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53話 話し相手はまさかのワイバーン!?
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じゃあ次ね! もう1度その小さな人間が、何をしてるか教えて!
私はそう言うと、今度は屈伸をしてみたり、腕を回してみたり、パンチをしたり、ポル君を持ち上げたりしたよ。
『リア、何をしているんだ?』
『なぜ、そのような動きを?』
変な顔をして私を見ながら、そう言ってくるケロケロとグレイス。ベルナードさんとランドルフさんも、私が急に変な動きをしたから、とっても心配してきたよ。
いや、これにはちゃんとした理由があるんだからね。ただただ変な動きをしたんじゃないよ? 私はみんなを止めて声の主に聞く。
ねぇ、今、小さな人間は何をした?
“座って立ってをして、腕ぶんぶん回して、ひょいひょいってして、ポルピネラ抱っこして、頭に乗せたなんだな”
やっぱり!! あのね、よく聞いて。今あなたと話しをしているのは、その小さな人間だよ。私がその小さな人間なの!!
“……うそなんだな。話してないんだな”
あなたも本当は考えているだけで、話していないんでしょう? 私も同じ。どうしてか分からないけど、私も声にださなくても、話せるようになったんだよ。いい? 今からもう1度動くよ。
私はポル君にお願いして、交互にジャンプしてもらった後、一緒にお尻を振ってもらったよ。
お尻フリフリ見えた? 今度は手を振るからね。……どうかな?
“……見えるなんだな。本当にお話ししてるの、小さい人間なんだな?”
そうだよ、私だよ。あのね、私の名前、リアって言うの。それからポルピネラのポル君、こっちが人の姿をしてるけど、アスピドケロンのケロケロと、グレイスウルフのグレイスだよ。
“変な感じがしたんだな。そっちの人間、魔獣なんだな”
うん。私たちは家族なの。それでね、私の家族が、あなたのことを知りたいって。だから名前を聞いたんだけど、名前はないみたいだから。あなたが誰か分かる物はない?
“分かる物なんだな?”
うん。あっ、でも……。
私たちが見える場所にいるって事は、やっぱりサンデリオ達の方にいる誰かか、他のどこか、庭から私たちを見ているとか、そんな感じだよね?
じゃあ私みたいに、何かをしてもらえれば、私にも見えるはずで。そうすれば相手が誰だか、ハッキリ分かるんじゃないかな?
そう考えた私は、声の相手に、何かしてもらうことにしたよ。
ねぇ、あなたが誰か知りたいから、私みたいに手を振ってみたり、パンチしてみたり、なんか動いてくれる? あなたが私たちが見えてるなら、私もあなたが見えるはずでしょう?
“何かなんだな? 分かったなんだな。しっぽシャッと動かして、変な帽子落とすなんだな。それでその後、しっぽ2回振るなんだな”
ん? 今しっぽって言った?
“じゃ、やるなんだな。シュッ!!”
それはほぼ一瞬。でもいつも、ケロケロとグレイスの訓練を見ていた私には見える速さで。ある物が動くと、ある人の変な帽子を落とし、その後2回、それがシュシュット揺れた。そして……。
「ああ!? わたしの大切な帽子が!? 突然なんなのだ! まったく、また新しい帽子を作らなければ。おい、まだなのか!! そっち、隙間が空いているぞ!!」
そう騒ぐ、サンデリオ。
“見えたなんだな”
……。
“オレのしっぽ攻撃と、フリフリ見えたんだな?”
……うん。バッチリ見えたよ。ちょっと待ってね。
「けりょけりょ、ぐりしゅ」
『今度はどうした?』
『何か問題が? 声が聞こえなくなりましたか?』
「あのね、こえがだりぇなのか、わかっちゃ。えと……」
私はケロケロに今見た事と、誰と話しているか話した。
私が話していたのは、まさかのまさか。サンデリオが乗っている、あの1番強いって言われていたワイバーンだったんだ。
そりゃあ、しっぽっていうよね。ワウバーンだもん。それにサンデリオの帽子だけど、私もワイバーンの言うことに賛成だよ。私も見た時から変な帽子と思っていたんだ。
と、今は帽子はいいとして、まさか心の中で話していた相手が、ワイバーンだったなんて。普通に人間だと思ってたよ。
あなたが誰だか分かったよ。それにどこにいるかも、ちゃんと分かった。教えてくれてありがとう!!
