続けにイっていた。朱華《ヂュファ》は両手を口の前に持っていって、その手が震えていた。頭の中がメチャクチャで本当に何も抵抗出来なくなって体を丸くしてしまうかわいい逃げのポーズだ。だけど、こうも簡単にイかれてしまうと準備が進まないので先に別の処理をする事にする。
覆い被さるように身を乗り出すと朱華《ヂュファ》が驚いたように瞠目する。チュッと耳朶にキスをしてからニードルでピアスを開ける。

「あ……?」

淡い刺激でも全痙攣させる様は可愛くて仕方がないが手を止めることはせず、耳朶のピアスはなるべく血管を引き裂くことなく繊維の隙間を縫うようにブジーを通した。グッと力を入れるだけで薄い部位なので直ぐに貫通して、そしてその穴をボクが舐めて〝創造〟の能力で穴を固定してしまうと用意していたピアスを通す。揺れる鍵と南京錠が付いたアシンメトリーのピアスを留具ではなく、自分で外せないように能力で接着してしまう。ピアスを開ける間は朱華《ヂュファ》はおめめをハートにしながらも大人しくボクを見つめていたが手に注射器を持った瞬間、目を大きく開いて首を振った。
そう、彼は昔に散々酷いことを人間によってされたのでそもそも性行為もそこまで好きでは無いし、薬も効かないけど嫌い、そして針と液剤の注入が一番嫌いなようだ。しかし、新薬や劇薬でなければ彼には効かないので。

「う……ぅ、薬は……薬は、イヤだ……ッ」
「新しい研究員雇ったんだよネ~、思った通りの効能を薬剤に留めれる系の♡肉体系だし、今日もう体力無いよネ?」
「あ………♡あ……♡」
「能力だから後遺症とかはないし、即効性じゃないから安心してネ~。啊《アァ》でも狂ったら終わりだから気をつけようネ?」

この朱華《ヂュファ》に針を刺す瞬間だけは少しだけ躊躇する。本気で嫌がっているのが分かるし針とボクを交互に見詰めてから、懇願するように視線を眇めるからだ。可哀想だと思うのと同列で完全に支配できている事に歓喜する。ボク以外が同じ事をしても朱華は表情一つ歪めない。唯一ボクだけに朱華は〝ヤメテ〟と訴えかけてくるんだ。ただ、ボクも絶対に聞く事はないので首の脈へと針を埋めてゆっくりとプランジャーを沈めていく。う……う……っと啜り泣く声が聞こえたが抵抗はされ無かった。薬剤を全て注入すると注射器を床に投げ捨ててピアッシングされたばかりのボクのチンコが勃起してしまったので朱華《ヂュファ》に乗り上げて自慰するように陰茎を扱く。

「啊《アァ》~、もー挿れたーい!このまま挿れてもいいんだけど、いいんだケド……ッ。───我慢するネ?」
「…………は?なに……を」
「ちゃんとボクの精液の味覚えといてネ?」
「……ッ♡ん……………♡」

ボクも散々攻められたがピアッシングされたペニスの感覚は戻ってきていて、扱くとかなーり痛い。朱華《ヂュファ》を見ながらだったら自慰も捗る。陰茎だけを扱いて朱華《ヂュファ》のチンコから覗いている金属棒のブラシは中を空洞にしていた為、自分の散々弄ばれて拡張された尿道を押し付けて、彼のペニスの中に精液を注いだ。
このボクの体液を使って朱華《ヂュファ》の体に〝創造〟の能力で細工を施していく。彼の筋肉に働きかけて絶対イけないように体を作り変えた。コレもまぁ、ずっとやろうと思っていた事なのでスムーズに筋肉の置き換えの作業が運ぶ。後は朱華をおめかししてやるだけだ。


