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51話 サンデリオの面倒な力と突然の謎の声
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この世界には普通の魔法ではなく、特別な魔法を使える人がいるみたい。
例えばファイヤーボールを放つ事ができる力を持っていたとする。
でもファイヤーボール以上の魔法を使おうとすると、ファイヤーボールを使うだけの力しかないから、それ以上の魔法を放つことはできないんだ。
ただ、人も魔獣も訓練をすれば、力を高めることはできるから。だからみんな一生懸命に訓練をして力を高めるんだ。
まぁ、それでも。その人その人で、成長できる上限があって。その上限まで力を高めると、その後はいくら訓練をしても、力を高めることはできなくなるんだけどね。
と、こんなふうに、普通は自分の持っている力や、持っている属性以外の魔法は、使う事ができない。
だけどそんな中、特別な人たちがいる、それが特殊魔法を持っている人たちだ。特殊魔法を持っている人は、たとえ自分の力に合わない魔法でも、特殊魔法でその力を発揮できるみたいなの。
さっきのファイヤーボールの話しね。本当はファイヤーボールしか使えないはずなのに、特殊火魔法を持っていると、その上のファイヤーウエーブっていう魔法が使えちゃうんだよ。
その特殊魔法を、なんとサンデリオは持っていたんだ。それが特殊契約魔法。サンデリオが辺境伯になれたのは、この力が大きいみたい。
サンデリオは、弱々のファイヤーボールを放つくらいの力しか、持っていないはずなのに。特殊契約魔法のおかげで、自分の能力に合わない魔獣でも、契約する事ができちゃうんだ。
だから国は、サンデリオはバカだけど、強力な魔獣を従えられるか。それを国の力にするために、サンデリオを離さず、辺境伯の地位を与えている。と、言われているみたい。
まったく、なんであんなバカが、そんな特殊魔法が使えるんだよ。そのせいでみんな迷惑してるじゃん!
って、ちょっと待って? 私の力ってどうなんだ。どう考えても、この世界に来たばかりの、しかも2歳の私が、ケロケロたちと契約できたのっておかしんじゃ?
なんて考えていた私。ベルナードさんが、私は考えている事がよく顔に出るっていたけど。グレイスが、私が何を考えているのかに気づいたみたいで。こそっと教えてくれたよ。
『リアは、あれが全て、特殊魔法にしていたので、だから私たちと契約ができました。それに、他の魔法も何も問題なく使えますよ。まぁ、練習が必要ですが。ただ、もともと力が強いので、特別魔法がなくても、いつかは普通に、使えていたと思いますが』
あ、そうですか。神様、特別魔法をくれたんだね。ありがとう。
「早く用意せぬか!!」
煩いなぁ。さっきから何をバタバタしてるんだよ。
私が簡単に説明をしてもらっている間も、バタバタと何かをしていたサンデリオたち。ワイバーン部隊の人たちが並んで、綺麗に盾を並べ構えている。その後ろでギャアギャア煩いサンデリオ。
「これから多分、いや決まりだろうが。サンデリオが乗っているワイバーンが、ブレスを放ってくるだろう。ワイバーンの中では、奴が乗っているワイバーンが、1番強い個体だからな」
『やはりか』
『せっかくあの中で1番強いワイバーンなのに、1番乗ってはいけない人間が乗るなんて。はぁ、嫌ですねぇ』
「ワイバーンの攻撃だ。もしもの事があるといけないから、ああして自分たちを、いや自分を守るために盾の準備をしている」
『まぁ、その方が良いだろうな』
ああ、それで。
『私たちの結界です。確実に跳ね返しますからね。おそらく威力としては、いつも我々を襲ってくるワイバーンの、半分にもならないでしょうか』
「しょれくりゃいかぁ。ぽりゅくん、たのちめりゅかな?」
「お前たちはいつも、どんな奴らと戦ってるんだよ。これでも人間にとっては、かなりの脅威なんだからな」
みんながサンデリオと、サンデリオが乗っているワイバーンを見る。と、その時だった。それは本当に突然だったよ。
“あっ、変なの治ってきたんだな! ん? 匂いも収まってきた? だから頭がさっぱり、いろいろ考えられるようになったんだな?”
え? 誰の声? 私は周りを見てみる。初めて聞く声、今までこんな話し方してる人いたっけ?
“ま、匂いなくなって、変な飲み物でおかしくなったのも治ってきたし、良いなんだな”
あっ、また聞こえた!
“ここどこだっけなんだな? ああ、また戦いに来てたんだっけなんだな。オレ、ゆっくりゴロゴロしたいのになんだな。やっぱり早く契約消して、どこかに行こうなんだな”
契約? 消して?
“ちょっと体痛くなるけど、やっと力溜まったんだな。……今やっちゃうなんだな? う~ん、でも他にもいるしなんだな。みんなが寝てからやれば、襲われないなんだな。今はちょっと我慢なんだな”
う~ん、本当に誰? こんなにはっきり声が聞こえるのに、私たちのところには、他に誰もいないし。サンデリオの方にいる人かな? でも、今の話しの内容、向こうの人たちが話す内容じゃないと思うんだよね。
大きな声で、話してるの誰ですかぁ? なんて、本当のなんとなく、何も考えずに心の中で言いながら、もう1度周りを見ようとした私。
“ん? なんだな? 気のせいなんだな?”
ん? 今度はなんて? 気のせいって何? と、これまた心の中で言う私。でも……。
“……気のせいなんだな。こんな声は知らないんだな”
知らないって? 私も初めての声だよ。誰なんだろうねぇ。
“わわわ!? やっぱり気のせいじゃないなんだな!? 誰かオレの考えてる事、聞いてるなんだな!? 話してないのに聞いてるなんだな!?”
