転生先は海のど真ん中!? もふ強魔獣とイケオジに育てられた幼女は、今日も無意識に無双する

ありぽん

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54話 危険な無理やりの契約解除と契約の上掛け

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『分かった。じゃあ次だ。もし契約を解除をした後、我らと話しをするのであれば。痛くない方法で、契約を消してやると伝えてくれ』

 痛くない?

 契約解除に痛いとか痛くないとかあるの? 考えながらも私はワイバーンにケロケロの言葉を伝える。

 あのねケロケロが、もしも契約を消した後に、私たちと話しをするなら、痛くないない方法で、契約を消してやるって。

“痛くないなんだな!? 本当なんだな!?”

 おお、すごい勢いで食いついてきた。何、そんなに契約解除って大変なの? 

“どんな方法なんだな!? 方法聞いて大丈夫なら、オレ、いっぱいお話し聞くんだな!!”

「あのね、ほうほうおちえてって。そりぇでだいじょぶなりゃ、いっぱいおはなちきくって」

『やはりな。痛くなるのを心配しているということは、お前は無理矢理に契約を解除するつもりなんだろう? 無理矢理の場合は体に負荷がかかり、かなりの痛みを生じるからな』

『ですが、無理矢理を避けるために、あのバカに契約解除をしてほしいと言ったところで、契約解除などしないはず。ならばリアと契約をして、後でリアが契約を解除すれば良いだけのこと』

 ん? 

“ん?”

 私はケロケロとグレイスの言葉を聞いている途中だったけど、いちいち聞いてから話すんじゃと思って、聞きながらワイバーンに伝えていたんだけど。私と契約って聞いたところで、そしてそれをワイバーンに伝えたところで、2人で『ん?』って言っちゃったよ。

 なんで契約解除をするのに、私が契約をすることになるの? というか、無理矢理の解除にそんな危険な、体に負荷がかかるなんて話し聞いてないんだけど。

 まったく! ケロケロたちは家族って言ってくれてるけど、もしも契約解除をしたくなったら、どうするつもりだったの! もちろん私は解除しないなんて言わないよ? みんなが解除したいって言えばすぐに解除するよ。

 でもさ、そういう大切なことは、最初にちゃんと教えておいてくれないと困る! まったく、時々ケロケロとグレイスは、大切なことをすっ飛ばして話すんだから。後でもう1度、きちんと聞かないとね。

“小さい人間と契約なんだな? それじゃあ、変な帽子と変わらないんだな。オレ、自由になりたいんだな。それに契約消さないと、別の人間と契約できないんだな”

『いいや、リアならそれができる。リアはあのバカよりも力が強いからな。特別魔法だろうがなんだろうが、リアには敵わない』

『そうです。ですから、リアに契約の上掛けをしてもらい、契約主をあのバカからリアに移します。そしてあのバカたちを片付けた後、リアが契約を解除すれば、あなたは体に負担をかけることなく契約から解放され、自由に生きられるのです』

「かんたんにって」

『リアの方が強いからリアが契約をすれば、あのバカの契約は消えるという事だ』

“そんなこと、本当にできるんだな?”

『お前には分かるはずだろう。俺たちの力がどれほどのものか。これだけの力を持つ俺たちと、リアは何の問題もなく契約をしたんだ。バカが使う契約魔法なんて、リアには通用しない』

『大体、その特別魔法がなければ、普通の人間でもそのバカより強いですからね』

“……そうねなんだな。でも、お前たちの話しが本当か分からないんだな。嘘かもしれないんだな”

『そこは信じてもらうしかないが。だが、どうせそのバカから逃げるつもりでいたのだろう? ならば一旦こちらへきても良いのではないか? そしてダメだと思ったのなら、それこそ無理矢理契約を解除して逃げれば良い』

『今、体に負担をかけてでもと、それだけの覚悟があったのですから。その覚悟をそちらでやらずに、こちらへ来てからやっても良いのでは?』

 みんな無理矢理、無理矢理って言ってるけどさ。別に私、無理矢理に解除させるなんて、そんなことさせないからね。ちゃんと私が解除するよ。

“……本当に契約消してくれるんだな?”

 それはもちろん。というか、その様子だと無理矢理契約したって感じだよね? 無理矢理契約なんてできるの? 心を通わせないとダメなんじゃなかった? あっ、そうか特別魔法だからか。はぁ、なんて面倒な魔法なんだ。

 私はそんなことしないよ。まぁ、ケロケロたちの話しだと、私はあなたと契約ができるみたいだし。そこは無理矢理みたいになっちゃうけど、でもこのゴタゴタが終わったら、すぐに契約解除するよ。

“本当に本当なんだな? 嘘つきいっぱいなんだな。変な帽子、1番嘘つきなんだな。オレ、嘘つき嫌いなんだな”

『あんなバカと同じにするな』

『まったくです。そんなバカと同じにされるのは不愉快です』

 そんなバカと一緒にしないで。

『くちゃらちゃあ』
 
 話しを聞いていたポル君も、一応なんの話しをしているか分かっていたみたいで、私たちと一緒に、とっても嫌そうな顔をしたよ。

“凄い顔なんだな。嫌がってるのと嫌ってるのが混ざってる顔なんだな。その顔、お話しよりも、信用できそうなんだな”

 嫌そうな顔で信用するんかい!! とちょっと突っ込みそうになる。というかもうサンデリオって言わないで、バカで話しが進んでるよ。

“分かったなんだな。信じるなんだな。リアと契約して、そっちに行くなんだな。でも結界どうするなんだ?”

 おお! 良かった。こっちに来てくれるみたい。

『よし! いいか、これから言う通りに動くんだ。まず……』
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