と、ワイバーンに伝えている時だった。
『けりょけりょ、ぐれいしゅ? どうしたの?』
ポル君の声に、ケロケロたちを見る。そうしたらケロケロとグレイスが、もの凄く驚いた顔をして、私とワイバーンを交互に見ていたんだ。
「けりょけりょ? ぐれいしゅ?」
『まさか本当に、こんな事があるとは』
『本当ですね。話しには聞いていましたが、まさか実際にこんな事が起きるなんて』
「ねぇ、どちたの?」
『あの者の話、リアの話しを聞いただけだが、もしも本当に契約を解除したいと思っているのなら』
『ええ、とりあえずこちらに来てもらい、話しをしてみるのが良いでしょう』
『ついでに他の者たちのことも聞き、もしも敵対するのならば、サッサと片付けてしまえば良い。いい加減、あのバカに付き合いのも面倒になってきたからな』
『まったくです。こちらの方が大事ですしね』
「ねぇ、どちたの?」
『リア、今からあのワイバーンに、本当にあのバカと、契約を解除したいのか聞いてくれ』
「かいじょ?」
『そうです。彼の『契約消して』と言う言葉は、あのバカと契約を解除したいという意味かと。なので本当に解除したいのか聞いて欲しいのです』
ああ、契約消してって、契約解除のことだったのか。
ええと、あのね。ケロケロたちが、本当にそのバカな人間と、契約解除……契約を消したいのかって聞いてるよ。契約消したい?
“うんなんだな。後で契約消すんだな。みんなが寝てからそっと消して、逃げるんだな”
「かいじょちたいって」
『分かった。じゃあ次だ。もし解除をした後、我らと話しをするのであれば。痛くない方法で、契約を消してやると伝えてくれ』
痛くない?
私はそう言うと、今度は屈伸をしてみたり、腕を回してみたり、パンチをしたり、ポル君を持ち上げたりしたよ。
『リア、何をしているんだ?』
『なぜ、そのような動きを?』
変な顔をして私を見ながら、そう言ってくるケロケロとグレイス。ベルナードさんとランドルフさんも、私が急に変な動きをしたから、とっても心配してきたよ。
いや、これにはちゃんとした理由があるんだからね。ただただ変な動きをしたんじゃないよ? 私はみんなを止めて声の主に聞く。
ねぇ、今、小さな人間は何をした?
“座って立ってをして、腕ぶんぶん回して、ひょいひょいってして、ポルピネラ抱っこして、頭に乗せたなんだな”
やっぱり!! あのね、よく聞いて。今あなたと話しをしているのは、その小さな人間だよ。私がその小さな人間なの!!
“……うそなんだな。話してないんだな”
あなたも本当は考えているだけで、話していないんでしょう? 私も同じ。どうしてか分からないけど、私も声にださなくても、話せるようになったんだよ。いい? 今からもう1度動くよ。
私はポル君にお願いして、交互にジャンプしてもらった後、一緒にお尻を振ってもらったよ。
お尻フリフリ見えた? 今度は手を振るからね。……どうかな?
“……見えるなんだな。本当にお話ししてるの、小さい人間なんだな?”
そうだよ、私だよ。あのね、私の名前、リアって言うの。それからポルピネラのポル君、こっちが人の姿をしてるけど、アスピドケロンのケロケロと、グレイスウルフのグレイスだよ。
“変な感じがしたんだな。そっちの人間、魔獣なんだな”
うん。私たちは家族なの。それでね、私の家族が、あなたのことを知りたいって。だから名前を聞いたんだけど、名前はないみたいだから。あなたが誰か分かる物はない?
“分かる物なんだな?”