は?
例えばファイヤーボールを放つ事ができる力を持っていたとする。
でもファイヤーボール以上の魔法を使おうとすると、ファイヤーボールを使うだけの力しかないから、それ以上の魔法を放つことはできないんだ。
ただ、人も魔獣も訓練をすれば、力を高めることはできるから。だからみんな一生懸命に訓練をして力を高めるんだ。
まぁ、それでも。その人その人で、成長できる上限があって。その上限まで力を高めると、その後はいくら訓練をしても、力を高めることはできなくなるんだけどね。
と、こんなふうに、普通は自分の持っている力や、持っている属性以外の魔法は、使う事ができない。
だけどそんな中、特別な人たちがいる、それが特殊魔法を持っている人たちだ。特殊魔法を持っている人は、たとえ自分の力に合わない魔法でも、特殊魔法でその力を発揮できるみたいなの。
さっきのファイヤーボールの話しね。本当はファイヤーボールしか使えないはずなのに、特殊火魔法を持っていると、その上のファイヤーウエーブっていう魔法が使えちゃうんだよ。
その特殊魔法を、なんとサンデリオは持っていたんだ。それが特殊契約魔法。サンデリオが辺境伯になれたのは、この力が大きいみたい。
サンデリオは、弱々のファイヤーボールを放つくらいの力しか、持っていないはずなのに。特殊契約魔法のおかげで、自分の能力に合わない魔獣でも、契約する事ができちゃうんだ。
だから国は、サンデリオはバカだけど、強力な魔獣を従えられるか。それを国の力にするために、サンデリオを離さず、辺境伯の地位を与えている。と、言われているみたい。
まったく、なんであんなバカが、そんな特殊魔法が使えるんだよ。そのせいでみんな迷惑してるじゃん!
って、ちょっと待って? 私の力ってどうなんだ。どう考えても、この世界に来たばかりの、しかも2歳の私が、ケロケロたちと契約できたのっておかしんじゃ?
なんて考えていた私。ベルナードさんが、私は考えている事がよく顔に出るっていたけど。グレイスが、私が何を考えているのかに気づいたみたいで。こそっと教えてくれたよ。
『リアは、あれが全て、特殊魔法にしていたので、だから私たちと契約ができました。それに、他の魔法も何も問題なく使えますよ。まぁ、練習が必要ですが。ただ、もともと力が強いので、特別魔法がなくても、いつかは普通に、使えていたと思いますが』
あ、そうですか。神様、特別魔法をくれたんだね。ありがとう。
「早く用意せぬか!!」
煩いなぁ。さっきから何をバタバタしてるんだよ。
私が簡単に説明をしてもらっている間も、バタバタと何かをしていたサンデリオたち。ワイバーン部隊の人たちが並んで、綺麗に盾を並べ構えている。その後ろでギャアギャア煩いサンデリオ。
「これから多分、いや決まりだろうが。サンデリオが乗っているワイバーンが、ブレスを放ってくるだろう。ワイバーンの中では、奴が乗っているワイバーンが、1番強い個体だからな」
『やはりか』
『せっかくあの中で1番強いワイバーンなのに、1番乗ってはいけない人間が乗るなんて。はぁ、嫌ですねぇ』
「ワイバーンの攻撃だ。もしもの事があるといけないから、ああして自分たちを、いや自分を守るために盾の準備をしている」
『まぁ、その方が良いだろうな』
ああ、それで。
『私たちの結界です。確実に跳ね返しますからね。おそらく威力としては、いつも我々を襲ってくるワイバーンの、半分にもならないでしょうか』
「しょれくりゃいかぁ。ぽりゅくん、たのちめりゅかな?」
「お前たちはいつも、どんな奴らと戦ってるんだよ。これでも人間にとっては、かなりの脅威なんだからな」
みんながサンデリオと、サンデリオが乗っているワイバーンを見る。と、その時だった。それは本当に突然だったよ。
“あっ、変なの治ってきたんだな! ん? 匂いも収まってきた? だから頭がさっぱり、いろいろ考えられるようになったんだな?”
え? 誰の声? 私は周りを見てみる。初めて聞く声、今までこんな話し方してる人いたっけ?
“ま、匂いなくなって、変な飲み物でおかしくなったのも治ってきたし、良いなんだな”
あっ、また聞こえた!
“ここどこだっけなんだな? ああ、また戦いに来てたんだっけなんだな。オレ、ゆっくりゴロゴロしたいのになんだな。やっぱり早く契約消して、どこかに行こうなんだな”
契約? 消して?
“ちょっと体痛くなるけど、やっと力溜まったんだな。……今やっちゃうなんだな? う~ん、でも他にもいるしなんだな。みんなが寝てからやれば、襲われないなんだな。今はちょっと我慢なんだな”
う~ん、本当に誰? こんなにはっきり声が聞こえるのに、私たちのところには、他に誰もいないし。サンデリオの方にいる人かな? でも、今の話しの内容、向こうの人たちが話す内容じゃないと思うんだよね。
大きな声で、話してるの誰ですかぁ? なんて、本当のなんとなく、何も考えずに心の中で言いながら、もう1度周りを見ようとした私。
“ん? なんだな? 気のせいなんだな?”
ん? 今度はなんて? 気のせいって何? と、これまた心の中で言う私。でも……。
“……気のせいなんだな。こんな声は知らないんだな”
知らないって? 私も初めての声だよ。誰なんだろうねぇ。
“わわわ!? やっぱり気のせいじゃないなんだな!? 誰かオレの考えてる事、聞いてるなんだな!? 話してないのに聞いてるなんだな!?”
は?
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