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79話 海のど真ん中に到着!! 着いて早々のケロケロの魔法
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「ここがお前たちが暮らしている場所なのか。分かってはいたが、本当に何もないな。小さな浮島すらない」
『まぁ、別になくても困らなんからな。俺がいるんだから』
『何かあれば、その時その時で対応しますしね』
『けりょけりょ、ぐれいしゅ、みんなにおみやげ』
『ポル、分かっているが、少し待っていろ。今すぐに皆を呼べば、他の事が出来なくなるからな。まずは俺たちの方からだ。今日はいつもと違いやる事があるんだ。それが終わったら皆を呼び、お土産を渡せば良い』
『やること? なに?』
街を出てからどれくらい経ったのか。私たちはついに、自分たちが住んでいた海のど真ん中に帰ってきたよ。
街へ行く時は楽しみで日数を数えていたけど、もう帰るだけだったから、途中で日数を数えるのをやめちゃったの。だから何日で着いたか、正確には分からないけど、たぶん街へ行った時と同じくらいで着いたと思うよ。
それからポル君が言っていたお土産は。ケロケロたちは街へ行くといつも、海で待ってくれている海の魔獣たちに、たくさんのお土産を買ってくるか。お土産で売っていない物に関しては、依頼をしながらいろいろと集めてきて、それをお土産にするの。
だから今回もお土産はいっぱいで、みんな喜んでくれるかなぁ、と思っていたんだ。でも昨日になってポル君が、ポッカとチーちゃんと私、それからベルナードさんとランドルフさんは、初めてのお土産だから頑張って、と言ってきてね。
何かと思ったら、帰ってくるとすぐにみんなを呼んで、お土産を渡すらしいんだけど。それがちょっと大変らしい。お土産を渡すだけなのに、ちょっと大変って何だろうね? ただ、どうも今日は、お土産を渡す前にやる事があったらしく、待っていろって。
『なに、そんなに時間がかからん。それにこれをやっておいた方が、あとあと楽だからな。グレイス、小舟に乗ってくれ。それから作ったら人の姿に戻って、確認をしてくる』
『分かりました。皆さん、船に移動しますよ。ポッカたちは飛べますが、ケロケロの邪魔になるといけないので、私たちから離れないでくださいね』
すぐに小舟に移動する私たち。
『それにしても、小舟はいろいろな時に使えますね。あなた方が帰ったあと小舟は返しますから、私たち用に新しい小舟を買うのも良さそうです』
『いろいろ。おふねであそぶ?』
『そうですね。細かい作業をしたり、遊んだりと、いろいろできますよ。それにこれからやる事では、リアもケロケロも海の上でも動きやすくなる』
私とケロケロが? 何だろう?
「あたちが……」
『ああ、始まりますよ』
聞こうと思ったけど、ケロケロの準備が終わったみたいで、グレイスに言われてみんながケロケロの方を見たよ。そしてすぐ体が光り出すケロケロ。
今のケロケロは普段のケロケロよりもとっても小さい、2階建てくらいの大きさかな。まぁ、それでもかなり大きいけどね。
と、光り出して数十秒後、2階建てのケロケロの向こうに、何かが盛り上がってきて、それがどんどん広がり始めたんだ。
「ふおぉぉぉ!?」
『くちゃらちゃあなの!?』
『何なんだな!?』
『ん? いつもよりもひろい?』
驚く私とチーちゃんとポッカ。でもポル君は見たことがあるらしく、ただ眉を顰めるだけで、広がる物を見ていたよ。
そうして広がっていた物がようやく止まったのは、ケロケロが光り始めてから数分後だった。これって……。
『よし、確認してくるから待っていてくれ』
ケロケロは人の姿になると、その広く広がった場所へと上陸していった。そしてさらに数分後。
『久しぶりに作ったが上手くできたぞ。ついでに向こうに、船着場も作っておいた』
『そうですか。では皆さん、見に行きましょう』
先にグレイスがそれに上陸して、グレイスに続き、ポル君も上陸。
『わぁ、すごいなの!!』
『海なのに海じゃないなんだな!!』
ポル君の後に、目を輝かせしっぽをフリフリ飛んで行くポッカとチーちゃん。うん、2匹にしてみれば、ビックリよりも楽しいって方が大きいだろうから、疑問に思わないよね。
