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過去編
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【ジョー】
神功のペニスは勃起していた。
俺の能力で感じているのは確かだが、それよりも一番快感になるのは、目の前の九鬼の行為だろう。
このままされるがままになってくれれば、こちらとしても楽だ。
一度耳から手を離すと、胸元のポケットから綿棒を取りだす。
それを神功の耳の溝へと這わしながら、後ろから囁いた。
「この後九鬼に散々かわいがってもらえばいい…今は俺に集中しろ」
左手の綿棒を耳の穴へと挿入すると、内壁を触る様にぐるぐると回す。
右手の綿棒は少し奥へと突っ込むと、抜き差しするように動かしてやった。
「九鬼にはいつもどんなことをされているんだ?
さすがに耳の中をいじくられることは無いだろう?
九鬼のペニスはどんな風に気持ちいいんだ?」
喉で笑いながら、少しでも九鬼の事を考えさせるように質問を投げかけ、神功の首筋へと舌を這わせる。
そして、九鬼の方へと視線を向けた。
九鬼は特に俺がしている行為を気にする様子もなく、麗華の割目を音を立てながら舐めていた。
【神功左千夫】
この後九鬼は僕を可愛がってくれるのだろうか。
そんな不安を上塗りしていくようにより強い快楽が与えられていく。
耳掃除、と、言うのが元より気持ちがいい行為だ。
勿論こんなこと九鬼にされたことなんてない。
恋人ではないから当たり前なんだが。
耳に面棒をいれられているせいで抵抗らしい抵抗が出来ない。
しかし、右側の面棒が挿入を思わせる動きをした瞬間、僕の尿道に感じ慣れた快楽が走る。
「んんあ!!―――ッ!!右側の駄目です……尿道…僕、性器の穴、触らないで、ッ、あッ、あ!そこ、駄目ッ!!」
グリグリと尿道から前立腺を押しあげる時の快楽に腰が戦慄く。
僕は両手で自分のペニスをギュッと握り締めるがそこには物理的に何もない。
握り締めてもなんの抵抗も出来ず快楽が送り込まれて行く。
完全に後ろのジョーに凭れかかる様に倒れてしまえばひくつくアナルも晒されてしまう。
それを恥ずかしいとは思うが、自分でもどうしたらいいか分からないほど僕は快楽に酔っていた。
「九鬼……は、こんなこと……しない…してくれませ…ッ、……でも、九鬼との、セックスは……はぁ、激しくて…好き」
ほんの小さな声で言葉を綴りながら目の前の男女の交わりを見つめた。
【九鬼】
麗華ちゃんの割目へと舌を這わせながら、少しだけ左千夫クンに視線を向ける。
耳を弄られただけで大層気持ちよさそうだ。
ボクはこんなことしてくれない…か。
耳掃除なんて、寧ろボクがしてもらいたいんだけど。
麗華ちゃんのクリトリスの包皮を剥くように、舌先を器用に動かす。
突起しているそこを押しつぶすようにしながら、優しく舌で擦り上げた。
ペニスを弄られている行為は気持ちがいいのは確かだが、やはり左千夫クンほどの快感は感じない。
ボクもだいぶ彼に依存しているな、と心の中で笑ってしまった。
彼が激しいセックスが好きなら、ボクでなくてもいいのではないだろうか。
そんなことをしてくれる男なんて、探せばいくらでもいるはずだ。
彼の言葉に耳を傾けながら、麗華ちゃんのクリトリスをじゅっと吸い上げた。
愛液の味が口に広がり、なんとも言えない気分だ。
早く解放されて、左千夫クンに触れたい。
そんな事を考えていると、自分のペニスは更に硬くなっていた。
神功のペニスは勃起していた。
俺の能力で感じているのは確かだが、それよりも一番快感になるのは、目の前の九鬼の行為だろう。
このままされるがままになってくれれば、こちらとしても楽だ。
一度耳から手を離すと、胸元のポケットから綿棒を取りだす。
それを神功の耳の溝へと這わしながら、後ろから囁いた。
「この後九鬼に散々かわいがってもらえばいい…今は俺に集中しろ」
左手の綿棒を耳の穴へと挿入すると、内壁を触る様にぐるぐると回す。
右手の綿棒は少し奥へと突っ込むと、抜き差しするように動かしてやった。
「九鬼にはいつもどんなことをされているんだ?
さすがに耳の中をいじくられることは無いだろう?
九鬼のペニスはどんな風に気持ちいいんだ?」
喉で笑いながら、少しでも九鬼の事を考えさせるように質問を投げかけ、神功の首筋へと舌を這わせる。
そして、九鬼の方へと視線を向けた。
九鬼は特に俺がしている行為を気にする様子もなく、麗華の割目を音を立てながら舐めていた。
【神功左千夫】
この後九鬼は僕を可愛がってくれるのだろうか。
そんな不安を上塗りしていくようにより強い快楽が与えられていく。
耳掃除、と、言うのが元より気持ちがいい行為だ。
勿論こんなこと九鬼にされたことなんてない。
恋人ではないから当たり前なんだが。
耳に面棒をいれられているせいで抵抗らしい抵抗が出来ない。
しかし、右側の面棒が挿入を思わせる動きをした瞬間、僕の尿道に感じ慣れた快楽が走る。
「んんあ!!―――ッ!!右側の駄目です……尿道…僕、性器の穴、触らないで、ッ、あッ、あ!そこ、駄目ッ!!」
グリグリと尿道から前立腺を押しあげる時の快楽に腰が戦慄く。
僕は両手で自分のペニスをギュッと握り締めるがそこには物理的に何もない。
握り締めてもなんの抵抗も出来ず快楽が送り込まれて行く。
完全に後ろのジョーに凭れかかる様に倒れてしまえばひくつくアナルも晒されてしまう。
それを恥ずかしいとは思うが、自分でもどうしたらいいか分からないほど僕は快楽に酔っていた。
「九鬼……は、こんなこと……しない…してくれませ…ッ、……でも、九鬼との、セックスは……はぁ、激しくて…好き」
ほんの小さな声で言葉を綴りながら目の前の男女の交わりを見つめた。
【九鬼】
麗華ちゃんの割目へと舌を這わせながら、少しだけ左千夫クンに視線を向ける。
耳を弄られただけで大層気持ちよさそうだ。
ボクはこんなことしてくれない…か。
耳掃除なんて、寧ろボクがしてもらいたいんだけど。
麗華ちゃんのクリトリスの包皮を剥くように、舌先を器用に動かす。
突起しているそこを押しつぶすようにしながら、優しく舌で擦り上げた。
ペニスを弄られている行為は気持ちがいいのは確かだが、やはり左千夫クンほどの快感は感じない。
ボクもだいぶ彼に依存しているな、と心の中で笑ってしまった。
彼が激しいセックスが好きなら、ボクでなくてもいいのではないだろうか。
そんなことをしてくれる男なんて、探せばいくらでもいるはずだ。
彼の言葉に耳を傾けながら、麗華ちゃんのクリトリスをじゅっと吸い上げた。
愛液の味が口に広がり、なんとも言えない気分だ。
早く解放されて、左千夫クンに触れたい。
そんな事を考えていると、自分のペニスは更に硬くなっていた。
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