▲▲ sachio side ▲▲

ペニスの中が熱い。もう吐き出すものが無いところに白翼《バイイー》が精液を注いだ。じんわりとした温かさと擦られすぎた粘膜に染みた痛みに口を結ぶ。
そこからは優しい手つきだった。
僕の性感を殆ど刺激しない柔毛で尿道の奥まで洗われて、同様に膣もアナルもホースを挿入させてぬるま湯で中を洗っていく。
服も脱がされ全て洗い終わると次はちゃんと拭われた。そして、キレイなベッドに連れて来られるとゆっくりと降ろされる。逃げるなら今だが先程約束した事もあるし、白翼《バイイー》の表情が静か過ぎて逃げる事が出来なかった。
純白のベッドに降ろされると大きく足を広げられる。既に萎えているペニスを天に向けるように持ち上げられると、ゆっくりと金属のブジーが尿道に差し込まれていく。太過ぎず細過ぎず、キレイなカーブも描いている特殊金属でできた棒がミチっと僕の尿道を割り開きながら奥まで進んでいく。ただ、いつもと異なったのは途中で白翼《バイイー》が〝能力〟を使って二つに分けたようで膀胱に向かって挿入されるのと同様に精嚢の方にも伸びて行く。初めて感じる部分への刺激に体を起こそうとしたらシーツが僕に絡んで邪魔をした。

「はっ!?……………ん、っ!」
「こっちは初めてだもんネ?無理矢理抜こうとしないようにネ~」

ブジーはかなり長く尿道の外括約筋も割り入ってしまった。こうなると自由に排尿を止めることができない事になり、排尿を塞き止めるため、尿道の先から飛び出ている部分にルビーで造られた蓋を付けられた。そしてその蓋からぶら下がったチャームが揺れる。
しかし、それで終わりでは無い、見覚えのある貞操具を取り出すと慣れた手つきでペニスに嵌められてしまう。

「それ……」
「んー?覚えてる?この前地下で犯されたときのやつだネ~。プリンス・アルバートのピアスで固定しちゃうから……」
「……っ………ぅ」
「勃起なし絶頂やってみる?」
「…いや、……だ」
「なら、暫くはボクと一緒でオアズケ~」

萎えた状態で調度のサイズの金属がボクの性器の竿の部分を包む。編みタイプなので通気性は悪くないが陰茎にピッチリと嵌り、雁首下でぎゅっと締め付けて、プリンス・アルバートのピアスで尿道のブジーと接着されているためペニスを引き裂かないと自分では抜けない。膀胱まで刺さっているブジーもプリンス・アルバートのピアスに接着されているし、排尿の為の栓は接着されているため僕は白翼《バイイー》に能力で外してもらうしか無い為物理的に逃げ道を塞がれてしまった。
もう何も見たくなくて顔を背けていると僕の太腿に彼が触れた。不思議に思って視線を向けるとまだ終わりでは無いようで宝石が付いたアナルプラグを持っていた。ひんやりとしたそれがアナルを割り開いて奥まで差し込まれる。イキんだら抜けそうだと思ったがそんな甘くは無かった。アナルプラグのプラグ部分が僕の腸に張り付くように開いた。

「…………はっ……ぁ?」
「オマンコはこれネ~」
「……な、それ、っそこは、普段は隠して……っ」
「ダメ。ちゃんと美味しくなるように仕込んでるのに取られたら困るデショ?」
「ぅ……はぁ………♡」

プラグ部分が花弁のように開いてしまってアナルに固定される。そして、白翼《バイイー》は更にオナホのような筒状のものを全て膣に入れこんでしまった。これは生きているような感触がしてビクッと中が動いたが違和感があるだけでそれ以上は何も無かった。
流石にもう無いだろうとまた白翼《バイイー》に視線を向けたら凄く嫌らしい笑みを浮かべていて呼吸が引き攣った。


▽▽ KUKI side ▽▽

さて、朱華《ヂュファ》のチンコとマンコとアナルはこれで仕込み終わった。昔もこうやって拘束具を付けてやったのにボクの知らないところで犯されてしまった経験があるので今回は全て管理できるタイプにした。
射精は勿論、排尿も排便もボクのところに帰ってこないと出来ないようになっている。ボクも流石に鬼ではないのでボクから逃げなければ見ているところではプラグは外してやるつもりだ。そして最後の仕上げに掛かる。
一本の幅が2cm、長さが30cm程の伸縮性のあるリボンを取り出す。朱華《ヂュファ》がメチャクチャ嫌そうに顔を歪めたがお構い無しで開いたまま足を拘束してペニスを陰嚢ごと持ち上げた。ブジーが刺さっているので触るだけで熱い息を吐き出して身震いし、痛そうに眉を顰めていた。