まぁ、私もさ、最初に送られてきた場所が海のど真ん中だったし。それから暮らしていくうちに、ケロケロたちの魔法を見せてもらっていたから、こんな事もできるか、って感想だけど。
みんながある場所に上陸している間に、私は自分の後ろに座っていた、ベルナードさんとランドルフさんを見た。すると……。
やっぱり思った通り、2人は何も言わず、驚いた顔で固まったまま、それをじっと見つめていたよ。
「べりゅなーどしゃん」
「……」
「りゃんどりゅふしゃん」
「……」
「べりゅ……」
『さぁ、リアこちらへ。それと、そちらは何を固まっているんですか? ああ、そういえば言っていませんでしたね。これはあなた方にも関係ある物ですからね。しっかりと見てください』
「は? え?」
「……え、あ、これは!?」
グレイスの言葉にベルナードさんとランドルフさんが復活。ただ、まだ驚いたままだけど。
「いや、おい、これは何だ?」
『浮島です』
「これが浮島!?」
『ええ、浮島ですよ。ケロケロの魔法で作りました』
浮島……ねぇ。私はグレイスに聞いてみる。
「ぐりぇいしゅ、どのくりゃいのひりょしゃ?」
『広さですか? そうですね、ここでのケロケロの半分くらいの広さでしょうか』
ああ、やっぱり? 今の2階建ての大きだじゃなく、いつも通りのここでのケロケロは、あまりに大きくて。私じゃ甲羅の端から端まで行くのに、どれだけ時間がかかることか。
というか、グレイスに乗ってじゃないと移動できない距離で。人間の大人でも、かなり時間がかかるだろう。
そんなケロケロの半分くらいの広さか。うん、これは浮島じゃなく、もう島なんじゃ?
あ、でも、私の感覚だと、海底とか湖底とつながってて、基本的には動かないのが島って感じだから、ただ浮いてるだけなら、やっぱり浮島か。でも、この大きさだよ? ほんとに浮かんでる? 島を作ったわけじゃないんだよね?
ケロケロが魔法で作った物。それは広い広~い浮島だったんだ。
『まぁ、別になくても困らなんからな。俺がいるんだから』
『何かあれば、その時その時で対応しますしね』
『けりょけりょ、ぐれいしゅ、みんなにおみやげ』
『ポル、分かっているが、少し待っていろ。今すぐに皆を呼べば、他の事が出来なくなるからな。まずは俺たちの方からだ。今日はいつもと違いやる事があるんだ。それが終わったら皆を呼び、お土産を渡せば良い』
『やること? なに?』
街を出てからどれくらい経ったのか。私たちはついに、自分たちが住んでいた海のど真ん中に帰ってきたよ。
街へ行く時は楽しみで日数を数えていたけど、もう帰るだけだったから、途中で日数を数えるのをやめちゃったの。だから何日で着いたか、正確には分からないけど、たぶん街へ行った時と同じくらいで着いたと思うよ。
それからポル君が言っていたお土産は。ケロケロたちは街へ行くといつも、海で待ってくれている海の魔獣たちに、たくさんのお土産を買ってくるか。お土産で売っていない物に関しては、依頼をしながらいろいろと集めてきて、それをお土産にするの。
だから今回もお土産はいっぱいで、みんな喜んでくれるかなぁ、と思っていたんだ。でも昨日になってポル君が、ポッカとチーちゃんと私、それからベルナードさんとランドルフさんは、初めてのお土産だから頑張って、と言ってきてね。
何かと思ったら、帰ってくるとすぐにみんなを呼んで、お土産を渡すらしいんだけど。それがちょっと大変らしい。お土産を渡すだけなのに、ちょっと大変って何だろうね? ただ、どうも今日は、お土産を渡す前にやる事があったらしく、待っていろって。
『なに、そんなに時間がかからん。それにこれをやっておいた方が、あとあと楽だからな。グレイス、小舟に乗ってくれ。それから作ったら人の姿に戻って、確認をしてくる』
『分かりました。皆さん、船に移動しますよ。ポッカたちは飛べますが、ケロケロの邪魔になるといけないので、私たちから離れないでくださいね』
すぐに小舟に移動する私たち。
『それにしても、小舟はいろいろな時に使えますね。あなた方が帰ったあと小舟は返しますから、私たち用に新しい小舟を買うのも良さそうです』
『いろいろ。おふねであそぶ?』
『そうですね。細かい作業をしたり、遊んだりと、いろいろできますよ。それにこれからやる事では、リアもケロケロも海の上でも動きやすくなる』
私とケロケロが? 何だろう?