うん。あっ、でも……。
私たちが見える場所にいるって事は、やっぱりサンデリオ達の方にいる誰かか、他のどこか、庭から私たちを見ているとか、そんな感じだよね?
じゃあ私みたいに、何かをしてもらえれば、私にも見えるはずで。そうすれば相手が誰だか、ハッキリ分かるんじゃないかな?
そう考えた私は、声の相手に、何かしてもらうことにしたよ。
ねぇ、あなたが誰か知りたいから、私みたいに手を振ってみたり、パンチしてみたり、なんか動いてくれる? あなたが私たちが見えてるなら、私もあなたが見えるはずでしょう?
“何かなんだな? 分かったなんだな。しっぽシャッと動かして、変な帽子落とすなんだな。それでその後、しっぽ2回振るなんだな”
ん? 今しっぽって言った?
“じゃ、やるなんだな。シュッ!!”
それはほぼ一瞬。でもいつも、ケロケロとグレイスの訓練を見ていた私には見える速さで。ある物が動くと、ある人の変な帽子を落とし、その後2回、それがシュシュット揺れた。そして……。
「ああ!? わたしの大切な帽子が!? 突然なんなのだ! まったく、また新しい帽子を作らなければ。おい、まだなのか!! そっち、隙間が空いているぞ!!」
そう騒ぐ、サンデリオ。
“見えたなんだな”
……。
“オレのしっぽ攻撃と、フリフリ見えたんだな?”
……うん。バッチリ見えたよ。ちょっと待ってね。
「けりょけりょ、ぐりしゅ」
『今度はどうした?』
『何か問題が? 声が聞こえなくなりましたか?』
「あのね、こえがだりぇなのか、わかっちゃ。えと……」
私はケロケロに今見た事と、誰と話しているか話した。
私が話していたのは、まさかのまさか。サンデリオが乗っている、あの1番強いって言われていたワイバーンだったんだ。
そりゃあ、しっぽっていうよね。ワウバーンだもん。それにサンデリオの帽子だけど、私もワイバーンの言うことに賛成だよ。私も見た時から変な帽子と思っていたんだ。
と、今は帽子はいいとして、まさか心の中で話していた相手が、ワイバーンだったなんて。普通に人間だと思ってたよ。
あなたが誰だか分かったよ。それにどこにいるかも、ちゃんと分かった。教えてくれてありがとう!!
と、ワイバーンに伝えている時だった。
『けりょけりょ、ぐれいしゅ? どうしたの?』
ポル君の声に、ケロケロたちを見る。そうしたらケロケロとグレイスが、もの凄く驚いた顔をして、私とワイバーンを交互に見ていたんだ。
「けりょけりょ? ぐれいしゅ?」
『まさか本当に、こんな事があるとは』
『本当ですね。話しには聞いていましたが、まさか実際にこんな事が起きるなんて』
「ねぇ、どちたの?」
『あの者の話、リアの話しを聞いただけだが、もしも本当に契約を解除したいと思っているのなら』
『ええ、とりあえずこちらに来てもらい、話しをしてみるのが良いでしょう』
『ついでに他の者たちのことも聞き、もしも敵対するのならば、サッサと片付けてしまえば良い。いい加減、あのバカに付き合いのも面倒になってきたからな』
『まったくです。こちらの方が大事ですしね』
「ねぇ、どちたの?」
『リア、今からあのワイバーンに、本当にあのバカと、契約を解除したいのか聞いてくれ』
「かいじょ?」
『そうです。彼の『契約消して』と言う言葉は、あのバカと契約を解除したいという意味かと。なので本当に解除したいのか聞いて欲しいのです』
ああ、契約消してって、契約解除のことだったのか。
ええと、あのね。ケロケロたちが、本当にそのバカな人間と、契約解除……契約を消したいのかって聞いてるよ。契約消したい?
“うんなんだな。後で契約消すんだな。みんなが寝てからそっと消して、逃げるんだな”
「かいじょちたいって」
『分かった。じゃあ次だ。もし解除をした後、我らと話しをするのであれば。痛くない方法で、契約を消してやると伝えてくれ』
痛くない?
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