「……ん!」
「ちょっとだけ我慢ネ~」
「……っ、なに、を……」

手に持ったボクの能力で作ったレースリボン──〝生きた布〟を朱華《ヂュファ》は睨んでいた。彼の感性は野生動物そのものなのでこのレースリボンの違和感に気付いたようだ。でも既に遅い。特殊な布を右太腿にガーターベルトのようにして〝創造〟で結びつける。そして左太腿に行く前に赤く腫れ上がった陰核の指輪に通す。クリトリスの根本に嵌っている指輪は恥丘側から膣側へとピアッシングされているため、それとクロスになる様に指輪と皮膚の間を通り、陰核をレースが包むようにして、逆側の指輪に通すと左足の太腿にガーターベルトで止める。そして、能力制御の首輪をただの金属ではなく見た目に華やかな重厚感のあるチョーカーに作り変え、制御を常時ではなく手動に変更する。そして、ラストに朱華《ヂュファ》の指輪とボクの指輪両方を彼の右と左の小指にそれぞれ嵌めると拘束を解除した。

「………っ、これは……!」
「触ってあげるネ~」
「……ッッッッ♡♡♡ぁあああん♡♡♡」
「ピッタリフィットしてるネ~」

体力は限界のはずなのに朱華《ヂュファ》は起き上がってきたのでクリトリスの指輪に挟んだ布を徐に引っ張ってやった。ずるるるるりぃぃぃっと摩擦音を立てて朱華《ヂュファ》の弱点である剥き出しの陰核が擦れて、喘ぎ声を上げながら彼はオンナノコ座りをするように足を閉じた。さて、ここからがこの〝リボンちゃん〟の本領発揮だ。今みたいに足を閉じてリボンを弛ませていると熱や水分を吸って軟体動物のようにウネウネと動き出す。

「……………ッッッッ♡♡♡♡」
「足開いたらマシになるとは思うケド?」
「う、うっ……これは……」

朱華《ヂュファ》が布をピンッと張るように足を開いた。それでもリボンがベッチョリとクリトリスにひっついてしまうのでもどかしそうに視線を眇めていた。感覚細胞が集まっている剥き出しのクリトリスは少しの振動でも感じてしまうようで、ビクッビクッっと体を揺らしていたがリボンに触ると余計に刺激が走るのを分かっているようで触りはしなかった。
そして一番最高なのは眺めだ。貞操具を着けた萎えたペニスに、陰嚢は布製の紐に持ち上げられてクリトリスに嵌ってる指輪のチャームが見える、そしてその下のトロットロのヴァギナが見えて、愛液がアナルプラグまで伝っていた。舐めるように熟視していると震える朱華《ヂュファ》の声が聞こえた。

「貴方は生き物は……〝創造〟《つくれ》はしない筈……」
「だネ~。でもほら、キメラみたいに改造はできるからさ?物を作り変えてみたんだケド……、良さそうだネ。一つ一つ手作りだから大量生産は無理だケド!」
「ぅ……ッ!んー♡♡」
「電力無くても物が動くってイイでしょ?移植適合させてそこから〝創造〟するから大変なんだヨ~」
「……能力の無駄遣い……で、す……ね。こんなもの……ッ」

朱華《ヂュファ》はあざといので能力制御の首輪が手動に変わっていて今はスイッチが切れていることを察したようだった。彼の属性は〝炎〟なのでクリトリスに通っているリボンやガーターベルトや自分に装着された様々な淫具を焼き払おうと能力を解放した瞬間。────ボクの思惑通り喘ぎ狂った。

「ひっ!?ぁああああ゙ァ゙ァ゙っ!?」

彼の能力を吸い取って体の淫具が全て振動を始める。ブジーがチャームを揺らしながら振動し、アナルプラグが回転し、膣の中の玩具がうねり、ズリ、ズリ、ズリッと左右にリボンが動き始める。朱華《ヂュファ》は慌ててガーターベルトで繋いでいるリボンを手で握ろうとしたが両手の小指のリングが磁石のように首輪にくっつきソレを阻止してしまう。