「あたちが……」
『ああ、始まりますよ』
聞こうと思ったけど、ケロケロの準備が終わったみたいで、グレイスに言われてみんながケロケロの方を見たよ。そしてすぐ体が光り出すケロケロ。
今のケロケロは普段のケロケロよりもとっても小さい、2階建てくらいの大きさかな。まぁ、それでもかなり大きいけどね。
と、光り出して数十秒後、2階建てのケロケロの向こうに、何かが盛り上がってきて、それがどんどん広がり始めたんだ。
「ふおぉぉぉ!?」
『くちゃらちゃあなの!?』
『何なんだな!?』
『ん? いつもよりもひろい?』
驚く私とチーちゃんとポッカ。でもポル君は見たことがあるらしく、ただ眉を顰めるだけで、広がる物を見ていたよ。
そうして広がっていた物がようやく止まったのは、ケロケロが光り始めてから数分後だった。これって……。
『よし、確認してくるから待っていてくれ』
ケロケロは人の姿になると、その広く広がった場所へと上陸していった。そしてさらに数分後。
『久しぶりに作ったが上手くできたぞ。ついでに向こうに、船着場も作っておいた』
『そうですか。では皆さん、見に行きましょう』
先にグレイスがそれに上陸して、グレイスに続き、ポル君も上陸。
『わぁ、すごいなの!!』
『海なのに海じゃないなんだな!!』
ポル君の後に、目を輝かせしっぽをフリフリ飛んで行くポッカとチーちゃん。うん、2匹にしてみれば、ビックリよりも楽しいって方が大きいだろうから、疑問に思わないよね。
まぁ、私もさ、最初に送られてきた場所が海のど真ん中だったし。それから暮らしていくうちに、ケロケロたちの魔法を見せてもらっていたから、こんな事もできるか、って感想だけど。
みんながある場所に上陸している間に、私は自分の後ろに座っていた、ベルナードさんとランドルフさんを見た。すると……。
やっぱり思った通り、2人は何も言わず、驚いた顔で固まったまま、それをじっと見つめていたよ。
「べりゅなーどしゃん」
「……」
「りゃんどりゅふしゃん」
「……」
「べりゅ……」
『さぁ、リアこちらへ。それと、そちらは何を固まっているんですか? ああ、そういえば言っていませんでしたね。これはあなた方にも関係ある物ですからね。しっかりと見てください』
「は? え?」
「……え、あ、これは!?」
グレイスの言葉にベルナードさんとランドルフさんが復活。ただ、まだ驚いたままだけど。
「いや、おい、これは何だ?」
『浮島です』
「これが浮島!?」
『ええ、浮島ですよ。ケロケロの魔法で作りました』
浮島……ねぇ。私はグレイスに聞いてみる。
「ぐりぇいしゅ、どのくりゃいのひりょしゃ?」
『広さですか? そうですね、ここでのケロケロの半分くらいの広さでしょうか』
ああ、やっぱり? 今の2階建ての大きだじゃなく、いつも通りのここでのケロケロは、あまりに大きくて。私じゃ甲羅の端から端まで行くのに、どれだけ時間がかかることか。
というか、グレイスに乗ってじゃないと移動できない距離で。人間の大人でも、かなり時間がかかるだろう。
そんなケロケロの半分くらいの広さか。うん、これは浮島じゃなく、もう島なんじゃ?
あ、でも、私の感覚だと、海底とか湖底とつながってて、基本的には動かないのが島って感じだから、ただ浮いてるだけなら、やっぱり浮島か。でも、この大きさだよ? ほんとに浮かんでる? 島を作ったわけじゃないんだよね?
ケロケロが魔法で作った物。それは広い広~い浮島だったんだ。
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