「残念~。ボクが対策してないと思った?キミの事だからね、コレだけ体に密着してても玩具だけキレイに焼き払えるのは想定済みだヨ~」
「あっ♡あーっ♡♡♡とめ、とめッ!」
「そのへんは全自動だからムリなんだよネ~。朱華《ヂュファ》の能力がエネルギーだから。さっき放出した分が無くなったら止まるヨ♪じゃ、ボクはモーニングに行ってくるから愉しんでネ~」
「はぁ……ッ、そんなっ……♡♡う、う……」
「ランチくらいからは出れる?ま、無理ならラケちゃんに幻術掛けといてくれたらいいカナ~?」
「ま、……やっ、取って……と、れっ!」
「じゃあね、左千夫クン。またあとで~」

ベッドの上で善がり狂う朱華《ヂュファ》を残してボクは喫茶【シロフクロウ】のモーニングの準備へと向かった。


▲▲ sachio side ▲▲

「バ、イイーッ……!待っ!!………ッッ」

呼びかけも虚しく、九鬼は僕を残していってしまった。昔もこんな事を沢山されたが今は喫茶店業務があるから大丈夫だと高を括っていた僕が馬鹿だった。僕に付けれられた淫具が躰《からだ》を蝕んでいく。一番辛いのが勃起を押さえている陰茎の貞操具とクリトリスを擦る布だ。そもそも女性の陰核は剥き出しにして激しく擦っては良いものではない。感覚神経が尖ど過ぎる。

「ぅ、ぐっ♡♡あーっ、はっ、………んぐ、んーッ♡♡♡」

ギュッと股を閉じながらベッドの上を転がるがそもそもリボンが完全にクリトリスを包んでしまっているので脚を閉じても無駄だった。ズリッ、ズリっと振り子のように繰り返し擦られてしまう。そして、アナルプラグの回転と尿道のブジーの振動も止まることなくペニスが勃起しようとするが拘束具のせいで完全な勃起は適わずに激痛が走る。
痛い、でも気持ちいい、狂う。

「ぅ………ッッッ!♡♡駄目だ……このままではッ……んん♡♡♡」

拙い。本当に此れは狂ってしまう。
僕の躰は射精無しでも絶頂出来てしまうので此れだけの刺激を体に受けてしまうとイってしまう。そうなるともう止めれなくてイき狂ってしまうのは分かっていた。なんとか刺激を抑えたいが両手は首輪にくっついてしまって下半身を触ることはできない。僕はベッドで仰向けになると大きく足を開いた。最悪な事に天井は鏡であったが現状はよく見渡すことができた。
脚を開くとクリトリスの指輪を通っているリボンがピンっと張るので僕のエネルギーを使って動いても摩擦がマシになる。後は貞操具の痛みと尿道のブジーの振動と膣に埋まったいる玩具とアナルプラグの動きに耐える事に集中すればいい。九鬼はエネルギーが尽きれば止まると言っていたので我慢すれば何となるだろう熱を逃がすような静かな呼吸を繰り返した。


「…………………ッ…………………ぅ♡……………はぁ、…………ぁ、あ♡♡」

あれから数時間経ったが全自動で動く淫具達は動きが止まることなくまだ振動を続けている。何とか絶頂せずに済んだがそろそろ限界が近い。しかも少しでも動くと陰核がリボンに擦れてしまって我慢できなくなる。じっとりとベッドのシーツを汚すほど汗を滲ませながら大きく足を開いて玩具の攻めに耐えていると九鬼の気配を感じた。

「ただいま~。オマンコ全開でお迎えなんて左千夫クンも隅に置けないネ~」
「……ッッッ、黙れ。さっさと外……せッ」
「あ。だいぶ回復した?取り敢えずまずは水分を補給~」
「や、やめ、ッッッッッッッんー♡♡♡」

ベッドから動く事が出来ず顔だけ起こして九鬼を一瞥すると彼は喫茶【シロフクロウ】の制服に着替えていた。モーニング終わりにそのまま来たのかエプロンを付けたままでベッドに乗り上げてくる。その小さなベッドの軋みですら今の僕には拷問に近くでビクッと身体が揺れてしまう。そうするとクリトリスが擦られ、膣が閉まって暴れる玩具を感じ絶頂が近づく。必死に快感を散らしているのにそんな事をお構い無しで九鬼が口にミネラルウォーターを含んで僕に口付けた。
トロっと僕の意識がとける。こんな事をされても矢張り僕は彼が好きなんだ。其れは変わらない。拙い……キス如きで我慢し過ぎた為にイってしまいそうで足をバタつかせた。しかし、其れは逆効果でズリっ!っと陰核が深くこすられて僕の腰が浮いた。

「────────んんんんんんっ♡♡♡」
「こーら、零れたでしょ?もっかい」
「はっ、はっ、まっ!んー♡♡♡♡」

しかし、イかなかった。イく寸前に快楽が平行して絶頂までイかず、ホッと息を抜いたが水は口から溢れてしまったためにまた再び口付けられて飲まされる。快楽も支配されて、食事も支配されて……。このままでは駄目だと僕の心が警告を鳴らすのにゴクゴクと素直に喉を動かして嚥下してしまう。そしてまた首筋に痛みが走って液剤が身体に入っていくのが分かった。
嗚呼……また薬だ。遅効性なのかまだ変化は現れていないのに追加されてしまう。如何しても薬を使われるとメンタルブレイクを起こしてしまう。彼は僕を狂わせて如何してしまいたいんだろうか。

「……んっ、流石、能力関係のおくすり使ってるのにメンタルタフだよネ~。お注射追加しといてあげる♡」
「う……♡……う♡」
「じゃ、ソロソロ一回壊れとく?」
「はっ♡?……あ、あ……まさか」
「左千夫クンの為にいっっっーぱい食霊《しょくれい》 して来たヨ♡」

早々に唇が離れてしまうと髪を掴んでベッドから引き摺り降ろされた。自然と体を丸めて正座をすると僕の視界には九鬼の足が映った。そしてその足先に僕の唇が近づいて行く。食霊《しょくれい》 と言うのは現世に漂うタマシイを浄化させてエネルギーを貰うことだが、僕はそのエネルギーを他人の体から抽出する事ができる。そして、────此れは、此れはまさか。この状態でidea《イデア》化を、……エネルギーの抽出を僕にさせようとしているのか?そんな事したら今の僕は──。

「は♡あ……♡あ♡」
「たーんと味わって………ネ♡」
「ん゙ん゙んんんんんんっ♡♡♡♡♡゙♡゙♡゙」

九鬼のキーポイントである〝手足〟の、足先に唇が触れてしまった。すると、彼が集めてきたエネルギーが僕のエネルギーに置換される。本当なら其れをidea《イデア》化して抽出をするのに其れがうまく行かずに全て淫具へと流れていった。僕が能力を使おうとしたと同義になりやっと動きが鈍ってきた玩具達が動力を得てさっき以上に暴れ踊った。

「ッッッんんっっ♡♡はっ、イ……ぅっ、はっ?アーッ♡♡♡」

グニュグニュと膣の中のシリコン調の玩具が動いた。激しく僕の中で芋虫のように屈伸する。リボンが陰核に纏わりついているのにもう足を拡げる事が出来ずに数時間我慢していた快楽が爆発した………───筈だったのだが。
キュゥぅぅっと脳が絶頂前に萎縮する。全身に力が入って絶頂に向かうのにその状態のままイけなくて、顔を上げて、ハァッ!っと大きく息吸う。しかし、その頭を九鬼が踏み付けてきて床に額が付いてしまう、屈辱に眉を歪めたがそれどころでは無かった。チョーカーに引っ付いてしまった手を下肢に伸ばそうとしてしまう。しかし、出来るはずもなくみっともなく床に額をこすり付けたまま内股を擦り合わせた。

「ぅっー!ゔっ♡これ、……はっ、はぁ♡♡」
「あ、気づいた?」
「イ、イけないっ……ぁあああっ♡♡♡あん♡うーっ♡♡♡」
「イきたくなかったんだから調度イイんじゃない?」
「ぅ……ちがっ♡♡止めてッ、止めて……ぅ、ぁああっ♡♡♡♡♡」
「ホントにイけないか試してみよっか?」

九鬼はそう言うと僕の体を後ろから抱き上げてベッドへと腰掛ける。膝の上に座らせると大きく足を広げられてピンっとリボンが張って陰核を包む。その広げた状態で両足をベッドに固定されるとペニスに深々と刺さった震えるブジー、グルグルと媚肉を抉るよう回るアナルプラグは丸見えで、ヴァギナの玩具は見えないが外から見ても中が蠢いているのが分かった。そして尿道のブジーと貞操具によって完全に勃起しきれないミチミチで鬱血したペニスが正面の鏡に映し出された。

「はぁっ♡はぁっ゙♡イけなっ、……あ゙!痛ッ、んーッ!!」
「んー、オマンコ見えにくいネー。こうして……」
「あ゙!痛ッ、ぐっ!?んー゙♡♡♡」

中に埋まっているブジーの角度を調節してペニスを天井へと引っ張り上げる。網目の金属になっている貞操具からは勃起しようとしてペニスの肉が食い込んで変色して激痛がだが、裏側のプリンス・アルバートピアスの留具になっているアレキサンドライトの宝石に鎖を引っ掛けて僕のチョーカーへと繋げるとヴァギナからリボンが通っている陰核までが丸見えになった。

「できた」
「ん。んーっ!!♡♡い、ぐっ、はぁっ♡♡♡あっ!」
「それじゃあ、スリスリタイムいっくネ~。ランチまであんまり時間ないから手短にだネ~」
「ひぅっっっっつ!!?♡♡♡あーッ゙♡♡♡だめぇっ!!それは、それっは!その、女性の性器はそんなふうに触ってはッッッッ♡♡♡あ゙ー!!」
「ちゃーんと傷付かないようにローションたっぷり塗ってあげるネ~」
「ひっああああああああっ!!♡♡♡イくっ、イ……………はッ♡♡♡イケな、いけっ♡♡ぁあああっ♡♡♡」

九鬼が、ズリ、ズリっとリズミカルに左右リボンを引っ張る。ローションに濡れたリボンが僕の陰核を余すことなくこすり上げて直ぐに躰は絶頂に向かうのに達しなかった。絶頂できないのは先程打たれたクスリの効果なのか、仕組みを理解する余裕はなく僕は腰を捻り背を仰け反らせながら暴れたが九鬼の手は止まらない。
ズリズリズリズリっ♡♡ズリズリズリズリズリ♡♡と敏感な陰核がリボンの網目で刺激されて真っ赤に充血していく。

「九鬼ッ、九鬼ッ、イけないっ、………ッッッ♡♡♡イけないんですっ」
「んー、もうちょっとしたらイけるかもよ?」
「ヤダッ、や、や、やぁああああっ♡♡イくっ、イくぅっ!イけないっ、はぁっっ♡♡あっ、あー♡♡♡んー、っっっっっつ?ぐ、っはぁ♡」

達したい。先程まではイきたくなかったのに陰核の刺激が僕にとって魅力的なものになってしまった。ペニスがギチギチに締め上げられている痛みよりも絶えずリボンで擦られているクリトリスの快楽が勝ってしまう。九鬼に凭れて腰を突き出すようにしてまた躰は絶頂へと向かう。しかし一番気持ちよくてもどかしいところで止まってしまい、呼吸も忘れて身体を強張らせてはイく寸前が続いた後イけなくて大きく息を吸う。そしてまた高みに昇っていってビクビクッと躰は痙攣を繰り返したが、イけなかった。そんな蕩けた状態でまた一時間が経過し、九鬼の手が止まった。
結局イけなかった僕はぐったりと九鬼に凭れかかる。既に体力が限界を迎え、九鬼の齎したエネルギー切れて淫具乃動きが止まったため、リボンが淡くクリトリスを這うくらいでは反応しなくなった。

「強力は喫茶店のお仕事無理そうだネ?……明日から頑張ろっか?」

そんな九鬼の呟きを耳にしながら僕の意識が霞んで行った。
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